外資系でハッピーライフ⁈

よくいる人の話

おぼっちゃま社長

私が在籍していた会社で社長の
交代が3回行われた。

最初の社長はよく怒鳴る人だったが
芯はしっかりしていて、周りに
流されない人だった。

私は彼が一番良い社長かなと
思っている。

2番目の社長は怒鳴りはしない人
だったが、周りに流され過ぎて
コロコロと意見を変えるタイプ

彼が一番長く社長をしていたかな。
女の子が大好きで、ランチデートの
お膳立てをしてあげた事もある。
可愛い人だった。

次の社長が若い30代に成り立てな
人だった。 それも日本に来た理由が
他国で部下の女性を虐めたからという。
嘘みたいな本当の話。

それで現社長になった時点で
私が会社を辞めた感じです。


外資系ではあったものの、営業の
人達には英語が苦手な人も多くて、
それもそのはず、お客様が個人商店
とかのおじさまとかなので、対顧客で
英語は不要だったから。

このおぼっちゃまが曲者。人は良かった。
落ち着いている時は優しいし、面白いし
いい子だったのだけど。

私がびっくりして一線を引いてしまった
出来事があった。

ある日、私が仕事で小部屋にいた同僚と
仕事の話をしていた時のこと。

ガラス張りの部屋だし、別に隠すような
話でも無かったけれど隣の副社長の
声が煩かったのでドアを閉めた。
ブラインドも下ろしていなかったので
中も丸見え状態のまま。

たったそれだけの事。

なぜか外出から戻った社長の逆鱗に触れ、
『何で僕が知らない仕事の事を2人で
話ているんだ？ クビになりたいのか？！』
と、怒鳴られたのだ。

私の頭の中は❓マークで一杯だった。
違う部署のディレクターが、こっそり
側に来て『大丈夫？』と聞いて来た位。

私には何が気に入らなかったのか
サッパリ分からなかったし、怒られた
理由にも不満があったので、
取り敢えず、副社長室に向かった。

『どうやら私はクビのようです。
ありがとうございました。』と
話してみたら、副社長は苦笑い。

『ちょっと堪えてやってくれるか？
ああいう性格なの分かるだろう？』

いやいや性格とか関係ないから…と
突っ込みを入れたくなった。


そして後日、バックルームに呼ばれ
『この間はごめん！友達だよね？
だから僕の性格を分かってるよね？』
と、謝罪らしき言葉を貰いました。

それは謝罪でしょうか…？とついつい
思ってしまいました。

呆れてしまうよー！

チャンチャン！