淫神の孕み贄

沖田弥子

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三者からの寵愛 5

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 いやらしい水音がさらに情欲を掻き立てる。
 ハリルは容赦なく腰を遣い、逞しい律動で媚肉を舐る。綻んでいる奥の口は極太の亀頭でさえも、ぬるりと咥え込んだ。

「おお、すげえ入るな。待ってろ、濃いのをぶちまけてやるからな」
「んく、んぅ、ふ、ぅ……」

 ラシードも巧みに腰を前後させ、セナの粘膜を雄芯で舐め上げる。そっと喉奥を突かれた快感に、体の芯が震えた。
 ファルゼフは指の腹で乳首を捏ね回すだけでなく、揺れている花芯にも手を伸ばし、ゆるゆると扱き上げられる。
 それぞれの男たちが与える官能は、これまでとはまた違った快感を生み出した。天上の花園へ飛翔したあとは、愉悦の深海に溺れていく。
 甘く四肢を痺れさせて、快感を骨の髄まで染み渡らせながら、淫らに体を揺らす。
 ずっぷりと極太の楔を根元まで突き入れたハリルが腰を回すと、奥まで穿たれた切っ先が子宮を舐る。彼の雄芯は悠々と子宮口をくぐり、体の奥深くまで犯した。

「おー……なるほど、ここも最高だな。エロい体になりやがって。おら、出るぞ」

 ぐっぐっと獰猛な肉棒のすべてを味わわされ、深い陶酔に堕ちていく。
 どくりと爆ぜた男根から濃厚な白濁が迸り、神の贄の子宮を子種で満たした。
 同時に喉奥にも精を放たれる。セナの体内はアルファたちの精液でしとどに濡らされる。
 花筒も口腔も熱い精に浸されて、甘く痺れたように快楽が染み渡る。

「ふあぁ……あぁ……おいしい……あぁん……」

 そうしてまた男たちは入れ替わり、セナの口腔と花筒をそれぞれ満たす。ぴんと勃ち上がった胸の尖りも、きゅうっと摘ままれる。
 終わりのない悦楽を与えられ、セナの意識は次第に混濁した。
 体内は男たちの放った精でいっぱいだ。ずっと休む間もなく揺さぶられているので、体はとろとろに蕩かされ、じいんと痺れたままである。
 セナの花筒に挿入していたラシードが、ふいに体を持ち上げて股ぐらに座らせた。華奢な肢体は軽々と、王の膝に腰を下ろしてしまう。
 ずちゅ、と水音を奏で、セナは王の椅子に座ることになる。
 大きく足を開き、男根を咥えている痴態を曝しながら。

「あぁっ……あん、兄さまぁ……」
「このまま、三人の肉棒を咥えてみよ」
「えっ……?」

 命じられた言葉の意味を反芻して、目を見開く。
 二輪挿しは経験があるが、肉棒を同時に三本も咥えたことは無論一度もない。
 にやりと笑んだハリルは、驚くセナの膝裏を抱え上げると、自らの腰を割り込ませた。

「そりゃあいい。俺たちに同時に愛されろ、セナ」
「セナ様は、神の楔を咥えて放出まで果たしました。神の愛を手にしたセナ様ならば、可能でしょう」

 ファルゼフも、左側からセナの足首を掲げて腰を落とす。
 三人の男たちに囲まれたセナは困惑したが、すでにラシードに貫かれ、王の椅子に搦め捕られている状態なので身動きがとれない。せいぜい、誘うように腰をくねらせるだけだ。

「あ、そんな……三輪挿しだなんて……みなさんのはひとつの肉棒がとても大きいですから、三つもだなんて入らな……あっ、だめ、まって、あっあっ」

 猛った二本の肉棒が、すでに雄芯を咥えている肉環を捲り上げる。
 いっぱいに拡げられた蕾は硬い先端を呑み込もうとするが、三つの楔を咥えるのは容易ではなく、きゅうきゅうに張り詰めた。
 だが、たらたらと蕾から滴る淫液がふたつの亀頭を濡らし、妖しく輝かせる。
 ぐちん、と衝撃があった。

「ひぁんっ」

 ふたつの先端を包み込むように、ぐちゅりと肉環が綻ぶ。
 亀頭を食んでしまえば、ずぶ濡れの花筒は美味そうに三本の肉棒を呑み込んでいった。うねる媚肉が三つの幹に絡みつき、奥へ奥へと誘う。

「あっ……あはぁあぁあ……あぅあぁ――……っ」

 三本の熱杭に貫かれたセナは、新たな頂点を極めた。
 ふたつの楔も、ずっぷりと奥深くまで挿入される。
 あまりの衝撃と凄まじい愉悦に、セナの瞼の裏に星が瞬く。愛しい雄芯たちを咥えながら、体を小刻みに震わせる。

「ひあぁ……入ってる……僕の、体に、三つの、肉棒がぁ……」
「おお……すげえな。きつきつだ。動いてもいいか?」

 ぐい、とハリルが腰を突き上げると、連動してほかの二本の楔も擦れてしまう。
 三本の男根がそれぞれに媚肉を擦る快感に、セナは嬌声を迸らせた。

「はあぁっ、あぁ、あぁうん、すごい、あうぅ……」

 美味しく三本の肉棒を頬張り、快楽の海に漂い続ける。
 三人のアルファは次々に腰を突き上げ、セナを甘く啼かせ続けた。
 ずっちゅずっちゅと卑猥な水音が寝室に鳴り響く。
 三人の男たちにきつく抱かれながら、セナは嬌声を撒き散らし、花筒をしとどに濡らした。
 ずくんずくんと、それぞれの先端で子宮口を穿たれる。
 ぬちぬちと舐られた奥の口は、三つの先端を呑み込もうと大きく口を開けた。
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