16 / 20
台北で過ごす久しぶりの休日!
しおりを挟む
駅から少し歩くとその小籠包屋はあった。
店に入ると日本語で「いらっしゃいませ。何名様ですか?」とその女性店員は言った。
台湾では日本語を話せる人が多い。とてもありがたかった。
この店の名物、ヘチマ入りの小籠包は美味く、いくらでも食べることができそうだ。
いい気分で食べていると、私は箸を落としてしまった。
私が店員を呼ぼうと目で探していると、隣に座っていた台湾人の親子の息子が、まだ使っていない彼の箸を私にくれた。
彼は店員を呼び、箸をくれと頼んだ。
このような優しさを台湾に来るといつも経験する。
だから私や妻の冬美は、台湾の人が好きだった。
店を出る時に再度その親子に礼を言い、私は台湾で一番高い、台北101の展望台に登ってみることにした。
東芝のエレベーターはあっという間に我々を展望フロアへと運んでくれた。
扉が開くとそこは台北の街並みや景色が完璧に見渡せる場所であった。
なんと美しい景色だ。
私は夕方、日の沈む頃に来たので、美しい日の入りを見ることができた。
そして夜景はまた素晴らしかった。
展望フロアをぐるぐる回っていると、見覚えのある顔が見えた。
田中だった。
「飯でもどうですか?」
「いいですねぇ。私、いい台湾居酒屋を知っています。」
我々は田中が薦める東門駅近くのの台湾居酒屋で飲み、我々が泊まっている中山のホテルへと帰った。
田中は少し飲み過ぎたようで、足元が少しフラついているようであった。
田中の部屋の鍵をあけてやり、ベットの所まで支えて座らせようとした。
田中はベッドに座る際に私から手を離さず、私はバランスを崩し田中の上に覆いかぶさる体勢になった。
「何をしてるの⁉︎」
背後で聞き覚えのある声がした。
扉の横に妻の冬美が立っていた…。
店に入ると日本語で「いらっしゃいませ。何名様ですか?」とその女性店員は言った。
台湾では日本語を話せる人が多い。とてもありがたかった。
この店の名物、ヘチマ入りの小籠包は美味く、いくらでも食べることができそうだ。
いい気分で食べていると、私は箸を落としてしまった。
私が店員を呼ぼうと目で探していると、隣に座っていた台湾人の親子の息子が、まだ使っていない彼の箸を私にくれた。
彼は店員を呼び、箸をくれと頼んだ。
このような優しさを台湾に来るといつも経験する。
だから私や妻の冬美は、台湾の人が好きだった。
店を出る時に再度その親子に礼を言い、私は台湾で一番高い、台北101の展望台に登ってみることにした。
東芝のエレベーターはあっという間に我々を展望フロアへと運んでくれた。
扉が開くとそこは台北の街並みや景色が完璧に見渡せる場所であった。
なんと美しい景色だ。
私は夕方、日の沈む頃に来たので、美しい日の入りを見ることができた。
そして夜景はまた素晴らしかった。
展望フロアをぐるぐる回っていると、見覚えのある顔が見えた。
田中だった。
「飯でもどうですか?」
「いいですねぇ。私、いい台湾居酒屋を知っています。」
我々は田中が薦める東門駅近くのの台湾居酒屋で飲み、我々が泊まっている中山のホテルへと帰った。
田中は少し飲み過ぎたようで、足元が少しフラついているようであった。
田中の部屋の鍵をあけてやり、ベットの所まで支えて座らせようとした。
田中はベッドに座る際に私から手を離さず、私はバランスを崩し田中の上に覆いかぶさる体勢になった。
「何をしてるの⁉︎」
背後で聞き覚えのある声がした。
扉の横に妻の冬美が立っていた…。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説


ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる