BlueRose

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まあ、アジトというのは冗談で知り合いのお店の手伝いを学園が休みの日にしている。
その店の名前は『薔薇』という。
これが案外楽しい。
お客さんがいない時はお店を貸してくれる。


そのお店は学園から少し離れた場所にある。
僕と蓮とさっき話してた緑と赤の4人でお店の手伝いをしている。

夏休み中はほとんど店で過ごすため、その分の荷物を持って店に入ると緑と赤はもう店に着いていた。

「お疲れ様、荷物上に置いて来てね！
もう少しで開店するみたい」

そう話しかけてきたのは緑こと天河てんかわ 涼真りょうま

「久しぶり！早く置いてきなよ？また大量の荷物だな～」
涼真の隣に座っている赤こと楠目くすめ 祐樹ゆうきは笑いながら出迎えてくれた。

さっきから涼真と祐樹を色で呼ぶのには理由があって、このお店のコンセプトであり、蓮は黄きぃ、僕は青と呼ばれている。
ちなみに店長は黒である。

お客さんに覚えて貰えやすいし、呼びやすいため、重宝している。
ちなみにその呼び方は目の色で決めている。

もう1つ特殊な所があって、皆右目に眼帯を付ける。店長に理由を聞いてみたら『面白いかなって』という返答が帰ってきたのであまり深い意味は無さそう。

その眼帯は黒色で、お店の名前でもある『薔薇』の模様が入っている。

蓮が『うぉぉぉww目がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ隠された力が開放される！！！！皆、俺から離れろ！！』
とか訳の分からない発言をしてふざけているのを何回か見たことがある。

皆、スルーしているけどね。
厨二病かな。