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〜始まり〜
6話 神話 後編
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アリアユニエステレラはレユアンを隔離した後、自分の世界に戻り神々にユーピテルの事を話した。父あるオスキュリテコースマスは守れなったことを嘆きました。また同じアリアユニエステレラの子供である皆もユーピテルの事を思い涙しました。
そんな中、闇を司る神ネグルテネーブルだけは違う感情でした。そのユーピテルから力を奪ったカオスに興味を持ってしまった。ネグルテネーブルはアリアユニエステレラに気づかれないように会いにレユアンの世界にカオスに会いに行きました。そこで出会ったカオスにネグルテネーブルは魅力されてしまいました。ネグルテネーブルは神々の世界に戻りカオスが魅力的だと他の神々に教えました。
その事に気づいたアリアユニエステレラ達はネグルテネーブルのおこないを赦しませんでした。アリアユニエステレラはネグルテネーブルをこの神々の世界から追放しました。またネグルテネーブルが勧誘し、カオスに魅力された神々も天使も追放された。そしてネグルテネーブル達神々は邪神となり、天使達は堕天使となりカオスの元についた。
オスキュリテコースマスはこれ以上カオスに魅力される神がいないように別の次元を創りレユアンを閉じ込め封印した。そして神々の世界は守られていた。
カオスはレユアンを手に入れ、ユーピテルの力を奪っても世界を造る力は持っていなかった。色んな世界を創世し、自分の物にしたいそんな欲が出てきた。その感情に気づいたネグルテネーブルは母であるアリアユニエステレラの力を奪えばいいとカオスに言った。その気になったカオスだったが、ユーピテルがかけた呪いのせいでこのレユアンから出られない。早々に諦め、もしこの先アリアユニエステレラ達が世界を創世した時や、創世の力を持つ者を奪うと決めた。こうしてアリアユニエステレラとカオス達の争いは始まっていった。
長い昔話を話し終えたエマリーバは、少し悲しそうな顔をしていた。
「そんなわけで争いは始まってしまったのです。 そんな争いにえいみさんを巻き込んでしまった事本当すみませんでした……」
「いえ……、正直壮大過ぎて……」
本当、正直実感がない。壮大な話を聞いてもお伽話のように聞こえる。
「そうですよね…… それで私の息子が狙われていたのは創世の力を持っているからです。 私の子供達はその魂によって司る力が違って生まれてきます。 まぁ私の力を引き継いでいる子が多いですけどね」
「何人かいるんですね」
「ええ、ノアの他は皆ある程度はもう力が安定していますし、力で負ける事は無いと思います。 ですがノアはまだ幼く力が安定していないのでノアが1番狙われてしまうのです。 だからあの時目を話した隙にあっという間にネグルの作ったあの空間に引き釣り込まれたのです」
幼い神が狙われる事が多い。カオス達は一瞬の突きを狙って襲ってくる。ずる賢く、それでいて執着がすごい。一度狙うと何回も襲ってくる。
「なぜあの時私もあの空間にいたのでしょうか?」
「それはえいみさんの魂が神になれる魂だったようであの空間に入り込めたのです」
神になれる魂??
「それは、でも私は人で……」
「それほど綺麗で輝かしい魂ですから人の体でも入れたのです。 ただ人の体ゆえに耐えきれなかったようで亡くなってしまいましたが……」
「あの時の光……、あの光は何だったんですか?」
「あの光はえいみさんの魂の力です。 魂の力とはまず世界で生きる為の力、輪廻転生する上で必要な力。 そんな力を邪神とはいえ神の作った空間に触れたことで、えいみさんの思いの力で無意識に使ってしまったようです」
「それじゃあ消滅寸前だったのは……」
「はい、力を使ったゆえですね」
顔が青くなる。無意識とはいえ自分で魂を削ったのか……。
「あっ! でももう大丈夫ですからね! そこは安心してください!」
「……」
「それでですね、えいみさんは今体が無く、魂の状態なんですね。これから輪廻に戻り人として生まれ変わる事ができます。 ですが、私から一つ提案なんですが……」
「なんですか?」
すーっと、ひと息ついてエマリーバは笑顔で言った。
「私の娘として生まれ変わりませんか?」
「………、はいぃ!?」
そんな中、闇を司る神ネグルテネーブルだけは違う感情でした。そのユーピテルから力を奪ったカオスに興味を持ってしまった。ネグルテネーブルはアリアユニエステレラに気づかれないように会いにレユアンの世界にカオスに会いに行きました。そこで出会ったカオスにネグルテネーブルは魅力されてしまいました。ネグルテネーブルは神々の世界に戻りカオスが魅力的だと他の神々に教えました。
その事に気づいたアリアユニエステレラ達はネグルテネーブルのおこないを赦しませんでした。アリアユニエステレラはネグルテネーブルをこの神々の世界から追放しました。またネグルテネーブルが勧誘し、カオスに魅力された神々も天使も追放された。そしてネグルテネーブル達神々は邪神となり、天使達は堕天使となりカオスの元についた。
オスキュリテコースマスはこれ以上カオスに魅力される神がいないように別の次元を創りレユアンを閉じ込め封印した。そして神々の世界は守られていた。
カオスはレユアンを手に入れ、ユーピテルの力を奪っても世界を造る力は持っていなかった。色んな世界を創世し、自分の物にしたいそんな欲が出てきた。その感情に気づいたネグルテネーブルは母であるアリアユニエステレラの力を奪えばいいとカオスに言った。その気になったカオスだったが、ユーピテルがかけた呪いのせいでこのレユアンから出られない。早々に諦め、もしこの先アリアユニエステレラ達が世界を創世した時や、創世の力を持つ者を奪うと決めた。こうしてアリアユニエステレラとカオス達の争いは始まっていった。
長い昔話を話し終えたエマリーバは、少し悲しそうな顔をしていた。
「そんなわけで争いは始まってしまったのです。 そんな争いにえいみさんを巻き込んでしまった事本当すみませんでした……」
「いえ……、正直壮大過ぎて……」
本当、正直実感がない。壮大な話を聞いてもお伽話のように聞こえる。
「そうですよね…… それで私の息子が狙われていたのは創世の力を持っているからです。 私の子供達はその魂によって司る力が違って生まれてきます。 まぁ私の力を引き継いでいる子が多いですけどね」
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幼い神が狙われる事が多い。カオス達は一瞬の突きを狙って襲ってくる。ずる賢く、それでいて執着がすごい。一度狙うと何回も襲ってくる。
「なぜあの時私もあの空間にいたのでしょうか?」
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「はい、力を使ったゆえですね」
顔が青くなる。無意識とはいえ自分で魂を削ったのか……。
「あっ! でももう大丈夫ですからね! そこは安心してください!」
「……」
「それでですね、えいみさんは今体が無く、魂の状態なんですね。これから輪廻に戻り人として生まれ変わる事ができます。 ですが、私から一つ提案なんですが……」
「なんですか?」
すーっと、ひと息ついてエマリーバは笑顔で言った。
「私の娘として生まれ変わりませんか?」
「………、はいぃ!?」
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