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二人一緒のご来店です。 R

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「ああ、やっと会えました。貴女に会えない日々は世界が色を無くしたようでしたよ。ほら、よく顔を見せて下さい。ふふ今日もなんて可愛いんでしょうね。私のミーナは」

(げ…もう来た)

前回の来店から五日、袴姿の美しい客は同じく白地に銀糸の刺繍の入った袴姿の男を連れてきた。




この店は基本的に一晩に一人のお相手と決まっているが、常連でかつ相応の金を積めば同伴者を連れての入店が可能だ。
勿論店側は事前に娼婦に可否を伺ってくれるし、同伴者の相手をするかは娼婦次第だ。
流石の優良店である。

『本当ならこっちでお断りしておくんだけどちょと強くは言えないお相手でねぇ。一応ミーナに聞いてみるとは言っちまったから仕方なしに聞くんだ。断ってくれていいからね』

そう女将さんは言ってくれたがミーナは即答でオッケーした。

『元の世界で複数相手のプレイは何回もしたし、アナルセックスも二穴もやってたんで全然だいじょーぶです!あ、この世界って後ろ綺麗にするのってどうするんですか?え?魔術で?すごい魔術!まじで有能がすぎるんですけど!!』

腸を綺麗にして粘膜を保護し、衛生的で傷や感染を気にせずアナルセックス出来るとはなんて素晴らしい異世界魔術。
準備も楽だし、美波は気持ちいいと思った事はないが男優にはアナルの締まりも中々だと好評だったのでぜひ活用していきたい。

「私も会えて嬉しいです!初めましてのお客さまもようこそ!」

にっこり元気に子供らしい返事をする美波に同伴者の男は本当に子供なのではと顔を真っ青にして動揺を露わにしていた。

袴姿の二人は色もデザインもまったく同じ衣装を着ている。
もしかしてこの服装は外国の伝統衣装などではなく制服のようなものなのだろうかと考える。
でも制服にしては豪華だし、機動力もなさそう。
なんだろう…式典とか儀式用?いや、異世界だし神官とか魔術師とかそういう職業だったり?

(うん、ありえる。だって少し、変になるから)

「何言ってんだお前…。え?は?!この子がミーナ?え?だっ…ええ?!こっ子供じゃねぇか!!!」

どうやらお連れ様は普通の感性の方のようだ。
それにこちらは短髪の黒髪に琥珀色の切れ長な目の精悍なイケメンって感じで人外じみた美形の常連さんに比べると親しみを感じる。 



…なんて思ってたのが間違いだった。
こいつは間違いなく人外美形と同類だった。
つまり『変になる』のだ。

「あ゛っ!!イぐっっんぎゅっ…うぐっ…!!イっでりゅっっ…ひぐぅっっ!!」

バチュッバチュッバチュッ

人形のように軽々しく身体を持ち上げられては、硬く太い熱杭に落とされる。

小さな身体には大き過ぎる怒張が、ひょいっと軽く持ち上げられた身体に遅れて粘度の高い淫液を撒き散らしながらズルズルと抜けてゆき、それが双方に狂いそうな快楽を与えてくる。
それを何度も何度も繰り返すのだ。美波の意識は既に朦朧としながらも重たい連続絶頂によって半気絶と覚醒を何度も繰り返した。

「ひぃっぐっ!!い゛い゛…ぐ、…あ゛っっんぐっっ…う゛~~~っっっぅ」

ブシュッ!ブシュゥッ!と水鉄砲のように吹き出した潮が美波の向かいにある美しい顔面にばしゃばしやと降り掛かる。

「はぁ…素晴らしい…ん…。力が湧いてくる…まさに聖水です」

男が射精したのだろう。ドッと熱い液体が最奥を濡らし激しかった動きが止まった。ぽこりと陰茎の形が浮き出た腹が心なしか膨らんだように見える。
美波はビクビクと脈動する熱杭に震えながらも力なくその腹を見ていた。
そして激しい動きはすぐに再開される。

「ひぃっ!!もっ…いやぁっ!!イくのむりぃ!!イぐっイぐっ!!イぐぅ~~~!!!」

「はっ…くそ…良すぎる!!悪いが止まらねぇ」

(鬼畜~!!やっぱり鬼畜の友は鬼畜!!出禁にしてやろうかコノヤローッ!!…ってかやっぱり…こんなの…おかしい…)

何度目かの射精を胎内に感じながら、美波はブラックアウトした。


ーーーーー


「はぁ…確かに淫紋が邪魔だか…。確実じゃないか?実際総量が僅かだが増えているぞ。こんなのありえない」

「やはり貴方を連れてきたのは正解でした。見かけはガサツそのものなのに、神聖力の感知は神殿一ですからね」

「一言余計だっつうの。それにしてもこんな小さいナリなのに具合が良過ぎる。頭が可笑しくなるかと思ったぞ。最初は勃つかも心配だったのに実際は四発も出さなきゃ正気に戻れなかった」

「ええ、そもそも彼女の身体はどうしようもないほどに魅力的で膣の具合など腰がとろけそうに善いですが…。どうやら彼女の神聖力は親和性が高すぎて私達のような神聖力のあるものと交わると互いに酩酊状態になってしまうようですね。そして交われば交わる程にそれは高められ、本来なら生涯増えないはずの神聖力の総量までもが増えてしまう」

そう言いながら常連客…セイアットは神聖力を気絶したミーナに注ぎ、身体を癒やし体力を回復させた。
これでじきに目を覚ますだろう。

「体液は神聖力の回復。交わりは神聖力の保有量の増加か…。例え1日に増えるのが0.1だとしても10日交われば1になる。それだけで救える人間がひとりふたりは増えるし穢れを浄化出来る範囲も広まる。これはすごい事だぞ」

「それがとっても気持ち良い行為をするだけで叶うなんて。神のお慈悲には感謝してもしきれませんね」

(なんでこういう奴らって良くしてくれた相手じゃなくて、いるかもわかんない神に感謝すんだろ)

美波は神社に行けば賽銭くらいは投げるし、母の葬式ではお坊さんにお経をあげてもらったけど信仰心は特に無い典型的な日本人である。
そして宗教の勧誘によくある『良いことは神様のおかげ!辛いことは神様に祈れば解決!』みたいなありがた~いお話にうんざりしているタイプであったので、感謝するなら神じゃなくて私にしろよ。というか金くれ。という気持ちで目を開いた。

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