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4章 妖精の里

25.【薬】*

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 ラシャは薬の影響で体が熱いまま、逃げるように借りあげたロッジにもどった。
 部屋に入るとすぐレオンはラシャをベッドへおろしてくれる。でも、離れようとするレオンの服をラシャは強く握ったまま離せなかった。

「だめだ……薬を盛られて、体が熱くて」

 ラシャはズキズキとする股間をレオンに押しつけた。クリストファーたちに服を脱がされ、夜道を帰るためにマントを羽織っていたが、それが床に落ちた。

「はぁ…………」

 丸見えのラシャのモノは立ち上がらないものの、中は弾けそうに熱くなり、少しの蜜をトロリと流している。
 体がさっきよりもどんどん熱くなる。特にラシャのモノが熱すぎて痛い。
 レオンに押し付けているとそれだけで気持ちよくなってくる。そこを擦ってもっと気持ち良くなりたい。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 ラシャは自分で触ろうとした手をレオンに止められた。
 見上げるとレオンが熱い目でラシャを見ている。レオンがラシャの隣に座り、その手にそこを握られると、それだけでラシャはイッた。

「~~~~ッ!…………ンは」

 ドクドクと流れたラシャの蜜に濡れたレオンの手を見て羞恥する。レオンとの情事は初めてではないが、熱に浮かされていることが多い。
 今夜は薬のせいで、頭は冷静なのに体だけが昂り、余計な事を考えてしまう。

「ごめん……レオン。やっぱり外で待っていてくれないか……? 俺……自分でするから……」

 また熱く痛く張り詰めてきた自分のものに羞恥を感じて顔が熱くなる。
 ラシャはレオンに引っ張られた。そのまま腕に抱きしめられる。

『だ、め』

 ラシャの背後から抱きしめてきたレオンに、ラシャは耳を吐息でくすぐられた。
 そんなレオンを期待していたラシャもいて、嬉しい気持ちがあふれる。
 そのまま耳を甘噛みされた。

「ふぁ……!」

 レオンの舌が耳を舐る。ピチャピチャと音がするほど激しく舐められながら、熱くなった股間のモノもいじられる。

「ァ……レオ……またいっちゃう……ッ」

 冷静だったアタマがだんだんとろけていく。耳を舐められながらまた前から蜜がこぼれた。

「はぁ……はぁ……。……レオン、でも俺がドジっただけだし……自分でできるから」
『う、そ』
「れお…………ンァッ!」

 レオンの指が後ろの蕾にツプリと入った。
 レオンの前から出た蜜と、クリストファーに垂らされた液体が混じり合って緩くなっていたのか。濡れたそこから湿った音が聞こえて、またラシャは頰が熱くなる。

『あ、な、に。ほ、し、がっ、て、る』
「ァン……!ヒァ……~~~~ッ!」

 ラシャの良いところを指で押されて、また蜜を流した。蜜はシーツに滴り落ちる。

「れお……」

 入ったままのレオンの指をぎゅうぎゅうと締め付けてしまう。これではそこが物足りないことを知られてしまう。
 いや、もうとっくに知られていたらしい。
 ラシャを見るレオンの目は、甘く優しく笑っていた。

『ぜ、ん、ぶ、あ、げ、る』

うつ伏せになったラシャの蕾に、レオンは一気に大きなソレを突き刺した。

「~~~~ッヒァッ…ン!」

 その勢いにまたイッたラシャの収縮する中を、レオンは構わず何度も突いた。
 腰が打ちつけられる激しい動きに、肉を打つ音が響く。

「~~アッ!アン!アッ!」

 激しく揺さぶられ、ラシャも締まりなく喘いだ。
 ズクズクにとろけた体の奥が快感に震えてキュウキュウとレオンのものに絡みつく。
 ラシャの前からは震えながら蜜が流れ続けた。
 レオンが強く打ちつけ、中に熱いものが流れ込む。ラシャはシーツにぐったりと沈みながら、それをとろけた体で味わう。甘い恍惚に顔が緩んだ。
 レオンのものを後ろに入れたまま抱き込まれて、2人でシーツに寝転ぶ。
 それで中のものがまた動き、ラシャは吐息を漏らした。

「はぅ…………」
『もっ、と?』
「……ん」

 惚けた頭で、いつの間にか頷いていた。さっきまでの羞恥がどこかへ消えて、もうレオンのものが欲しくていっぱいになる。

(精気……吸うと……なんでこんなに……貪欲になってしまうんだろう)

 そんなことを頭の隅で考えたが、レオンの返答は優しい。

『あ、げ、る』

 ラシャの前に回ったレオンの手が、乳首を擦る。それだけで気持ちよくなり声をだした。

「ふぁ……ンッ」

 薬の影響で敏感だった乳首は既にシーツに擦れて赤くぷくりと立ち上がり、固くなっている。
 レオンを後ろに入れたまま、そこをコリコリと擦られ、また後ろを締め上げた。
 でも乳首だけでは今はイケない。後ろに潜り込んでいる存在を意識してしまい、快感が散ってしまう。

「ア……アン」

 両方の乳首をいじられて快感の波がきても、やっぱり後ろが気になる。
 トロトロ出ていた蜜がとまり、また熱く痛くなってきた股間に自分で触れていた。
 乳首をカリカリと引っ掻かれながら、自分のものをゆるく抜くと、快感に体が跳ねる。

「ンッ!……ンクッ!」

 だんだん快感の波が昂り、自分を抜く手が早くなる。レオンの手も強く刺激を与えるようにギュッと摘んだ。

「~~~~ッアァ!」

 ドッと蜜が流れ出てラシャの手を濡らす。
 トロトロとラシャの密の絡む手をレオンに取られる。その手を後ろから覆いかぶさってきたレオンにペロペロと舐められた。

『じ、ぶ、ん、で、し、ちゃっ、た』
「だって……うごいてくれない……し」

 レオンのものがラシャのなかでズクリと動く。

『か、わ、い、い』

 そのまま横になったまま片足を持ち上げられ、後ろから突かれる。

「アンッ!……ッ!」

 湿った音をさせながら突き入れられ、グズグズにとろけたそこをようやく快感に埋め尽くされる。
 またレオンの前から蜜が溢れ始める。

「……~~~~アッ!」

レオンが中でイクと、ラシャも前からドッと大量の蜜を流した。

「はぁ……はぁ……はぁ……。も、おちついてきた、かも」
『ま、だ、い、け、る』
「でも……」
『み、せ、つ、け、て、や、る』
「え?」

 何にみせつける? と思ったとたんに気づいた。
 部屋の外から様子を伺う無数の気配に。

「……え。みられ、て……?え」

 また大きくなったレオンがラシャを引き起こし、向かい合わせに抱え上げて下から突いてくる。

「え、まっ!あッ!ャあッ!」

 レオンの腰に座る体位で奥の方までレオンを導いてしまう。その体位でグリグリと抉られてラシャは喘いだ。
 変態どもをどうにかしないと! という思考がまた甘く溶け出して快感にさらわれる。

「アンッ!ッア!ッア!」

 レオンの首に縋り付いてまたイッた。
 結局、レオンの行為を止めることもできず、ラシャの意識がなくなるまでレオンにイカされ続けた。
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