異世界で合法ロリ娼婦やってます。聖女にはなりませんので勧誘しに来ないで下さい。

淫紋って便利ですね。

「わっ本当に20歳だ。これで成人してるとか信じられない…！しかももう処女じゃないとかっ！」

こちらの世界の魔術というのはとんでもなく便利なようだ。
あっさりと年齢確認が出来てしまった。
ちなみに日本と同じくこちらも18歳が成人らしい。

「ほぉ！本当かい？！信じられない！大きく見えてまだ５歳でしたと言われた方がよっぽど信じられるよ」

大柄でちょっとキツめの美人といった顔立ちの50代くらいの女将が大きく目を剥いて驚いている。　

「いやいや流石にそれはないですって」

確かに美波は日本でも幼く見られていた。
身長は142センチしかないし、胸は乳首の周りがほんの少し盛り上がっているだけの超貧乳。
体重も35キロと我ながら小学生並の体型。
といっても精々中学生に間違われるくらいだった。

一方でこの世界の人達はどうやら日本人より大柄らしく、なんだかバレー選手やバスケット選手のいる合宿所にでも迷い込んだ気分になる。
顔もハーフ顔というか、日本人よりも少し彫りが深い顔立ちだ。
日本人らしく彫りが浅く、くりくりと目ばかりが大きい美波は体格の違いもあって余計に幼く見えるのかもしれない。

「え～っと健康状態は問題なし。は？！非処女だって？！君性行の経験あるの？！」

（さっきからリアクションが一々大きいなぁ。でもそれだけ私みたいなタイプか珍しいって事だよね）

経験があるどころかAVに出演していた。
理由は単純。お金が必要だったからだ。
美波一人ならバイトでもなんでも生きていけた。
でも病気の母親を養うのは無理だった。
その母も半年前に亡くなったけれど、すぐに就職活動をしようという気にもならずその後も依頼されるまま何本か出演していた。

だから生きるために娼館で働く事に抵抗はない。

「私をこちらの娼館で働かせて下さい。調べた通り処女じゃないし、こう見えてけっこう大きいのも入るんですよ。ね、小さい女の子が好きな男の人って絶対いるでしょ？私みたいに小さく見えて大人な娼婦なんて他にいます？絶対稼げますよ！！」

元の世界でもロリ需要はそれなりにあって、AVでもロリっ娘として園服に黄色い帽子やランドセル姿で大柄な巨根に貫かれる作品に何本も出演していた。
だから大きな男には慣れているのだ。

見たところかなり豪華で高級そうな娼館。
健康診断までしてくれたお抱えの魔術師がどこの娼館にもいるとは思えない。
なんせ美波はこの娼館の中しか知らないのだ。
ここを追い出された先がここよりいい場所とは限らない。
劣悪な環境で暮らしたり、恐ろしい目に遭うのは絶対に嫌だった。
それに万一ここが嫌な場所でもどこに行くにもお金は必要だ。
この世界の常識も知らなければ特技もない美波の稼ぐ方法はこれしかないだろう。

美波は絶対に雇ってもらうんだとAV出演の経験を活かし、ロリコンが喜ぶようなシュチュエーションプレイはどうだと前のめりで自分を売り込んだ。

「へぇ～。面白いねぇ。確かに小さい子供が性対象の変態は、部屋で薄布で出迎えて酒の肴に音楽や舞を披露してから閨に誘ってご奉仕するうちの娼館でのやり方よりも、普通の子供のように振る舞った方が興奮するかもねぇ。それにあんたの言う通りその容姿はとんでもない武器だよ。ウチはこの国で五本の指に入る高級娼館だ。普通は身元も分からない教養もない娘を雇ったりはしないんだがね。こんな金の卵を逃したりは出来ないよ」

（やっぱり高級娼館だったんだ！ひ～この見た目で初めて良かったと思えたよ～。教養なんてゼロだし！幼女演じてれば多少常識なくても大丈夫そうだし安心した～！）

「ありがとうございます！精いっぱい頑張ります！」

「あ～なんか調子くるうねぇ。本当に本当に20歳かい？」

女将は美波ではなく魔術師に問いかけた。

「本当ですよ～。俺の魔術は嘘をつきませんから。さあ、雇うと決まったのならついでに淫紋も付けちゃいましょう。俺も忙しいんですからね」

さあさあお腹出して～。と促されながら説明を受ける。
この世界の淫紋とは下腹部に定着させる魔法陣であり、効果は防疫、避妊、傷防止、軽い性的興奮と感度上昇だ。
元の世界と比べられないくらいの便利さに美波は驚いた。

（ほんとここに採用されて良かった～！！毎回アフターピル飲まないで済むのも性病気にしなくて済むのも最高だし、コンディション悪い日に当たってカラッからに乾いたアソコにローション仕込んでプレイするのって地味に辛いから性的興奮出来るのも有り難いよ～！）

「ありがとうございます！淫紋ってすごいですね！本当に本当に有り難いです！」

「あ…なんか罪悪感が…！罪悪感がすごい！！俺幼女に淫紋付けちゃった。しかも喜ばれたぁ！！」

「私成人！成人してますからね！！」