47 / 153
ふたりからの寵愛 3
しおりを挟む
ずっぷりと雄芯を銜え込んだ花筒は、抜こうとする熱杭を惜しむようにやわやわと縋りつく。
「あっん……」
「もっとか? セナ」
「はい……。もっと、いっぱい、ください……」
体は貪欲に精を求めた。神の贄としての責務だとか、淫紋に支配されているからという理由だけではなかった。
好きだから、抱かれたい。愛しているから、孕みたい。体も心も、ふたりと熱く重なりたいと願っている。そこに理屈は介在しない。心の深いところから愛情が溢れてくるのだ。
背に腕を回されて、抱え起こされる。つながれたままラシードの腰に跨がれば、楔は杭のように深く体を貫いた。
「あうっ、あ、あ、ひあぁ……」
自らの重みで、ずっぷりと硬い男根を銜え込んでしまう。放ったばかりだというのに、ラシードの雄芯は全く力を失っていない。
「こうすると互いに抱きしめながらできるだろう? 接吻することもできる」
優しく背を抱かれながら唇を啄まれ、ゆるゆると腰を揺すられる。
たまらない幸福感が湧き起こり、セナはラシードの首に腕を回した。
「あ、あん、きもちい……兄さま、好き……」
感じるままに腰を揺らめかせて快楽を貪る。
後ろから揺れる尻を撫でさすられて、ハリルの声が耳に届く。
「俺のも銜えてくれ、セナ。俺のことも好きだろう?」
既に雄芯を銜え込んで拡げられている蕾に、極太の先端が触れる。ハリルはセナの背に体を密着させて、促すように尻を揉みしだいた。
まさか、ふたつの肉棒を同時に呑み込ませようというのだろうか。
「そんな……んっ、あ、んぅ、あん、あ、入っちゃう、ひあぁ」
凄まじい圧迫感の後に、灼熱の楔はぬるりと侵入してくる。
綻んだ肉環は、もうひとつの男根を受け入れた。じゅぷ、ずぷと濡れた音を立てながら、淫猥な花筒は二本の楔を頬張る。ふたりの男に前後に挟まれて、セナは淫らに腰を蠢かせた。
「あぁ、おっきいのが、僕の中に、ふたつも……あっ、すごい、中で、擦れて……あっ、あっ」
ふたつの肉棒は互いに擦り合わされて、たまらない法悦を生み出した。ラシードとハリルにそれぞれ腰を突き上げられて、微妙に異なる刺激にセナの淫紋は激しくうねる。
「セナ……いいぞ。素晴らしい体だ」
「可愛いな。俺たちの肉棒は美味いか?」
前から後ろから、優しく唇や耳を啄まれ、花筒は激しく擦り上げられる。熱い肉体の檻に閉じ込められて喘がされ、啼かされ、臆面もなく腰を振ればさらに男たちを悦ばせる。
セナはもはや快楽の虜となった。
イルハーム神に身も心も捧げて、ふたりの愛撫に蕩ける。
「あっ、あ、おいしい……すき、すき……ふたりとも、好きです……あっ、あっ、あぁん」
甘く啼けば、ふたりの男は獣のような息遣いで奥の口を抉る。硬い切っ先はずくずくと子宮口を突き上げた。絶頂の予感に深く腰を落としたセナは、ふたりに抱かれながら全身を震わせて精を待ち受ける。
ふたつの雄芯は同時に爆ぜて、びゅるびゅるっ……と熱い精を迸らせた。子種は子宮口に呑み込まれ、奥へ奥へと注がれていく。
「あっ……あ……こんなにいっぱい……孕んじゃう……」
夥しい量の子種を含まされる感触に、ぶるりと背を震わせる。体のもっとも深いところで、ふたりとつながれた幸福を噛みしめた。陶然として濃厚な精を呑み続けるセナの体を、ふたりの男はきつく抱きしめる。
「いっぱい産ませてやるさ。何度でも孕め」
「そうだ、セナ。儀式が終わっても、私たちはセナを閨に呼ぶ。私たちふたりの、運命のつがいとしてな」
「そういうことにするか。ラシードには負けないが勝てないしな」
苦笑を零すハリルに、ラシードは同じく苦笑で返した。
「私もハリルを見直すことにした。同じ者を愛する従兄弟殿としてな」
「よせよ。むず痒くなる」
どうやら従兄弟同士、分かり合えたようだ。
セナはぐったりとしてふたりの体に凭れながら、微笑ましく会話を聞いていた。
「ご懐妊でございます」
医師の宣言が高らかに告げられた。
寝台から身を起こしたセナは微笑みを浮かべて下腹に手を遣る。
儀式が終了して、ひと月が経過した。もしやと思っていたが、やはり子は宿っていたのだ。
立ち会ったラシードとハリルは喜びに眸を見開いた。
「そうか。懐妊か。男か、女か?」
「王よ、お急ぎになられますな。まだわかりませんゆえ」
「俺の子か!? 俺の子だよな」
「騎士団長殿。儀式でご懐妊されましたので、神の子ということになります」
「あっん……」
「もっとか? セナ」
「はい……。もっと、いっぱい、ください……」
体は貪欲に精を求めた。神の贄としての責務だとか、淫紋に支配されているからという理由だけではなかった。
好きだから、抱かれたい。愛しているから、孕みたい。体も心も、ふたりと熱く重なりたいと願っている。そこに理屈は介在しない。心の深いところから愛情が溢れてくるのだ。
背に腕を回されて、抱え起こされる。つながれたままラシードの腰に跨がれば、楔は杭のように深く体を貫いた。
「あうっ、あ、あ、ひあぁ……」
自らの重みで、ずっぷりと硬い男根を銜え込んでしまう。放ったばかりだというのに、ラシードの雄芯は全く力を失っていない。
「こうすると互いに抱きしめながらできるだろう? 接吻することもできる」
優しく背を抱かれながら唇を啄まれ、ゆるゆると腰を揺すられる。
たまらない幸福感が湧き起こり、セナはラシードの首に腕を回した。
「あ、あん、きもちい……兄さま、好き……」
感じるままに腰を揺らめかせて快楽を貪る。
後ろから揺れる尻を撫でさすられて、ハリルの声が耳に届く。
「俺のも銜えてくれ、セナ。俺のことも好きだろう?」
既に雄芯を銜え込んで拡げられている蕾に、極太の先端が触れる。ハリルはセナの背に体を密着させて、促すように尻を揉みしだいた。
まさか、ふたつの肉棒を同時に呑み込ませようというのだろうか。
「そんな……んっ、あ、んぅ、あん、あ、入っちゃう、ひあぁ」
凄まじい圧迫感の後に、灼熱の楔はぬるりと侵入してくる。
綻んだ肉環は、もうひとつの男根を受け入れた。じゅぷ、ずぷと濡れた音を立てながら、淫猥な花筒は二本の楔を頬張る。ふたりの男に前後に挟まれて、セナは淫らに腰を蠢かせた。
「あぁ、おっきいのが、僕の中に、ふたつも……あっ、すごい、中で、擦れて……あっ、あっ」
ふたつの肉棒は互いに擦り合わされて、たまらない法悦を生み出した。ラシードとハリルにそれぞれ腰を突き上げられて、微妙に異なる刺激にセナの淫紋は激しくうねる。
「セナ……いいぞ。素晴らしい体だ」
「可愛いな。俺たちの肉棒は美味いか?」
前から後ろから、優しく唇や耳を啄まれ、花筒は激しく擦り上げられる。熱い肉体の檻に閉じ込められて喘がされ、啼かされ、臆面もなく腰を振ればさらに男たちを悦ばせる。
セナはもはや快楽の虜となった。
イルハーム神に身も心も捧げて、ふたりの愛撫に蕩ける。
「あっ、あ、おいしい……すき、すき……ふたりとも、好きです……あっ、あっ、あぁん」
甘く啼けば、ふたりの男は獣のような息遣いで奥の口を抉る。硬い切っ先はずくずくと子宮口を突き上げた。絶頂の予感に深く腰を落としたセナは、ふたりに抱かれながら全身を震わせて精を待ち受ける。
ふたつの雄芯は同時に爆ぜて、びゅるびゅるっ……と熱い精を迸らせた。子種は子宮口に呑み込まれ、奥へ奥へと注がれていく。
「あっ……あ……こんなにいっぱい……孕んじゃう……」
夥しい量の子種を含まされる感触に、ぶるりと背を震わせる。体のもっとも深いところで、ふたりとつながれた幸福を噛みしめた。陶然として濃厚な精を呑み続けるセナの体を、ふたりの男はきつく抱きしめる。
「いっぱい産ませてやるさ。何度でも孕め」
「そうだ、セナ。儀式が終わっても、私たちはセナを閨に呼ぶ。私たちふたりの、運命のつがいとしてな」
「そういうことにするか。ラシードには負けないが勝てないしな」
苦笑を零すハリルに、ラシードは同じく苦笑で返した。
「私もハリルを見直すことにした。同じ者を愛する従兄弟殿としてな」
「よせよ。むず痒くなる」
どうやら従兄弟同士、分かり合えたようだ。
セナはぐったりとしてふたりの体に凭れながら、微笑ましく会話を聞いていた。
「ご懐妊でございます」
医師の宣言が高らかに告げられた。
寝台から身を起こしたセナは微笑みを浮かべて下腹に手を遣る。
儀式が終了して、ひと月が経過した。もしやと思っていたが、やはり子は宿っていたのだ。
立ち会ったラシードとハリルは喜びに眸を見開いた。
「そうか。懐妊か。男か、女か?」
「王よ、お急ぎになられますな。まだわかりませんゆえ」
「俺の子か!? 俺の子だよな」
「騎士団長殿。儀式でご懐妊されましたので、神の子ということになります」
11
お気に入りに追加
1,900
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる