従順な女子高生と年上ビアン達の躾け

華怜女学園高校入学式

刺激的な校則

桜舞う4月、私は晴れて華怜(カレン)女学園高等学校に入学した。「カレ女」と呼ばれるこの高校では生徒はもちろんのこと、先生や事務職員等の学校に関わる全てが女性で構成されている。というのも、カレ女に入学する生徒は男性に嫌悪や恐怖を感じているからだ。私は男性に対して特別に何か嫌な感情がある訳ではないが、過保護な母親に入学を勧められた。

私は天海菜々(あまみなな)。現代文と数学が得意で世界史と体育が苦手なごく普通の高校1年生だ。
私は友達となれ合うことが得意ではなくて、どちらかと言えば1人で行動することが好き。校区が変わって小学校や中学校の同級生はこの高校に1人もいないけど、私にとっては何の問題もなかった。

入学式では馴染みのない校歌や新生活に胸を躍らせるクラスメイトが耳障りだったが、１つだけ気になることもあった。カレ女の先生は皆もちろん女性なのだが全員もれなく美人だった。おそらく50代前半であろう校長も、校歌を弾く音楽科の先生も、ジャージを着ている体育教師も、パンツスーツを着こなす先生も、全員が綺麗だった。ただ、綺麗だという以上の感想も沸かず、男子生徒がいたら盛り上がってるだろうなぁなんて思いながら入学式を終えた。

入学式を終えた私は１－Aと書かれた教室に向かった。ここが私のクラスだ。五十音順に並んだ席、私は相田さん、麻生さんの次、出席番号3番の席に座る。クラスは全部で30名ほど、A組とB組に分かれていたので1年生の総数は60名だ。2年生、3年生に上がるにつれ、進路等の関係上クラスが細分化されていく。入学のしおりを読んでいると、1人の先生が入ってきた。ネイビーのパンツスーツを着こなすその先生は、身長165cmくらい、モデルのようにスラっとしていて、ゆるくパーマのかかった髪を後ろで１つにまとめている。少しつり目で眼鏡をかけており、薄いメイクでありながらも溢れ出る知的な端麗さに私は釘付けになった。

「みなさん、ご入学おめでとうございます。A組担任の林田真紀です。担当教科は英語です。1年間よろしく。」

林田先生は顔色・声色１つ変えずそう言った。よく言えばクール、悪く言えば怖そうな先生だ。

「早速ですが今日から皆さんにはカレ女の生徒として校則を守っていただきます。入学のしおり5ページを開いてください。」

カレ女は校則が厳しいことで有名だった。携帯は終礼まで電源を切っておく。髪の毛が肩につく場合は髪を結ぶ。髪ゴムは黒か茶色。スカートの長さは膝にかかる程度。部活には強制入部。下着は白のみ。。。
日本中の高校全てのブラック校則をかき集めたようなものばかりだった。中には他の高校では聞くこともないであろう校則がいくつかあった。

・頭髪や眉毛等の体毛を自身で整えることは禁止。必ず学校指定のサロンにて整えること。
・バイトは禁止だが、学校指定の施設での職業体験に必ず参加すること。
・学校外部であっても家族以外の男性との接触は禁止。
※以上の校則に違反した生徒には特別な罰則あり。

さらにカレ女は【高校生発育保護プログラム】に参加しており、学期末に1度の身体測定や健康診断はもちろんのこと、月経周期の管理も学校が行う。月経を管理されることに嫌悪を感じたが、それ以上に嫌悪を感じる部分があった。それが「発育保護のため自慰行為を禁ず。禁欲が困難な場合は保健室へ相談に行くこと。」というものである。いくら発育保護とはいえ、もはやセクハラではないのかと疑ってしまうほどだ。

「・・・以上、校則と発育プログラムに関しての説明を終わりますが、質問はありますか？」

あまりにも林田先生が淡々と話すので、クラスメイトから質問があがることはなかった。

「では今日はここまで。明日は早速身体測定と健康診断があります。必要なもちものはありませんが下着は校則通り白色を着用してください。入学早々違反することのないように。

また、明日は健康診断と同時に発育プログラムのための器具を装着します。同意書に保護者の方のサインをもらって持ってくるように。」

そういって林田先生は号令をかけてＡ組は下校となった。

自慰行為・・・禁欲・・・私はそれだけが気がかりだった。というのも私は幼い頃から自慰行為が好きだったからだ。最近はＢＬモノを見ながら自慰行為をしている。男性と自分が付き合うことは考えられないし興味がないが、男性と男性が交わっていることには異常に興奮する。自慰行為禁止と言っても家の中で1人隠れて自慰行為していることを学校が把握することなど出来ないだろうと考えた私は下校後早速自慰行為にふけった。