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22話 ダニエルside
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昨日はアレクシアを追放し、やっと忌々しい存在から解放されて、気持ちよく朝を迎えられた。
「これほど気持ちいい朝は初めてだな。さて、今日は父上が帰ってくる。王宮にマリーナを呼んで父上に紹介しなければ」
元々、マリーナは今日来る予定だった。早くマリーナに会いたいなと思いながら身支度した。
そして、マリーナが王宮に来た。今日もマリーナは愛らしい。
「ダニエル様~、会いたかったですぅ」
「マリーナ! 俺も会いたかったぞ!」
マリーナを抱きしめる。ああ、幸せだと噛み締めつつ父上が帰ってくるのを待つ。
そして国王陛下と王妃陛下が王宮に着いたと知らせがきた。すぐさま、父上に面会を申請したが中々返事が来ず、俺は我慢できず謁見の間にいる父上にマリーナと側近達を連れて会いに行った。
謁見の間に着き、入ろうとすると衛兵に止められた。
「何故止める?」
「今は、国王陛下と王妃陛下が国の重役方と謁見しています。許可の無い者はお入りする事が出来ません」
「俺はこの国の第一王子だそ! お前如きが口出しするな!」
「そうですよ~。ダニエル様はお父様に会いに行くだけですぅ」
「それでも、ここへは入れません。謁見が終了するまでお待ち下さい」
クソっ!なんて奴だ!第一王子である俺にこの態度!絶対俺が王になったらクビにしてやる!
そんな事を思っていると、扉が開いた。
「何を騒いでる」
「宰相様、申し訳ありません。ダニエル王子殿下がここへ入れろと申しまして……」
「ほぅお……」
宰相である、セルジオ・ブルックスが冷たい目でダニエルを見る。一瞬怯むも自分の言いたい事言う。
「宰相、俺は父上に会いたいだけだ。面会を申請したが中々返事が来ないから直接会いに来た」
「そうですか。しかし、陛下は帰還したばかり。それゆえに忙しいのです。すぐに伝えなければいけない要件で?」
「そうだ! 急ぎの要件だ!」
「余程重要な要件なのでしょうね……。 まあ、中に入りなさい。 重役達もいらっしゃいます。それ相応の態度をとって下さいね?」
そう宰相は言い、中へと促した。 しかし、自分の息子である、セドリックがいた事に呆れ、失望した。
「セドリック」
「っ! 父上……」
宰相はこれ以上ない位に冷たく厳しい目つきでセドリックを見た。
「ここでは何も言わないが、今の行動が正しいと思えるか考えときなさい」
「……はい」
そして王子達は国王がいる謁見の間に入って行った。
「これほど気持ちいい朝は初めてだな。さて、今日は父上が帰ってくる。王宮にマリーナを呼んで父上に紹介しなければ」
元々、マリーナは今日来る予定だった。早くマリーナに会いたいなと思いながら身支度した。
そして、マリーナが王宮に来た。今日もマリーナは愛らしい。
「ダニエル様~、会いたかったですぅ」
「マリーナ! 俺も会いたかったぞ!」
マリーナを抱きしめる。ああ、幸せだと噛み締めつつ父上が帰ってくるのを待つ。
そして国王陛下と王妃陛下が王宮に着いたと知らせがきた。すぐさま、父上に面会を申請したが中々返事が来ず、俺は我慢できず謁見の間にいる父上にマリーナと側近達を連れて会いに行った。
謁見の間に着き、入ろうとすると衛兵に止められた。
「何故止める?」
「今は、国王陛下と王妃陛下が国の重役方と謁見しています。許可の無い者はお入りする事が出来ません」
「俺はこの国の第一王子だそ! お前如きが口出しするな!」
「そうですよ~。ダニエル様はお父様に会いに行くだけですぅ」
「それでも、ここへは入れません。謁見が終了するまでお待ち下さい」
クソっ!なんて奴だ!第一王子である俺にこの態度!絶対俺が王になったらクビにしてやる!
そんな事を思っていると、扉が開いた。
「何を騒いでる」
「宰相様、申し訳ありません。ダニエル王子殿下がここへ入れろと申しまして……」
「ほぅお……」
宰相である、セルジオ・ブルックスが冷たい目でダニエルを見る。一瞬怯むも自分の言いたい事言う。
「宰相、俺は父上に会いたいだけだ。面会を申請したが中々返事が来ないから直接会いに来た」
「そうですか。しかし、陛下は帰還したばかり。それゆえに忙しいのです。すぐに伝えなければいけない要件で?」
「そうだ! 急ぎの要件だ!」
「余程重要な要件なのでしょうね……。 まあ、中に入りなさい。 重役達もいらっしゃいます。それ相応の態度をとって下さいね?」
そう宰相は言い、中へと促した。 しかし、自分の息子である、セドリックがいた事に呆れ、失望した。
「セドリック」
「っ! 父上……」
宰相はこれ以上ない位に冷たく厳しい目つきでセドリックを見た。
「ここでは何も言わないが、今の行動が正しいと思えるか考えときなさい」
「……はい」
そして王子達は国王がいる謁見の間に入って行った。
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