婚活のサラリーマン

NAOTA

文字の大きさ
上 下
9 / 29

一人、チケットを買い入園した

しおりを挟む
空港からエアポート快速に乗り、途中地下鉄に乗り換えて、ホテルのあるヤオマティ駅に着いた。

改札を出て、地上へ出る階段を昇ると、目の前には道の中央までせりだした看板、原色のネオン、2階建のバスがものすごい勢いで何台も走り抜けた。

ここが香港か。

その時見た光景は、今でも鮮明に覚えている。

私は高い湿度を肌に感じながら、ホテルまで歩いた。

ホテルに着くと、入り口の1階には男性が一人、椅子に座っていた。

日本でパソコンからプリントアウトした予約を証明する用紙を見せた。

その男性は奥にあるエレベーターを指差した。
フロントは2階だった。

その日の夜は、疲れもあり、泥のように眠った。夜に何を食べたのかは覚えていない。

翌朝、朝食を食べに、ホテルの近くのお粥屋に入った。

なんとなく漢字で、海鮮と書いてあるお粥を頼んだ。

従業員のおばちゃんも私と同じテーブルでお粥を食べ始めた。

自由だなと思った。

それがまた心地よかった。


チムサアチョイのチョンキンマンションの1階には、両替屋がたくさんあるらしく、そこに向かった。

インド人のような方達が、社長さん社長さんと声をかけてきたが、無視をさせてもらった。

両替を済ませ、私は香港ディズニーランドへ向かった。

その当時、私は日本でディズニーにはまっていた。

香港を旅行先に選んだ理由の一つでもあった。

特に東京ディズニーシーを一人で散歩するのは最高だ。

空港方面に向かい、途中の駅でディズニーリゾートラインに乗り換えた。

チケットを買い、アラフォー婚活男性は一人、香港ディズニーランドへ入っていった。







しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

隣の人妻としているいけないこと

ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。 そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。 しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。 彼女の夫がしかけたものと思われ…

妻がヌードモデルになる日

矢木羽研
大衆娯楽
男性画家のヌードモデルになりたい。妻にそう切り出された夫の動揺と受容を書いてみました。

ずっと君のこと ──妻の不倫

家紋武範
大衆娯楽
鷹也は妻の彩を愛していた。彼女と一人娘を守るために休日すら出勤して働いた。 余りにも働き過ぎたために会社より長期休暇をもらえることになり、久しぶりの家族団らんを味わおうとするが、そこは非常に味気ないものとなっていた。 しかし、奮起して彩や娘の鈴の歓心を買い、ようやくもとの居場所を確保したと思った束の間。 医師からの検査の結果が「性感染症」。 鷹也には全く身に覚えがなかった。 ※1話は約1000文字と少なめです。 ※111話、約10万文字で完結します。

カメラとわたしと自衛官〜不憫なんて言わせない!カメラ女子と自衛官の馴れ初め話〜

ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
「かっこいい……あのボディ。かわいい……そのお尻」ため息を漏らすその視線の先に何がある? たまたま居合わせたイベント会場で空を仰ぐと、白い煙がお花を描いた。見上げた全員が歓声をあげる。それが自衛隊のイベントとは知らず、気づくとサイン会に巻き込まれて並んでいた。  ひょんな事がきっかけで、カメラにはまる女の子がファインダー越しに見つけた世界。なぜかいつもそこに貴方がいた。恋愛に鈍感でも被写体には敏感です。恋愛よりもカメラが大事! そんか彼女を気長に粘り強く自分のテリトリーに引き込みたい陸上自衛隊員との恋のお話? ※小説家になろう、カクヨムにも公開しています。 ※もちろん、フィクションです。

彼女は処女じゃなかった

かめのこたろう
現代文学
ああああ

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

処理中です...