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第二章
衝突1
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ゼーマンが院長先生の名前を正確に述べたことは、ある可能性を示唆していた。それは九年前の殺戮に彼が関わっていたという可能性だ。
あの日〈施設〉を襲ったのは魔人族の軍人であった。収容所の職員も本籍は軍人であるため、その憶測は事実にかなり近いと見て間違いない。
もっとも他の班員はフリーデ以外そのことを知らないから、唐突な発言に表情をひどく曇らせている。だが、アドルフだけは不可解な言動をとったゼーマンにたいする詰問を思いついていた。
彼はシチューを片手に棒立ちだったが、すぐに深皿を甲板に置き、先ほどまでの従順さを捨て、毅然とした表情でしゃがれ声を発した。
「ゼーマン主任、いまに貴公が口にしたのは我らにとって恩人にあたるひとの名前だ。しかも収容の際、惨たらしい拷問を受けて殺されている。そんな記憶をわざわざ思い出させた理由を教えて貰えないか? その名前を大した理由もなく口にされると、こちらも戸惑いを隠せなくなる」
アドルフの発した詰問は、班員たちも同じ思いを共有していたのだろう。フリーデを筆頭に彼女らは小さな頷きをくり返し、アドルフにならってシチュー皿を甲板の上に置く。
これにたいしゼーマンは、眉をつり上げながら唸り声を出した。
「貴様ら、とぼけてんじゃねぇぞ。やつに下された罰は覚えてんだろうが? 同じ目に遭うって言ってんだよ、オレは」
しかしアドルフは、素知らぬ顔でさらにゼーマンを追及する。
「とぼけるも何も、我はニミッツ先生の罰など知らん。というよりその前に、貴公は当時、トルナバに飛来した軍人ではなかったのかね?」
意外そうな顔をすると相手になめられるため、アドルフは世間話をするような口調で訊いた。するとゼーマンは、アドルフの疑問を拾い上げ、にやついた顔で言う。
「オレか? オレは貴様らが収容された現場になんかいねぇよ。ヴィクトル・ニミッツの件は貴様らの履歴書に記載があったまでさ。九年前のオレは三〇〇〇ギロ離れた王都にいたからな。ついこのあいだまで、ずっと王都にいた」
王都。確かにそんな場所にいた者が、トルナバで実施された強制収容に関わった道理はない。ゼーマン自身が言ったように、自分たちの資料を見たと考えるのが妥当である。
だがこのときアドルフは、同時にふたつの疑問にとらわれ、即座に反応できなかった。
ひとつめは、ゼーマンがほのめかした院長先生に下された罰、すなわち彼が殺された直接的な原因についてである。
当時アドルフは、魔人族が院長先生の資産を収奪すべく、金庫の暗号を聞き出すために拷問をし、その結果死に到ったと理解していた。しかしゼーマンは先生が罰を下されたと言い、アドルフの記憶とは矛盾している。真相はいったいどこにあるのだろうか。
そしてもうひとつは、ゼーマンの前任地、すなわち王都にいたという情報である。
収容所幹部の情報は、どんな些細なものであってもアドルフのアンテナに触れる。院長先生の件とは何の関係もないが、王都は権力の中枢だ。そんなところにゼーマンが属していたという情報を彼は無視することができなかった。
とはいえ、まったく異なる質問を一緒にはできない。アドルフは手はじめに、院長先生の死について尋ねることにした。
「いま貴公は、ずいぶん思わせぶりにニミッツ先生は罰を下されたと言ったが、具体的にどんな罪に即して罰せられたのかね? 実は当時より、先生は不当な目に遭ったとの疑念を抱いておる。その疑いを払拭して貰えんか?」
先ほど暴力を振るわれたのにもかかわらず、へりくだるような真似をせず、正々堂々と尋ねたのは、そもそも階級が同じという前提があったからではあるが、はたしてゼーマンは、その図太い態度に少しだけ顔をしかめ、舌打ちをするように言った。
「ヴィクトル・ニミッツが記録に残っている時点で、何らかの罪はあったわけだ。スパイ事件の当事者、武力による収容拒否、《主》への不敬。いずれにせよ自業自得ってわけさ」
曖昧な回答を述べるゼーマンだが、どうやら彼は院長先生の罪について具合的な情報は持っていないようだ。そしてこれらの罪状のうち、アドルフが気にとめたのは《主》への不敬だった。それ以外は院長先生の行動原理から言って違和感がありすぎたからだ。
背後をちらりと振り返ると、フリーデたちは皆同じように顔を俯かせ、沈鬱な表情をしている。無理もない。あれだけ慕われていた院長先生の死を掘り起こされ、気分の良い者などいるはずがないからだ。
しかし事態は、ここから思いもよらなかった方法に動く。
おそらくゼーマンは、黙りこくった囚人たちの様子に不満のようなものを嗅ぎ取ったのか、うっすらと目を細めながら説教臭いことを言いはじめた。
「勘違いすんなよ、貴様ら。オレは何も、好き好んでヴィクトル・ニミッツの罪状を掘り返したいんじゃねぇ。朝食の祈りの杜撰さ、あんなこと続けてたら貴様らは損をする。絶えず敬虔な心を持て」
目線をしっかりと合わせ、言葉を噛みしめるように語りだすゼーマン。その表情は院長先生の死を軽んじた発言とは程遠く、どこか真剣さを含んでおり、アドルフたちをよそに一方的な発言は続く。
「そう、敬虔な心。貴様らの運命は、今後それが左右する。見た感じ、その意味をだれもわかっていねぇようだが、思い出せ。オレはついさっき、ずっと王都にいたと言ったろ。敬虔な心と王都。それをつなぎ合わせれば、オレの言いたいことはわかる。想像力を働かせろ。答えに到るやつが出れば、全員朝飯を食っていいぜ」
そう言ったあとゼーマンは、自分だけ手にしたシチュー皿にスプーンを差し込み、冷めるまえにジャガイモを頬張っていく。
とはいえこのとき、アドルフにとって予想外なことが起きていた。彼が抱いたもうひとつの疑問、すなわちゼーマンの前任地が王都だったという件がここで偶然噛み合ったのだ。
ゼーマンは朝食を餌に謎かけのようなものを口にしたが、その手の推論はアドルフの得意分野である。情報と情報を掛け合わせてべつの答えを導くこと。
落ち着いて視線をむけると、他の班員たちは難しそうな顔になって眉根を寄せ、状況についていくのがやっとのようだ。
おそらく謎を解けるのは自分しかいない。そういう義務感のようなものを感じたときほど、アドルフの精神を高めるものはない。
――ゼーマンは王都にいた。王都といえば軍の司令塔で、参謀本部と近衛師団がある。どちらもビュクシの収容所に赴任した職員の前任地とはかけ離れている。ゼーマンはひょっとすると、階級こそ少尉だが、かなりのエリート軍人なのかもしれん。やつの鼻持ちならない雰囲気とその見立ては合致する。
アドルフは収容所に放り込まれたあとも、ゴミとして出される新聞をこっそり盗み読み、収容所幹部から直に情報を得るなど、独自の情報収集を続け、幼少期よりもさらに異世界の知識、イェドノタ連邦という国家の情勢を学びとっていた。
そんな彼にとって、王都という響きは権力と格の高さを連想させるものだった。しかし問題は、その連想を敬虔さを求めた事実と結びつけることだ。
――やつは我らに敬虔な心を求めた。これまで許されていたことが不敬とみなされたことを勘案すれば、王都、すなわち権力の中枢に何らかの変化が起きたと推測できる。それが何かまでは、手持ちの情報では導くことができんが。
恐るべき速さで問題の答えに迫るアドルフだったが、彼の真骨頂は壁に突き当たったらべつのやり方をすぐさま模索できる点にある。
「主任、問われたことにたいしてある程度答えを出せた。だが細かい部分に関しては手持ちの情報が何もない。もしよければ、質問に応じて貰えないか?」
そう、試験中に教師を問い質す者はどの世界にもいるまい。だがアドルフにはそれができる。どんなことでも可能性はあるとつねに意識しているのだ。
もっとも全てはゼーマン次第だったが、彼としても手がかりのない謎かけをしたという自覚があったのだろうか、アドルフの要求に良い顔はしなかったが、
「仕方がねぇな、ひとつだけ許可してやんよ」
腹に隠した答えをごまかすように、退屈そうな表情でつぶやき返すのだった。
あの日〈施設〉を襲ったのは魔人族の軍人であった。収容所の職員も本籍は軍人であるため、その憶測は事実にかなり近いと見て間違いない。
もっとも他の班員はフリーデ以外そのことを知らないから、唐突な発言に表情をひどく曇らせている。だが、アドルフだけは不可解な言動をとったゼーマンにたいする詰問を思いついていた。
彼はシチューを片手に棒立ちだったが、すぐに深皿を甲板に置き、先ほどまでの従順さを捨て、毅然とした表情でしゃがれ声を発した。
「ゼーマン主任、いまに貴公が口にしたのは我らにとって恩人にあたるひとの名前だ。しかも収容の際、惨たらしい拷問を受けて殺されている。そんな記憶をわざわざ思い出させた理由を教えて貰えないか? その名前を大した理由もなく口にされると、こちらも戸惑いを隠せなくなる」
アドルフの発した詰問は、班員たちも同じ思いを共有していたのだろう。フリーデを筆頭に彼女らは小さな頷きをくり返し、アドルフにならってシチュー皿を甲板の上に置く。
これにたいしゼーマンは、眉をつり上げながら唸り声を出した。
「貴様ら、とぼけてんじゃねぇぞ。やつに下された罰は覚えてんだろうが? 同じ目に遭うって言ってんだよ、オレは」
しかしアドルフは、素知らぬ顔でさらにゼーマンを追及する。
「とぼけるも何も、我はニミッツ先生の罰など知らん。というよりその前に、貴公は当時、トルナバに飛来した軍人ではなかったのかね?」
意外そうな顔をすると相手になめられるため、アドルフは世間話をするような口調で訊いた。するとゼーマンは、アドルフの疑問を拾い上げ、にやついた顔で言う。
「オレか? オレは貴様らが収容された現場になんかいねぇよ。ヴィクトル・ニミッツの件は貴様らの履歴書に記載があったまでさ。九年前のオレは三〇〇〇ギロ離れた王都にいたからな。ついこのあいだまで、ずっと王都にいた」
王都。確かにそんな場所にいた者が、トルナバで実施された強制収容に関わった道理はない。ゼーマン自身が言ったように、自分たちの資料を見たと考えるのが妥当である。
だがこのときアドルフは、同時にふたつの疑問にとらわれ、即座に反応できなかった。
ひとつめは、ゼーマンがほのめかした院長先生に下された罰、すなわち彼が殺された直接的な原因についてである。
当時アドルフは、魔人族が院長先生の資産を収奪すべく、金庫の暗号を聞き出すために拷問をし、その結果死に到ったと理解していた。しかしゼーマンは先生が罰を下されたと言い、アドルフの記憶とは矛盾している。真相はいったいどこにあるのだろうか。
そしてもうひとつは、ゼーマンの前任地、すなわち王都にいたという情報である。
収容所幹部の情報は、どんな些細なものであってもアドルフのアンテナに触れる。院長先生の件とは何の関係もないが、王都は権力の中枢だ。そんなところにゼーマンが属していたという情報を彼は無視することができなかった。
とはいえ、まったく異なる質問を一緒にはできない。アドルフは手はじめに、院長先生の死について尋ねることにした。
「いま貴公は、ずいぶん思わせぶりにニミッツ先生は罰を下されたと言ったが、具体的にどんな罪に即して罰せられたのかね? 実は当時より、先生は不当な目に遭ったとの疑念を抱いておる。その疑いを払拭して貰えんか?」
先ほど暴力を振るわれたのにもかかわらず、へりくだるような真似をせず、正々堂々と尋ねたのは、そもそも階級が同じという前提があったからではあるが、はたしてゼーマンは、その図太い態度に少しだけ顔をしかめ、舌打ちをするように言った。
「ヴィクトル・ニミッツが記録に残っている時点で、何らかの罪はあったわけだ。スパイ事件の当事者、武力による収容拒否、《主》への不敬。いずれにせよ自業自得ってわけさ」
曖昧な回答を述べるゼーマンだが、どうやら彼は院長先生の罪について具合的な情報は持っていないようだ。そしてこれらの罪状のうち、アドルフが気にとめたのは《主》への不敬だった。それ以外は院長先生の行動原理から言って違和感がありすぎたからだ。
背後をちらりと振り返ると、フリーデたちは皆同じように顔を俯かせ、沈鬱な表情をしている。無理もない。あれだけ慕われていた院長先生の死を掘り起こされ、気分の良い者などいるはずがないからだ。
しかし事態は、ここから思いもよらなかった方法に動く。
おそらくゼーマンは、黙りこくった囚人たちの様子に不満のようなものを嗅ぎ取ったのか、うっすらと目を細めながら説教臭いことを言いはじめた。
「勘違いすんなよ、貴様ら。オレは何も、好き好んでヴィクトル・ニミッツの罪状を掘り返したいんじゃねぇ。朝食の祈りの杜撰さ、あんなこと続けてたら貴様らは損をする。絶えず敬虔な心を持て」
目線をしっかりと合わせ、言葉を噛みしめるように語りだすゼーマン。その表情は院長先生の死を軽んじた発言とは程遠く、どこか真剣さを含んでおり、アドルフたちをよそに一方的な発言は続く。
「そう、敬虔な心。貴様らの運命は、今後それが左右する。見た感じ、その意味をだれもわかっていねぇようだが、思い出せ。オレはついさっき、ずっと王都にいたと言ったろ。敬虔な心と王都。それをつなぎ合わせれば、オレの言いたいことはわかる。想像力を働かせろ。答えに到るやつが出れば、全員朝飯を食っていいぜ」
そう言ったあとゼーマンは、自分だけ手にしたシチュー皿にスプーンを差し込み、冷めるまえにジャガイモを頬張っていく。
とはいえこのとき、アドルフにとって予想外なことが起きていた。彼が抱いたもうひとつの疑問、すなわちゼーマンの前任地が王都だったという件がここで偶然噛み合ったのだ。
ゼーマンは朝食を餌に謎かけのようなものを口にしたが、その手の推論はアドルフの得意分野である。情報と情報を掛け合わせてべつの答えを導くこと。
落ち着いて視線をむけると、他の班員たちは難しそうな顔になって眉根を寄せ、状況についていくのがやっとのようだ。
おそらく謎を解けるのは自分しかいない。そういう義務感のようなものを感じたときほど、アドルフの精神を高めるものはない。
――ゼーマンは王都にいた。王都といえば軍の司令塔で、参謀本部と近衛師団がある。どちらもビュクシの収容所に赴任した職員の前任地とはかけ離れている。ゼーマンはひょっとすると、階級こそ少尉だが、かなりのエリート軍人なのかもしれん。やつの鼻持ちならない雰囲気とその見立ては合致する。
アドルフは収容所に放り込まれたあとも、ゴミとして出される新聞をこっそり盗み読み、収容所幹部から直に情報を得るなど、独自の情報収集を続け、幼少期よりもさらに異世界の知識、イェドノタ連邦という国家の情勢を学びとっていた。
そんな彼にとって、王都という響きは権力と格の高さを連想させるものだった。しかし問題は、その連想を敬虔さを求めた事実と結びつけることだ。
――やつは我らに敬虔な心を求めた。これまで許されていたことが不敬とみなされたことを勘案すれば、王都、すなわち権力の中枢に何らかの変化が起きたと推測できる。それが何かまでは、手持ちの情報では導くことができんが。
恐るべき速さで問題の答えに迫るアドルフだったが、彼の真骨頂は壁に突き当たったらべつのやり方をすぐさま模索できる点にある。
「主任、問われたことにたいしてある程度答えを出せた。だが細かい部分に関しては手持ちの情報が何もない。もしよければ、質問に応じて貰えないか?」
そう、試験中に教師を問い質す者はどの世界にもいるまい。だがアドルフにはそれができる。どんなことでも可能性はあるとつねに意識しているのだ。
もっとも全てはゼーマン次第だったが、彼としても手がかりのない謎かけをしたという自覚があったのだろうか、アドルフの要求に良い顔はしなかったが、
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