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7.俺をつれていけ
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クリスとゼルはゴデの町を通る街道を外れ、昨日と同じように立ち入り禁止の森に入った。
あっという間にゼルは道を見失ったが、クリスは迷いの無い足取りで進んだ。
クリスが指をさしたのは、町を見下ろす山の方だった。
「こっちは町に近すぎないか?」
強盗団が隠れるにしてはあまりにも目立ちすぎる場所だった。
「そうなんだ。ここはさ、木の切りだしが許可されているところなんだ。それで業者が出入りしているはずなんだけど……」
道なき道を木の根や、丈夫なつる草に捕まりながらなんとかよじ登ると、クリスは枝ぶりのよさそうな木を見つけた。
二人はその木に登り、枝葉を押しのけ斜面の下を見た。
ちょうど真下に木材を切り出している空き地が見え、男達が出入りしている。
その空き地は三か所ほどあり、それぞれ異なる業者のようだった。
「あの奥の広場、斜面に面したところ、全然木が切られていないんだよ。
さらにいえば、木の陰に洞窟があって丸太を中に運び込んでいる。
昨日確かめたのは国境沿いだ。人が入った形跡はなかった。ということは、やつらは街道を通って表から堂々と国に入り込んでいるんだ。
あの丸太、中身をくり抜けばなんでも入りそうじゃないか?子供でも入りそうだ」
クリスの言葉にぞっとしてゼルはその光景を食い入るように見つめた。
「証拠をつかみに行こうぜ」
枝から下りようとするクリスの手をゼルが捕まえた。
「ま、待てよ。お前の主人に知らせよう。あいつらが盗賊団なら俺達二人で行って何ができるんだよ」
クリスの目が意地悪くきらめいた。
「馬鹿だな。軍隊が来たらあいつらのお宝根こそぎ持っていってしまうだろう?その前にいくらかちょうだいして、その後で情報を流す。多少の小銭は手間賃でもらっておこう」
その大胆不敵な発言に、ゼルは目をみはった。
クリスはゼルの反論を待たず躊躇いもなく歩き始め、ゼルは慌ててその背中を追った。
二人は足場もないような細い尾根を慎重に進んだ。
近づけば近づくほど、クリスの指摘した三か所目の木材伐採所は奇妙な点だらけだった。
まず見張りの数が尋常じゃない。
作業はしているが、切りだし作業をしている者より運んでいる者の方が多い。
さらに丸太が一向に外に運び出されない。
裏側からゆっくりと近づくと男達の会話が聞こえてきた。
「軍隊は順調に東に流れている。捜索隊が町を完全に離れたら実行だ」
「明日、ゴデの東で騒ぎを起こす」
「街道を西に……」
にやりとし、二人はしばらくの間、男達の会話を盗み聞きすると、静かにそこを後にした。
「さてもう一つやることがある。俺達は首になるかもしれないが、それ以上の富を得る」
そう告げると、クリスは迷いなく再び森の中を歩き始めた。首と聞き、ゼルはどうしようかと迷うようなそぶりをみせたが、すぐにクリスを追い始めた。
豪胆なクリスに魅せられ、ゼルはすっかり言いなりだったのだ。
その日は奇妙な夜だった。木材伐採所の周りには見張りが立ち、さらにたくさんの篝火が燃えていたにも関わらず、野生の獣が何度も入り込んできた。
見張りが十分いたため、騒動はすぐに収まったが、その騒ぎの中で丸太が数本、夜の森に消えたことに気づいた者はいなかった。
木材伐採所を遠く離れ、暗がりで蝋燭を灯し、丸太の中をこじ開けたクリスとゼルは、金貨の袋を見つけて顔を見合わせた。
一袋目は無言で山分けし、残る一袋は証拠とし、速やかにそこを離れたのだ。
翌朝、昨日の探索で何の収穫も得られなかった騎士団は再び出立の準備を急いでいた。
ルークが厩にやってくると待っていたとばかりにクリスが飛んできた。
ルークは頬を染めて喜び、それが表情に出てしまったことに気づいて慌てて顔を引き締めた。
「クリス、今日もその、遅くなるから……」
そう言いかけて、ルークはクリスの後ろにゼルが立っていることに気が付いた。
まさか尻を売ったのだろうかと考え、ルークは胸が締め付けられるような痛みを覚えた。クリスはルークの気持ちなどお構いなしに気軽な口調で言った。
「ルーク、手を出して。俺達からプレゼントがあるんだ」
俺達という響きも不快だったが、ルークは手を出した。その手の上にずしりとした革袋が乗せられた。
驚いてルークが中を確かめると、鋭くクリスを見た。
「これは何だ?何をした?!」
一瞬、胸が痛んだのはクリスだった。
毎日糞を運び、口を開けば金をくれというような人間がこんな大金を持っていたら、疑うのも当然だとクリスは平気なふりをして流した。
「証拠だよ。ゼルと一緒に心当たりの場所を探したんだ。盗賊が潜伏していそうな場所をね。
ずっと怪しいと思っていた場所があったんだ。
それで、二人でこっそり忍び込んできた。証言だけじゃ信用されないと思って、夜中に証拠もとってきた」
クリスは、お前も話したいかと問うように後ろのゼルに視線を向けた。ゼルは肩をすくめた。
「俺はついていっただけだよ。ちょっと餌をぶら下げてクマに喰われそうになったり、狼に追いかけられたが、クリスの作戦通り動いた」
ルークは真剣な顔で頷き、ロイダール隊長の所へ行こうとクリスの手を取った。
クリスはゼルも一緒だと主張した。
ゼルは驚愕し、礼儀がわからないから無理だと逃げようとしたが、クリスはその手首をつかみ、胸を張った。
「褒美を催促してやる!」
その日、東の集落で起きた強盗騒ぎは未遂で終わり、西に向け大移動を始めた材木業者たちは大勢の兵隊に囲まれた。
その間に、見張りの手薄になった山にはもう一方の部隊が入った。
それはルークの所属する部隊で、隠されていた財宝が洞穴から発見された。
積まれた丸太の中は空洞で、悪事の動かぬ証拠がたんまり入っていた。
ウーナ国の国章が発見されると、それは由々しき事態となった。
「戦争になるのか?ならば今回の報酬は、戦いに参加する権利にしてくれ。俺は手柄をたてたい!」
クリスの言葉にゼルも便乗した。
渋るルークに、クリスは鋭く視線を向けた。
「これでもう俺を置いてはいけないな?なんといっても俺はお前の従者だし、訓練も受けている。細いのが気に入らないなら、こいつもいれば安心だろう?」
クリスがゼルの腕を引っ張ると、ルークはさらに複雑な顔をした。
クリスを自分のせいで危険な目に合わせたくないが、自分の目が届かないところで二人が急速に仲を深めるのも嫌だったのだ。
「お前を死なせない主人になるために、より一層努力しないといけないな」
ルークはクリスを連れていくことに同意するしかなかった。
ゼルは突然クリスが自分を仲間に引き入れてくれたことに感謝したが、それほど恩を感じたわけではなかった。糞運びを脱することに手は借りたが、その先の出世は競争だった。
クリスも、ゼルに個人的な信用や友情を感じているわけではなかった。
ルークが任務に自分を連れて行かないのは、体格のせいだと考えたのだ。
女である以上体の大きさはこれ以上望めない。外見的な頼りなさからせっかく手に入れた仕事を奪われるのは嫌だった。自分の足りない部分をゼルが補えばちょうどいい。
さらにゼルに恩を多少なりとも売っておけば、使いやすく表向きは良い相棒になれるだろうと思った。
王国がウーナ国に宣戦布告をしたと聞くと、クリスは張り切り、ゼルは本気で人を切るのかと不安に思った。
すでにその経験のあるクリスは新調した剣を振り回し、得意げに語った。
「自分が死ぬぐらいなら相手を殺した方がいい。戦うしかないなら、覚悟を決めることだ」
潔い物言いに、ゼルも負けまいとするように力強く頷いた。
ルークも一層訓練に励み、クリスの覚悟に負けないほど強くあろうと努力した。
開戦を前に、ロイダールはルークと部下のクリスと仲間に入れたというゼルを共に呼んだ。
「何かあっては困る。後方で糧食部隊を守ってくれ」
「はいっ」
ルークは力強く返事をした。ロイダールはクリスとゼルに目を向けた。
「主人に何かあればお前達の責任だ。命を懸けて主を守れ」
不敵にお任せ下さいと答えたのはクリスで、ゼルは緊張しすぎてハイとしか答えられなかった。
それから、大人の護衛がつくと言われ、見上げると夕刻の見張りでよくついてくる男が立っていた。
「顔なじみだろう?」
子供達のお守りを引き受けることになったのはやはり騎士のゲインだった。その表情は戦士らしく感情を窺わせないもので、まるで廊下に飾られた甲冑の人形のようだとクリスは密かに思った。
あっという間にゼルは道を見失ったが、クリスは迷いの無い足取りで進んだ。
クリスが指をさしたのは、町を見下ろす山の方だった。
「こっちは町に近すぎないか?」
強盗団が隠れるにしてはあまりにも目立ちすぎる場所だった。
「そうなんだ。ここはさ、木の切りだしが許可されているところなんだ。それで業者が出入りしているはずなんだけど……」
道なき道を木の根や、丈夫なつる草に捕まりながらなんとかよじ登ると、クリスは枝ぶりのよさそうな木を見つけた。
二人はその木に登り、枝葉を押しのけ斜面の下を見た。
ちょうど真下に木材を切り出している空き地が見え、男達が出入りしている。
その空き地は三か所ほどあり、それぞれ異なる業者のようだった。
「あの奥の広場、斜面に面したところ、全然木が切られていないんだよ。
さらにいえば、木の陰に洞窟があって丸太を中に運び込んでいる。
昨日確かめたのは国境沿いだ。人が入った形跡はなかった。ということは、やつらは街道を通って表から堂々と国に入り込んでいるんだ。
あの丸太、中身をくり抜けばなんでも入りそうじゃないか?子供でも入りそうだ」
クリスの言葉にぞっとしてゼルはその光景を食い入るように見つめた。
「証拠をつかみに行こうぜ」
枝から下りようとするクリスの手をゼルが捕まえた。
「ま、待てよ。お前の主人に知らせよう。あいつらが盗賊団なら俺達二人で行って何ができるんだよ」
クリスの目が意地悪くきらめいた。
「馬鹿だな。軍隊が来たらあいつらのお宝根こそぎ持っていってしまうだろう?その前にいくらかちょうだいして、その後で情報を流す。多少の小銭は手間賃でもらっておこう」
その大胆不敵な発言に、ゼルは目をみはった。
クリスはゼルの反論を待たず躊躇いもなく歩き始め、ゼルは慌ててその背中を追った。
二人は足場もないような細い尾根を慎重に進んだ。
近づけば近づくほど、クリスの指摘した三か所目の木材伐採所は奇妙な点だらけだった。
まず見張りの数が尋常じゃない。
作業はしているが、切りだし作業をしている者より運んでいる者の方が多い。
さらに丸太が一向に外に運び出されない。
裏側からゆっくりと近づくと男達の会話が聞こえてきた。
「軍隊は順調に東に流れている。捜索隊が町を完全に離れたら実行だ」
「明日、ゴデの東で騒ぎを起こす」
「街道を西に……」
にやりとし、二人はしばらくの間、男達の会話を盗み聞きすると、静かにそこを後にした。
「さてもう一つやることがある。俺達は首になるかもしれないが、それ以上の富を得る」
そう告げると、クリスは迷いなく再び森の中を歩き始めた。首と聞き、ゼルはどうしようかと迷うようなそぶりをみせたが、すぐにクリスを追い始めた。
豪胆なクリスに魅せられ、ゼルはすっかり言いなりだったのだ。
その日は奇妙な夜だった。木材伐採所の周りには見張りが立ち、さらにたくさんの篝火が燃えていたにも関わらず、野生の獣が何度も入り込んできた。
見張りが十分いたため、騒動はすぐに収まったが、その騒ぎの中で丸太が数本、夜の森に消えたことに気づいた者はいなかった。
木材伐採所を遠く離れ、暗がりで蝋燭を灯し、丸太の中をこじ開けたクリスとゼルは、金貨の袋を見つけて顔を見合わせた。
一袋目は無言で山分けし、残る一袋は証拠とし、速やかにそこを離れたのだ。
翌朝、昨日の探索で何の収穫も得られなかった騎士団は再び出立の準備を急いでいた。
ルークが厩にやってくると待っていたとばかりにクリスが飛んできた。
ルークは頬を染めて喜び、それが表情に出てしまったことに気づいて慌てて顔を引き締めた。
「クリス、今日もその、遅くなるから……」
そう言いかけて、ルークはクリスの後ろにゼルが立っていることに気が付いた。
まさか尻を売ったのだろうかと考え、ルークは胸が締め付けられるような痛みを覚えた。クリスはルークの気持ちなどお構いなしに気軽な口調で言った。
「ルーク、手を出して。俺達からプレゼントがあるんだ」
俺達という響きも不快だったが、ルークは手を出した。その手の上にずしりとした革袋が乗せられた。
驚いてルークが中を確かめると、鋭くクリスを見た。
「これは何だ?何をした?!」
一瞬、胸が痛んだのはクリスだった。
毎日糞を運び、口を開けば金をくれというような人間がこんな大金を持っていたら、疑うのも当然だとクリスは平気なふりをして流した。
「証拠だよ。ゼルと一緒に心当たりの場所を探したんだ。盗賊が潜伏していそうな場所をね。
ずっと怪しいと思っていた場所があったんだ。
それで、二人でこっそり忍び込んできた。証言だけじゃ信用されないと思って、夜中に証拠もとってきた」
クリスは、お前も話したいかと問うように後ろのゼルに視線を向けた。ゼルは肩をすくめた。
「俺はついていっただけだよ。ちょっと餌をぶら下げてクマに喰われそうになったり、狼に追いかけられたが、クリスの作戦通り動いた」
ルークは真剣な顔で頷き、ロイダール隊長の所へ行こうとクリスの手を取った。
クリスはゼルも一緒だと主張した。
ゼルは驚愕し、礼儀がわからないから無理だと逃げようとしたが、クリスはその手首をつかみ、胸を張った。
「褒美を催促してやる!」
その日、東の集落で起きた強盗騒ぎは未遂で終わり、西に向け大移動を始めた材木業者たちは大勢の兵隊に囲まれた。
その間に、見張りの手薄になった山にはもう一方の部隊が入った。
それはルークの所属する部隊で、隠されていた財宝が洞穴から発見された。
積まれた丸太の中は空洞で、悪事の動かぬ証拠がたんまり入っていた。
ウーナ国の国章が発見されると、それは由々しき事態となった。
「戦争になるのか?ならば今回の報酬は、戦いに参加する権利にしてくれ。俺は手柄をたてたい!」
クリスの言葉にゼルも便乗した。
渋るルークに、クリスは鋭く視線を向けた。
「これでもう俺を置いてはいけないな?なんといっても俺はお前の従者だし、訓練も受けている。細いのが気に入らないなら、こいつもいれば安心だろう?」
クリスがゼルの腕を引っ張ると、ルークはさらに複雑な顔をした。
クリスを自分のせいで危険な目に合わせたくないが、自分の目が届かないところで二人が急速に仲を深めるのも嫌だったのだ。
「お前を死なせない主人になるために、より一層努力しないといけないな」
ルークはクリスを連れていくことに同意するしかなかった。
ゼルは突然クリスが自分を仲間に引き入れてくれたことに感謝したが、それほど恩を感じたわけではなかった。糞運びを脱することに手は借りたが、その先の出世は競争だった。
クリスも、ゼルに個人的な信用や友情を感じているわけではなかった。
ルークが任務に自分を連れて行かないのは、体格のせいだと考えたのだ。
女である以上体の大きさはこれ以上望めない。外見的な頼りなさからせっかく手に入れた仕事を奪われるのは嫌だった。自分の足りない部分をゼルが補えばちょうどいい。
さらにゼルに恩を多少なりとも売っておけば、使いやすく表向きは良い相棒になれるだろうと思った。
王国がウーナ国に宣戦布告をしたと聞くと、クリスは張り切り、ゼルは本気で人を切るのかと不安に思った。
すでにその経験のあるクリスは新調した剣を振り回し、得意げに語った。
「自分が死ぬぐらいなら相手を殺した方がいい。戦うしかないなら、覚悟を決めることだ」
潔い物言いに、ゼルも負けまいとするように力強く頷いた。
ルークも一層訓練に励み、クリスの覚悟に負けないほど強くあろうと努力した。
開戦を前に、ロイダールはルークと部下のクリスと仲間に入れたというゼルを共に呼んだ。
「何かあっては困る。後方で糧食部隊を守ってくれ」
「はいっ」
ルークは力強く返事をした。ロイダールはクリスとゼルに目を向けた。
「主人に何かあればお前達の責任だ。命を懸けて主を守れ」
不敵にお任せ下さいと答えたのはクリスで、ゼルは緊張しすぎてハイとしか答えられなかった。
それから、大人の護衛がつくと言われ、見上げると夕刻の見張りでよくついてくる男が立っていた。
「顔なじみだろう?」
子供達のお守りを引き受けることになったのはやはり騎士のゲインだった。その表情は戦士らしく感情を窺わせないもので、まるで廊下に飾られた甲冑の人形のようだとクリスは密かに思った。
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