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カナメの場合 R

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「リコ…リコ。愛してるよ」

ちゅっ…ちゅ…
柔らかいキスの合間の、優しくて情熱的な囁きが私の身も心もとろとろに溶かしてしまう。

彼が好きだ。

艶のある黒髪も、長いまつ毛に縁取られた色気のある目も。
一見冷たそうにも見える美貌が私を愛しげに見つめてくれている。

「私も…愛してる」

声が震える。
彼に愛を告げる時は、なぜかいつも泣きそうになる。
これは罪悪感?
私の中でカナメさんはどうしても特別で。
他の夫達の事も愛しているし、抱かれると嬉しい。

でも、駄目なのだ。
私はどうしようもなくこの人に恋をしてしまっている。
彼に抱かれる度にそれを思い知らされる。

「ん…っふぅ…」

カナメさんの指が優しく胸に触れただけで、脚の間か、コポリと愛液が溢れる。

毎日毎日快楽で慣らされた身体は、どうしようもなく敏感になってしまった。

「ふ…もうこんなに硬くなって…。美味しそうだ」

「んんーっ」

温かな口内に迎え入れられ、ぬるりと舌でなぞられただけで腰がびくびくと震える。

「あっ…きもち…んん…ん~っ」

反対側に口を移し、唾液で滑った乳首をこりゅこりゅと擦られる。

「んーっっだめっ…わたしっもっ」

強請るような否定の言葉に動きが一層速くなる。

「んっあっああんっ」

快楽落ちしたと言って良い身体はこんな短い愛撫ですぐに絶頂してしまう。

「ん…可愛いね」

ちゅっちゅっと顔中にキスしながら手が下半身に降りてくる。
指を下側にして手のひらで覆うように触れただけで腰が震え、ぬちゅりと音がした。

溢れ出た愛液を塗りつけるように、一回り大きくなり包皮からはみ出た肉芽をぬるりと下からなぞられた瞬間、私は軽くイってしまった。

「ああっふ…ン…っく…」

「リコ、前よりずっと感度が良くなったね」

「あ…ごめんなさい」

皆に抱かれて悦んで、こんな身体になっちゃった。

「なぜ謝る?夫に沢山愛されて、敏感になったリコはとても素敵だし綺麗だ。私は嬉しいんだよ?」

「あっひっ…ああんっこれっだめっ…んっまたイっちゃ…」

ぐねぐねと動く腰を追い掛けて、大きく育った淫芽にぬるぬると愛液を擦付けながらカナメさんが微笑む。

「あっまたイくっ…ぅ…んあっ…だめっイったばっかのコリコリしちゃ…っまたっ…イくっ…ンぅ…ああっっ!」

ぽろぽろと流れる生理的な涙を吸い取るカナメさんの顔は慈愛に満ちていて、淫乱な私が嬉しいみたいに見える。

「リコ。私はどんなリコも愛している。一目見たときから愛しいと思った。今はその時よりもっとずっと愛しいと思っている。皆に愛されてぷっくり美味しそうに育ったここもね」

「ひぐっっっぅ」

プシュップシュッ
腰がカクンッカクンッて揺れるのにあわせて潮が断続的に吹き出る。

カナメさんがいっぱいイカされてカチカチになった肉芽を根元から先っぽまで指で挟んで擦り上げたのだ。

ひどい顔を至近距離でずっと見つめられてる…。
いつもは口でも全身を愛してくれるので、こんなにイってる顔をじっくり見られながら愛撫されるのはすごく恥ずかしい。
しかもなんか慈愛に満ちた表情なのがまた…。

「あの…そんなに見ないで…。その、恥ずかしい…」

「~っはぁ。可愛いな…。けれど、これはリコが悪いんだよ?こんなにもリコのすべてを愛しているのに、分かっていないんだから」

だって…それは。

「リコ。私は、私達はリコが今のままでも変わってしまったとしても、それが私や他の夫に向ける情の変化であっても…ずっとリコを愛し続けるよ。だから勝手に悪いと思ったり、寂しくなったりするのはやめなさい。貴女はなにも悪くない。ただ、女神様に贈られて私達に愛されただけだ。そのまま、思いのままにしていればいい。それで、私達は幸せなんだから」

「カナメさん…」

「だから今日は私がどれだけリコを愛しているか、感じでくれているのが嬉しいか、貴女を愛する私の顔をずっと見ていて。そして私も感じているリコの可愛い顔をずっとみているからね」

「カ…カナメさん…」




「リコのココ、見なくてもヒクヒクして私を求めているのが分かるよ。ほら、ちょっと押し込んだだけで指が吸い込まれてく。襞が指に絡んで吸い付いてくるよ。本当に可愛いね」

「んんーっ」

指が一本。挿入っただけで私のナカがキュウキュウ悦んでるのが恥ずかしい。
ゆるゆると抜き差しされるだけで…もう…気持よくて腰がもじもじ動いてしまう。

「あ…カナメさん…あっあん…」

にこりと微笑んだカナメさんの指は、二本に増えて的確に気持ちいい場所を擦り始める。

「あぁんっそこっ…いぃ…ンっあっあっあっ」

「Gスポットも前よりずっと敏感になって。ほらここのぷっくりしたザラザラ。触り心地がとてもいいよ。もう、イきそう?いいよ」

こちゅこちゅと水音を鳴らしながら指の動きが速まる。

「あっあっイくっっ、あっあっ……ンんぅっ…ひっひゃっあああんっ!!」

ギュウッと内壁が指を締め付け絶頂したところに親指で左右に肉芽をくにゅくにゅくにゅくにゅ弄るせいで頭が真っ白になって重ねるようにイってしまう。

「すぐにイけて良い子だね。潮も沢山吹けるようになって、リコはどんどん魅力的になっているね。またイく?蕩けた顔も好きだよ」

「ああーっあんあんっあっイくっっ!ああっ…またぁっ…っ…っイぐぅっ!!」

こちゅこちゅこちゅこちゅ
プシュップシッ

「ああんっイくっっ!も…また…イっちゃうぅ~っっ」

こちゅこちゅくにゅくにゅぐちょぐちょ
プシュッッ

「イくっあ゛ぁあっもっ…おかしくっ…なりゅっ…」

「沢山イけて良い子だね。素敵だよ。…そろそろ挿れようか」

「あ…ぁ…」

ひくんっひくんってずっと痙攣が続いて、イキ過ぎで指を抜かれても軽くイッてる状態でいる私に熱杭が当てられる。

ズプリ…

「んああああっっ」

「っく…貴女は素敵だ。もっとドロドロに溶けて、身も世もなく溺れなさい」

じゅぶっずぶっぐちゅっ

カナメさんの腰が動く度に頭の中が真っ白になってイキ続けてる。
快楽に悶え続けながらも、目を開く度にカナメさんが私をじっと見つめているのが分かる。

「あっイくっイくっ…カナメさんっ…すきぃっ」

「ああっリコ。リコ。愛してる。愛してる。く…もうっ出すよっ…」

「あああっ熱いっ…カナメさんっ…」

ズシッと伸し掛かった重み。熱。吐息。カナメさんの匂い…。
意味も無く涙が溢れて、幸せな気持ちでいっぱいになる。

汗に濡れた背中に手を回すと、嬉しそうな気配が漂ってくる。

「リコ…」

声も、その顔も。愛おしいと全身で表してくれている。
きっと私も同じ顔をしてる。

「もう一度。また沢山イって素敵なリコを見せてね」

?!




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