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5章 嫁取りの宴
45.【診察】(1)*
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離宮から脱出すると、レオンがフェルディナンに合図の狼煙を上げた。それで襲撃を終わらせる手はずだったらしい。
ラシャはその様子をまだ力の抜けた体で見守り、レオンに支えられて部屋に戻った。
いつもは薄情なマルゴもさすがに心配していた様子で、部屋に戻ると顔を歪めてラシャを抱擁した。
マルゴの入れてくれた花の浮いたハーブティーを飲むと、また少し精気が回復する。
「はふ……」
レオンはよほど心配したのか、ソファに座っている今も、ラシャを支えるように抱きしめていてくれる。
マルゴはすでに部屋を退室している。
「ラシャ、もっと精気が必要か?」
レオンに耳元で囁かれて、ラシャは顔が熱くなった。レオンの息が耳に熱く感じる。その艶を含んだ声色は、体での奉仕のことを指していた。
ラシャはブレーズに飲まされた催淫剤がようやく抜けてきたところだ。でもまだ体は熱を持って疼くし、精気は足りない。
「……もっとくれるか?」
レオンはラシャのカップを取り上げてソーサーに戻すと、すぐにラシャを抱き上げてベッドに降ろした。
すぐに服を脱ぎ捨てたレオンがラシャにのしかかってくる。
抱きしめられながらキスをしているだけで、体がゾクゾクするほど気持ちいい。
「ンッ……ンゥ……」
唾液を絡めながら舌を擦り付ける。レオンの甘い精気に頭がクラクラした。
ブレーズに監禁されているあいだ、ずっとレオンがほしかった。それがようやく与えられることに、幸福感が高まる。
性的に高まるような激しいキスを繰り返していると、すぐにお腹の奥が疼き始める。
「ンァ…………レオン、すぐちょうだい」
疼きで尻の蕾もムズムズしている。レオンはラシャの希望通りにそこにすぐに触った。その途端、レオンは顔を険しくした。
「……まさか、ここに触られたのか? あいつに」
そこはレオンの指を容易く受け入れる。すでに柔らかくなった蕾を勘違いして嫉妬するレオンにラシャは慌てた。
「ちがうっ!……その、催淫剤を盛られて……我慢できなくて、自分でしたから……」
赤くなりながら口ごもりつつ伝えたのに、まだレオンはムッとした表情を崩さない。
その指がラシャの後ろに潤滑油を追加しながら、指を増やして出入りした。
「我慢できなくて? あいつに入れられる準備をしたのか?」
「ちがう! レオンがほしくて、レオンの手を想像しながら触ったんだ!」
レオンが少し笑った。
「俺の、この指を?」
グチュグチュと指で掻き回されて、ラシャは体を震わせた。
「アッ!……ン!」
レオンの指が蕾の中の気持ちいい場所を突くたびに、ラシャは体を跳ねさせて前から蜜をしたたらせた。
「欲しいのは指だったか?」
「あ……ッ、ちが……ンッ! レオンの、大きいの……もっと欲し……!」
「俺のコレを想像しながら、何を入れたんだ?」
レオンの大きくなったモノが、ラシャの後ろを撫でる。蕾をヌルヌルした先で緩くなでながら焦らされて、ラシャは首を振りながら求めた。
「レオンッ! それの変わりなんてないから……! 早く入れて」
レオンのモノが、物欲しげに動く後ろに埋まった。体の奥に埋まっていくレオンに、物足りなかった体が満たされていく。
「は…………ぁぁあ……ん」
「ラシャの中が、離さないって言ってるみたいだ」
ようやく与えられたモノを隙間なく締めつけてしまう。
レオンは最後まで収めると、ラシャのいっぱいまで広げられた蕾の淵をなぞる。
「ずっと……ほしかった、から」
レオンを入れただけで達した。レオンはラシャの股間のものを触る。ふにゃふにゃで勃ちはしないそれを軽く抜きながら、レオンはラシャの腰を支えて自分の腰を強く打ち付ける。
レオンに体の奥を突かれると、目の前に火花が散るような快感がきた。
「あッ!は……!……!……イクッ!」
ラシャの前から出た蜜が、ラシャの胸にかかった。ピクンピクンと震えるラシャのなかを、レオンはまた強く突いた。
「……ッ!」
レオンも達してラシャの中に熱いものを注ぎ込む。ラシャはそれを体の奥で吸いながら、ズクズクに溶けるような快感に体を震わせた。
「あ……は……」
体の奥が痙攣して、もっと欲しいとレオンを搾り取る。
レオンはしばらくラシャの唇を舐め、舌を絡めながらキスをしてくれた。
ラシャはイッた快感に舌まで痙攣させながら、レオンの唾液を舐める。
体はまだ物欲しげにレオンに絡みついたままだ。
レオンはそんなラシャに応えるように、ラシャの足を抱えて上から刺すようにまた腰を動かしはじめた。
体のより奥を目指すようにレオンのモノで強く突かれて、ラシャはシーツを掴みながら快感を追った。
「ン!……フ!……ゥン」
またレオンのモノから体の奥に向かって熱いものをが流し込まれ、ラシャの腹を満たした。
「ン!……~~~~ふあぁ」
レオンの体に足を巻き付けて、最後の一滴までねだってしまう。それに応えるように、レオンが腰を動かして絞り出した。
ラシャはその様子をまだ力の抜けた体で見守り、レオンに支えられて部屋に戻った。
いつもは薄情なマルゴもさすがに心配していた様子で、部屋に戻ると顔を歪めてラシャを抱擁した。
マルゴの入れてくれた花の浮いたハーブティーを飲むと、また少し精気が回復する。
「はふ……」
レオンはよほど心配したのか、ソファに座っている今も、ラシャを支えるように抱きしめていてくれる。
マルゴはすでに部屋を退室している。
「ラシャ、もっと精気が必要か?」
レオンに耳元で囁かれて、ラシャは顔が熱くなった。レオンの息が耳に熱く感じる。その艶を含んだ声色は、体での奉仕のことを指していた。
ラシャはブレーズに飲まされた催淫剤がようやく抜けてきたところだ。でもまだ体は熱を持って疼くし、精気は足りない。
「……もっとくれるか?」
レオンはラシャのカップを取り上げてソーサーに戻すと、すぐにラシャを抱き上げてベッドに降ろした。
すぐに服を脱ぎ捨てたレオンがラシャにのしかかってくる。
抱きしめられながらキスをしているだけで、体がゾクゾクするほど気持ちいい。
「ンッ……ンゥ……」
唾液を絡めながら舌を擦り付ける。レオンの甘い精気に頭がクラクラした。
ブレーズに監禁されているあいだ、ずっとレオンがほしかった。それがようやく与えられることに、幸福感が高まる。
性的に高まるような激しいキスを繰り返していると、すぐにお腹の奥が疼き始める。
「ンァ…………レオン、すぐちょうだい」
疼きで尻の蕾もムズムズしている。レオンはラシャの希望通りにそこにすぐに触った。その途端、レオンは顔を険しくした。
「……まさか、ここに触られたのか? あいつに」
そこはレオンの指を容易く受け入れる。すでに柔らかくなった蕾を勘違いして嫉妬するレオンにラシャは慌てた。
「ちがうっ!……その、催淫剤を盛られて……我慢できなくて、自分でしたから……」
赤くなりながら口ごもりつつ伝えたのに、まだレオンはムッとした表情を崩さない。
その指がラシャの後ろに潤滑油を追加しながら、指を増やして出入りした。
「我慢できなくて? あいつに入れられる準備をしたのか?」
「ちがう! レオンがほしくて、レオンの手を想像しながら触ったんだ!」
レオンが少し笑った。
「俺の、この指を?」
グチュグチュと指で掻き回されて、ラシャは体を震わせた。
「アッ!……ン!」
レオンの指が蕾の中の気持ちいい場所を突くたびに、ラシャは体を跳ねさせて前から蜜をしたたらせた。
「欲しいのは指だったか?」
「あ……ッ、ちが……ンッ! レオンの、大きいの……もっと欲し……!」
「俺のコレを想像しながら、何を入れたんだ?」
レオンの大きくなったモノが、ラシャの後ろを撫でる。蕾をヌルヌルした先で緩くなでながら焦らされて、ラシャは首を振りながら求めた。
「レオンッ! それの変わりなんてないから……! 早く入れて」
レオンのモノが、物欲しげに動く後ろに埋まった。体の奥に埋まっていくレオンに、物足りなかった体が満たされていく。
「は…………ぁぁあ……ん」
「ラシャの中が、離さないって言ってるみたいだ」
ようやく与えられたモノを隙間なく締めつけてしまう。
レオンは最後まで収めると、ラシャのいっぱいまで広げられた蕾の淵をなぞる。
「ずっと……ほしかった、から」
レオンを入れただけで達した。レオンはラシャの股間のものを触る。ふにゃふにゃで勃ちはしないそれを軽く抜きながら、レオンはラシャの腰を支えて自分の腰を強く打ち付ける。
レオンに体の奥を突かれると、目の前に火花が散るような快感がきた。
「あッ!は……!……!……イクッ!」
ラシャの前から出た蜜が、ラシャの胸にかかった。ピクンピクンと震えるラシャのなかを、レオンはまた強く突いた。
「……ッ!」
レオンも達してラシャの中に熱いものを注ぎ込む。ラシャはそれを体の奥で吸いながら、ズクズクに溶けるような快感に体を震わせた。
「あ……は……」
体の奥が痙攣して、もっと欲しいとレオンを搾り取る。
レオンはしばらくラシャの唇を舐め、舌を絡めながらキスをしてくれた。
ラシャはイッた快感に舌まで痙攣させながら、レオンの唾液を舐める。
体はまだ物欲しげにレオンに絡みついたままだ。
レオンはそんなラシャに応えるように、ラシャの足を抱えて上から刺すようにまた腰を動かしはじめた。
体のより奥を目指すようにレオンのモノで強く突かれて、ラシャはシーツを掴みながら快感を追った。
「ン!……フ!……ゥン」
またレオンのモノから体の奥に向かって熱いものをが流し込まれ、ラシャの腹を満たした。
「ン!……~~~~ふあぁ」
レオンの体に足を巻き付けて、最後の一滴までねだってしまう。それに応えるように、レオンが腰を動かして絞り出した。
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