9 / 95
魔法使いとの出会い
9. 判断材料
しおりを挟むははっ、とリアムはおかしそうに笑った。
「そういうの、あっさり読まれないように特殊な文字で書くものなんだけどねえ。普通~に読めてしまったんだね、ユウマくんは」
「そうだな。彼は血判状に怯えるばかりで自覚していなかったがな。ミシェルの兄である私に危機が迫っていると知り、その館から離れ、いくつもの鏡を経て、ようやくここに辿り着いたと言っていた」
「彼の声は誰にも聞こえなかったのだろう? きみを見つけても、どのみち報せようがなかったかもしれないのに。それに王都中心部と違って、ここは森だよ。鏡なんてそうあちこちにないだろう?」
「それが、とんでもなく巨大な鏡があったそうだ」
「……まさか、水鏡の泉かな?」
「そのまさかだ」
何ができるとも思えない。けれど居ても立ってもいられず、悠真はミシェルの兄の館を目指した。レムレス魔導伯の館が北の森にあることだけは知っており、そこでは鏡が途切れるかもしれないと案じていたら、遠くからも鮮明な煌めきが進路上の闇の中にあった。
巨大な鏡が地面に横たわっている。一度そこに飛んだら戻れないかもしれない不安は、どうしてか感じなかった。そうして移動してみれば、彼は鏡面のように凪いだ湖のほとりにいた。
そこが精霊の憩い場と呼ばれる泉であり、精霊に許された一部の者にしか接近できない特別な場所だと彼は知らなかった。
そこには世界があった。まるでこの世の生き物がすべて滅びたような世界が。木も草も生えていない、建物の『外』の景色。
恐ろしくなり、悠真は水鏡の中に戻った。どれも一方通行だった人工物の鏡と違い、ここの水鏡は往復が可能だとその時に判明した。
闇の中、はるか遠くに小さな、けれど眩しい輝きがあった。導かれるようにそこがレムレス魔導伯の館だと直感し、迷わず飛んだら、館のあるじの寝室、姿見の前に立っていた。
「……例の禁術の定説が引っくり返るよ。『世界』だって?」
「そう言っていた。どこまでも果てしなく広がっていたと」
「一介の術師ごときに編み出せる術ではないよ。古き精霊が創り上げた仕組みとしか思えない」
「編み出したのではなく、精霊から教わったのかもしれん。それを悪用する輩が出て、禁術に指定されたのかもな」
「有り得るね。古来より鏡はさまざまな儀式に使われ、守護のまじないとして私的な空間に置かれてきた。そんな術があると広まったら、大騒ぎどころではないよ」
「霊的なものからの守りになるのは間違いない。お祖父様からそう聞いたのもあるが、ユウマも私の館の鏡は『キラキラして綺麗で、悪いものは近寄れなそう』と言っていた」
「そうなんだ? じゃあ基本的には安心していいのかな?」
オスカーは頷いた。
「こちらから呼びかけない限りはな。だからお祖父様も生前、父や私に口すっぱく注意していた。無闇に鏡へ語りかけるなと。お祖父様亡き後は、私がミシェルに言い聞かせたのだが……」
優れた召喚士を出すカリタス家の者として、祖父にもその素養があった。祖父は禁術の正体を知らなかったはずだが、鏡の中から悪しきものが出て来てしまう言い伝えがあると教えてくれた。喚びやすいカリタス家の者だからこそ、注意せねばならないとも。
魔導塔に所属し、さまざまな裏を知る立場になって、祖父の言葉がすべて腑に落ちた。
この禁術において、鏡に閉じ込められた魂は自然消滅することがない。
召喚主が命を落としたり、何らかの原因で支配が解けた魂は、別の鏡へ移動できるようになる。
それがやがて鏡の悪魔となる。
鏡の悪魔は本来、鏡の中からは出られない。
誰かが鏡に向かって喚びかけない限り。
「……《聖者の灰》と《賢者の血》をよこせ、だったね。オスカー。まさかだけど」
オスカーは無言で返し、リアムが目を瞠った。
「可能なのかい?」
「召喚士であると同時に、《灰の精霊》の加護があれば」
つまり、オスカーにのみ可能なのだ。悠真を安全にこちら側の世界に引き戻し、肉体を与えるというとんでもない所業が。
《灰の精霊》が司るのは破壊と死、再生と誕生。このうち前者の性質が広く知れ渡っており、ゆえに愛し子も恐れられている。
リアムに加護を与えた《風の精霊》より遥か格上の精霊であり、人の世の地位はリアムのほうが上位でも、愛し子としての格はオスカーのほうが上なのだった。
灰など風で吹き飛ばされるだろう、という話ではもちろんない。かつて怒り狂った古き精霊が破壊の限りを尽くし、その場には灰しか残らなかったという逸話から、人の世で《灰の精霊》と呼称されるようになっただけだ。滅多に加護を与えないことでも知られるその精霊の愛し子が、灰を連想する髪と目の色であるのも一因だろう。
「ユウマくんは、『ここから出して欲しい』ときみに願った?」
「正確には『ここから出たい』だ。その方法を知らないかと尋ねられた。無理であれば、消える方法でもいいと」
「ふうん。まさか、出してあげるって確約したのかい?」
「いいや。『わかった』とだけ」
「どちらの問いに対する回答にもなっていない……それなら契約は成立しないね」
安請け合いは危険だ。正体不明の相手なら特に。
「私としては簡単に賛同できない。ユウマくんには同情を禁じ得ないが、もし既に悪魔化していたら、断じて肉体を与えるわけにはいかない」
「まだそうなってはいない。そもそも、元凶は我が弟だ」
「だとしても。弟くんが倒れたのは一年半ぐらい前、ユウマくんが鏡に閉じ込められてからはもう一年経つんじゃないのか? 変わるには充分な期間だ。きみが騙されるなんて考えにくいけれど、私には判断のつけようがない。それとも、私ならきみのように彼の姿を視ることができるかな?」
「いや、おまえにも視えまい。胆は召喚士の能力なのだと思う。今も聞こえていないようだしな」
「今も? ―――っ!?」
リアムは勢いよく首をねじった。筋は大丈夫だろうかと、オスカーは見当違いなようで真面目な心配をする。
愕然と見開かれた視線の先には、普段あまり意識しない壁掛け鏡。
「私はバカか!? 自分がこんな大マヌケだとは知らなかったよ!!」
「安心しろ、一部では周知の事実だ」
「一部ってなにさ!? 気になるけどそうじゃなくてね!?」
「『驚かせちゃってごめんなさい』と謝っているぞ」
「どういたしまして!! 圧倒的に悪いのは黙り腐ってたこの野郎だから気にしなくていいよ!!」
「それから、おまえの館の鏡も私の館と同様、『すごくキラキラして綺麗で、変なのはいないから大丈夫』だそうだ」
「あ、そうなのかい……ありがとう、ホッとしたよ……うん」
がっくりと脱力し、再びテーブルと仲良くなる。お互いのカップはとうに空になっており、とりあえずこぼす心配はない。
「……交換条件、というのでもないけど。安心できる材料は欲しいね」
やがて意識を切り替え、リアムは顔を上げて頬杖を突いた。少々やさぐれ気味だ。
「あれらの素材を持ち出す以上、どうあっても私もリスクを負う。だから、もう少し詳しく聞かせてもらいたいな。私ときみに罠をしかけようって連中の企みをね」
□ □ □
かの人物が王を弑そうとしているのは事実なのか、そして二人に罪を着せようとしているのは事実か。悠真の言葉に偽りがないと確認できれば、持ち出しを承認する。そんな条件をリアムは出し、とある精霊からの情報提供があったとして密かに操作が行われた。
その結果、実にあっさりと、すべて真実であると証明された。
首謀者の貴族は、魔法の大家の当主でありながら近年は優れた魔法使いを出せず、自身も平均並みの魔法使いでしかないことに強い劣等感を抱いていた。
そして魔導塔を、とりわけ精霊の寵愛が深く、高位の魔法使いでもある二人を一方的に敵視し、ろくに社交もしない彼らを重んじる王家にも不満をくすぶらせていた。
そんなある日、他国の手の者から耳元で甘く囁かれた。あなた様に相応しいご身分とお立場をご用意する準備があります、と。
魔が差した。同じように一方的な逆恨みをこじらせた仲間を集め、陰鬱な地下で計画を立てた。
魔導語などを交えた慎重なやりとりだったにもかかわらず、悠真には一切通用しなかった。
頭の中身が読まれているかのように、動かぬ証拠を次々と押さえられ、彼らは慄き呆然としていた。国家転覆罪が確定し、他国の間者も捕えられた。
相手は友好国であったため、少なからず衝撃が走ったものの、どうやらあちらの国でも王位継承に関するごたつきがあったようで、国同士の話し合いは案外簡単に纏まったらしい。
「実績がない以上賞賛はできずとも、長年の忠義には報いたい。だから毎年、珍しい催しを見せるというパーティーに、お忍びという形で参加なさっていた。陛下にお心をかけられていると周囲にはそれだけで伝わる、だというのにそんな陛下のお気持ちも察せず、勝手に恨みつらみを腐らせていたというのだから救いようがないね。ところで例の血判状、えらい代物だったよ。さすが大家、言語だけじゃなく紙もインクもペンもそれ用のを使ってて―――」
「長くなるなら後にしろ。お喋りに付き合っている間に、彼が変異したとなれば目も当てられん」
「おっと、すまない」
王家の宝物庫より警備が厳重と言われる魔導塔の保管庫の出入口は、悠真が見れば「映画に出てきた銀行の金庫みたいだ」とテンションを上げただろう。
リアムが巨大な円形扉に手の平を当てて魔力を流し込めば、青い紋様が浮かび上がり、どこか深い場所でゴォン、と響いた。
自動的にがぱり、と扉が開き、二人がくぐり抜ければ、また自動的に扉が閉まる。出る時もリアムの認証が要るのだ。
保管庫の内部は、さながら研究所と美術館と薬局の混合体だ。巨大な薬棚の間を歩きながら該当の引き出しを見つけ、リアムが指先を当てて魔力を流す。同じように青い紋様が浮かんで、今度はカチリと軽い音が響いた。
それぞれの素材の引き出しをひらき、オスカーはひと握りほどの粉を専用の包みに移し、数滴の血を瓶に入れて、懐の内ポケットに仕舞い込んだ。貴重なものをそんな無造作に運ぶな、という突っ込みはなかった。リアムだって貴重なものほどそういう運び方をする。彼が懐に隠した品を強引に奪える敵となれば、目の前の友人以外で勝てる者がいるとは思えない。
オスカーがこれから行うであろう秘術について興味津々だったけれど、詮索は避けた。自分が何かする時に、あれこれ詮索されたくないからである。魔導塔の筆頭として気にすべきは、いざ成功した後に王家への報告をどうするかだ。
「陛下に拝謁を願い出る前に、私もユウマくんに会っておきたい。彼がどんな存在になるかによって、設定を修正する必要性も生じるだろうからね」
「ああ。―――四日後だ。その頃には安定しているだろう」
「了解。近衛騎士団に納品予定の回復薬、間に合いそうかな?」
「既に仕上がっている」
「早くて助かるよ。ところで土産に何かリクエストはあるかい?」
その問いにオスカーはふと、空を見つめた。
「できれば冒険譚、挿絵があればなおいい。私の館にはない」
1,477
お気に入りに追加
2,230
あなたにおすすめの小説
冷遇された第七皇子はいずれぎゃふんと言わせたい! 赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていました
taki210
ファンタジー
旧題:娼婦の子供と冷遇された第七皇子、赤ちゃんの頃から努力していたらいつの間にか世界最強の魔法使いになっていた件
『穢らわしい娼婦の子供』
『ロクに魔法も使えない出来損ない』
『皇帝になれない無能皇子』
皇帝ガレスと娼婦ソーニャの間に生まれた第七皇子ルクスは、魔力が少ないからという理由で無能皇子と呼ばれ冷遇されていた。
だが実はルクスの中身は転生者であり、自分と母親の身を守るために、ルクスは魔法を極めることに。
毎日人知れず死に物狂いの努力を続けた結果、ルクスの体内魔力量は拡張されていき、魔法の威力もどんどん向上していき……
『なんだあの威力の魔法は…?』
『モンスターの群れをたった一人で壊滅させただと…?』
『どうやってあの年齢であの強さを手に入れたんだ…?』
『あいつを無能皇子と呼んだ奴はとんだ大間抜けだ…』
そして気がつけば周囲を畏怖させてしまうほどの魔法使いの逸材へと成長していたのだった。

兄たちが弟を可愛がりすぎです
クロユキ
BL
俺が風邪で寝ていた目が覚めたら異世界!?
メイド、王子って、俺も王子!?
おっと、俺の自己紹介忘れてた!俺の、名前は坂田春人高校二年、別世界にウィル王子の身体に入っていたんだ!兄王子に振り回されて、俺大丈夫か?!
涙脆く可愛い系に弱い春人の兄王子達に振り回され護衛騎士に迫って慌てていっもハラハラドキドキたまにはバカな事を言ったりとしている主人公春人の話を楽しんでくれたら嬉しいです。
1日の話しが長い物語です。
誤字脱字には気をつけてはいますが、余り気にしないよ~と言う方がいましたら嬉しいです。

公爵家の五男坊はあきらめない
三矢由巳
BL
ローテンエルデ王国のレームブルック公爵の妾腹の五男グスタフは公爵領で領民と交流し、気ままに日々を過ごしていた。
生母と生き別れ、父に放任されて育った彼は誰にも期待なんかしない、将来のことはあきらめていると乳兄弟のエルンストに語っていた。
冬至の祭の夜に暴漢に襲われ二人の運命は急変する。
負傷し意識のないエルンストの枕元でグスタフは叫ぶ。
「俺はおまえなしでは生きていけないんだ」
都では次の王位をめぐる政争が繰り広げられていた。
知らぬ間に巻き込まれていたことを知るグスタフ。
生き延びるため、グスタフはエルンストとともに都へ向かう。
あきらめたら待つのは死のみ。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞

実はαだった俺、逃げることにした。
るるらら
BL
俺はアルディウス。とある貴族の生まれだが今は冒険者として悠々自適に暮らす26歳!
実は俺には秘密があって、前世の記憶があるんだ。日本という島国で暮らす一般人(サラリーマン)だったよな。事故で死んでしまったけど、今は転生して自由気ままに生きている。
一人で生きるようになって数十年。過去の人間達とはすっかり縁も切れてこのまま独身を貫いて生きていくんだろうなと思っていた矢先、事件が起きたんだ!
前世持ち特級Sランク冒険者(α)とヤンデレストーカー化した幼馴染(α→Ω)の追いかけっ子ラブ?ストーリー。
!注意!
初のオメガバース作品。
ゆるゆる設定です。運命の番はおとぎ話のようなもので主人公が暮らす時代には存在しないとされています。
バースが突然変異した設定ですので、無理だと思われたらスッとページを閉じましょう。
!ごめんなさい!
幼馴染だった王子様の嘆き3 の前に
復活した俺に不穏な影1 を更新してしまいました!申し訳ありません。新たに更新しましたので確認してみてください!
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。

【完結】僕の異世界転生先は卵で生まれて捨てられた竜でした
エウラ
BL
どうしてこうなったのか。
僕は今、卵の中。ここに生まれる前の記憶がある。
なんとなく異世界転生したんだと思うけど、捨てられたっぽい?
孵る前に死んじゃうよ!と思ったら誰かに助けられたみたい。
僕、頑張って大きくなって恩返しするからね!
天然記念物的な竜に転生した僕が、助けて育ててくれたエルフなお兄さんと旅をしながらのんびり過ごす話になる予定。
突発的に書き出したので先は分かりませんが短い予定です。
不定期投稿です。
本編完結で、番外編を更新予定です。不定期です。

獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる