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最終章 帰るべき場所
89.生き抜いた人
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大陸の強国オルドア国の北に、小さな家を抱く、なだらかな丘がある。
美姫の丘と呼ばれ、そこには三つの墓が並んでいる。
真ん中の豪華な装飾が施された白い墓が、大陸で生涯を終えながら、海の王たちに愛された伝説の美姫の墓だった。大陸の国に海の恩恵をもたらしたと伝えられる。
その右隣りには、生涯をかけ、この王国の奴隷制度を廃止させた影の騎士と呼ばれた男の墓がある。名前も伏せられ、その墓にはただ「大いなる男」とだけ記されている。
左の墓は控えめな白い石の墓で、名字もなく、ただ名前だけが刻まれている。
影の騎士と海の王に愛された美姫を導いた偉大な男とされているが、その男は足を失った奴隷だったと語り継がれている。
数多くの伝説を抱えるこの国の知る人ぞ知る名所の一つだ。
オルドア国の英雄達が眠るその丘に、一組の親子が上ってきた。
この丘を受け継いだ美姫の血を継ぐ一族だが、その生活の大半は海にあり、家業は大きな商船を抱える貿易商だった。海賊船に襲われた時は戦士にもなる。
数年に一度、彼らは大陸に上がり、この丘を訪れる。
明るい日差しの下、咲き乱れているのは北国に多くみられる純白の小さな花だった。
「ママ!あったよ!」
黒髪の少女が走り出すと、その後ろから栗色の髪をした少年が追いかける。
その後ろを逞しい女戦士が悠然と歩いてくる。
「どれがひい、ひい、おばあちゃんのお墓?」
振り返った少女に、母親が指をさす。
その先には腰丈ほどの黒い木が地面からすらりと伸びている。
ちょうど美姫の墓と右隣の英雄の墓の間にあり、地面に刺さった枯れ枝のようだった。
本当にこれが生えているものなのかと、少女は不思議そうに眺め、引っこ抜こうとしたが、どうしても手で触れることができない。
「その木の左側の墓だ。その木は、それを植えた者にしか触れることが出来ない。黒い実がなっているか?それがさえずりの実だ」
「なっているよ!」
少女が叫び、やはり触れることの出来ない黒い実を覗き込む。
母親は腰をかがめると、さえずりの実を簡単に枝から取り外した。
「これは私が植えた。今度はお前の番だ。我が一族の女は、代々この実を受け継ぐために陸にあがる」
「女の子だけ?」
少年が不満そうな声をあげた。母親は苦笑した。
「まぁ、植えたいなら植えてもいいぞ。明日、また実るだろう。今ではあんまり意味をもたない実だ。儀式のようなものだからな」
三つの墓の後ろには、まだ生きている一族の植えた黒い木が生えている。
植えた者が死ねば、自動的にその木も消える。
それ故、さえずりの実を受け継ぐには、持ち主が次の世代にその実を渡し、地面に植えさせるしかない。
昔は高価だったと言われるさえずりの実だが、今では少し珍しい木といった程度のものに変わってしまった。
百年ほど前、北の王国の技術を借りたディアント国が、驚くべき仕掛けを作りあげ、沈黙の実が宿る太古の島を沈めてしまったのだ。その技術が完成したらぜひ沈めてくれという数代前の王からの遺言だったという。
沈黙の実を生む太古の魔法は消滅し、声を失う者がいなくなったため、さえずりの実も意味のないものになった。
その失われた魔法は、声を失う魔法と声を蘇らせる魔法の両方が合わさって出来たものであるとされていたが、なぜかこの丘のさえずりの実を宿した木は、その持ち主の願いに呼応するかのようにこの丘に残り続けていた。
母親は少女に黒い実を渡した。
小さな手のひらの上でそれをまじまじと眺めた少女は、花の咲き乱れる丘を見回した。
「どこに植えてもいいの?」
「ああ、好きなところに植えろ。お前に子供が出来たら、またその実を渡すことになるのだから、場所は忘れるなよ」
一見すると突き立った枯れ枝にしか見えないのだ。
少女と少年は手を繋いで丘を駆けまわり、やっと日当たりの良い白い花の間にその場所を決めた。
「明日にはわからなくなりそうだな」
母親は二人が地面に穴をあけて、黒い実を押し込むのを見守りながら呟いた。
その時、丘の下から、黒い肌の体躯の大きな戦士が上ってきた。
「パパだ!」
少年が先に気づいて走り出す。
「なんだ、やっぱり来たのか?」
男は不機嫌そうに顔をしかめながらも、駆け付けてきた二人の子供達を優しく抱き上げた。
「モーラに花嫁のベールを借りたいから持ってきてくれと言われた」
花嫁のベールもこの一族に伝わる不思議な宝だった。太古の島で生まれた魔法を宿す真珠で作られており、海の王から墓に眠る美姫に贈られたものだと伝えられている。
結婚の誓いをし、頭にかぶれば必ず子供が宿ると言われる夢のような品であり、なぜかその花嫁のベールは一族の女性にしか効果がないのだ。
「巷で売られている物でいいとは言っていたが、やはり一族の物が確実だろうとゲイルが俺に頼んだ」
太古の島で生まれる魔法の真珠自体は珍しい物ではなく、海沿いの町でもよく取引が行われる。魔法の効果はまちまちだが、子宝に恵まれるお守りのようなものだった。
ディアント国がその島を独占しているが、品物はこの世界に広く流通している。
父親が両手に子供を抱いて妻の傍に近づき、家族は三つの墓の前に立った。
「どんな人だったか何か聞いているか?」
夫の質問に、妻は肩をすくめる。
「さあね、昔の女性は辛抱強かったという話しぐらいしか覚えていないな。もう一族にも彼らがどんな人間で、どんな風に出会い、どうやってその時代を生き抜いたのか語れる者は残っていないんだ。この木がなぜここにあるのかすら、私には伝えられなかった。一族の女性なのに、国で語り継がれる程度のことしか、わからないというのも少し残念な話だな」
直接の子孫は妻の方だった。夫はディアント国の出身であり、結婚してから妻の一族のことを知ったのだ。しかし、ディアント国にもこの王国に眠る美姫の伝説が少し残っていた。王城の近くに、王の愛した人という名前の小島があり、その女性がオルドア国に眠るこの美姫だという話だった。
「島に名前が付けられるほど王に愛されたのに、なぜこの国の男と結婚したのか、その理由ぐらいは語り継いでほしかったな」
妻の言葉に、ディアント国出身の夫も頷いた。
「全くだな。もしディアント国の王とうまくいっていたら、太古の島の一つが俺達一族のものになっていたかもしれないぞ。そうなれば、俺も王族の一員だ」
実にもったいないと夫が嘆く。妻が思い出したように声をあげた。
「ああ、一つ思い出した。欲がない人だったっていう話が残っているよ」
「まぁそうだろうな。島一つくれる男をふって、ここに眠ることになったんだから、語り継がれなくてもそういう女性だったのだろうと想像はつく」
二人は顔を見合わせ、にやりと笑った。二人とも欲深い商人なのだ。
「ついでだから、その花嫁のベール、俺達もまた使ってみるか?」
夫の子作りの誘いに、妻は明るく笑った。
「また結婚式のまねごとをするのか?お前の場合はいらないだろう。自然にしていればいくらでも出来る」
夫は絶倫で、自分のような逞しい女でなければ相手はつとまらないだろうと妻は自負していた。
夫はまんざらでもないように、不敵な笑みを浮かべ、丘の上に建つ小さな家を見上げた。
「さて、家の空気の入れ替えと掃除をして、花嫁のベールを回収することも忘れないようにしないといけないな。今日は港の屋敷に泊まるか?」
シーラ山を切り開き、巨大な港が陸地に出来ていた。その建設にも関わった一族は、今や港に巨大な屋敷を持つ。
北のイズラ王国の技術を用いた新しい商船も手に入れ、一族は自由にこの世界を旅してまわっているのだ。
「そういえば、領事館に入らないかと誘いが来ていたな」
「へぇ」
小屋に向かいながら、夫は妻の顔色を窺った。自由を愛する一族は、風のようにいつも新しい場所を探したがる。
妻は夫を見上げ、腕の中で眠り始めた子供たちの姿に優しい微笑みを向けた。
「やりたいなら反対はしない。お前が陸に留まるなら付き合うよ」
丘の上を爽やかな風が吹き抜け、白い花びらが幸福な時間を祝福するように一斉に舞い上がった。
不思議な魔法が宿るその丘から見上げる空は、どこまでも高く、自由で果てしない世界に繋がっている。
親子が丘に建つ小さな家に吸い込まれると、墓の周辺は再び静寂に包まれた。
温かな日差しの下、並ぶ三つの墓に先ほど舞い上がった白い花弁が降り注ぐ。
その合間から美姫の墓に刻まれた文字が見える。
『愛に溢れた人』
その後ろには、眠る美姫の名前が刻まれているが、それは今、降り積もった白い花弁に隠されている。
残酷な時代を懸命に生き抜いた、この小さな英雄たちの事を、正確に伝える石碑や書物といった形あるものは残されていない。
美姫の丘と呼ばれ、そこには三つの墓が並んでいる。
真ん中の豪華な装飾が施された白い墓が、大陸で生涯を終えながら、海の王たちに愛された伝説の美姫の墓だった。大陸の国に海の恩恵をもたらしたと伝えられる。
その右隣りには、生涯をかけ、この王国の奴隷制度を廃止させた影の騎士と呼ばれた男の墓がある。名前も伏せられ、その墓にはただ「大いなる男」とだけ記されている。
左の墓は控えめな白い石の墓で、名字もなく、ただ名前だけが刻まれている。
影の騎士と海の王に愛された美姫を導いた偉大な男とされているが、その男は足を失った奴隷だったと語り継がれている。
数多くの伝説を抱えるこの国の知る人ぞ知る名所の一つだ。
オルドア国の英雄達が眠るその丘に、一組の親子が上ってきた。
この丘を受け継いだ美姫の血を継ぐ一族だが、その生活の大半は海にあり、家業は大きな商船を抱える貿易商だった。海賊船に襲われた時は戦士にもなる。
数年に一度、彼らは大陸に上がり、この丘を訪れる。
明るい日差しの下、咲き乱れているのは北国に多くみられる純白の小さな花だった。
「ママ!あったよ!」
黒髪の少女が走り出すと、その後ろから栗色の髪をした少年が追いかける。
その後ろを逞しい女戦士が悠然と歩いてくる。
「どれがひい、ひい、おばあちゃんのお墓?」
振り返った少女に、母親が指をさす。
その先には腰丈ほどの黒い木が地面からすらりと伸びている。
ちょうど美姫の墓と右隣の英雄の墓の間にあり、地面に刺さった枯れ枝のようだった。
本当にこれが生えているものなのかと、少女は不思議そうに眺め、引っこ抜こうとしたが、どうしても手で触れることができない。
「その木の左側の墓だ。その木は、それを植えた者にしか触れることが出来ない。黒い実がなっているか?それがさえずりの実だ」
「なっているよ!」
少女が叫び、やはり触れることの出来ない黒い実を覗き込む。
母親は腰をかがめると、さえずりの実を簡単に枝から取り外した。
「これは私が植えた。今度はお前の番だ。我が一族の女は、代々この実を受け継ぐために陸にあがる」
「女の子だけ?」
少年が不満そうな声をあげた。母親は苦笑した。
「まぁ、植えたいなら植えてもいいぞ。明日、また実るだろう。今ではあんまり意味をもたない実だ。儀式のようなものだからな」
三つの墓の後ろには、まだ生きている一族の植えた黒い木が生えている。
植えた者が死ねば、自動的にその木も消える。
それ故、さえずりの実を受け継ぐには、持ち主が次の世代にその実を渡し、地面に植えさせるしかない。
昔は高価だったと言われるさえずりの実だが、今では少し珍しい木といった程度のものに変わってしまった。
百年ほど前、北の王国の技術を借りたディアント国が、驚くべき仕掛けを作りあげ、沈黙の実が宿る太古の島を沈めてしまったのだ。その技術が完成したらぜひ沈めてくれという数代前の王からの遺言だったという。
沈黙の実を生む太古の魔法は消滅し、声を失う者がいなくなったため、さえずりの実も意味のないものになった。
その失われた魔法は、声を失う魔法と声を蘇らせる魔法の両方が合わさって出来たものであるとされていたが、なぜかこの丘のさえずりの実を宿した木は、その持ち主の願いに呼応するかのようにこの丘に残り続けていた。
母親は少女に黒い実を渡した。
小さな手のひらの上でそれをまじまじと眺めた少女は、花の咲き乱れる丘を見回した。
「どこに植えてもいいの?」
「ああ、好きなところに植えろ。お前に子供が出来たら、またその実を渡すことになるのだから、場所は忘れるなよ」
一見すると突き立った枯れ枝にしか見えないのだ。
少女と少年は手を繋いで丘を駆けまわり、やっと日当たりの良い白い花の間にその場所を決めた。
「明日にはわからなくなりそうだな」
母親は二人が地面に穴をあけて、黒い実を押し込むのを見守りながら呟いた。
その時、丘の下から、黒い肌の体躯の大きな戦士が上ってきた。
「パパだ!」
少年が先に気づいて走り出す。
「なんだ、やっぱり来たのか?」
男は不機嫌そうに顔をしかめながらも、駆け付けてきた二人の子供達を優しく抱き上げた。
「モーラに花嫁のベールを借りたいから持ってきてくれと言われた」
花嫁のベールもこの一族に伝わる不思議な宝だった。太古の島で生まれた魔法を宿す真珠で作られており、海の王から墓に眠る美姫に贈られたものだと伝えられている。
結婚の誓いをし、頭にかぶれば必ず子供が宿ると言われる夢のような品であり、なぜかその花嫁のベールは一族の女性にしか効果がないのだ。
「巷で売られている物でいいとは言っていたが、やはり一族の物が確実だろうとゲイルが俺に頼んだ」
太古の島で生まれる魔法の真珠自体は珍しい物ではなく、海沿いの町でもよく取引が行われる。魔法の効果はまちまちだが、子宝に恵まれるお守りのようなものだった。
ディアント国がその島を独占しているが、品物はこの世界に広く流通している。
父親が両手に子供を抱いて妻の傍に近づき、家族は三つの墓の前に立った。
「どんな人だったか何か聞いているか?」
夫の質問に、妻は肩をすくめる。
「さあね、昔の女性は辛抱強かったという話しぐらいしか覚えていないな。もう一族にも彼らがどんな人間で、どんな風に出会い、どうやってその時代を生き抜いたのか語れる者は残っていないんだ。この木がなぜここにあるのかすら、私には伝えられなかった。一族の女性なのに、国で語り継がれる程度のことしか、わからないというのも少し残念な話だな」
直接の子孫は妻の方だった。夫はディアント国の出身であり、結婚してから妻の一族のことを知ったのだ。しかし、ディアント国にもこの王国に眠る美姫の伝説が少し残っていた。王城の近くに、王の愛した人という名前の小島があり、その女性がオルドア国に眠るこの美姫だという話だった。
「島に名前が付けられるほど王に愛されたのに、なぜこの国の男と結婚したのか、その理由ぐらいは語り継いでほしかったな」
妻の言葉に、ディアント国出身の夫も頷いた。
「全くだな。もしディアント国の王とうまくいっていたら、太古の島の一つが俺達一族のものになっていたかもしれないぞ。そうなれば、俺も王族の一員だ」
実にもったいないと夫が嘆く。妻が思い出したように声をあげた。
「ああ、一つ思い出した。欲がない人だったっていう話が残っているよ」
「まぁそうだろうな。島一つくれる男をふって、ここに眠ることになったんだから、語り継がれなくてもそういう女性だったのだろうと想像はつく」
二人は顔を見合わせ、にやりと笑った。二人とも欲深い商人なのだ。
「ついでだから、その花嫁のベール、俺達もまた使ってみるか?」
夫の子作りの誘いに、妻は明るく笑った。
「また結婚式のまねごとをするのか?お前の場合はいらないだろう。自然にしていればいくらでも出来る」
夫は絶倫で、自分のような逞しい女でなければ相手はつとまらないだろうと妻は自負していた。
夫はまんざらでもないように、不敵な笑みを浮かべ、丘の上に建つ小さな家を見上げた。
「さて、家の空気の入れ替えと掃除をして、花嫁のベールを回収することも忘れないようにしないといけないな。今日は港の屋敷に泊まるか?」
シーラ山を切り開き、巨大な港が陸地に出来ていた。その建設にも関わった一族は、今や港に巨大な屋敷を持つ。
北のイズラ王国の技術を用いた新しい商船も手に入れ、一族は自由にこの世界を旅してまわっているのだ。
「そういえば、領事館に入らないかと誘いが来ていたな」
「へぇ」
小屋に向かいながら、夫は妻の顔色を窺った。自由を愛する一族は、風のようにいつも新しい場所を探したがる。
妻は夫を見上げ、腕の中で眠り始めた子供たちの姿に優しい微笑みを向けた。
「やりたいなら反対はしない。お前が陸に留まるなら付き合うよ」
丘の上を爽やかな風が吹き抜け、白い花びらが幸福な時間を祝福するように一斉に舞い上がった。
不思議な魔法が宿るその丘から見上げる空は、どこまでも高く、自由で果てしない世界に繋がっている。
親子が丘に建つ小さな家に吸い込まれると、墓の周辺は再び静寂に包まれた。
温かな日差しの下、並ぶ三つの墓に先ほど舞い上がった白い花弁が降り注ぐ。
その合間から美姫の墓に刻まれた文字が見える。
『愛に溢れた人』
その後ろには、眠る美姫の名前が刻まれているが、それは今、降り積もった白い花弁に隠されている。
残酷な時代を懸命に生き抜いた、この小さな英雄たちの事を、正確に伝える石碑や書物といった形あるものは残されていない。
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書籍化されたら必ず購入したいと思いました。格調高い作品をありがとうございました。
感想ありがとうございます!気づくのが遅れて本当に申し訳ありません。遅すぎますよね……。頻繁に感想を頂くことがないので油断していました。今朝、ふと気づいて飛び跳ねて喜んでおります。
この作品は、なぜ書き始めてしまったのだろうと後悔するほど辛かったので、褒めて頂き、心の底からうれしいです。何度も書き直し、一瞬半分消えたこともあるので、諦めずに書き上げて本当に良かったと今、やっと思いました。ありがとうございます。
苦しい部分も多かったと思いますが、最後までお読み下さりありがとうございました。
返信が遅くなったこと、心の底からお詫び申し上げます。申し訳ありません。とてもうれしかったです!ありがとうございました^^