『光の蝶』

髙橋彼方

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第2話『狂気の流血殺曲芸』1

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◆第二話 「狂気の流血殺曲芸エマトブルバシア
 夜中の砂漠を黙々と歩くオルガナの頭上にある妖艶ようえんに輝く三日月が辺りを照らしている。
オルガナが村を出発してから、かれこれ二日経っていた。
「ハァ……」
息を吐くと、白い煙が出る。夜の砂漠は日中と一変し、寒さという牙を見せる。
——ビュゥゥゥゥ!
冷風によって砂が舞い、視界は三メートル先も見えない。
オルガナは口と鼻を腕で覆い、砂を吸わないようにしながら歩く。
——サァー……。
「!?」
砂を泳ぐような音が聴こえ、瞬時に警戒態勢に入る。荷物を地面に置き、ステシフォスを構えると辺りを見回す。
しかし、砂煙で周りが見えない。
サンドシャークか?
眼を瞑り、息を深く吐く。そして、耳をヒクヒクさせながら周囲の物音に集中する。
すると、オルガナの脳内に三つの背鰭が自身を取り囲むように円形に泳いでいる。
なるほど、三匹か。
オルガナはニヤッとすると、口からよだれが出る。
焼いたらコイツら美味いからな!
三つの背鰭は徐々にオルガナとの距離をゆっくりと詰めてくる。
円はどんどん小さくなり、風が弱まったその時だった。
「!?」
「シャアッ!」
三匹のサンドシャークは一斉に飛び出し、オルガナに向かって口を大きく広げて向かってくる。
その見た目は、刀のように鋭利な頭部と砂を掻き泳ぐために発達した大きく平べったい水掻きの様な胸鰭が月明かりに照らされている。
「食料いただき!」
オルガナは蝶の羽剣に黄色い光を纏わせると、羽剣と共に横に大きく一回転する。
——ブッシャアァ!
空中のサンドシャーク三体を口の真ん中から三匹とも真っ二つに切断され、血しぶきが辺りに飛び散る。すると、捌かれたサンドシャークを紐で縛ると荷物を拾い、背にサンドシャークを背負う。そして、胸ポケットからマルコフの手帳を取り出し、地図をじっと見つめる。地図には五芒星が書かれた印が十三個あり、一つ目の近くには湖のようなものが描かれている。額に手を当てて、砂を目から守り、目を凝らしながら辺りを見回す。
目的地は湖から割と近いみたいだからな。
すると、一キロほど先に微かに湖が見える。
「あれか! これで水の補充が出来るぞ!」
湖に向かって駆け足で進む。

 湖に着くと、そこには砂漠には似つかないような美しい花や植物が育っており、湖の水も綺麗に透き通っている。
「美しい……」
オルガナは月明かりに照らされた湖と花々に見惚れた。その場に荷物を置くと、カバンから水筒のような形の機器を取り出す。機器には液晶画面のようなものが付いている。そして、湖に向かうと、機器の蓋を開けて水を入れる。満タンまで水を入れると液晶画面が起動し、数字がグルグルと表示される。
『水質70%。 飲み水には適していません 濾過を開始します』
すると、機器がモーターのような音を鳴らしながらガタガタと小刻みに揺れ出した。
——ピーッ!
笛の様な音が鳴るとオルガナは機器を持ち上げる。
『濾過完了』
液晶にそう表示されるとオルガナは一口水を飲んだ。
「プハァー! うめぇ! 生き返るわ」
オルガナはその場に座り込むと胡座をかく。
「よし! 今日は此処に拠点作るぞ!」
 オルガナはテントの前で焚き火を始める。焚き火には枝で作った串に皮を剥がれて刺さったサンドシャークが置かれて、焼き加減を見ている。
「もう、そろそろかな?」
オルガナはおもむろに左手で串を持ち上げると物凄く熱い。
「うわぁ! あっち!」
急いで義手に持ち替えると大きな口を開けて思いっきりかぶり付いた。
「うめぇ!」
その瞬間、オルガナの脳内にある思い出が蘇る。

 砂漠でマルコフとオルガナはサンドシャークの群れに囲まれている。
「なんだコイツら!」
オルガナとマルコフは背中合わせに構える。
「コイツらはサンドシャークっていう肉食動物だ。気を抜くともう一本の手が持ってかれるぞ」
「チッ、縁起でも無ぇこと言うなよ。で、この状況どうするんだ?」
「まさか、群れに当たっちまうなんて俺らは運が良いな!」
オルガナはマルコフのまさかの一言で唖然とする。
「運が良い?この状況の何処がだよ」
マルコフはニヤリと笑みを浮かべる。
「コイツらは、身がプリプリでめちゃくちゃ旨いんだ」
すると、オルガナも不安そうな表情から一変し、ニヤリと笑みを浮かべる。
「まじかよ。どうやって食うんだ?」
「コイツらは皮を剥いだらシンプルに塩焼きで十分旨い! だから昼飯に殺されんなよ」
「当たり前だ! 絶対コイツら食ってやる」
「じゃあ、いつも通り取り分は自分が倒した分な。頑張っていっぱい倒せよ」
「チッ、またかよ」
サンドシャークの群れの円は二人にどんどん近づいて来る。
「来るぞ!」
「おう!」
——ブッシヤァァァン!
大きな砂煙を立てて、サンドシャークの大群が二人目掛けて飛んでくる。
マルコフは杖を高らかに上げると光の矢で次々にサンドシャークを撃墜していく。
その光景にオルガナは焦り始める。
畜生! このままじゃまた飯抜きになっちまう!
「うぉぉぉお!」
オルガナは全力疾走して剣でサンドシャークに向かっていく。そして飛んできた一匹の首を跳ねる。
「まずは一匹!今回は飯抜きにはならないぜ!」
「シャアァァ!」
オルガナの背後からサンドシャークの口を開く声が聞こえる。その瞬間、オルガナの額に脂汗が湧き出る。
喰われる!
——ピシャァァン!
振り向くオルガナの瞳には巨大な光の槍で粉砕されたサンドシャークが映る。
「おい、気を抜くな!今のはやられてたぞ!」
「分かってるよ」
オルガナは不貞腐れながら再び剣を構える。
「おりぁぁぁ!」
オルガナは再びサンドシャークに向かって走り出す。
 砂煙が止み、辺りにはサンドシャークの群れの死体が転がっている。そしてオルガナの手には三匹のサンドシャークの死体があった。
「良かったな! 三匹も獲れて」
マルコフは嘲笑う様にオルガナを半笑いで見る。
「うるせぇ! そっちこそ、こんなに食えんのかよ!」
「バカ! 余ったサンドシャークは村の市場で売るんだよ」
オルガナは辺りを見回すと不貞腐れた表情を浮かべる。
「俺に運ばせる気だな!」
「勿論、これも修行だ」
「何でも修行って言えば良いと思ってるだろ」
「そ、そんなことないぞ! いや、そう言えばさっきは危なかったな! 俺がいなかったら片腕持ってかれてたろ」
「……」
明らかに話を逸らされて不貞腐れるが、事実なのでオルガナは言い返せず悔しかった。
「まだまだ未熟よのぉ。それじゃ複数の魔物と対峙したら勝てんぞ」
「分かってるよ! 運べば良んだろ!」
「よろしい!」
マルコフは背中に背負ったカバンから巻物を取り出すと地面で広げると、巻物には荷車の絵が描かれている。そして、光を纏った手を絵に向かって向けて放出すると巻物から大きな荷台が現れる。
「お前も早く魔法を使いこなせるようにしないとな」
「分かってるよ」
そう言うと不貞腐れながら荷台にサンドシャークを詰め込み始める。
「じゃあ此処らで一旦飯とするか」
かマルコフは再びカバンから別の巻物を出すと光を注ぎ、薪を出す。そして、薪を並べると手から炎を出して焚き火をする。
——ヴォン!
マルコフが杖を掲げると一帯を取り囲む様にバリアが張られ、砂煙を防ぐドームが出来る。
 オルガナは辺りにあった全てのサンドシャークを荷台に積み終わると疲弊ひへいからその場に座り込んだ。
「やっと終わった……」
座り込むオルガナにマルコフは串に刺されこんがり焼かれたサンドシャークを三本持って来る。
「ほら、お前の分」
サンドシャークからは焼けて旨そうな香りが立ち込めている。オルガナはアマティスから教わった様に手を合わせる。
「頂きます」
そう言うと、串を受け取って大きな一口でかぶりつく。
「!?」
オルガナは目を丸くして硬直する。
その光景を見ながらマルコフは嬉しそうに微笑む。
「どうだ?うめぇだろ」
「うめぇ!」
マルコフはそっとオルガナの隣に座る。
「早くいっぱしになって、いつかは俺より強くなってくれよ」
オルガナはマルコフをじっと見つめる。
「お前ならきっと目標を叶えられるって思ってるからよ」
マルコフはオルガナに向かってニコッと笑みを向ける。
「当たり前だ! 俺はもう誰も失わない為にも最強の剣士になるって決めたからな!」
オルガナはマルコフにニッと広角を上げて笑みを向ける。
「期待してるぞ~」
そう言うとオルガナの頭をクシャクシャっと撫でる。
「おい! やめろよ」
「ハハハ! 食べたら村までサンドシャーク運びな」
その一言でオルガナの表情は一気に曇った。
「へいへい」
オルガナはコクリと頷く。

 オルガナは昔、一緒に食べたマルコフとの記憶を思い出したら涙が止まらなかった。
畜生! 俺が弱かったばかりにまた大切な人を失っちまった……。
オルガナは泣きながらサンドシャークにかぶりつく。
絶対最強の剣士になってやる!
オルガナは再びマルコフと語った目標を絶対に叶えると心に硬く誓うのであった。

 朝日が昇り、オルガナは焚き火を踏んで消すと荷物をまとめ始める。そして、朝日を見つめるとオルガナは決意に満ちた表情で拳を突き立てた。
「ぜってぇ、やりげて見せるよ」
  
 オルガナは夜とは一変した灼熱の砂漠を黙々と歩く。太陽の日差しは砂漠の砂に反射し、目を開けて居ると焦げてしまいそうに感じた。おもむろに腰の水筒を持ち上げ、蓋を開けて口をつける。
しかし、水筒には水はもう入っていなかった。
早いとこ目的地に着かねぇとやべーな……。
水筒を腰に戻すと険しい表情を浮かべ、再び黙々と歩き出す。

×    ×    ×

もう、かれこれ二時間ほど歩いただろうか?オルガナは疲労と身を焼くほどの砂漠の暑さから意識が朦朧もうろうとしていた。
そろそろヤバそうだな……。
オルガナが視線を上げると砂煙の隙間から遠くに城の様な建物が微かに見える。
「!?」
オルガナは建物に向かって一目散に走った。

 建物に付くと、オルガナはまるで遊園地の様なそびえ立つ門を眺める。
『アクバ曲芸町アクロバティポリ
電光がぎっしり詰められた大きな看板をじっと見つめる。
——ぐぅぅぅぅ……。
腹の音が鳴り、オルガナは腹をさする。
「腹減ったな……」
門をくぐると栄えた市場が見える。
「うぉー! すげぇ!」
オルガナは鼻をくんくんさせると、目を輝かせる。
「飯の匂いだ!」
匂いに釣られてフラフラと歩くと飯屋の暖簾のれん前に自然と着いていた。
「飯だ!」
目をキラキラさせてオルガナは喜ぶと店に駆け込む。
料理の良い匂いが漂う、多くの客でガヤガヤしている店内。
オルガナが店内の広めのテーブルに座ると黒髪でミディアムヘア、褐色肌のウェイトレスが来る。
ウェイトレスはオルガナの恰好かっこうからこの町の住人では無い事に気付くと一瞬困惑する。
オルガナは視線を感じて周囲を見回すと、客がジロジロとオルガナを見ていた。
「いらっしゃいませ! 何を注文されますか?」
ウェイトレスはすぐに接客に戻るとメニューを渡すと同時にオルガナへ耳打ちする。
「この町に長居してはダメ」
接客のために笑顔を作るウェイトレスの顔は何とも言えない不気味さを出していた。
オルガナはメニューを開くと、肉料理の欄を見る。
「店がおすすめの肉料理を頼む!」
「わかりました!」
ウェイトレスが厨房に注文を伝えに行くと、周囲の客はオルガナから視線を外してヒソヒソと何かを話し始める。
そんな中、一番大きな円卓で三人の屈強な男たちはオルガナをじっと見つめる。
三人の中でも一際体が大きいスキンヘッドのカジュル、金髪で髪をトサカのように立てたバルチ、二人をまとめるポルマーは舐めまわすようにオルガナの体を見る。
「あの女、中々の体だな!」
カジュルは口から垂れた涎を袖で拭う。
「ああ。あとウェイトレスも悪くねぇ」
獣の様な眼でバルチはウェイトレスを凝視する。
「ったく……。相変わらずお前らは悪い子だな。だが、客の女は手を出すな。素性が分からないと、どっかの役員の可能性があるし、あとで面倒になったら困る」
カジュルは満面の笑みを浮かべる。
「じゃあ! あのウェイトレスからだなァ! 二人共、今日は俺が一番最初だからな!」
「分かっているって。しかし、コイツの相手とは……。あの奴隷ドリウスにも同情するぜ」
「じゃあ、早速行くか」
不敵な笑みを浮かべると、三人は立ち上がる。
そして、ウェイトレスを取り囲むとカジュルは舌を出しながら見下ろす。
「よう……姉ちゃん」
三人が浮かべる不気味な笑みを見て、ウェイトレスは顔を青ざめさせる。
「オメェ、なかなか良い体をしているな」
カジュルはウェイトレスの顎に手を当てると、無理やり持ち上げる。
すると、三人はウェイトレスの首元に四角に十字線が重なった奴隷の紋章を見つける。
「この奴隷、調教済み・・・・ときた! こんな上玉、店に置いておくのは惜しい」
三人は厨房を見ると、中肉中背の人相が悪い店主がじっと様子を伺っている。
すると、ポルマーが袖をめくり、ピエロの横顔のタトゥーを店主に見せつける。
店主はタトゥーを見た途端に気味の悪い程の笑みを浮かべ、ペコペコとお辞儀をする。
「いつも店をありがとうございます! どうぞ、お好きにしてください」
 オルガナは肉を頬張りながら一連の光景をじっと睨みつけている。
「店の奥にある部屋、使わせてもらうぞ」
「はい! これからも是非、ウチの店をよろしくお願いします!」
「ああ、勿論だ。アクバ様にちゃんと伝えておく」
オルガナがカジュルに抱き寄せられて俯くウェイトレスを見ると、眼には涙が滲んでいた。
——ガシャン!
オルガナは勢いよく立ち上がるとポルマーたちの方へ向かっていく。
音に気付いたポルマーたちはオルガナを不敵な笑みで迎える。
「どうした、アンタも混ざりたいのか? 俺たちは大歓迎だぜ」
ポルマーの一言でオルガナは固く拳を握りしめる。
「おい、その子を放せ」
カジュルは見下ろすようにオルガナの前で佇むと、唾液に塗(まみ)れた舌を出す。
——ジュルルゥゥゥ。
ウェイトレスとオルガナは唾液をすする音で悪寒を感じる。
佇むカジュルに割り込むようにバルチが間へ入る。
「アンタ、もしかして視察の役員か?」
「違う」
オルガナが答えた瞬間にニヤリと嫌な笑みを浮かべる。
「じゃあ、アンタを守るルールは、この町に存在しねぇ!」
カジュルは両手を大きく広げ、オルガナへ抱き着こうとする。
——バシッ!
オルガナは両手を広げてカジュルの両腕を受け止めると、指がめり込む程の怪力で握りつける。
「うわぁぁぁぁぁ!」
カジュルは目を充血させ、涎を垂らしながら苦しむ。
「このクソアマァ!」
腰の剣を抜き、バルチはオルガナに斬りかかる。
オルガナは手を放し、バックステップで攻撃を避ける。
すると、カジュルの両腕は力なく垂れ下がり、啜り泣いている。
「痛ぇよぉぉぉ」
間髪入れずに斬りかかるバルチの剣を義手で掴むと、刃をグニャリと曲げる。
「ひぃぃ」
怯えて後ずさりするバルチの後ろで震えながらポルマーはオルガナに向かって指を差す。
「テメェ! 俺らに手を出して、この町から生きて出られると思うなよ!」
「やれるものならやってみろ。ゴミ共が」
——バキバキバキ!
オルガナが力強く指を鳴らすと、ポルマーたち逃げるように店を出ていく。
「覚えていやがれぇ!」
ポルマーたちが去った後の店内は青ざめた客の沈黙で静まり返った。
To Be Continued...
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