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【人間界編】
【33】覚醒女王イルネスvs四天王カッケ
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先に言っておこう。俺たちの戦闘はいつもいつも一瞬で終わってしまうが、今回はそれ以上に一瞬で終わってしまうので予め了承していただきたい。
俺たちが強すぎるのもあるが、相手が弱すぎるのだ。
さて本編へ。
四天王カッケ。
魔王側近、最後の砦。
ただ、魔王もカッケに近寄ることはなかった。
近寄りがたい……否、近寄れないのである。
対してイルネスも病原体の塊であり、安易に近寄れば全身に毒が回り即死してしまうからなのである。
四天王カッケを倒せるのはイルネス、ケッツァー以外は倒せないだろう。
例えば、フール、ヴィスキ、ロイが対峙しようものならば、ものの数秒で意識が飛ぶであろう。
それほどにまで四天王カッケは髑髏マーク級に危険な存在なのである。
理由は臭いだ。
皆さんは覚えているだろうか……
ブラックコートの存在を……
あの悪臭うんこの塊を拵えた張本人が四天王カッケなのである。
ワキガなんて平和な臭いと考えてほしい。
その話をケッツァーにされた瞬間に、ケッツァーとイルネス以外は、すかさずガスマスクを装着する。
そして四天王カッケが登場したことが、臭いにより発覚する。
ガスマスクをしていても、臭いのだ。臭いは敵です!
『相変わらず、エグい臭いだ……』
ガスマスクを装着したはずのヴィスキが倒れる。
ヒモが緩かったようだ……
白目を向き、泡を吹きカクカクしている。
その姿を見てケッツァーは爆笑する。
イルネスはというと、全ての臭いを無効化していた。
四天王カッケの臭いは120%無効化は出来ないはずなのに、イルネスは無効化に成功していた。
毒スキルの覚醒であった。
四天王カッケは驚きを隠せない。
『な、何故だ!なぜ!貴様ごときが可能なのだ!!!』
イルネスは妖艶な笑みを浮かべて答える。
『お前を越えたからだよ。口の聞き方に気を付けな。いや、もういい。死に逝くものに躾は不要ね』
『おのれーーー!!!』
『死になさい……最大消臭』
『ぎゃーーーーー!!!!!』
イルネスのスキルにより一帯に広がった悪臭はフローラルな香りに包まれたのだ。
ヴィスキも復活。
そうして、四天王は全員撃破された。
ケッツァーは全員を見渡して話し始める。
『さぁ、行くぞ。残すは魔王のみだ!』
その頃、天界では……
『イリス様、ケッツァーたちが魔王討伐に動き出しました』
『ええ、わかっております。参りましょう……』
俺たちが強すぎるのもあるが、相手が弱すぎるのだ。
さて本編へ。
四天王カッケ。
魔王側近、最後の砦。
ただ、魔王もカッケに近寄ることはなかった。
近寄りがたい……否、近寄れないのである。
対してイルネスも病原体の塊であり、安易に近寄れば全身に毒が回り即死してしまうからなのである。
四天王カッケを倒せるのはイルネス、ケッツァー以外は倒せないだろう。
例えば、フール、ヴィスキ、ロイが対峙しようものならば、ものの数秒で意識が飛ぶであろう。
それほどにまで四天王カッケは髑髏マーク級に危険な存在なのである。
理由は臭いだ。
皆さんは覚えているだろうか……
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あの悪臭うんこの塊を拵えた張本人が四天王カッケなのである。
ワキガなんて平和な臭いと考えてほしい。
その話をケッツァーにされた瞬間に、ケッツァーとイルネス以外は、すかさずガスマスクを装着する。
そして四天王カッケが登場したことが、臭いにより発覚する。
ガスマスクをしていても、臭いのだ。臭いは敵です!
『相変わらず、エグい臭いだ……』
ガスマスクを装着したはずのヴィスキが倒れる。
ヒモが緩かったようだ……
白目を向き、泡を吹きカクカクしている。
その姿を見てケッツァーは爆笑する。
イルネスはというと、全ての臭いを無効化していた。
四天王カッケの臭いは120%無効化は出来ないはずなのに、イルネスは無効化に成功していた。
毒スキルの覚醒であった。
四天王カッケは驚きを隠せない。
『な、何故だ!なぜ!貴様ごときが可能なのだ!!!』
イルネスは妖艶な笑みを浮かべて答える。
『お前を越えたからだよ。口の聞き方に気を付けな。いや、もういい。死に逝くものに躾は不要ね』
『おのれーーー!!!』
『死になさい……最大消臭』
『ぎゃーーーーー!!!!!』
イルネスのスキルにより一帯に広がった悪臭はフローラルな香りに包まれたのだ。
ヴィスキも復活。
そうして、四天王は全員撃破された。
ケッツァーは全員を見渡して話し始める。
『さぁ、行くぞ。残すは魔王のみだ!』
その頃、天界では……
『イリス様、ケッツァーたちが魔王討伐に動き出しました』
『ええ、わかっております。参りましょう……』
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