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〜始まり〜
4話 女神様に会いました
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気がついた時にはそこはお花畑の中にあるガゼボにあるベッドの上だった。
「ここはどこだろう?」
私はふわふわのベッドに寝ていたようだか、こんな所で寝た覚えはないし、何よりあの時死んだと思う。
「やっぱり私死んだんだ……」
なんとも言い難い思いが色々溢れてくる。仕事の途中で死んだから迷惑かけたなとか、お父さんお母さんお兄ちゃんにも悲しい思いをさせたなとか、親孝行してないなとか、結婚したかったなとか色々思う。
私未練ばっかじゃん
こうなるならせめていつも感謝の気持ちを言葉にしてればよかったと後悔する。でも自分は死んでしまったからみんなの幸せを願うしかない。
「さて、未練ばっかだけどずっとここにいる訳もいかないよね。どこに行けばいいんだろう?」
辺りを見渡してみてもずーっと綺麗なお花畑。
「やっと目覚めましたね」
「!?」
声のする方に視線を向けた。そのにはこの世の物とは思えないほどの美人がいた。光り輝く銀髪、大きな金色の瞳。鼻筋もスッとしていて小顔。全てバランスの取れた顔立ち。スタイルも抜群だ。思わず見惚れる。
「あの~大丈夫ですか?」
「はっ!、大丈夫です!」
見惚れて固まってしまっていた。
うわぁ心配している顔も絵になるなぁ~
「神田えいみさんうちの息子を守ってくれてありがとうございます」
「息子??」
「はい、えいみさんが命をかけて守って助けてくれた男の子です」
「!?、えっ!? あの男の子のお母さん!?」
「はいそうです。 あの子はノアと言います。 そして私はエマリーバ、最高神の娘で神々を見守る女神です」
「えっと……」
神様……神様!?え、えぇー!!やっぱ私死んだの確定じゃん!!
「すごく混乱しているようですね。 無理もないですが。 少しお茶でも飲みながら落ち着いて話ましょう」
エマリーバがそう言うとベッドが無くなりかわりにテーブルとイス、さらにティーセットとお菓子が出てくる。用意されたイスにエマリーバが座る。
「どうぞ座って」
「あっ、ありがとうございます」
「お茶を用意したから飲んでリラックスしてね♪」
目の前に出されたお茶。手にとっておそるおそる一口飲んでみるとジャスミン茶みたいな味がした。
「美味しい」
「それは良かったです♪」
エマリーバは微笑んだ。えいみも美味しいお茶の味に笑みが溢れる。
「少し落ち着きましたか?」
「はい、色々説明していただけますか?」
「お話しします。 まず改めてえいみさん息子を助けて頂いてありがとうございます。 ですがその結果えいみさんは亡くなってしまいました……。」
「そうですよね…… 何となく分かっていましたが」
「ごめんなさい。 私のもう1人の息子が助けに行った時には体は力に耐えきれず、魂は消滅しかけていました。 ですが、魂だけでも間一髪助けることができて本当に良かったです。 それから消滅は避けられましたが傷を負った状態だったので私が作ったこの空間で癒すために眠りに着いてもらっていました。」
「……」
衝撃の事実に言葉がなくなる。まさか魂まで消滅する寸前までいっていたとは……。確かにあの時力が抜けて行くような感覚だったがそれが魂までとは……。今更ながら恐ろしくなった。恐怖に顔が強張る。
「いきなりこんな話は酷ですがちゃんと説明してた方がいいと思いまして……」
「いえ……、確かにそんな恐ろしい状況になっていたのは怖いですけど、こうして今は魂は助けてもらったので感謝しています」
「ありがとう、さてなぜえいみさんと息子が襲われたのか説明しますね」
エマリーバは語り始めた。
「ここはどこだろう?」
私はふわふわのベッドに寝ていたようだか、こんな所で寝た覚えはないし、何よりあの時死んだと思う。
「やっぱり私死んだんだ……」
なんとも言い難い思いが色々溢れてくる。仕事の途中で死んだから迷惑かけたなとか、お父さんお母さんお兄ちゃんにも悲しい思いをさせたなとか、親孝行してないなとか、結婚したかったなとか色々思う。
私未練ばっかじゃん
こうなるならせめていつも感謝の気持ちを言葉にしてればよかったと後悔する。でも自分は死んでしまったからみんなの幸せを願うしかない。
「さて、未練ばっかだけどずっとここにいる訳もいかないよね。どこに行けばいいんだろう?」
辺りを見渡してみてもずーっと綺麗なお花畑。
「やっと目覚めましたね」
「!?」
声のする方に視線を向けた。そのにはこの世の物とは思えないほどの美人がいた。光り輝く銀髪、大きな金色の瞳。鼻筋もスッとしていて小顔。全てバランスの取れた顔立ち。スタイルも抜群だ。思わず見惚れる。
「あの~大丈夫ですか?」
「はっ!、大丈夫です!」
見惚れて固まってしまっていた。
うわぁ心配している顔も絵になるなぁ~
「神田えいみさんうちの息子を守ってくれてありがとうございます」
「息子??」
「はい、えいみさんが命をかけて守って助けてくれた男の子です」
「!?、えっ!? あの男の子のお母さん!?」
「はいそうです。 あの子はノアと言います。 そして私はエマリーバ、最高神の娘で神々を見守る女神です」
「えっと……」
神様……神様!?え、えぇー!!やっぱ私死んだの確定じゃん!!
「すごく混乱しているようですね。 無理もないですが。 少しお茶でも飲みながら落ち着いて話ましょう」
エマリーバがそう言うとベッドが無くなりかわりにテーブルとイス、さらにティーセットとお菓子が出てくる。用意されたイスにエマリーバが座る。
「どうぞ座って」
「あっ、ありがとうございます」
「お茶を用意したから飲んでリラックスしてね♪」
目の前に出されたお茶。手にとっておそるおそる一口飲んでみるとジャスミン茶みたいな味がした。
「美味しい」
「それは良かったです♪」
エマリーバは微笑んだ。えいみも美味しいお茶の味に笑みが溢れる。
「少し落ち着きましたか?」
「はい、色々説明していただけますか?」
「お話しします。 まず改めてえいみさん息子を助けて頂いてありがとうございます。 ですがその結果えいみさんは亡くなってしまいました……。」
「そうですよね…… 何となく分かっていましたが」
「ごめんなさい。 私のもう1人の息子が助けに行った時には体は力に耐えきれず、魂は消滅しかけていました。 ですが、魂だけでも間一髪助けることができて本当に良かったです。 それから消滅は避けられましたが傷を負った状態だったので私が作ったこの空間で癒すために眠りに着いてもらっていました。」
「……」
衝撃の事実に言葉がなくなる。まさか魂まで消滅する寸前までいっていたとは……。確かにあの時力が抜けて行くような感覚だったがそれが魂までとは……。今更ながら恐ろしくなった。恐怖に顔が強張る。
「いきなりこんな話は酷ですがちゃんと説明してた方がいいと思いまして……」
「いえ……、確かにそんな恐ろしい状況になっていたのは怖いですけど、こうして今は魂は助けてもらったので感謝しています」
「ありがとう、さてなぜえいみさんと息子が襲われたのか説明しますね」
エマリーバは語り始めた。
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