6 / 10
一
罪人
しおりを挟む
鐘の音が聞こえる。音は余韻を残しながら、一定の拍子で鳴り続ける。青銅の打音は、重く、硬い音を響かせて木霊する。
霞がかった白い雲を突き抜けて、鐘は変わらぬ音を鳴らし続ける。高らかに、厳かに。
鐘の音は、静かに刻み続ける。新たに生まれ出るその時を。訪れる死の眠りにつくその時を。神が罪人を裁くその時を。
…賑やかな街の通りから外れると、曲がりくねった畦道が再び姿を現した。訪れた人を出迎えるように、僅かな花と深緑の木々が風に揺れている。
数歩先の西側にある池の畔が、鏡となって訪問者の姿を映し出す。鈍色の全身鎧が、透き通る水面に反射して揺れる。兜で覆われた容貌が、近寄り難い雰囲気を醸し出していた。
踵を鳴らして、鎧は進む。重苦しい鐘の音と具足の無機質な音は、共鳴するかの如くほぼ同時に伝わった。
鎧は、導かれるように教会へと向かった。石段を上って、木製の門扉の前まで来ると、金輪で出来た取っ手を掴んで開く。
軋ませて開くと、木製の簡素な長椅子が何列か見えた。足を踏み入れると、中央に祭壇が見える。背には十字架があり、ステンドグラスからは美しい日の光が差し込んでいる。
鎧は扉を閉めると、中央に進んで行った。祭壇の正面まで向かうと、椅子に腰掛けることなく、その場にがくりと座り込む。毅然とした様子は一変し、力なく膝をつき、暫し項垂れた。
…どれほどの間があっただろうか。変わらず鐘の音が響く中、鎧は緩慢な動作で兜を外した。脱ぎ捨てるようにして、両手から兜は転がって落ちる。
外された兜から現れたのは、純朴そうな青年の顔だった。整った輪郭に薄い眉、長く日に当たっていない為か、肌は青白い。癖毛の無い流れる肩程までの金髪が、項垂れた青年の横顔を僅かに覆っていた。高い鼻が髪の間から覗く以外に、青年の表情は見えない。
全身を震わせ、そのまま両手を組んで祈る。握り締められた指は、強さのあまりに赤くなっていた。
「…神よ…どうか、僕を…裁いてください…!」
鐘に導かれた青年は懇願し、搾り出すような声で語った。
「僕は、ヨダイ帝国の兵士です…サント帝国との戦争から、逃げてきました…。
あの日…皇帝陛下の御前に、皆が呼び出されて…サント帝国の食糧庫を狙えと命じられました…。
新兵の僕は、ただ命令に従うだけで…分からなかった…。
兵糧を奪うんだと思って…それで、敵を降伏させようとしたんだと思って…!
そしたら…み、皆…食糧庫を狙った後に…じ、城下を…!
し、知らなかったんだ、分からなかったんだ!
隊長は、皇帝陛下の命令だとしか繰り返さなかった!
お前達の前では言わなかった、俺にだけそう命じたって…そう言って!
み、皆…市民を…こ、子供まで殺した!
そんなことするくらいなら、し、死んでやるって…思ったのに…思ったのに…
隊長が僕の…く、首に、剣を……気付いたら、僕は…僕は…」
たどたどしく言葉を紡ぎ、途切れた。思い出した青年の震えが、大きくなる。両手を組んだまま、前のめりに蹲る。
年端もいかない、甲高い子供の泣き声が耳にこびりつき、離れなかった。突如として襲った戦火に逃げ惑い、恐れ戦く人々の悲鳴が、鮮明に思い起こされた。
こんなのは間違っていると、隊長に直訴する己と、冷酷な、悍ましい目で睨む隊長。他の兵士に呼びかけようと踵を返した瞬間、首筋に当てられた鋭く冷たい刃の感触。硬直し、微動だに出来ない己を殺そうと引かれる剣。痛痒い裂傷と、僅かに溢れ出てくる血液…死への恐怖と生存本能から、体が動いた。
断片的な記憶が嵌め込まれ、繋がり、一つとなって甦る。
最初に殺したのは、命乞いをしてきた妊婦だった。自分はいいからお腹の子は助けてと、泣きながら懇願した妊婦の心臓に、容赦なく剣を突き立てた。手に初めて伝わった肉の感触は、手に残ったまま離れない。その時に己は何かを叫んでいたが、何であるかは定かでない。兎角、後で拾われても困ると、妊婦の大きな腹を斬ったことだけは憶えていた。
次に殺したのは、その旦那らしき男性だった。殺された妻子への憎悪を募らせて、棍棒を手に持ち襲いかかる男性を避けて、妊婦の血が残ったままの剣でその背を斬り捨てる。流れるようにして、傍でへたりこむ老人と泣きじゃくる孫らしき子供を、その兄弟か友人らしき少年を、次々と斬っていった。
劈く人々の怒号と悲鳴、増えて行く血溜まり、何処からか上がった火の手に燃え盛る街…阿鼻叫喚の地獄絵図は、我に返り罪悪感に苛まれる青年の中で、悪夢となって繰り返された。
…涙に声を詰まらせながら、青年は許しを乞う。
「か…神よ…助けて…助けてください…助けて…。
帝国は、あれを無かったことにしようと…関わった隊の全員を処刑しています…!
そして僕も…だ、だから僕は…逃げて…ああ…神様、助けて…!」
蹲り泣く青年の前に、いつしか一人の神父が現れていた。鐘の音は、止んでいた。
罪の意識に苛まれ、嗚咽を漏らす青年の前に屈むと、神父は静かに語りかける。
「…よくぞ、打ち明けてくださいました…」
声で我に返った青年は、はっと顔を上げた。正面には、濃紺のキャソックに身を包んだ神父が佇んでいた。顔を上げた青年を見つめ、神父は続ける。
「心優しい青年よ、よくここまで生き、打ち明けてくれましたね。
私も、風の噂には聞いていました…ヨダイ帝国による市民の虐殺があったと…。」
「…神父様…僕は、どうすれば…さっきも言ったように、帝国は無かったことにしているんです…!
虐殺に関わった兵士達を、処刑しているんです…!
僕も追われていて…ここまでやっと逃げてきて…ああ、神様…神父様…!」
縋るように、再び青年は蹲る。落ち着くように諭し、神父は青年の肩を優しく叩いた。
「この世界に神はいない…祈るくらいなら逃げろ。」
不意に、その声は響いた。青年の肩がびくりと震え、神父もまた、目前を…出入口の方向を凝視する。
開け放たれた門扉の前にはもう一人、鎧の男が立っていた。しかし青年と違うのは、最初から兜を外しており、白髪の混じった初老の男性であるとわかることだ。遠くにも見える程、白銀の鎧は汚れており、数多の傷を刻んでいる…歴戦の強者であることは、明白だった。
だが、神父が凝視したのは、それだけではなかった。
「…死者よ、ここは貴方のいるべき場所ではありません。
早々に去り、元の場所へ還りなさい。」
死者と言う言葉に反応したのか、青年はまたも全身を震わせた。
「言われなくとも、入るつもりはない。」
淡々とした調子で言い、男は続ける。
「…帝国に関わる者は皆殺しにするつもりだったが、気が変わった。
ただし一つだけ教えろ、黒髪の長い女と、同じ髪色の男を見なかったか。」
「待ちなさい、貴方は一体…」
「黙っていろ。」
問おうとする神父を遮り、男は詰問する。
「答えろ、見たか、見なかったか。」
…静寂が辺りを包む。一秒二秒の流れが、酷く長く感じられた。こちらが問いたい状況ではあったが、青年にはその余裕も無い。何をされるかもわからない恐怖に怯え、青年は必死に思い出そうとしていた。
「…み、見た…でも、何人かいて…ど、どの人のことかは…」
暫しの間を置いて、青年はたどたどしく答えた。
「女は深紅のブローチを着けていた、若くはない。
男はフリルシャツを着ていたはずだ。」
…思い出そうとした青年の脳裏に、ある親子の姿が浮かんだ。あっと声を上げ、組んだ両手を緩めて言う。
「見た…確か南西の貴族街に住んでいた…。
捕らえれば金になるって言って、隊長が向かって…そ、その後は…。」
首を横に振り、青年は言葉を切った。そうか、とだけ残して、男は背を向ける。瞬間、青年は何かに気付いたように顔を上げた。
「そ、その親子は確か…サント帝国で名を馳せている英雄の…」
青年の言葉に、神父は僅かに眉を上げた。声をかける間もなく青年は勢いよく立ち上がり、振り返った。そして、いま正に去ろうとするその背を呼び止める。
「ど、どうして僕を見逃す!」
擦れ、震えた声が礼拝堂の中に響き渡る。男は振り向かない。一歩踏み出し、何か言おうとした青年を見越したのか、男はただこう言った。
「死を望む者を殺せる程、優しくはない。」
男の真意を知り、青年は目を見開いた。それ以上、何か言うことも出来ないまま、ただ茫然と立ち尽くす。
男が立ち去って行く背を…立ち去った後も尚、開け放たれた門扉の向こう側を眺め続ける。やがて、堰を切ったように青年は泣き始めた。崩れ落ち、床に両手を付いて、冷たい石の床に顔を埋める。
荘厳な雰囲気の中、静寂の空間を慟哭が切り裂く。その様子を、神父はただ黙って見つめていた。
霞がかった白い雲を突き抜けて、鐘は変わらぬ音を鳴らし続ける。高らかに、厳かに。
鐘の音は、静かに刻み続ける。新たに生まれ出るその時を。訪れる死の眠りにつくその時を。神が罪人を裁くその時を。
…賑やかな街の通りから外れると、曲がりくねった畦道が再び姿を現した。訪れた人を出迎えるように、僅かな花と深緑の木々が風に揺れている。
数歩先の西側にある池の畔が、鏡となって訪問者の姿を映し出す。鈍色の全身鎧が、透き通る水面に反射して揺れる。兜で覆われた容貌が、近寄り難い雰囲気を醸し出していた。
踵を鳴らして、鎧は進む。重苦しい鐘の音と具足の無機質な音は、共鳴するかの如くほぼ同時に伝わった。
鎧は、導かれるように教会へと向かった。石段を上って、木製の門扉の前まで来ると、金輪で出来た取っ手を掴んで開く。
軋ませて開くと、木製の簡素な長椅子が何列か見えた。足を踏み入れると、中央に祭壇が見える。背には十字架があり、ステンドグラスからは美しい日の光が差し込んでいる。
鎧は扉を閉めると、中央に進んで行った。祭壇の正面まで向かうと、椅子に腰掛けることなく、その場にがくりと座り込む。毅然とした様子は一変し、力なく膝をつき、暫し項垂れた。
…どれほどの間があっただろうか。変わらず鐘の音が響く中、鎧は緩慢な動作で兜を外した。脱ぎ捨てるようにして、両手から兜は転がって落ちる。
外された兜から現れたのは、純朴そうな青年の顔だった。整った輪郭に薄い眉、長く日に当たっていない為か、肌は青白い。癖毛の無い流れる肩程までの金髪が、項垂れた青年の横顔を僅かに覆っていた。高い鼻が髪の間から覗く以外に、青年の表情は見えない。
全身を震わせ、そのまま両手を組んで祈る。握り締められた指は、強さのあまりに赤くなっていた。
「…神よ…どうか、僕を…裁いてください…!」
鐘に導かれた青年は懇願し、搾り出すような声で語った。
「僕は、ヨダイ帝国の兵士です…サント帝国との戦争から、逃げてきました…。
あの日…皇帝陛下の御前に、皆が呼び出されて…サント帝国の食糧庫を狙えと命じられました…。
新兵の僕は、ただ命令に従うだけで…分からなかった…。
兵糧を奪うんだと思って…それで、敵を降伏させようとしたんだと思って…!
そしたら…み、皆…食糧庫を狙った後に…じ、城下を…!
し、知らなかったんだ、分からなかったんだ!
隊長は、皇帝陛下の命令だとしか繰り返さなかった!
お前達の前では言わなかった、俺にだけそう命じたって…そう言って!
み、皆…市民を…こ、子供まで殺した!
そんなことするくらいなら、し、死んでやるって…思ったのに…思ったのに…
隊長が僕の…く、首に、剣を……気付いたら、僕は…僕は…」
たどたどしく言葉を紡ぎ、途切れた。思い出した青年の震えが、大きくなる。両手を組んだまま、前のめりに蹲る。
年端もいかない、甲高い子供の泣き声が耳にこびりつき、離れなかった。突如として襲った戦火に逃げ惑い、恐れ戦く人々の悲鳴が、鮮明に思い起こされた。
こんなのは間違っていると、隊長に直訴する己と、冷酷な、悍ましい目で睨む隊長。他の兵士に呼びかけようと踵を返した瞬間、首筋に当てられた鋭く冷たい刃の感触。硬直し、微動だに出来ない己を殺そうと引かれる剣。痛痒い裂傷と、僅かに溢れ出てくる血液…死への恐怖と生存本能から、体が動いた。
断片的な記憶が嵌め込まれ、繋がり、一つとなって甦る。
最初に殺したのは、命乞いをしてきた妊婦だった。自分はいいからお腹の子は助けてと、泣きながら懇願した妊婦の心臓に、容赦なく剣を突き立てた。手に初めて伝わった肉の感触は、手に残ったまま離れない。その時に己は何かを叫んでいたが、何であるかは定かでない。兎角、後で拾われても困ると、妊婦の大きな腹を斬ったことだけは憶えていた。
次に殺したのは、その旦那らしき男性だった。殺された妻子への憎悪を募らせて、棍棒を手に持ち襲いかかる男性を避けて、妊婦の血が残ったままの剣でその背を斬り捨てる。流れるようにして、傍でへたりこむ老人と泣きじゃくる孫らしき子供を、その兄弟か友人らしき少年を、次々と斬っていった。
劈く人々の怒号と悲鳴、増えて行く血溜まり、何処からか上がった火の手に燃え盛る街…阿鼻叫喚の地獄絵図は、我に返り罪悪感に苛まれる青年の中で、悪夢となって繰り返された。
…涙に声を詰まらせながら、青年は許しを乞う。
「か…神よ…助けて…助けてください…助けて…。
帝国は、あれを無かったことにしようと…関わった隊の全員を処刑しています…!
そして僕も…だ、だから僕は…逃げて…ああ…神様、助けて…!」
蹲り泣く青年の前に、いつしか一人の神父が現れていた。鐘の音は、止んでいた。
罪の意識に苛まれ、嗚咽を漏らす青年の前に屈むと、神父は静かに語りかける。
「…よくぞ、打ち明けてくださいました…」
声で我に返った青年は、はっと顔を上げた。正面には、濃紺のキャソックに身を包んだ神父が佇んでいた。顔を上げた青年を見つめ、神父は続ける。
「心優しい青年よ、よくここまで生き、打ち明けてくれましたね。
私も、風の噂には聞いていました…ヨダイ帝国による市民の虐殺があったと…。」
「…神父様…僕は、どうすれば…さっきも言ったように、帝国は無かったことにしているんです…!
虐殺に関わった兵士達を、処刑しているんです…!
僕も追われていて…ここまでやっと逃げてきて…ああ、神様…神父様…!」
縋るように、再び青年は蹲る。落ち着くように諭し、神父は青年の肩を優しく叩いた。
「この世界に神はいない…祈るくらいなら逃げろ。」
不意に、その声は響いた。青年の肩がびくりと震え、神父もまた、目前を…出入口の方向を凝視する。
開け放たれた門扉の前にはもう一人、鎧の男が立っていた。しかし青年と違うのは、最初から兜を外しており、白髪の混じった初老の男性であるとわかることだ。遠くにも見える程、白銀の鎧は汚れており、数多の傷を刻んでいる…歴戦の強者であることは、明白だった。
だが、神父が凝視したのは、それだけではなかった。
「…死者よ、ここは貴方のいるべき場所ではありません。
早々に去り、元の場所へ還りなさい。」
死者と言う言葉に反応したのか、青年はまたも全身を震わせた。
「言われなくとも、入るつもりはない。」
淡々とした調子で言い、男は続ける。
「…帝国に関わる者は皆殺しにするつもりだったが、気が変わった。
ただし一つだけ教えろ、黒髪の長い女と、同じ髪色の男を見なかったか。」
「待ちなさい、貴方は一体…」
「黙っていろ。」
問おうとする神父を遮り、男は詰問する。
「答えろ、見たか、見なかったか。」
…静寂が辺りを包む。一秒二秒の流れが、酷く長く感じられた。こちらが問いたい状況ではあったが、青年にはその余裕も無い。何をされるかもわからない恐怖に怯え、青年は必死に思い出そうとしていた。
「…み、見た…でも、何人かいて…ど、どの人のことかは…」
暫しの間を置いて、青年はたどたどしく答えた。
「女は深紅のブローチを着けていた、若くはない。
男はフリルシャツを着ていたはずだ。」
…思い出そうとした青年の脳裏に、ある親子の姿が浮かんだ。あっと声を上げ、組んだ両手を緩めて言う。
「見た…確か南西の貴族街に住んでいた…。
捕らえれば金になるって言って、隊長が向かって…そ、その後は…。」
首を横に振り、青年は言葉を切った。そうか、とだけ残して、男は背を向ける。瞬間、青年は何かに気付いたように顔を上げた。
「そ、その親子は確か…サント帝国で名を馳せている英雄の…」
青年の言葉に、神父は僅かに眉を上げた。声をかける間もなく青年は勢いよく立ち上がり、振り返った。そして、いま正に去ろうとするその背を呼び止める。
「ど、どうして僕を見逃す!」
擦れ、震えた声が礼拝堂の中に響き渡る。男は振り向かない。一歩踏み出し、何か言おうとした青年を見越したのか、男はただこう言った。
「死を望む者を殺せる程、優しくはない。」
男の真意を知り、青年は目を見開いた。それ以上、何か言うことも出来ないまま、ただ茫然と立ち尽くす。
男が立ち去って行く背を…立ち去った後も尚、開け放たれた門扉の向こう側を眺め続ける。やがて、堰を切ったように青年は泣き始めた。崩れ落ち、床に両手を付いて、冷たい石の床に顔を埋める。
荘厳な雰囲気の中、静寂の空間を慟哭が切り裂く。その様子を、神父はただ黙って見つめていた。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
心の癒し手メイブ
ユズキ
ファンタジー
ある日、お使い帰りのメイブは、”癒しの魔女”が住む『癒しの森』の奥で運命の出会いを果たす。倒れていたのは、平和を象徴する東の大国メルボーン王国の近衛騎士、レオンだった。彼が抱える使命とは、”曲解の魔女”によって突如もたらされたチェルシー王女を苦しめる『魔女の呪い』を解くこと――ただそれのみ。
“癒しの魔女”ロッティと、その使い魔であるヒヨコのメイブは、彼の願いに共感し、勇敢なる冒険へと旅立つ。
魔女の使う禁忌『魔女の呪い』は、生命力を吸い取り苦しみを与え死に至らしめる強力なもの。唯一解呪することができるロッティの魔法効力を底上げ出来る『フェニックスの羽根』を求め、使い魔メイブ、”癒しの魔女”ロッティ、”霊剣の魔女”モンクリーフ、近衛騎士団長レオン、騎士フィンリーは旅に出る。
世界の南ルーチェ地方に位置する『癒しの森』を拠点に、数々の困難な試練と不思議な出会い、魔女や人々、そして仲間たちとの織りなす絆を描くこの物語は、信じる心と愛情の物語でもある。
怒り心頭の”曲解の魔女”が語った愛するペットが被った悪戯の真相、人語が話せないことで苦悩するメイブ、心に秘めた思いと使命の板挟みに葛藤するロッティ、自分の行動に対し無責任だったモンクリーフの心の成長、人間でありながらメイブの言葉が判ってしまうフィンリーの秘密とメイブへの恋、忠誠心故に焦るレオンの誠実な想い。ロッティとレオン、メイブとフィンリーの異種族間の恋愛模様や、みんなの心の成長を経て王女の解呪に挑むとき、ロッティとメイブに立ち塞がる最後の試練は!? きらめく冒険と温もりに満ちたファンタジーが、今ここに始まる。
中世欧州風の、人間と魔女が共存する世界アルスキールスキンを舞台に、小さなヒヨコの使い魔メイブと、魔女や人間たちとのほのぼの王道ハートウォーミング冒険ファンタジー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
転生キッズの魔物研究所〜ほのぼの家族に溢れんばかりの愛情を受けスローライフを送っていたら規格外の子どもに育っていました〜
西園寺おとば🌱
ファンタジー
高校生の涼太は交通事故で死んでしまったところを優しい神様達に助けられて、異世界に転生させて貰える事になった。
辺境伯家の末っ子のアクシアに転生した彼は色々な人に愛されながら、そこに住む色々な魔物や植物に興味を抱き、研究する気ままな生活を送る事になる。
暗澹のオールド・ワン
ふじさき
ファンタジー
中央大陸に位置するシエラ村で、少年・ジュド=ルーカスはいつもと変わらない平穏で退屈な日々を過ごしていた。
「…はやく僕も外の世界を冒険したいな」
祖父の冒険譚を読み耽る毎日。
いつもと同じように部屋の窓際、お気に入りの定位置に椅子を運び、外の景色を眺めている少年。
そんな彼もいつしか少年から青年へと成長し、とうとう旅立つ日がやって来る。
待ちに待った冒険を前に高鳴る気持ちを抑えきれない青年は、両親や生まれ育った村との別れを惜しみつつも外の世界へと遂に足を踏み出した…!
待ち受ける困難、たくさんの仲間との出会い、いくつもの別れを経験していく主人公。
そして、彼らは平穏な日々の裏に隠された世界の真実を知ることとなる。
冒険の果てに彼らが選択した未来とは―。
想定外の展開と衝撃の最期が待ち受ける異世界ダークファンタジー、開幕!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる