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耽溺の別荘 7

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 ぐり、と奥深くを切っ先で抉られて、予期しない激しい快楽に見舞われる。澪はびくりと腰を跳ね上げた。

「ひあっ、ああっ」
「子を宿す口を開けてやって、上から精を流し込む。こうすれば余さず俺の精を呑めるぞ」
「そんな……や、いやぁ」
「俺を感じろ、澪」

 どちゅどちゅと凄まじい音を上げながら、熱杭は肉筒を擦り立てる。激しい抜き差しに強烈な快楽を送り込まれて、華奢な体は翻弄されるしかない。

「あっ、あっ、あ、ひぁ、ん、あぁ」

 衝撃に揺さぶられる花芯からは、ぽたぽたと蜜が零れている。それは澪の紅い痕が散る胸に滴り落ちて、雨に濡れる鳳仙花のごとくしとやかに映った。
 体が充分に悦楽を覚えると、きゅうと花筒は締まり、眸は蕩けて唇からは甘い喘ぎ声ばかりが零れる。
 それを見て取った晃久は激しい出し挿れを止め、ぐうっと奥深くへ雄芯を挿入した。先端が、澪の体の奥にある口を優しく抉る。

「んっ、あ、んん、そこ……」
「感じるか?」
「ん、感じる……体が、きゅんってなります……」
「いい子だ。優しく口を撫でてやろう」

 小刻みに律動を刻んだ晃久は、硬く閉ざした奥の口を楔の切っ先で幾度も撫で上げる。そうされるとたまらない快感が湧き上がり、体の深いところが、きゅうと甘く切なく打ち震えた。

「んあっ、あっ、ぁん、ふぁ、あぁあ、若さまぁ」
「澪……ひらいてきたぞ。おまえの、奥の口が」

 奥の口は快楽に緩み、やわやわと先端を包み込む。まるで精を放つことを促すかのように銜え込んだ。
 アルファとオメガの、つがいの体がひとつになる。

「あ、あ、あっ、若さまっ、いく、……いくぅ」
「一緒にいくぞ、澪……」

 ひときわ大きいうねりが押し寄せて、嵐のように攫われる。共に達したふたりは、ぶるりと身を震わせた。
 男根を銜えた奥の口は、迸る白濁をすべて呑み込んでいく。悦楽の頂点に達しながら、澪は腰を振って最奥に流し込まれる精を受け入れた。

「あ、あ……でてる……若さまの、濃いのがいっぱい……」
「美味いか、俺の精は」
「はい……美味しいです。若さまの精液、いっぱい……飲んじゃってる……」
「まだ出るぞ。ぜんぶ飲み干すんだ」

 腰をねじ込むように押しつけて、晃久は上から大量の精を注ぎ込む。隅々まで快楽が浸透した体の奥深くを、熱い精が満たしていった。

「ああ……赤ちゃんできちゃう……」

 最後の一滴まで呑み込ませた晃久は、ようやく雄芯を引き抜いた。ぐったりとした体を後ろから抱きしめられる。

「疲れただろう。少し休んでいろ」

 労いの言葉を口にしながらも、晃久の唇は澪の背に吸いつく。
 先ほど、背中に痕を付けると風呂場で話したことを実行している。晃久はとても傲慢で強引で、一度こうと決めたことは覆さない。澪の話なんて聞いてくれない。
 けれど彼に激しく求められたら逆らえなくて。
 晃久の情熱が、嬉しくて。
 もはや抗議の声も出ない澪は倦怠感に手足を投げ出し、背中の仄かな甘い痛みに身を委ねていた。口づけは肩から背中、腰まで下りていく。もう背中は口づけの痕で紅く染め上げられていることだろう。
 内股を、つうと白濁が伝う。ぴくりと腿を揺らすと、晃久が気がついた。

「垂れてきたな」

 いつでもセックスして中出しされているので、腹は晃久の放ったものでいっぱいだった。
 不機嫌そうに呟いた晃久は、澪の背をひと撫でして細腰を掴む。

「塞いでやる」
「え……若さま?」

 腰を高く掲げられれば、白濁を零す蕾が露わになる。それはまるで逞しい雄芯を待ち受けるかのように、ひくついていた。

「ああっ、あぁん」

 ぐじゅり、と再び硬い楔を打ち込まれて背が撓る。放ったばかりなのに、もう硬く勃ち上がっている雄芯は花筒に満ちている白濁を奥へ押し込めるように獰猛に突き進んだ。

「ひあっ、ああぁ、また、奥まで……っ」
「後ろからも感じるだろう。好きなように啼け。また、たっぷり注いでやる」

 まるで動物のように背後から貫かれ、がくがくと揺さぶられる。澪は体が感じるままに甘い嬌声を零す。
 ふたりは獣のごとく、お互いを求めて交わり続けた。
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