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トワの場合 R

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私を閉じ込めるように閉められた、天蓋付きベッドに付いてるにしては分厚い気がする布地のカーテンが私達と外界を遮断する。

天蓋に付いてるライトは優しい暖色ながら割と明るいのでお互いの姿はハッキリと見える。
キングサイズの広いベッドに、ヘッドボードに飲み物や軽食が置かれてるのもあってまるで秘密基地にいるような気持ちになる。

ほう…と嬉しそうに頬を染めて私を閉じ込めた人が笑顔でいそいそと服をひん剥き、手枷足枷を付ける。
柔らかい革製でファーが裏打ちされてるので痛くも無いし痕も付かないけど、安いアダルトグッズなどとは違って自力で外すのは無理だ。
まあ、片方の手足が天蓋の柱に長い鎖で繋がれているだけで今は動くのに支障ない長さだし、華奢な鎖はほとんど重さを感じないので不便は無いけど。

「ふぅ。これでリコは俺のモノだ。俺だけのリコ」

汗を拭う真似事をして、嬉しそうにぎゅうぎゅうと子供のように力まかせに抱き着いてくるのがちょっと痛いけどなんだかいじらしい。

トワは人付き合いが苦手らしく、食事くらいは家族揃って食べたいと言う私の希望を聞いてくれて食事時(私がいる時に限る)には出てきてくれるけど、それ以外は全くと言っていいほど部屋から出ない。
仕事も私にはよく分からないこちらの世界独特のものを自室でしている。
私の部屋と違って夫達の部屋は二間続きで、書斎や仕事部屋が自室からのみ行き来出来るようになっているのだ。
ちなみに書斎及び仕事部屋には入った事は無い。
駄目とは言われてないけど、仕事関係で見ちゃいけないものとかあったら困るしね。

そして引きこもりがちな彼は他の夫達にもあまり馴染めてないのか元々の気質か、話し掛けられれば答えるくらいでほとんど話さない。

まあ大人なんだし、こちらが仲良くしなよって働きかけるのも違うかなと思ってそこには触れてない。彼にとってそれが普通で快適な状態ならそれでいいと思うし。
それに仕事は問題無く出来てるみたいだし、こうして夫婦仲良く過ごせるんだから余計な口出しは必要ないかなと。

トワ的にも、私のそんな態度がちょうど良かったらしい。

男性比率の多すぎるこの世界で、男性が結婚を強制される事はほぼ無いらしいけど何事にも例外はある。
血筋が良く魔力や知能がとても高かったトワは、本来学園で合格点に達しなければ女性と接点を持つ事すら出来ない世の中で、女性と会え結婚しろ子供を作れとせっつかれていたらしい。

黒髪に灰青の目をした綺麗な顔は乙女心を擽るようで女の子が群がって来るけど、女性を全く気遣わない害虫を見るような態度に、蝶よ花よと育てられた女の子達は一瞬で離れて行くそう。

そんな彼が贈り者ならって事で私との結婚を了承し、カナメさんも強い後ろ盾に最小人数の夫でも私を護れるだろうと了承した。

そんな利害関係で始まった私達夫婦だけど、何が彼の琴線に触れたのか今はこんな状態だ。

「リコ。リコ。リコリコリコ」

「はいはい。トワ」

全裸で手足に枷を着けられた状態で無邪気に抱き着かれる異常な状況だけど、トワの態度は子供みたいに可愛くていじらしくてつい甘やかしたくなってしまう。

「リコ、脱がして」

「はいはい」

羨ましいくらいの白い肌。
女性を守る護身術が必須科目な夫達は、皆程度の違いはあれ筋肉がしっかり付いた身体をしている。
それに対しトワの身体は細身でつるりとしていた。向こうの世界では腹筋が割れてない男性の方が一般的だったけど、うちではトワだけなので余計に子供っぽく思えてしまう。

(一部は全く子供っぽくないけど)

もう硬く起立してる彼のものも優しく下着から出してあげる。
この瞬間が一番嬉しそうだ。
優しく撫でてあげるとぴくぴく嬉しそうに揺れる。

「リコ…お願い」

「ふふ。いいよ」

目元を赤くして甘えるように強請るのが可愛い。
ちゅ…っと竿にキスするとそれだけで鈴口から先走りが溢れる。
根元からペロペロと全体を丁寧に舐めるともう蕩けちゃうような幸せそうな顔でこっちを見つめてくれる。

女性が大事にされる世界だからか、こっちの世界にフェラって無いみたい。
トワが可愛くてつい舐めちゃったんだけど、すっごく驚かれた。
女性愛撫なんてとんでも授業がある割にそっちは無いんだ~ってこっちも驚いたけどね。

「ん…」

「あ…リコ…」

咥えた唇を窄めて、なるべく奥まで呑み込む。
届かない根元や袋を両手で刺激しながらちゅぷちゅぷとピストンする。

「あっあっ…リコ…ゆっくりして!すぐ出ちゃうから」

「んん…ぷは…ペロペロがいい?」

「うん…ペロペロして。リコが俺のを舐めてる顔、よく見たいから」

「ん…分かった」

トワの顔をじっと見つめながら、尖らせた舌で裏筋や張り出した傘の下を舐めると腰がぶるりと震えてく…と耐えるように目元が細まる。

「ふ…きもち…リコ…これするの、俺だけだよね?」

「うん。トワだけだよ?」

「リコ、俺の事好きだよね」

「ん、好き」

ちゅっと鈴口に吸い付いてナカを抉るように舌先で捏ねる。

「あっリコ…」

袋がきゅっと持ち上がる。
このまま攻めたい気もするけど、リクエスト通りペロペロに戻る。

「カチカチになっちゃったね」

ちゅっとキスするだけでビクビクと跳ねる。
イく程ではない快感で焦らされて、彼のモノはぱんぱんに腫れて幾つも筋が走り射精したくて堪らないといった様子だ。

「イクのはリコの中って決めてるから」

舐めているだけで恥ずかしいくらいに濡れてしまった場所を晒される。

「リコ、これ俺の舐めただけで濡れちゃったんでしょ?リコって本当に俺の事大好きだよね」

嬉しそうにニヤニヤしながらじっくりと観察されて恥ずかしくって脚を閉じたくなるけど我慢。
前それやったら拘束されちゃったからね。

「すっごい指呑み込まれる。ここも俺の事大好きじゃん」

「ああん…好きだよ。トワ…好き」

「すご…。ぐちょぐちょ。もう挿れてい?」

ちょっと性急な感じだけど、トワは挿れてからがすごい。
スローセックスで狂わされるのだ。

「ほら、お腹揺らしてあげる。子宮の入口擦って、外から揺らすの好きでしょ?」

「んぁ…それ…深く来ちゃうやつ…あっまだイッたばっかりだから…んぁ…ああっやぁっ…いく…あ…」

「ほら、すごい…子宮降りて吸い付いてる。まだまだイけるよね?ナカと外から揺らすよ」

「あ゛ぁー!!らめぇー!!いぐっいぐっ~~っっ!!やらやらやらぁ~っっっ!!」

「あー…。きもち…。ずっといってるね。もっとイこ?」

「トントンらめぇっ!!いぐのとまんなっっっ~んあぁー!!!!」


閉じた世界の中で、トワとの1日は終わる。



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