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第一章
少年期19
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なぜ院長先生が教会に現れたのか。おそらく市場に起きた騒動を聞きつけ、そこに〈施設〉の子供たちが関わっていることを知り、居ても立ってもいられず駆けつけてきたのだろう。
その推測が正しかった証拠に、院長先生は事態のあらましを踏まえつつ、はっきりとこう述べた。
「何をやっているんだ、アドルフ。私は君の味方をすると言ったが、町の人たちを嘘で煽ったり、他人の信仰を踏みにじっていいとは言っていない。やって良いことと悪いことがある。町の人たちに謝りなさい」
トルナバに常駐の司祭はいないため、教会に迷惑をかけた件で頭を下げるとしたら教会を管理する町長が相手になる。アドルフはそんな理屈を思い起こし、壇上から下界を見おろした。
すると珍しく大声を張りあげた院長先生が、対峙するヒト族と亜人族の間を割って、アドルフのほうへ近づいてくる。
その言動を見て、呆気にとられていた人々がようやく我に返った。とりわけ魂を抜かれたようだった町長は、院長先生のそばに駆け寄り、苦情を畳みかける。
「あ、あんたのとこのクソガキだろ。何とかしてくれ! イタズラにしては度が過ぎる!」
「ご安心を。ここは私の責任で収めるので」
院長先生は軽く頭を下げ、視線をアドルフのほうへ戻しながら言った。
「アドルフ。私は君が子供たちの諍いを自分たちの力で解決する気でいると思っていたよ。まさか大人を巻き込むとは。それがどういうことか、君は理解してやっているのかい?」
新たに出現した状況に、アドルフはいささか戸惑った。
なぜなら彼は、密かにヤーヒムの様子を注視しており、彼が十字架の毀損に「自分がトラブルを引き起こしたからだ」と罪の意識を抱き、それを父親である町長に告げることができれば、大人たちの態度も変わり事態は収束へむかうと考えていたからだ。
ところがそうした流れに持ち込む直前、前ぶれもなく院長先生が現れてしまった。つまりここでひとつ、想定外の要素が紛れ込んだわけだ。
しかも院長先生は、普段の温厚さを押し殺し、静かな怒りを隠そうともしない。自分たちの味方をさせると、アドルフは先生の支持を取りつけていたが、彼の口ぶりから推測するに、それはあくまで子供たちどうしの争いに限定された話で、町全体に影響を及ぼすような行動を許すつもりはなかったようだ。
この一連の騒動において、アドルフにとって言葉の力で攻め立て、攻略する相手はヤーヒムであり、その先にいる町長だった。
しかしいまや、その位置に院長先生が立ちはだかっている。だとすれば、彼を攻略することが最後の突破口となるのは間違いない。
そのように状況認識を下したアドルフは、尊大な態度を崩さず、落ち着き払った声を教会に響かせる。
「院長先生、貴方まで勘違いをしておるとは」
アドルフは打ち捨てた十字架を踏み越え、壇上の突端に立ち、そこから下界を睥睨して言う。
「我は大人を巻き込まないなどと言った覚えはない。ありもしない約束を持ち出して批判するのは筋違いである」
もうゴールはうっすらと見えている。だとすれば、相手が恩人である院長先生であろうと、何ら容赦するつもりはない。
その決心を包み隠さず示すと、先生は急にがっかりしたようなそぶりで首を振った。
「やれやれ。何もわかっていないようだな……」
相手の心がどれほど離れようと、自分を曲げない者がいる。転生する前からずっと、アドルフはそういう類いの人間だ。
しかし院長先生が見せたのは、話が噛み合わないことからくる落胆であることは如実に伝わってきた。そしてそのしぐさは意外にも、アドルフを嫌な気持ちにさせた。
前世において、敵対者から極悪人として恐れられた彼にも人間らしい心はあり、恩人を幻滅させたことに強い不快感を抱いたのはそれが原因であった。
だが同時に、その感情はあまり長くは続かなかった。時間にすれば、一秒にも満たなかっただろう。
なぜなら彼は気持ちの切り替えがおそろしく早いので、普通の人間が脚をとられる感情をきれいに断ち切り、合理的な思考を苦もなく呼び戻せるのだ。
「では教えていただきたい。貴方は何をそんなに怒っているのかを」
相手に歩み寄る姿勢を見せ、話が通じることを示せば、院長先生の態度も少しは変わるに違いない。そう思って胸を開いたところ、先生はわずかに黙ったあと、理路整然とつぶやきだした。
「君がやっているのは子供の喧嘩だ。大人は手段と目的を混同させない。なぜなら責任感があるからだ。町の人々にとって大切な十字架を折ることに正当な目的があったとは思えない」
この弁を聞き、アドルフは瞬時に理解した。
彼の自意識と異なり、周囲の人間はアドルフを子供として認識している。よってその行動も、インパクトの強いものであるほど、勢い任せのでたらめな行動に見えるのだろう。
だがくり返しになるが、アドルフは十字架を折ること自体が目的だったわけでなく、それによってヤーヒムの臆病さに火をつけ、彼の反省を引き出すことが狙いだった。
もっとも無駄に長い演説を好まないアドルフは、そうした理屈を端的に言い表した。
「むろん目的はある。難しい言葉でいえば、これはデモンストレーションだ。つまり示威行動である。我ごときに、聖隷教会の教えにある弱点を改革することは手に余る。だがこの場に集った者たち、トルナバに住む人々の心は変えられる。折れた十字架はその象徴だ。そこにいるヤーヒムよ。お前はこの十字架のように間違った心を切り離し、そして自分自身を再生させるのだ」
アドルフの視線は院長先生から外れ、子分に囲まれたヤーヒムに注がれる。
ヤーヒムはすでに自分が夢を抱いていることを指摘され、その罪悪感をアドルフによって掘り起こされていた。
山間にあるダムも、大雨が降り続ければ溢れ出し、最後は決壊する。ヤーヒムの場合、その不安げで虚ろな眼は、どこでもない場所をさまよったあと、壇上のアドルフにむけられた。そして彼は、小さな声を静寂に響かせるのだった。
「……お、おれは、どうすれば?」
「良い質問だ。答えよう」
待ちに待った反応を引き出し、アドルフはにんまりと笑った。彼にとっては自然なしぐさだったが、ここまでのやり取りを傍観し続けてきたトルナバの町民たちは、その子供らしからぬ態度を不気味に感じつつも、アドルフの発する次の言葉から注意をそらせない。
よって人々の鬱陶しいくらいの視線がアドルフの小さい体に注がれる。彼はそれを存分にあじわってから、ヤーヒムのほうをむき、子守唄のような声をよどみなく奏でだす。
「父親である町長に本心を明かし、そしてこう頼むのだ。どんな人生を生きるかは自分で決めたい。かわりに町に忍び寄る不況の影は、アドルフが打ち払ってくれる。だから彼に全てを委ね、その言葉に耳を傾ければよいと」
アドルフが語り終えると、ヤーヒムは目をつぶり、恐怖を押し退けるように言った。
「お、お父さん。おれは冒険者になりたい。夢を叶えたい。将来の町長にはなりたくない」
ヤーヒムの宣言は声色こそ弱々しかったが、父親の権威、及び聖隷教会の天賦説に反するという点で、きわめて勇気のいる発言だった。
そしてそれは、アドルフが十字架を折り、ヤーヒムの心の枷を打ち破ったからこそ出てきた言葉。ゆえに彼の行動を非難した院長先生は、わずかではあるが表情を変えた。
結果をともなう行動を無責任とは呼べない。先生ばかりでなく、町の大人たちも少しずつ感心したようなため息を洩らしだす。
そのなかのひとりに、町長の姿もあった。町長はヤーヒムとむきあい、その肩に手を置き、神妙な口調で言った。
その推測が正しかった証拠に、院長先生は事態のあらましを踏まえつつ、はっきりとこう述べた。
「何をやっているんだ、アドルフ。私は君の味方をすると言ったが、町の人たちを嘘で煽ったり、他人の信仰を踏みにじっていいとは言っていない。やって良いことと悪いことがある。町の人たちに謝りなさい」
トルナバに常駐の司祭はいないため、教会に迷惑をかけた件で頭を下げるとしたら教会を管理する町長が相手になる。アドルフはそんな理屈を思い起こし、壇上から下界を見おろした。
すると珍しく大声を張りあげた院長先生が、対峙するヒト族と亜人族の間を割って、アドルフのほうへ近づいてくる。
その言動を見て、呆気にとられていた人々がようやく我に返った。とりわけ魂を抜かれたようだった町長は、院長先生のそばに駆け寄り、苦情を畳みかける。
「あ、あんたのとこのクソガキだろ。何とかしてくれ! イタズラにしては度が過ぎる!」
「ご安心を。ここは私の責任で収めるので」
院長先生は軽く頭を下げ、視線をアドルフのほうへ戻しながら言った。
「アドルフ。私は君が子供たちの諍いを自分たちの力で解決する気でいると思っていたよ。まさか大人を巻き込むとは。それがどういうことか、君は理解してやっているのかい?」
新たに出現した状況に、アドルフはいささか戸惑った。
なぜなら彼は、密かにヤーヒムの様子を注視しており、彼が十字架の毀損に「自分がトラブルを引き起こしたからだ」と罪の意識を抱き、それを父親である町長に告げることができれば、大人たちの態度も変わり事態は収束へむかうと考えていたからだ。
ところがそうした流れに持ち込む直前、前ぶれもなく院長先生が現れてしまった。つまりここでひとつ、想定外の要素が紛れ込んだわけだ。
しかも院長先生は、普段の温厚さを押し殺し、静かな怒りを隠そうともしない。自分たちの味方をさせると、アドルフは先生の支持を取りつけていたが、彼の口ぶりから推測するに、それはあくまで子供たちどうしの争いに限定された話で、町全体に影響を及ぼすような行動を許すつもりはなかったようだ。
この一連の騒動において、アドルフにとって言葉の力で攻め立て、攻略する相手はヤーヒムであり、その先にいる町長だった。
しかしいまや、その位置に院長先生が立ちはだかっている。だとすれば、彼を攻略することが最後の突破口となるのは間違いない。
そのように状況認識を下したアドルフは、尊大な態度を崩さず、落ち着き払った声を教会に響かせる。
「院長先生、貴方まで勘違いをしておるとは」
アドルフは打ち捨てた十字架を踏み越え、壇上の突端に立ち、そこから下界を睥睨して言う。
「我は大人を巻き込まないなどと言った覚えはない。ありもしない約束を持ち出して批判するのは筋違いである」
もうゴールはうっすらと見えている。だとすれば、相手が恩人である院長先生であろうと、何ら容赦するつもりはない。
その決心を包み隠さず示すと、先生は急にがっかりしたようなそぶりで首を振った。
「やれやれ。何もわかっていないようだな……」
相手の心がどれほど離れようと、自分を曲げない者がいる。転生する前からずっと、アドルフはそういう類いの人間だ。
しかし院長先生が見せたのは、話が噛み合わないことからくる落胆であることは如実に伝わってきた。そしてそのしぐさは意外にも、アドルフを嫌な気持ちにさせた。
前世において、敵対者から極悪人として恐れられた彼にも人間らしい心はあり、恩人を幻滅させたことに強い不快感を抱いたのはそれが原因であった。
だが同時に、その感情はあまり長くは続かなかった。時間にすれば、一秒にも満たなかっただろう。
なぜなら彼は気持ちの切り替えがおそろしく早いので、普通の人間が脚をとられる感情をきれいに断ち切り、合理的な思考を苦もなく呼び戻せるのだ。
「では教えていただきたい。貴方は何をそんなに怒っているのかを」
相手に歩み寄る姿勢を見せ、話が通じることを示せば、院長先生の態度も少しは変わるに違いない。そう思って胸を開いたところ、先生はわずかに黙ったあと、理路整然とつぶやきだした。
「君がやっているのは子供の喧嘩だ。大人は手段と目的を混同させない。なぜなら責任感があるからだ。町の人々にとって大切な十字架を折ることに正当な目的があったとは思えない」
この弁を聞き、アドルフは瞬時に理解した。
彼の自意識と異なり、周囲の人間はアドルフを子供として認識している。よってその行動も、インパクトの強いものであるほど、勢い任せのでたらめな行動に見えるのだろう。
だがくり返しになるが、アドルフは十字架を折ること自体が目的だったわけでなく、それによってヤーヒムの臆病さに火をつけ、彼の反省を引き出すことが狙いだった。
もっとも無駄に長い演説を好まないアドルフは、そうした理屈を端的に言い表した。
「むろん目的はある。難しい言葉でいえば、これはデモンストレーションだ。つまり示威行動である。我ごときに、聖隷教会の教えにある弱点を改革することは手に余る。だがこの場に集った者たち、トルナバに住む人々の心は変えられる。折れた十字架はその象徴だ。そこにいるヤーヒムよ。お前はこの十字架のように間違った心を切り離し、そして自分自身を再生させるのだ」
アドルフの視線は院長先生から外れ、子分に囲まれたヤーヒムに注がれる。
ヤーヒムはすでに自分が夢を抱いていることを指摘され、その罪悪感をアドルフによって掘り起こされていた。
山間にあるダムも、大雨が降り続ければ溢れ出し、最後は決壊する。ヤーヒムの場合、その不安げで虚ろな眼は、どこでもない場所をさまよったあと、壇上のアドルフにむけられた。そして彼は、小さな声を静寂に響かせるのだった。
「……お、おれは、どうすれば?」
「良い質問だ。答えよう」
待ちに待った反応を引き出し、アドルフはにんまりと笑った。彼にとっては自然なしぐさだったが、ここまでのやり取りを傍観し続けてきたトルナバの町民たちは、その子供らしからぬ態度を不気味に感じつつも、アドルフの発する次の言葉から注意をそらせない。
よって人々の鬱陶しいくらいの視線がアドルフの小さい体に注がれる。彼はそれを存分にあじわってから、ヤーヒムのほうをむき、子守唄のような声をよどみなく奏でだす。
「父親である町長に本心を明かし、そしてこう頼むのだ。どんな人生を生きるかは自分で決めたい。かわりに町に忍び寄る不況の影は、アドルフが打ち払ってくれる。だから彼に全てを委ね、その言葉に耳を傾ければよいと」
アドルフが語り終えると、ヤーヒムは目をつぶり、恐怖を押し退けるように言った。
「お、お父さん。おれは冒険者になりたい。夢を叶えたい。将来の町長にはなりたくない」
ヤーヒムの宣言は声色こそ弱々しかったが、父親の権威、及び聖隷教会の天賦説に反するという点で、きわめて勇気のいる発言だった。
そしてそれは、アドルフが十字架を折り、ヤーヒムの心の枷を打ち破ったからこそ出てきた言葉。ゆえに彼の行動を非難した院長先生は、わずかではあるが表情を変えた。
結果をともなう行動を無責任とは呼べない。先生ばかりでなく、町の大人たちも少しずつ感心したようなため息を洩らしだす。
そのなかのひとりに、町長の姿もあった。町長はヤーヒムとむきあい、その肩に手を置き、神妙な口調で言った。
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