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巨人王の淫戯 4
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濡れた蕾は呑み込みきれない媚薬を溢れさせて、たらたらと涎を垂らしている。その感触にすら感じてしまい、振り切るように腰が前後に揺れる。
セナが苦しみながら悶えるさまを、アポロニオスはじっくりと鑑賞していた。
彼の眼差しの先には、物欲しげに口を開けている蕾、蠢く真紅の淫紋、そして淫靡な表情で雄を煽るセナの顔がある。
紫色の双眸を眇めたアポロニオスは、掌で無遠慮に真紅の淫紋を撫で回した。
その途端、激痛にも似た鋭い快感が身を貫く。
「ひぃっ! だ、だめ、さわら……ないでぇ……っ」
大きな手を払いのけようとするけれど、腰を高く掲げられている状態なのでセナの腕は届かない。ただ手足が無様に空を掻いただけだった。
セナの悲鳴を聞いたアポロニオスの手が緩む。
けれど淫紋からは離れず、まるで官能を引き出すかのように、ゆるゆると撫で続ける。
「これがトルキア王族に伝わるという淫紋か。まるで生き物のように動くなんて、不思議なものだね」
「え……」
淫紋が、動いている……?
頭を上げたセナが下腹を見やると、アポロニオスの掌の狭間で、淫紋が蠢く姿が目に映った。真紅の蔓のような紋様は端ばかりではなく全体が、ざわめきだしている。
それは王宮での仮面舞踏会や、別荘に籠もったときよりも、さらに動きが活発化しているように見える。
まさか、王都にいたときよりも発情してる……?
懐妊指導の成果が出てしまったのだろうか。こんなときに、どうしよう。
焦るセナを弄るアポロニオスは淫靡な雄の顔をして、身を乗り出した。
「感じやすい体は大好きだ。これだけ濡れていれば、私の巨根も易々と入るだろう」
ぐうっと、熱い先端が媚薬でぐちゃぐちゃに蕩けている蕾に押し当てられた。
取り出された巨人王の雄芯は巨躯に見合う極太のものだ。腰を高く掲げているセナの位置から、その巨根はよく見える。
あまりの大きさと太さに、セナは目を瞠った。
「あ……そ、そんな大きいの、入りません……」
怯えたセナは逃げようとして腰を揺らすけれど、しっかりと抱えられているので叶わない。
肉槍の切っ先が濡れた蕾に、ぐちゅっと押し当てられた。その熱さから、相当な質量があるということを体で感じてしまう。
「怖がらなくても大丈夫だ。ゆっくり挿れるからね」
アポロニオスの双眸が獰猛な色を帯びている。優しげな声を紡ぎながらも、彼は獲物を追い詰める肉食獣のように、舌舐めずりをした。
彼は、初めからセナを抱くつもりで寝室へ運んだのだ。ナイフを隠し持っていないかと疑ったのも、手管のうちだったのだろう。このままではアポロニオスに抱かれてしまう。
恐れを抱いたセナは必死に抵抗を試みる。両足を揺らし、手はシーツを掻いた。
白のシーツは寝乱れたあとのように、皺を刻む。
「だ、だめ……だめです! お願いです、やめてください!」
「観念して私のものになるんだ。そうしないと、君の大切な騎士団を全員処刑することになってしまうよ?」
「えっ……」
ぴたりと抵抗をやめたセナは目を見開く。
騎士団員たちは、地下牢に幽閉されているのだ。捕虜となった彼らの命はアポロニオスが握っている。
大人しくなったセナを見下ろしたアポロニオスは満足げに微笑みながら、硬い先端を蕾に擦りつけた。
クチュクチュと淫らな水音を立てて、舐られた蕾は口を開ける。
「そうそう。大人しく、この巨根を下の口でしゃぶってくれれば、彼らを助けてやらなくもない」
「あ……本当に、みなさんを助けてくださるのですか?」
「もちろんだとも。彼らが助かるかどうかは、君次第だ」
そう告げた途端、ぐちゅんっと巨大な亀頭が綻んだ蕾に埋め込まれる。
媚薬の効果なのか、いつも以上にうずうずと疼いて柔らかくなった蕾は口を大きく開け、硬い先端をいっぱいに頬張った。
「あっ……あぁっ、あぁあぅん……いやぁぁ……っ」
喘ぎ声に重なり、ぐちゅうぅ……と淫猥な音が響く。肉環と雄芯の狭間から、濃密な媚薬が溢れ出た。
媚薬をたっぷり含んだ花筒は、楔に押し入られたことにより、爛れたような熱さを覚える。 その隘路を、巨大な熱杭がずくずくと掻き分けた。
「ひあぁあぁ……っ、おっきぃ……あぁっ、あぁ、やぁあぁ……っ」
巨人王の楔は信じられないほど大きいのに、ひどく濡らされた肉襞は、ぬるりぬるりと呑み込んでいく。
巨根を突き立てられ、舌から爪先まで痺れるような快感が体中を駆け巡る。
「いい子だ……ほうら、全部呑み込んでいくよ」
「あぅ……あうぅ……んんん……」
長大な雄芯が、淫紋を刻んだセナの下腹に、ずぶずぶと呑み込まれていく。
セナが苦しみながら悶えるさまを、アポロニオスはじっくりと鑑賞していた。
彼の眼差しの先には、物欲しげに口を開けている蕾、蠢く真紅の淫紋、そして淫靡な表情で雄を煽るセナの顔がある。
紫色の双眸を眇めたアポロニオスは、掌で無遠慮に真紅の淫紋を撫で回した。
その途端、激痛にも似た鋭い快感が身を貫く。
「ひぃっ! だ、だめ、さわら……ないでぇ……っ」
大きな手を払いのけようとするけれど、腰を高く掲げられている状態なのでセナの腕は届かない。ただ手足が無様に空を掻いただけだった。
セナの悲鳴を聞いたアポロニオスの手が緩む。
けれど淫紋からは離れず、まるで官能を引き出すかのように、ゆるゆると撫で続ける。
「これがトルキア王族に伝わるという淫紋か。まるで生き物のように動くなんて、不思議なものだね」
「え……」
淫紋が、動いている……?
頭を上げたセナが下腹を見やると、アポロニオスの掌の狭間で、淫紋が蠢く姿が目に映った。真紅の蔓のような紋様は端ばかりではなく全体が、ざわめきだしている。
それは王宮での仮面舞踏会や、別荘に籠もったときよりも、さらに動きが活発化しているように見える。
まさか、王都にいたときよりも発情してる……?
懐妊指導の成果が出てしまったのだろうか。こんなときに、どうしよう。
焦るセナを弄るアポロニオスは淫靡な雄の顔をして、身を乗り出した。
「感じやすい体は大好きだ。これだけ濡れていれば、私の巨根も易々と入るだろう」
ぐうっと、熱い先端が媚薬でぐちゃぐちゃに蕩けている蕾に押し当てられた。
取り出された巨人王の雄芯は巨躯に見合う極太のものだ。腰を高く掲げているセナの位置から、その巨根はよく見える。
あまりの大きさと太さに、セナは目を瞠った。
「あ……そ、そんな大きいの、入りません……」
怯えたセナは逃げようとして腰を揺らすけれど、しっかりと抱えられているので叶わない。
肉槍の切っ先が濡れた蕾に、ぐちゅっと押し当てられた。その熱さから、相当な質量があるということを体で感じてしまう。
「怖がらなくても大丈夫だ。ゆっくり挿れるからね」
アポロニオスの双眸が獰猛な色を帯びている。優しげな声を紡ぎながらも、彼は獲物を追い詰める肉食獣のように、舌舐めずりをした。
彼は、初めからセナを抱くつもりで寝室へ運んだのだ。ナイフを隠し持っていないかと疑ったのも、手管のうちだったのだろう。このままではアポロニオスに抱かれてしまう。
恐れを抱いたセナは必死に抵抗を試みる。両足を揺らし、手はシーツを掻いた。
白のシーツは寝乱れたあとのように、皺を刻む。
「だ、だめ……だめです! お願いです、やめてください!」
「観念して私のものになるんだ。そうしないと、君の大切な騎士団を全員処刑することになってしまうよ?」
「えっ……」
ぴたりと抵抗をやめたセナは目を見開く。
騎士団員たちは、地下牢に幽閉されているのだ。捕虜となった彼らの命はアポロニオスが握っている。
大人しくなったセナを見下ろしたアポロニオスは満足げに微笑みながら、硬い先端を蕾に擦りつけた。
クチュクチュと淫らな水音を立てて、舐られた蕾は口を開ける。
「そうそう。大人しく、この巨根を下の口でしゃぶってくれれば、彼らを助けてやらなくもない」
「あ……本当に、みなさんを助けてくださるのですか?」
「もちろんだとも。彼らが助かるかどうかは、君次第だ」
そう告げた途端、ぐちゅんっと巨大な亀頭が綻んだ蕾に埋め込まれる。
媚薬の効果なのか、いつも以上にうずうずと疼いて柔らかくなった蕾は口を大きく開け、硬い先端をいっぱいに頬張った。
「あっ……あぁっ、あぁあぅん……いやぁぁ……っ」
喘ぎ声に重なり、ぐちゅうぅ……と淫猥な音が響く。肉環と雄芯の狭間から、濃密な媚薬が溢れ出た。
媚薬をたっぷり含んだ花筒は、楔に押し入られたことにより、爛れたような熱さを覚える。 その隘路を、巨大な熱杭がずくずくと掻き分けた。
「ひあぁあぁ……っ、おっきぃ……あぁっ、あぁ、やぁあぁ……っ」
巨人王の楔は信じられないほど大きいのに、ひどく濡らされた肉襞は、ぬるりぬるりと呑み込んでいく。
巨根を突き立てられ、舌から爪先まで痺れるような快感が体中を駆け巡る。
「いい子だ……ほうら、全部呑み込んでいくよ」
「あぅ……あうぅ……んんん……」
長大な雄芯が、淫紋を刻んだセナの下腹に、ずぶずぶと呑み込まれていく。
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