精霊の森に魅入られて

丸井竹

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59.苦い酒

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城の厨房では、アルノに雇われている元ロタ村の住人たちが従業員用の食堂で、テーブルを囲みクレンの帰りを待っていた。

裏口が開くと、人々はやや緊張しながらも笑顔を作り一斉にそちらを向いたが、クレンが一人だと知ると、笑顔を消し、浮かせた腰を椅子に戻した。

大人達と一緒にアルノが来るのを待っていたカーラは、ハンナの隣で長椅子に横になり眠ってしまっていた。
その上に、ハンナは今腰を上げた拍子に落ちたひざ掛けを拾い上げ、そっとかけた。

「アルノは何か言っていた?」

ハンナに問いかけられ、クレンはカーラが寝ている隣に座りながら、首を横に振った。

「明日に備えて休みたいって」

ポールが席を立ち、すぐに戻ってきてクレンの前に岩ベリーのジュースが入ったグラスを置いた。
それから眠っているカーラの前にも同じグラスを一つ置く。
クレンが軽く頭を下げて感謝を告げる。

テーブルの上には、豪華ではないが、心尽くしのご馳走が並んでいた。

「自慢しに来れば良いのにね。王子様に迎えに来てもらったんだからさ。もっと威張って、贅沢に暮らせるようになったと言いに来れば良いのに……」

ハンナは言いながら、目の前に置かれた酒瓶を取って自分のグラスに注いだ。
それから次の人に瓶を渡す。

テーブルを囲み座っている人たちは順番に、手酌で自分のグラスを酒で満たしていく。
誰かがぽつりと言った。

「お別れ会なんて、嫌がるだろうと思ったけれど……。まぁ、そうだろうな」

全員のグラスに酒が入ると、また気まずい沈黙が訪れた。
少し、しんみりとした空気の中、誰も乾杯の声をあげない。

アルノのおかげでまた故郷に戻って働けることになった人々は、それなりにアルノに感謝していたし、さらに苦い罪悪感も抱えていた。

アルノは彼らにとって、良い雇い主だった。
収入は町にいた時よりもずっと良かったし、なんだったら、村を捨てる前の暮らしよりも良くなった。

偉そうに振舞うこともなく、滅多に姿を見せることもなかった。商売がうまくいかなくても、責めるようなことも言わず、故郷で働こうと集まった人々に、挑戦する機会を与え、見守り続けてくれたのだ。

直接感謝を伝えたはずのクレンもまた、恩返しが出来なかったことを悔いていた。
アルノに引き取られはしたが、アルノが母親のようにかいがいしく世話を焼くようなことはなかった。変に家族面することもなく、ただ道を選べるようにしてくれただけだった。

親に捨てられ、人に裏切られ、物のように売られてきた子供にとって、その距離感はただ有難かった。

「私、一度もアルノに謝っていない」

ハンナがついに心の内を声に出した。
それはこの場にいる大人達の心の声を代弁していた。

アルノの子供時代を知る人々は、一様に暗い表情になり視線を伏せた。

誰もがアルノの子供時代の姿を思い出した。
目が合うと睨みつけるように険しい顔をして、逃げるように森に消えてしまう。
師匠に打たれ、涙を堪えて森に逃げて行く姿も、同年代の子供達にいじめられ、逃げ出していく小さな背中も、村では当たり前の光景だった。

頑固そうな顔で村の様子をじっと見ていた。
人を嫌な気持ちにさせる、厄介な子供だと嫌っていたし、憎んでいた。
しかしそれは、そんな子供を見てみぬふりをしている自分に対する自己嫌悪の感情からくるものだった。
立ち向かう勇気を出せず、見えないところに消えてくれたらいいのにと願うことでやり過ごしてきたのだ。

あの時、声をかけてやれば良かったと思えるほどに成長した時には、もうアルノは大人の手を必要としていなかった。

「町に、ニルドと一緒に下りてきた時、もっと優しくするべきだった」

誰かがぽつりと言った。
何人かが小さく頷いた。

もし仲間になれる機会があったとしたら、あの時だったのかもしれないと、全員が思った。

アルノとは、親しく話もしたこともなかったし、虐待されていたアルノを助けなかった罪悪感も相まって、酒場内が少しだけ居心地悪い空気になったのだ。

ニルドに片思いをしていた噂ぐらいしか知らなかったし、アルノが不機嫌な顔をしていたから、なんとなく、こちらも不愉快な気持ちになった。

共通の話題が一つしかないから、笑ってからかうしかなかった。
あるいは、今までの癖で、嫌な空気にしたアルノを面倒なやつだと思ったのかもしれない。
叩かれ、追い払われる姿をいつも見てきたから、そんな扱いをしても良い存在だと思い込んだ。

どんな言い訳をしても、許されることではなかった。
あの時の行動は、その後もっと大きな罪悪感を生むことになった。

ただ子供の時は悪かった。これからは仲良くやろう、何かあれば聞いてくれと声をかけるか、あるいは、何事もなかったかのように、笑顔で迎え入れ、グラスに酒を注いでやれば良かったのかもしれない。

そうすれば、ニルドの城を建てる時も、商売を始めようとするときも、厨房で宴会をするときも、皆の輪の中にはアルノがいたかもしれない。

子供のアルノを見捨ててきた罪悪感がいつまでも消えず、アルノの怒っている目を見ると、責められているような気がして、関係を改善しようとするどころか逃げ回っていた。
このお祝いの席にアルノが来なかったのは当然のことだ。
アルノにとって、ここに集まった人々は味方ではなく、子供の時と変わらず敵なのだ。

「アルノが幸せになってくれたらうれしいと、皆が言っていたと伝えておいたよ」

クレンの声に、すすり泣くような声があがった。
目元を軽く拭う人の姿もあった。

手にしたグラスが震えてしまい、テーブルから手を下ろす人もいた。
この湿っぽい空気がアルノのせいだと言い出す人はいなかった。

ビリーがクレンの頭を大きな手で撫でた。

「ありがとう、クレン。助かったよ」

アルノと同じように、あるいはさらに辛い経験をしてきた少年が、張り詰めた空気を少しだけ和らげた。
いつの間にか目を覚ましていたカーラが、しめっぽい空気に怯えたようにクレンの手を握っていた。

その姿を見て、ロタ村の元住人達は、一人ぼっちだったアルノにも誰かいたら良かったかもしれないと考えた。

ニルドが消えた後、一人で生き抜いてきたアルノの敵意に満ちた顔を思い出し、ようやく全員が苦い後悔に正面から向き合った。
涙を拭ったハンナが、グラスを高く掲げた。

「アルノの幸せを願って!」

全員がそれに続き、グラスを持ち上げた。
クレンはジュースの入ったグラスを掲げ、カーラも目の前のグラスを両手で持った。

グラスに口を付けると、ささやかな宴会が始まった。
少し気まずく、しんみりとしていたが、彼らはあえてその空気を大切に共有し、アルノの幼少時代を思い返しながら、自分たちの罪と向き合い酒を酌み交わした。

夜半前に、明日はアルノを笑顔で送り出そうと約束し合い、主役のいないお別れ会はお開きとなった。
クレンとカーラは途中で退席し、もう夢の中だった。



ロタ村の家ではクシールが一人酒を飲んでいた。

裏口からゼインが入ってくると、クシールは問いかけるように視線を向けた。

「彼女は来なかった」

外套を壁掛けに戻し、ゼインは一人で飲み始めていたクシールの向かいの席に座った。
空いているグラスに酒を注ぐ。

「飲み過ぎだぞ」

テーブルには空き瓶が数本並んでいる。
クシールはグラスを置き、どこかぼんやりとした視線を虚空に向ける。

「書類を偽装したが、念のため、契約師を繋ぎとめるための結婚だったと言い訳もしておいた」

アルノとの結婚は確かに本物だったが、ゼインはユアンジール王太子の目的を知り、すぐに専属世話人という制度の上の結婚だと嘘をついた。
そのため、クシールは大慌てでそのための証拠となる書類を捏造することになったのだ。

「俺より顔の良い男だったな」

歓迎会の席で、ユアンジールと話しをしたゼインは、アルノと踊ることなく広間を出た。
形式上の夫という立場だと印象付けるためだった。

「良かったのか?」

クシールの問いかけに、ゼインは答えなかった。
頬杖をつき、グラスに入った澄んだ酒に写り込む影を見る。
退屈そうな自分の顔の向こうに、アルノの不機嫌な顔が見えてくる。

助けを求めようとしない手負いの獣のような敵意に満ちた目が、ゼインを見てうれしそうに和む瞬間が、たまらなく好きだった。
酒を喉に流し込み、ゆっくりグラスをテーブルに戻す。

「契約師を新たに連れて来るのか?」

「いや……候補者はこれまでに何人もいたが……マカの実を見つけられた者はいなかった」

「クシール、お前は?ずっとアルノが好きだっただろう?」

ゼインの言葉に、クシールは自嘲するように小さく噴き出した。

「まさか。俺にとっては、単なる駒だった。あれを見つけたのはもう何年も昔のことだ。アルノの師匠であるカトリーナが契約紙を作れなくなり、弟子の作ったものを教会に納め始めた。
契約紙の検品をしていた俺は、すぐにそれがカトリーナの作成したものでないことに気づいた。
専属世話人に探りを入れ、アルノのことを調べた。
カトリーナは自分が契約紙を作れなくなったことを隠すため、アルノを暴力で完全に支配し、外に出さないように気を付けていた。つまり、アルノの才能は隠されていたということだ。
俺もすぐにそれに便乗した。専属世話人を抱き込み、アルノの存在を隠した。彼女の担当僧侶になるため、カトリーナ自身が作った契約紙をアルノが作成したものとして、能力を下げて教会の契約師として登録した。
彼女が独立した時、誰も彼女に期待していなかった。
だから、俺の能力をひがんでいた上の連中は、俺を彼女の担当として辺境に追いやった。
全ては俺が企んだこととも知らずにな。
虐待されてきた孤児が、まともなわけがないとわかっていたが、俺には使いこなせる自信があった。実際会ってみたら、ひねくれた面倒な子供だった。世界中を敵に回しているかのような目をしていた。
家出を繰り返し、才能を磨こうともしなかった。
甘やかされた子供だ。あんな子供、俺は好きじゃなかった」

クシールは聖職者らしからぬ仕草で、酒瓶を掴みゼインのグラスに新たな酒を注いだ。
その顔はすっかり赤くなり、吐く息も酒臭い。
酒で濁った目を窓辺の机に向ける。

「最低限の賃金で、厳しく育てた……。彼女は俺の大切に育てた契約師だ。精霊に愛された俺の……。今度こそ……彼女は……幸せになるべきだ……」

クシールの目から溢れた涙が、一滴、頬を伝ってテーブルの上に落ちた。
涙は木目の上で黒い染みとなりすぐに消えてしまった。

「国王陛下はお喜びだ。精霊大国アーダン国だけが持つ、精霊の雫を手に入れることが出来るからな……。一流の契約師を一人失ったが、この国には偉大なる精霊の力が戻ってくる。契約師の才を持つ者を見分けることも容易になるだろう」

ゼインは酒をいっきに喉に流し込み、投げやりな様子で息を吐き出した。

「俺達はひねくれものだ。どうせまともには生きられない」

大人であれば耐えられない過酷な環境でも、他の世界を知らない子供であれば、そこが普通の世界だと思い耐えられてしまう。

「子供も、結婚も、俺にはよくわからなかった」

「アルノにもわかるわけがない。家族ごっこがしたかっただけだ。専属世話人の制度が丁度良かった」

本物の絆を築こうと思っても、アルノは逃げてしまうし、ゼインも潜在的な恐れがあった。
愛されてこなかった子供にとって、人を信じることは難しい。

クシールは手元のグラスを傾け、もう一滴も落ちてこないことに気づくと、酒瓶に手を伸ばした。
その瓶をゼインが取り上げた。

「飲み過ぎだ。大神官様は、明日の見送りに行くんだろう?」

「影武者が必要だな」

ふらつきながら立ち上がったクシールに、ゼインが肩をかす。
ちらりと、アルノの使っていた寝室の扉に視線を向け、二人は並んで歩き出した。




ノーラ山のふもとに建てられた新しい門では、派手な宴会が始まっていた。
そこに馬で戻ってきたニルドは、仲間達に温かく迎えられ、火の傍に置かれた丸太に大きな腰を落とした。

「ニルド、遅かったな」

ギライが横に来て、ニルドに酒の入ったグラスを押し付けた。

「まだ寒いな」

ニルドは冷え切った体に酒を流し込み、満足そうに息を吐きだした。

「まさか、あのアーダン国の王太子が、我が国の契約師を望まれるとは……すごいことだな。精霊師の方が、力があるはずだろう?」

ニルドの空になったグラスに、ギライがまた酒を注いだ。
それを今度は大きく一口喉に流し込む。

「ふううっ!生き返るな」

すぐに目の前の皿から分厚いハムをつまむ。

「向こうの国では、精霊が見えるらしいぞ。精霊の木からとれる精霊の雫を飲むと、その存在が見えるようになるという話だ」

話の止まらない仲間達を、ニルドは満面の笑みで見渡した。
もしここの警備を命じられなければ、国境に送られ、ガルバン国との戦争で何人かは確実に死んでいたに違いない。

危険なこともあったが、戦場よりはずっと安全であり、ここで仕事が出来たことは本当に幸運だったとニルドは考えた。
しかしその任務も今日で終わりだった。

既にラドン騎士団のここでの業務は終了し、今は交代の騎士団が見張りの業務についている。
もうここを離れてもいいはずだったが、ラドン騎士団の皆は、旅立つアルノを見送るために、この詰め所に留まっていた。

「アーダン国の王太子様も、すぐ帰ってしまうんだな。三日ぐらいしかいなかったよな?そういえば、ニルド、アルノ様とは何か話せたか?」

肉を挟んだパンを食べていたニルドは、口にあるものを飲み込みながら首を横に振った。

「いや。それが会えなかった。アルノは……たぶんそういうしめっぽい別れみたいなのが嫌いなんだ」

普段は人を寄せ付けない態度をとるアルノの、幼少時代の人懐っこい笑顔をニルドは思い出した。

村の人たちに、冷たくされてきたことはなんとなくわかっているが、アルノがそんなことで潰れるほど弱い人間でないこともわかっている。

根は強く逞しい。それに、悲劇のヒロインになるには少し性格が悪すぎる。
昔のアルノのことを思い出し、ニルドはひとりでにやにやした。

「なんだよ、ニルド、何か思い出したのか?」

ギライが怪しむように目を細める。
思ったことをぺらぺら話してしまうニルドは、さっそく子供の頃のアルノの話を始めた。

一緒に滑り台で遊んだことや、斜面の上から村を見下ろしたこと、岩ベリーを摘んで食べたこと、もちろん、自分が強姦魔だという話はしなかったが、アルノの笑顔が可愛かったことは話した。

いつも不機嫌な顔をしていたアルノの知らない一面に、ラドン騎士団の男達は興味津々でその話に聞き入った。

「なんで一緒にならなかった?」

誰かが問いかけたが、ニルドは困ったように頭をかいた。

「その質問は今日で二度目だな。いやぁ。俺はイライザ姫みたいにおしとやかな女性が好きなんだ。アルノはちょっと強すぎるよ」

どっと笑い声が上がり、騎士達はさらに話を聞こうと肩をよせあった。
宴は夜半過ぎまで続き、翌日彼らは二日酔いの頭で、見送りの行列に並ぶことになったのだ。

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