【完結】覆面セクシーダンサーは昼職の上司に盲愛される

鳥見 ねこ

文字の大きさ
上 下
18 / 69
3章 ちゃんとお仕事します

18.本能さんの出番です(1) *

しおりを挟む
 エロさに引き寄せられて思わずしちゃってた?! いや、ウォーレンの手が頭の後ろに回っていて逃げられない!
 ……ってことは、向こうからされてるのか?!

「ん……あ」

 舌を突っ込まれて口内をなぶられるとゾクゾクする。
 媚薬のせいか、やけにウォーレンの口内が熱い。ウォーレンの足にまたがって誘われるままに舌を絡めた。

 媚薬のせいで理性が飛んでる相手ってのはわかってる。でも求められて応えなくちゃクラレンス・ミラーの名が廃れる。
 ウォーレンのうなじを撫でながら、濃厚なキスに没頭した。

「は……」

 座ったままのウォーレンの太ももにまたがるとちょうど股間があたる。
 既に硬いウォーレンのそこに俺の息子もこすりつけると、ウォーレンがピクっと震えた。

「な……出していい? カチカチで苦しくてさ。あんたのソコもさ?」
「あぁ……ランス、でも、こんな……っ」
「だめだめ、理性さんは寝てて。本能さんの出番ですよ~」

 ぼんやりした目なのに、まだ少しの抵抗感が残っていたらしい。
 手つきのおぼつかないウォーレンに代わって下穿きをくつろげると、硬くなったものを出してやる。

「ほら、もう濡れてんじゃん」

 先走りを塗りつけるように手を動かすと、ウォーレンがうめいた。

「うぅ……ランスっ……離して。すぐにいってしまう」
「イけよ。ほら、俺だってもうビンビンだし」

 俺の息子もちょいと下着を下ろすと解放に喜んで飛び出した。
 ピンクのスパンコールつきパンツはポイッと床に捨てた。

 ウォーレンのチンコはデカいし、ドクドク脈打ってる。俺のと一緒に擦ると、既に先走りで泣いてたそれはすぐにイッた。
 荒い息を繰り返しながら、トロンとした目が欲情に濡れている。その目にさそわれて、またキスした。

「ん」

 ウォーレンの唇が媚薬のせいか、細かく震えている。
 その唇をついばみ、サラサラする髪を撫で梳く。股間の息子たちを一緒に擦っていると、だんだん俺も快感の波がきた。

 俺がイク頃には、ウォーレンもまたイッた。もう手も腹も精液でドロドロだ。
 俺の肩にもたれてぐったりするウォーレンの息が首にかかる。それがくすぐったくて、腰がうずく。

「ウォーレン」

 ぐったりしたまま寝てんじゃないだろーな?
 ドロドロの手はシーツで拭って、ウォーレンの髪をかきあげてやる。
 汗にしっとりした金髪のしたから、欲情に潤んだ緑の目がこっちを見ていた。
 ゾクゾクする目だ。

「はぁ……すまない。こんな……ことにつきあわせて」
「なに、こっちの不手際だ。それに、お清い神官様でも、たまには抜かないと、変な時にたっちまうだろ? 聖典を朗読しながら、とかさ」
「っ! からかうな……っ」

 ずっと俺の肩にもたれて脱力していたウォーレンも、ようやく体に力が戻ったのか身を起こした。
 虚ろだった目がさっきよりはっきりしてみえる。

「……いや、すまない。少し、頭がまともになった。そろそろおさまった気がする」

 そういいながらベッドから降りたウォーレンは、数歩で立ち止まり、プルプル震えながら崩れ落ちた……。

「む、むりだった……」
「だな」

 生まれたての子鹿みたいな足腰で内心笑える。まだ全然薬が抜けてないんだろ。
 ウォーレンを支えてベッドに寝かせると、服越しでもウォーレンの息子がまたガチガチに固くなっている。

「手で擦ってばっかりだと痛くなるかもしんないな」

 裏筋をベロッと舐め上げた。

「な、なにをっ!」

 竿を咥えて喉奥で抜く。

「はっ……あ……!」

 不思議だ。
 こんなところでも、ウォーレンのあの柑橘のにおいがする。目の前にある茂みににおいが残ってんのかな?

 ウォーレンのチンコはなかなかデカい。全ては咥えられずに、根元と玉を手で扱く。
 また感じ始めた息が聞こえた。掠れた吐息がやっぱりエロい。
 ウォーレンのにおいをかぎながら、咥えてると俺もエロい気分になってきた。

 回復してきた俺のチンコを片手で慰めながら、ウォーレンのものを口で抜く。
 気持ちいいのか、ピクピク腰が跳ねている。

「……ランスっ!」

 ウォーレンに頭をつかまれた。そのまま腰を振って喉奥を突かれて苦しい。
 ビクッと震えたウォーレンのものからドッと精液が流れ出た。
 3回目だけど、まだ濃い。それに、まだ立ちそうな気配もある。

「すまない……ランス」

 頭を掴む手が緩んで、プルプル震えている。
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!

楠結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。 (リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……) 遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──! (かわいい、好きです、愛してます) (誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?) 二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない! ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。 (まさか。もしかして、心の声が聞こえている?) リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる? 二人の恋の結末はどうなっちゃうの?! 心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。 ✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。 ✳︎小説家になろうにも投稿しています♪

赤ずきんちゃんと狼獣人の甘々な初夜

真木
ファンタジー
純真な赤ずきんちゃんが狼獣人にみつかって、ぱくっと食べられちゃう、そんな甘々な初夜の物語。

魔法使いは春に死ぬ

サクラハルカ
BL
去年の春、僕は罪をおかした。 一年間通い続けたパン屋に、もう行かないと決めていた日。 春の嵐が街にくる。 魔法使いの末裔の僕と、パン屋の青年の間に起こったこと。 全10話。一万字ちょっとです。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

その捕虜は牢屋から離れたくない

さいはて旅行社
BL
敵国の牢獄看守や軍人たちが大好きなのは、鍛え上げられた筋肉だった。 というわけで、剣や体術の訓練なんか大嫌いな魔導士で細身の主人公は、同僚の脳筋騎士たちとは違い、敵国の捕虜となっても平穏無事な牢屋生活を満喫するのであった。

捨て猫はエリート騎士に溺愛される

135
BL
絶賛反抗期中のヤンキーが異世界でエリート騎士に甘やかされて、飼い猫になる話。 目つきの悪い野良猫が飼い猫になって目きゅるんきゅるんの愛される存在になる感じで読んでください。 お話をうまく書けるようになったら続きを書いてみたいなって。 京也は総受け。

ウッカリ死んだズボラ大魔導士は転生したので、遺した弟子に謝りたい

藤谷 要
恋愛
十六歳の庶民の女の子ミーナ。年頃にもかかわらず家事スキルが壊滅的で浮いた話が全くなかったが、突然大魔導士だった前世の記憶が突然よみがえった。  現世でも資質があったから、同じ道を目指すことにした。前世での弟子——マルクも探したかったから。師匠として最低だったから、彼に会って謝りたかった。死んでから三十年経っていたけど、同じ魔導士ならばきっと探しやすいだろうと考えていた。  魔導士になるために魔導学校の入学試験を受け、無事に合格できた。ところが、校長室に呼び出されて試験結果について問い質され、そこで弟子と再会したけど、彼はミーナが師匠だと信じてくれなかった。 「私のところに彼女の生まれ変わりが来たのは、君で二十五人目です」  なんですってー!?  魔導士最強だけどズボラで不器用なミーナと、彼女に対して恋愛的な期待感ゼロだけど絶対逃す気がないから外堀をひたすら埋めていく弟子マルクのラブコメです。 ※全12万字くらいの作品です。 ※誤字脱字報告ありがとうございます!

皇帝に追放された騎士団長の試される忠義

大田ネクロマンサー
BL
若干24歳の若き皇帝が統治するベリニア帝国。『金獅子の双腕』の称号で騎士団長兼、宰相を務める皇帝の側近、レシオン・ド・ミゼル(レジー/ミゼル卿)が突如として国外追放を言い渡される。 帝国中に慕われていた金獅子の双腕に下された理不尽な断罪に、国民は様々な憶測を立てる。ーー金獅子の双腕の叔父に婚約破棄された皇紀リベリオが虎視眈々と復讐の機会を狙っていたのではないか? 国民の憶測に無言で帝国を去るレシオン・ド・ミゼル。船で知り合った少年ミオに懐かれ、なんとか不毛の大地で生きていくレジーだったが……彼には誰にも知られたくない秘密があった。

処理中です...