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桜が舞う入学式
お偉いさんの長話を皆退屈そうに聞いてる。
なんだって偉い人の話はこんなにも長ったらしいのか
でも次のプログラムに移ると会場は凄い盛り上がりを見せた。
話をしているのはこの学校の理事長である。
盛り上がった理由は他でもない理事長の顔が物凄く良いだからだ…
うん…残念な校風だよ…
ちらほら見ない顔がいるし外部生だろうなぁ~
なんか引いてるもん…
そして1番の盛り上がりを見せたのはこの学校を動かす存在である、生徒会長、風紀委員長の挨拶だった。
『キャー!』だの『ウォーーー』だの
よくそんな声出るな…
『キャー』にいたってはここが男子校だってことが不思議に思うくらいだよ。どこから出してるんだよ…女の子かよ…
…
ということで、こんにちはこの物語の主人公的存在の光希直紘です。
いかがお過ごしでしょうか。
無事に高等部の進学が出来ました。
入学試験の結果はなんと1位!頑張ったよ~!
本当は入学式で新入生代表に選ばれてたんだけど辞退しました。
挨拶は次席の子がやってくれたよ!
ということで入学式が終わったので教室に移動しました。
「入学式お疲れ様です。このクラスを担当します狭山さやま義隆よしたかです。1年間よろしくお願いします。」
教室がザワザワ~っとする。
狭山先生かっこいいもんね~メガネイケメンとはこの人だ
蓮情報では親衛隊があるらしい。
自己紹介とか何やかんやして今日は解散した。
本格的に授業が始まるのは明後日かららしい。
そして僕は今日から始まる生徒会活動のため生徒会室へ向かった。
生徒会メンバーは基本的には抱きたいランキング、抱かれたいランキングの上位が選ばれる。
だが、生徒会のひと枠だけは中等部の持ち上がり組の中で選ばれる。
今年は僕が選ばれたわけです。
理由は成績がいい事と家柄がいい事かな?だから生徒会メンバーで1年は1人だけ。
生徒会室の大きなドアを開ける
「こんにちは、1年の光希です失礼します。」
「あー!光希ちゃんだー!」
「久しぶりだねー!」
「「これからよろしくねー!」」
すぐに声をかけてくれたのは庶務の双子、早乙女 空と海だ。
「こんにちは~!会うのは3月以来ですよね~?よろしくお願いしま~す!先輩方」
ニコッとして会釈する。
口元は見えてるだろう。目は見えないだろうけどね?
「はい、入ってきてください。貴方の席はこちらです。」
副会長である伊集院 朱乃に案内してもらった。
副会長さんはいつも笑顔でいるよね~?
話しやすいし、美人だし、完璧かよ!
そう言えば副会長さんについて何か黄が言ってたなと思い出す。
『なおちゃん!副会長の笑顔がどれだけ胡散臭くても絶対に指摘したらダメだよ??
それを指摘するのは転校生の役目だから!!え?転校生が来るのって?そりゃあ王…あ、いや、来るような気がするんだよ!…と、とにかくダメだからな!絶対!!』
相変わらず蓮はよく分からないと思いながら椅子に座る。ふかふかだ…
「おい、朱乃、お茶入れてくれ」
と、命令口調で言ったのは会長である西園寺淳也
「はいはい、相変わらず人使い荒いですね貴方は」
「副会長さん、僕が入れましょうか~?この中では下っ端の立場ですから~」
副会長さんが席を立ったので聞いてみる
「ほお…?お前は朱乃よりも上手い茶が入れれるのか?」
おぅ…さすが会長さん怖いわぁ
副会長さんのお茶、美味しいのか!
「そうですね~?よく入れることが多いので人並み以上だとは思うのですが、副会長さんには負けると思いますよ~?」
「淳也は1年をあまり虐めないでください。
では今回は私が入れますので見ていてください。次に機会があればよろしくお願いしますね。
え~と、光希さんと読んでいいですか?」
「了解で~す!副会長さんのお茶楽しみだな~?
あ、呼びやすいように呼んでくださいね~」
副会長さんは慣れた手つきでお茶を入れてくれた。めっちゃ美味しかったです。
ということで頑張ってお仕事します。僕の机に早速書類があったのです。これから頑張るぞ~!お~!
ちなみに今日は書記である九条啓介はいませんでした。部活らしいですよ?
「あ、明日新入生に向けての集会あるから、生徒会メンバーも1人づつ一言言わないといけないから考えとけよ」
…初耳なんだけど
新入生代表は回避出来たというのに……
お偉いさんの長話を皆退屈そうに聞いてる。
なんだって偉い人の話はこんなにも長ったらしいのか
でも次のプログラムに移ると会場は凄い盛り上がりを見せた。
話をしているのはこの学校の理事長である。
盛り上がった理由は他でもない理事長の顔が物凄く良いだからだ…
うん…残念な校風だよ…
ちらほら見ない顔がいるし外部生だろうなぁ~
なんか引いてるもん…
そして1番の盛り上がりを見せたのはこの学校を動かす存在である、生徒会長、風紀委員長の挨拶だった。
『キャー!』だの『ウォーーー』だの
よくそんな声出るな…
『キャー』にいたってはここが男子校だってことが不思議に思うくらいだよ。どこから出してるんだよ…女の子かよ…
…
ということで、こんにちはこの物語の主人公的存在の光希直紘です。
いかがお過ごしでしょうか。
無事に高等部の進学が出来ました。
入学試験の結果はなんと1位!頑張ったよ~!
本当は入学式で新入生代表に選ばれてたんだけど辞退しました。
挨拶は次席の子がやってくれたよ!
ということで入学式が終わったので教室に移動しました。
「入学式お疲れ様です。このクラスを担当します狭山さやま義隆よしたかです。1年間よろしくお願いします。」
教室がザワザワ~っとする。
狭山先生かっこいいもんね~メガネイケメンとはこの人だ
蓮情報では親衛隊があるらしい。
自己紹介とか何やかんやして今日は解散した。
本格的に授業が始まるのは明後日かららしい。
そして僕は今日から始まる生徒会活動のため生徒会室へ向かった。
生徒会メンバーは基本的には抱きたいランキング、抱かれたいランキングの上位が選ばれる。
だが、生徒会のひと枠だけは中等部の持ち上がり組の中で選ばれる。
今年は僕が選ばれたわけです。
理由は成績がいい事と家柄がいい事かな?だから生徒会メンバーで1年は1人だけ。
生徒会室の大きなドアを開ける
「こんにちは、1年の光希です失礼します。」
「あー!光希ちゃんだー!」
「久しぶりだねー!」
「「これからよろしくねー!」」
すぐに声をかけてくれたのは庶務の双子、早乙女 空と海だ。
「こんにちは~!会うのは3月以来ですよね~?よろしくお願いしま~す!先輩方」
ニコッとして会釈する。
口元は見えてるだろう。目は見えないだろうけどね?
「はい、入ってきてください。貴方の席はこちらです。」
副会長である伊集院 朱乃に案内してもらった。
副会長さんはいつも笑顔でいるよね~?
話しやすいし、美人だし、完璧かよ!
そう言えば副会長さんについて何か黄が言ってたなと思い出す。
『なおちゃん!副会長の笑顔がどれだけ胡散臭くても絶対に指摘したらダメだよ??
それを指摘するのは転校生の役目だから!!え?転校生が来るのって?そりゃあ王…あ、いや、来るような気がするんだよ!…と、とにかくダメだからな!絶対!!』
相変わらず蓮はよく分からないと思いながら椅子に座る。ふかふかだ…
「おい、朱乃、お茶入れてくれ」
と、命令口調で言ったのは会長である西園寺淳也
「はいはい、相変わらず人使い荒いですね貴方は」
「副会長さん、僕が入れましょうか~?この中では下っ端の立場ですから~」
副会長さんが席を立ったので聞いてみる
「ほお…?お前は朱乃よりも上手い茶が入れれるのか?」
おぅ…さすが会長さん怖いわぁ
副会長さんのお茶、美味しいのか!
「そうですね~?よく入れることが多いので人並み以上だとは思うのですが、副会長さんには負けると思いますよ~?」
「淳也は1年をあまり虐めないでください。
では今回は私が入れますので見ていてください。次に機会があればよろしくお願いしますね。
え~と、光希さんと読んでいいですか?」
「了解で~す!副会長さんのお茶楽しみだな~?
あ、呼びやすいように呼んでくださいね~」
副会長さんは慣れた手つきでお茶を入れてくれた。めっちゃ美味しかったです。
ということで頑張ってお仕事します。僕の机に早速書類があったのです。これから頑張るぞ~!お~!
ちなみに今日は書記である九条啓介はいませんでした。部活らしいですよ?
「あ、明日新入生に向けての集会あるから、生徒会メンバーも1人づつ一言言わないといけないから考えとけよ」
…初耳なんだけど
新入生代表は回避出来たというのに……
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