20 / 20
17
しおりを挟む
「おい、お前が転校生か?」
生徒会メンバー全員で一つの席に集まるものだから注目の的だ。
そして会長さんが話しかけたこの子が転校生くんか…。
って凄いもじゃもじゃだ。
なんで今どきアフロ?髪の毛多すぎて目見えないし、本人も見えてるのか?
転校生くんはテーブル席で4人で食べていた。
なかなかのイケメン率…そしてそこには祐樹と涼真も居た。
あら、同じクラスだったのかな?
そんな彼はオムライスを食べてた手を止めて会長さんの方を見ている。あれ?固まってる?
「おおおお、おまえ、かっこいいな!!
名前なんて言うんだ?」
はっとして返事する転校生くん、声大きいな、体育会系かな?というかこんな生徒がいっぱいいる食堂でやらんでくれ、現にいま会長の親衛隊の子達がザワザワし始めてるよ…
我らの生徒会長様になんて口の利き方だー!って
「あ、俺か?西園寺淳也だ。生徒会長をしている。」
「俺は櫻谷珠樹だ!!!よろしくな!じゅんや!」
「…お前、面白いな?」
「お前なんて言うな!!俺には珠樹って名前が…っ!?」
相変わらずでかい声で話す転校生のくちびるを会長さんが塞いだ。
ふう、うるさかった…
て、えぇ?!
何やってるの?!会長さん?!
『きゃああああ!!!』
食堂が大パニックだ。ついでに転校生くんもアワアワしてる。
「な、な、な、何すんだよ?!」
そう言って顔が真っ赤な転校生くんは会長を蹴りあげた。
なかなかに速い蹴りだなぁ…(現実逃避)
それを会長さんは普通に受け止め、面白いやつと呟いた。(さすが裏で総長やってるだけあるな)
「何やってるの~?」
「食堂これまでにないほどうるさいんだけど~?」
「「会長この騒ぎ沈めないと風紀にドヤされるよ~?」」
双子庶務は呆れた顔で会長さんに講義している。
「うぉっ!お前ら双子か?!名前なんて言うんだ?」
「んー?君が転校生くん?」
「副会長が珍しい反応してた転校生くん?」
「「もじゃもじゃだね~!オタクみたい!」」
「お前ら!オタクだなんて言うなよ!俺は許してやるけど、見た目で判断したらダメなんだぞ!!
それに俺には櫻谷珠樹って名前があるからな!珠樹って呼んでくれ!」
「…確かに会長が言う通り面白いね~?」
「ねぇ、久しぶりにあれやろうよ」
「「どっちがどっちでしょ~?ゲーム!!」」
「僕が早乙女空だよ!」
「僕が海だよ!」
そう言ってクルクルと2人で回った。
「「さてさて!どっちが空で?どっちが海でしょう~?」」
「こっちが海で、こっちが空だろ?」
「「ピンポーン大正解!!」」
「凄いね珠樹!」
「僕達珠樹を気に入っちゃった!」
「「よろしくね~!珠樹!」」
お気に召したようだ。
「おう!よろしくな!空、海!
おい!そこの後ろのやつ!お前はなんていうんだ?!」
「おれ……?しょ…のく…じょ…啓介…す。」
「啓介って言うんだな!よろしくな!啓介!」
ニカッっと笑う転校生君。相変わらず口しか見えないけど(あれ?僕もこんなんか?)
「…おれ…ってる…こと…わか…る?」
「?ああ!分かるぜ」
「!!おれ…も、珠樹…気に…った。よ…しく…」
うわぁ書記さんめっちゃ嬉しそう!
癒される…僕のヒーリングポイントはここに…?!
と、さっきからめっちゃ視線を感じるんだが何故だろう。
…あ、祐樹と涼真のこと忘れとった。
めっちゃ助けてほしそうな目で見てはる。
すまん…僕にはどうすることも出来ん…堪えておくれ
「…!」
「…おい!お前!無視するなよ!俺が話しかけてるだろ?!」
と、祐樹と涼真に哀れみの目を向けているといつの間にか転校生君が目の前に?!
「え?!僕かな…?ごめんなさ~い?ぼーっとしていて」
「そうだぞ!!お前名前はなんていうんだ?!」
「僕は生徒会の会計をしてる光希n「?!お前も生徒会なのか?
俺は珠樹だ!よろしくな!光希!」
お前も生徒会なのか?ってなんなんだよ…
確かに僕以外はキラキラしてるけども?
どうせ僕はモブですー!僕の親衛隊のメンバーの方がキラキラしてますよーだ!
「よ、よろしくお願いしますね~?」
「おう!」
それだけ言うとまた双子と話し始めた…!
なんだったんだ一体?
生徒会メンバー全員で一つの席に集まるものだから注目の的だ。
そして会長さんが話しかけたこの子が転校生くんか…。
って凄いもじゃもじゃだ。
なんで今どきアフロ?髪の毛多すぎて目見えないし、本人も見えてるのか?
転校生くんはテーブル席で4人で食べていた。
なかなかのイケメン率…そしてそこには祐樹と涼真も居た。
あら、同じクラスだったのかな?
そんな彼はオムライスを食べてた手を止めて会長さんの方を見ている。あれ?固まってる?
「おおおお、おまえ、かっこいいな!!
名前なんて言うんだ?」
はっとして返事する転校生くん、声大きいな、体育会系かな?というかこんな生徒がいっぱいいる食堂でやらんでくれ、現にいま会長の親衛隊の子達がザワザワし始めてるよ…
我らの生徒会長様になんて口の利き方だー!って
「あ、俺か?西園寺淳也だ。生徒会長をしている。」
「俺は櫻谷珠樹だ!!!よろしくな!じゅんや!」
「…お前、面白いな?」
「お前なんて言うな!!俺には珠樹って名前が…っ!?」
相変わらずでかい声で話す転校生のくちびるを会長さんが塞いだ。
ふう、うるさかった…
て、えぇ?!
何やってるの?!会長さん?!
『きゃああああ!!!』
食堂が大パニックだ。ついでに転校生くんもアワアワしてる。
「な、な、な、何すんだよ?!」
そう言って顔が真っ赤な転校生くんは会長を蹴りあげた。
なかなかに速い蹴りだなぁ…(現実逃避)
それを会長さんは普通に受け止め、面白いやつと呟いた。(さすが裏で総長やってるだけあるな)
「何やってるの~?」
「食堂これまでにないほどうるさいんだけど~?」
「「会長この騒ぎ沈めないと風紀にドヤされるよ~?」」
双子庶務は呆れた顔で会長さんに講義している。
「うぉっ!お前ら双子か?!名前なんて言うんだ?」
「んー?君が転校生くん?」
「副会長が珍しい反応してた転校生くん?」
「「もじゃもじゃだね~!オタクみたい!」」
「お前ら!オタクだなんて言うなよ!俺は許してやるけど、見た目で判断したらダメなんだぞ!!
それに俺には櫻谷珠樹って名前があるからな!珠樹って呼んでくれ!」
「…確かに会長が言う通り面白いね~?」
「ねぇ、久しぶりにあれやろうよ」
「「どっちがどっちでしょ~?ゲーム!!」」
「僕が早乙女空だよ!」
「僕が海だよ!」
そう言ってクルクルと2人で回った。
「「さてさて!どっちが空で?どっちが海でしょう~?」」
「こっちが海で、こっちが空だろ?」
「「ピンポーン大正解!!」」
「凄いね珠樹!」
「僕達珠樹を気に入っちゃった!」
「「よろしくね~!珠樹!」」
お気に召したようだ。
「おう!よろしくな!空、海!
おい!そこの後ろのやつ!お前はなんていうんだ?!」
「おれ……?しょ…のく…じょ…啓介…す。」
「啓介って言うんだな!よろしくな!啓介!」
ニカッっと笑う転校生君。相変わらず口しか見えないけど(あれ?僕もこんなんか?)
「…おれ…ってる…こと…わか…る?」
「?ああ!分かるぜ」
「!!おれ…も、珠樹…気に…った。よ…しく…」
うわぁ書記さんめっちゃ嬉しそう!
癒される…僕のヒーリングポイントはここに…?!
と、さっきからめっちゃ視線を感じるんだが何故だろう。
…あ、祐樹と涼真のこと忘れとった。
めっちゃ助けてほしそうな目で見てはる。
すまん…僕にはどうすることも出来ん…堪えておくれ
「…!」
「…おい!お前!無視するなよ!俺が話しかけてるだろ?!」
と、祐樹と涼真に哀れみの目を向けているといつの間にか転校生君が目の前に?!
「え?!僕かな…?ごめんなさ~い?ぼーっとしていて」
「そうだぞ!!お前名前はなんていうんだ?!」
「僕は生徒会の会計をしてる光希n「?!お前も生徒会なのか?
俺は珠樹だ!よろしくな!光希!」
お前も生徒会なのか?ってなんなんだよ…
確かに僕以外はキラキラしてるけども?
どうせ僕はモブですー!僕の親衛隊のメンバーの方がキラキラしてますよーだ!
「よ、よろしくお願いしますね~?」
「おう!」
それだけ言うとまた双子と話し始めた…!
なんだったんだ一体?
31
お気に入りに追加
212
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(10件)
あなたにおすすめの小説

主人公は俺狙い?!
suzu
BL
生まれた時から前世の記憶が朧げにある公爵令息、アイオライト=オブシディアン。
容姿は美麗、頭脳も完璧、気遣いもできる、ただ人への態度が冷たい冷血なイメージだったため彼は「細雪な貴公子」そう呼ばれた。氷のように硬いイメージはないが水のように優しいイメージもない。
だが、アイオライトはそんなイメージとは反対に単純で鈍かったり焦ってきつい言葉を言ってしまう。
朧げであるがために時間が経つと記憶はほとんど無くなっていた。
15歳になると学園に通うのがこの世界の義務。
学園で「インカローズ」を見た時、主人公(?!)と直感で感じた。
彼は、白銀の髪に淡いピンク色の瞳を持つ愛らしい容姿をしており、BLゲームとかの主人公みたいだと、そう考える他なかった。
そして自分も攻略対象や悪役なのではないかと考えた。地位も高いし、色々凄いところがあるし、見た目も黒髪と青紫の瞳を持っていて整っているし、
面倒事、それもBL(多分)とか無理!!
そう考え近づかないようにしていた。
そんなアイオライトだったがインカローズや絶対攻略対象だろっ、という人と嫌でも鉢合わせしてしまう。
ハプニングだらけの学園生活!
BL作品中の可愛い主人公×ハチャメチャ悪役令息
※文章うるさいです
※背後注意

嫌われものの僕について…
相沢京
BL
平穏な学校生活を送っていたはずなのに、ある日突然全てが壊れていった。何が原因なのかわからなくて気がつけば存在しない扱いになっていた。
だか、ある日事態は急変する
主人公が暗いです


男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。

チャラ男会計目指しました
岬ゆづ
BL
編入試験の時に出会った、あの人のタイプの人になれるように…………
――――――それを目指して1年3ヶ月
英華学園に高等部から編入した齋木 葵《サイキ アオイ 》は念願のチャラ男会計になれた
意中の相手に好きになってもらうためにチャラ男会計を目指した素は真面目で素直な主人公が王道学園でがんばる話です。
※この小説はBL小説です。
苦手な方は見ないようにお願いします。
※コメントでの誹謗中傷はお控えください。
初執筆初投稿のため、至らない点が多いと思いますが、よろしくお願いします。
他サイトにも掲載しています。


モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?

眺めるほうが好きなんだ
チョコキラー
BL
何事も見るからこそおもしろい。がモットーの主人公は、常におもしろいことの傍観者でありたいと願う。でも、彼からは周りを虜にする謎の色気がムンムンです!w
顔はクマがあり、前髪が長くて顔は見えにくいが、中々美形…!
そんな彼は王道をみて楽しむ側だったのに、気づけば自分が中心に!?
てな感じの巻き込まれくんでーす♪
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
面白すぎて何度も読み返してしまいます
続きが気になります
投稿待ってます
無自覚副会長神です
更新楽しみにしています
副会長かわよ〜
副会長推しっすねぇ♥
更新楽しみにしています!