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第2章 学園・学校編
第17話 愛と美の女神 ~女神アフロディーテ~
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今日もフリードリヒはアテナのもとを訪れようと神界にやってきた。
そこでいきなり声をかけられた。
「あなた。久しぶりね。」
「これはアフロディーテ様。ご無沙汰しております」
「今日もまたアテナのところへ?」
「はあ」
「まったくあんな無愛想な女のどこがいいのかしら。今日は私のところへいらっしゃい」
「えっ。アフロディーテ様のところへ?」
──いったい何が目的だ?
「私などの半人前がよろしいのですか?」
「私ね。あなたのことが気に入っていて加護を与えたのよ。知っていた?」
──女が寄ってくるのはおまえのせいかっ!
「いいえ。それはどうもありがとうございます」
「それで、なかなか面白いことになっているじゃない。」
「面白い、ですか?」
「それでぇ。わたしも遊んでもらおうかと思って…」
「そうですか…」
これは困ったことになった。アフロディーテは豊穣の女神でもある。ここで怒らせて神聖帝国を飢饉にでもされたら目も当てられない。
フリードリヒとしてはアテナ一筋なのだが、ここは従って様子見といくか。
「では、ぜひお伺いいたしましょう」
「よし。物わかりのいい子ね」
アフロディーテの邸宅に着くと、ソファーに座るよう勧められた。
着席するとアフロディーテはその横に座り、フリードリヒにしな垂れかかってきた。
耳元で甘い声でささやく。
「ねえ。私のことをどう思う?」
「それはオリュンポス一美しい方かと…」
「ということはぁ。アテナよりも私の方がいいってことよね」
「それは…」
そこは嘘でも肯定しておけば波風もたたないのだろうが、アテナのことが脳裏をかすめ、言いよどんでしまう。
「どうしてそこで素直に『はい』って言えないの?悪い子はおしおきしちゃうぞ」
アフロディーテはフリードリヒの太ももを軽くつねった。
アフロディーテが耳元でささやく。息がくすぐったい。
「じゃぁ。もう一度聞くわよ。私とアテナとどっちがいいのかしら?」
「アフロディーテ様…です。」
──アテナ様。ごめんなさい。
「よくできましたぁ。ご褒美にぃ。私の体を好きにしていいわよ」
くっ。これは既成事実を作ってアテナ様に当てつけるのが目的と見た。ここは耐えねば!
「人族の身で女神様にそのようなことなどできません」
「ええっ。気持ちいいと思うけどなあ」
そういうとアフロディーテは着ている服をはだけ始めた。
手慣れた手つきで、肝心なところは見えそうで見えない。
「ですから人族と神がそのようなことなど…」
「でもぅ。あそこは反応しちゃっているわよ」
事実、フリードリヒの股間はパンパンに膨れ上がっていた。
まったく。男の生理現象というものはしょうもない。
アフロディーテは、フリードリヒの手をとると自らの胸元にあて一気に引っ張った。
アフロディーテの形の良い胸があらわになり、フリードリヒの目はそこに釘付けになる。
「いやん。フリードリヒったらエッチ」
アフロディーテはダメ押しにフリードリヒの手をとって自らの乳房にあてた。
乳房の柔らかな感触が手に伝わってくる。
そこでフリードリヒの理性のタガがはずれてしまった。
◆
翌早朝。ベッドで起き上がり、反省して落ち込んでいるフリードリヒの姿があった。
横には全裸のアフロディーテが寝ている。
──俺ってなんてダメな男なんだ。
そこでアフロディーテが目を覚ました。
「あら早いのね」
そこであわてて隠したが、屹立した股間を見られてしまった。
「まあ。しょうがない子ね」
「いや。これは朝立ちという生理現象でして…」
「私はかまわないわよ」
「………………………………では、失礼して…」
◆
その日、アテナのもとをアフロディーテが訪ねた。
「アテナ。久しぶりね」
「ああ。今日は何の用だ?」
「今日はあの子は来ないわよ。朝まで私といっしょだったの」
「朝まで…」
「あの子ね。あなたより私のことが好きなのですって。はっきり自分の口で言ったわ」
「どうせおまえが無理やり言わせたのだろう」
「そうかしら。あの子が夢中になって何度も何度も求めてきてたいへんだったわ」
「くっ」
「あなたも処女神なんてお高くとまっていないで、いい人を見つけたらいいのに。あの子以外でね。ほっほっほっ」
余裕の表情で去っていくアフロディーテ。
片や歯を食いしばっているアテナの姿があった。
「フリードリヒ…」
◆
アテナのところへはあの日のことが伝わっているに違いない。しばらくは冷却期間を置くしかないか。
あまり長いのも不自然なので一週間後にアテナのもとを訪ねてみる。
「アテナ様。お久しぶりです」
「どうしたんだい。ずいぶんとご無沙汰だったじゃないか」
「はあ。いろいろと野暮用がありまして…」
普段は無表情なアテナが微笑を浮かべている。若干ひきつりぎみな気もしないではない。これはかえって不気味だ。
「そうだ。今日はあなたと手合わせをするというのはどうだ。いままで戦略の勉強ばかりだったから新鮮だろう」
「それもそうですね。ぜひお願いいたします」
──確かにこういうときは体を動かして気持ちを昇華させるのも手だな。さすがはアテナ様。
実際に手合わせをしてみるとアテナは強かった。アレスと大差ないじゃないか。
その日はお互いに意地になって薄暗くなるまで手合わせを続けた。お互いに汗まみれである。
疲労困憊していたので、2人で近くの草地にゴロリと横になった。
「アテナ様。さすがですね。アレス様と比べても遜色ない強さです」
「お世辞を言っても何も出ないぞ」
「いえ。本心ですから」
そよ風が女性特有のいい匂いを運んでくる。
しばらく2人は黙って過ごしたが悪い雰囲気ではなかった。
──それにしてもお互いに何て不器用なのだ。
フリードリヒは、男として意を決してアテナに告白することにする。しゃれた言葉など思い浮かばない。
「私はアテナ様が好きです」
しばらくの長く感じられる沈黙のあと、アテナが答える。
「すまない。今すぐにはあなたの気持ちに応えられそうもない」
「今の私ではあなたとつりあわないことはわかっています。いつか偉大な男になってみせますから、その時まで待っていただけますか」
「わかった。いつまでも待とう」
「ありがとうございます」
これで何とか関係は修復できただろうか?
◆
実は、それからもアフロディーテとの関係は続いていた。
てっきり、アテナに当てつけるための1回限りの関係と思っていたのだが…。
「アフロディーテ様。私などが何度もお邪魔してよろしかったのでしょうか」
「ああ。それね。…………最初は1回だけのつもりだったけどぉ。好きになっちゃったみたい」
「はあっ!」
「私あなたの愛し方が気に入っちゃって、もうメロメロなのよ。だって、男って勝手に腰振って勝手にすっきりしたら、じゃあバイバイって去っていくでしょ。アレスなんてひどいものよ。あなたは違うわ。私のことを思って私のペースで優しく愛してくれる。男としては最高よ」
「それは確かに愛する以上、自分勝手はいけないと肝に命じておりますが…」
「そんな優しい男は滅多にいないのよ。本当よ」
「はあ。そういうものですか…」
しかし、彼女の機嫌を損ねずにこの関係を打ち切るのは難しい。飢饉問題もあるしね。
アテナの様子を見る限り、その後は当てつけたりはしていないようだからしばらくはペンディングだな。
そこでいきなり声をかけられた。
「あなた。久しぶりね。」
「これはアフロディーテ様。ご無沙汰しております」
「今日もまたアテナのところへ?」
「はあ」
「まったくあんな無愛想な女のどこがいいのかしら。今日は私のところへいらっしゃい」
「えっ。アフロディーテ様のところへ?」
──いったい何が目的だ?
「私などの半人前がよろしいのですか?」
「私ね。あなたのことが気に入っていて加護を与えたのよ。知っていた?」
──女が寄ってくるのはおまえのせいかっ!
「いいえ。それはどうもありがとうございます」
「それで、なかなか面白いことになっているじゃない。」
「面白い、ですか?」
「それでぇ。わたしも遊んでもらおうかと思って…」
「そうですか…」
これは困ったことになった。アフロディーテは豊穣の女神でもある。ここで怒らせて神聖帝国を飢饉にでもされたら目も当てられない。
フリードリヒとしてはアテナ一筋なのだが、ここは従って様子見といくか。
「では、ぜひお伺いいたしましょう」
「よし。物わかりのいい子ね」
アフロディーテの邸宅に着くと、ソファーに座るよう勧められた。
着席するとアフロディーテはその横に座り、フリードリヒにしな垂れかかってきた。
耳元で甘い声でささやく。
「ねえ。私のことをどう思う?」
「それはオリュンポス一美しい方かと…」
「ということはぁ。アテナよりも私の方がいいってことよね」
「それは…」
そこは嘘でも肯定しておけば波風もたたないのだろうが、アテナのことが脳裏をかすめ、言いよどんでしまう。
「どうしてそこで素直に『はい』って言えないの?悪い子はおしおきしちゃうぞ」
アフロディーテはフリードリヒの太ももを軽くつねった。
アフロディーテが耳元でささやく。息がくすぐったい。
「じゃぁ。もう一度聞くわよ。私とアテナとどっちがいいのかしら?」
「アフロディーテ様…です。」
──アテナ様。ごめんなさい。
「よくできましたぁ。ご褒美にぃ。私の体を好きにしていいわよ」
くっ。これは既成事実を作ってアテナ様に当てつけるのが目的と見た。ここは耐えねば!
「人族の身で女神様にそのようなことなどできません」
「ええっ。気持ちいいと思うけどなあ」
そういうとアフロディーテは着ている服をはだけ始めた。
手慣れた手つきで、肝心なところは見えそうで見えない。
「ですから人族と神がそのようなことなど…」
「でもぅ。あそこは反応しちゃっているわよ」
事実、フリードリヒの股間はパンパンに膨れ上がっていた。
まったく。男の生理現象というものはしょうもない。
アフロディーテは、フリードリヒの手をとると自らの胸元にあて一気に引っ張った。
アフロディーテの形の良い胸があらわになり、フリードリヒの目はそこに釘付けになる。
「いやん。フリードリヒったらエッチ」
アフロディーテはダメ押しにフリードリヒの手をとって自らの乳房にあてた。
乳房の柔らかな感触が手に伝わってくる。
そこでフリードリヒの理性のタガがはずれてしまった。
◆
翌早朝。ベッドで起き上がり、反省して落ち込んでいるフリードリヒの姿があった。
横には全裸のアフロディーテが寝ている。
──俺ってなんてダメな男なんだ。
そこでアフロディーテが目を覚ました。
「あら早いのね」
そこであわてて隠したが、屹立した股間を見られてしまった。
「まあ。しょうがない子ね」
「いや。これは朝立ちという生理現象でして…」
「私はかまわないわよ」
「………………………………では、失礼して…」
◆
その日、アテナのもとをアフロディーテが訪ねた。
「アテナ。久しぶりね」
「ああ。今日は何の用だ?」
「今日はあの子は来ないわよ。朝まで私といっしょだったの」
「朝まで…」
「あの子ね。あなたより私のことが好きなのですって。はっきり自分の口で言ったわ」
「どうせおまえが無理やり言わせたのだろう」
「そうかしら。あの子が夢中になって何度も何度も求めてきてたいへんだったわ」
「くっ」
「あなたも処女神なんてお高くとまっていないで、いい人を見つけたらいいのに。あの子以外でね。ほっほっほっ」
余裕の表情で去っていくアフロディーテ。
片や歯を食いしばっているアテナの姿があった。
「フリードリヒ…」
◆
アテナのところへはあの日のことが伝わっているに違いない。しばらくは冷却期間を置くしかないか。
あまり長いのも不自然なので一週間後にアテナのもとを訪ねてみる。
「アテナ様。お久しぶりです」
「どうしたんだい。ずいぶんとご無沙汰だったじゃないか」
「はあ。いろいろと野暮用がありまして…」
普段は無表情なアテナが微笑を浮かべている。若干ひきつりぎみな気もしないではない。これはかえって不気味だ。
「そうだ。今日はあなたと手合わせをするというのはどうだ。いままで戦略の勉強ばかりだったから新鮮だろう」
「それもそうですね。ぜひお願いいたします」
──確かにこういうときは体を動かして気持ちを昇華させるのも手だな。さすがはアテナ様。
実際に手合わせをしてみるとアテナは強かった。アレスと大差ないじゃないか。
その日はお互いに意地になって薄暗くなるまで手合わせを続けた。お互いに汗まみれである。
疲労困憊していたので、2人で近くの草地にゴロリと横になった。
「アテナ様。さすがですね。アレス様と比べても遜色ない強さです」
「お世辞を言っても何も出ないぞ」
「いえ。本心ですから」
そよ風が女性特有のいい匂いを運んでくる。
しばらく2人は黙って過ごしたが悪い雰囲気ではなかった。
──それにしてもお互いに何て不器用なのだ。
フリードリヒは、男として意を決してアテナに告白することにする。しゃれた言葉など思い浮かばない。
「私はアテナ様が好きです」
しばらくの長く感じられる沈黙のあと、アテナが答える。
「すまない。今すぐにはあなたの気持ちに応えられそうもない」
「今の私ではあなたとつりあわないことはわかっています。いつか偉大な男になってみせますから、その時まで待っていただけますか」
「わかった。いつまでも待とう」
「ありがとうございます」
これで何とか関係は修復できただろうか?
◆
実は、それからもアフロディーテとの関係は続いていた。
てっきり、アテナに当てつけるための1回限りの関係と思っていたのだが…。
「アフロディーテ様。私などが何度もお邪魔してよろしかったのでしょうか」
「ああ。それね。…………最初は1回だけのつもりだったけどぉ。好きになっちゃったみたい」
「はあっ!」
「私あなたの愛し方が気に入っちゃって、もうメロメロなのよ。だって、男って勝手に腰振って勝手にすっきりしたら、じゃあバイバイって去っていくでしょ。アレスなんてひどいものよ。あなたは違うわ。私のことを思って私のペースで優しく愛してくれる。男としては最高よ」
「それは確かに愛する以上、自分勝手はいけないと肝に命じておりますが…」
「そんな優しい男は滅多にいないのよ。本当よ」
「はあ。そういうものですか…」
しかし、彼女の機嫌を損ねずにこの関係を打ち切るのは難しい。飢饉問題もあるしね。
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