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五章
聖女の祈り①
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戦いの火が広がっている。
まるで国を燃やす炎のように勢いを増す敵の手は、緩まるどころかさらに攻め手を強めていた。
(胸騒ぎがします。それに、私の瞳が……魔眼が先程からジクジクと疼きますね。気になります)
スレイは焦っていた。
戦場は広範囲に広がっていた。
機械の兵士たちはオリエンテール首都を襲撃し、対応にあたるスレイは軍を率いて方々を走り回っている。
セツカのクラスメイトやギルドの連中も勿論協力してくれているが、戦局は膠着していた。
何かあったときの指揮を任されているスレイは簡単にこの場を離れる訳にはいかない。
しかし、セツカが戦っている都市部の方に行かなければならないような気がするのだ。
勘といってもいい。しかし確固たる確信のある勘だった。
「我にお任せくださいスレイ様。このグリフィンがこの場の指揮を引き継ぎましょう」
横にいた魔王グリフィンが提案してくれた。
確かに彼ならば任せても大丈夫だろう。
「魔王さまならたぶん大丈夫ですー」
「グリフィンさまならきっと大丈夫ですー」
配下の吸血鬼たちも声を揃えて言う。
心配しなくても大丈夫か?
なんだかんだでこの三人の戦闘能力は高かったりする。
セツカが強すぎて比較にならないだけなのだ。
「お願いしてもよろしいですか?」
「はい。お任せを!」
こうしてグリフィンに戦場を任せ、スレイは胸騒ぎのする方へと向かうことに。
スレイが去ったあと、二人の吸血鬼は心配そうにグリフィンを見つめる。
「大丈夫ですかー? 魔王さまー?」
「もしかして、スリザリさまを?」
顔に出てしまっていたのかとグリフィンは焦る。
そして二人を心配させまいといつもの調子に戻り、自信満々に宣言するのだった。
「わぁーっはっは! 魔王は最強なのだぞ? 我やスリザリが負けるわけがなかろう!! お前ら失礼だぞ?」
「えーいつもセツカさまに負けてるジャーン」
「えー毎日セツカさまに泣かされてるジャーン」
「ち、ちがっ! あれは目の汗!! それよりお前ら働け!! さあ散った散った!」
グリフィンにシッシと追い払われ戦場に向かう吸血鬼たち。
二人がいなくなったことを確認すると、大きなため息をつく。
「……大丈夫だろうなスリザリ。どういうつもりだ?」
至って真面目な顔で遠くを見つめる。
胸騒ぎがするのはグリフィンも同じであった。
△
空中に浮かぶ鉄の処女。
真下にやってきたアリエルとスリザリは遠くに浮かんでいる鉄の塊を見上げ話し合う。
「空中に座して極大魔法を連発。卑怯ですがとても効率が良い敵です。アレは厄介ですよ?」
「フン。大したことがない。敵に近づかれるのが怖いのでああして空に逃げているのではないか?」
「だといいのですが。スリザリ様、どうやって引き摺り下ろせばいいと思います?」
「直接あちらに伺おう」
フワリとスリザリの身体が浮く。
膨大な魔力を使った浮遊魔法だ。アリエルの手をとったスリザリは空中に彼女をいざなう。
「エスコートは任せてくれたまえ」
「どうぞよしなに」
__戦いがはじまった。
オォォォオオオオオオン…………。
敵の攻撃が間近に迫る。
口の中がしゃりしゃりするような感覚に襲われるアリエル。極度の緊張感のせいで胃から何かがせりあがってきそうだ。
本当は空を飛びたくなかったのは内緒にしておく。スリザリが手を繋いでくれていることが嬉しかったからだ。
敵はこちらを一撃で撃ち落とせる極大魔法を持っている。そしてそれを無制限に使える。
本当に勝てるのだろうか?
一人なら諦めていたかもしれない。いつものように顔に張り付いたような微笑みを浮かべる。
この微笑みを美しいと褒めてくれる人間は大勢いた。
だけと、本当は笑っていなかったことに気付いてくれたのはたった二人だけ。
そのうち一人がこうして律儀に自分に付き合ってくれている。
やはり、セツカ様はすごいです。
もし彼に合わなかったら、スリザリの気持ちを斜に構えて無碍にしていたかもしれないのだ。
「来るぞアリエル」
「はい」
「心配するな。私がいる」
「……はい」
優しいな、気づいているのですね。
アリエルは自分が怯えていることがスリザリに筒抜けだと悟る。しかし、不思議とそれすら嬉しい。
昔なら他人に弱みなど決して見せることはせず、虚勢を張ってでも自分の立場を守った。
今は背中を抱いて押してくれる人が一人でもいれば、立場なんてどうでも良いとさえ思える。
(セツカ様。私は変われたでしょうか?)
アリエルは未だ苦しむ。
人を殺した。罪もない子供も、立場や目的の為なら構わずに。
汚れた人間が白くなれるとは思わない。
犯した罪が消えるなんて考えてはいない。
しかしセツカ様は私を生かした。
スリザリ様はこんな私を好きだと言ってくれる。
何かしないと。なんでもいい、私のできることを。
(後悔してるんです。可笑しいですよね? あんなに人を殺して人間などみにくい化け物と恨んだのに、私はまた人を愛してしまった! 今からいい子ちゃんになりたいなんて虫が良すぎるってわかってるんです。でも、私はっ!)
「フルプロテクション! さぁ、私は長年聖女の立場を不正に守り続けました。その際に手に入れた魔法の深淵の数々……今、使わせて貰いましょう!」
迫る敵の極大魔法に対し、ゴテゴテした装飾のされた杖を振るアリエル。
悪の魔法使いは迷いを捨てて敵と対峙する。
最愛の人と共に。
まるで国を燃やす炎のように勢いを増す敵の手は、緩まるどころかさらに攻め手を強めていた。
(胸騒ぎがします。それに、私の瞳が……魔眼が先程からジクジクと疼きますね。気になります)
スレイは焦っていた。
戦場は広範囲に広がっていた。
機械の兵士たちはオリエンテール首都を襲撃し、対応にあたるスレイは軍を率いて方々を走り回っている。
セツカのクラスメイトやギルドの連中も勿論協力してくれているが、戦局は膠着していた。
何かあったときの指揮を任されているスレイは簡単にこの場を離れる訳にはいかない。
しかし、セツカが戦っている都市部の方に行かなければならないような気がするのだ。
勘といってもいい。しかし確固たる確信のある勘だった。
「我にお任せくださいスレイ様。このグリフィンがこの場の指揮を引き継ぎましょう」
横にいた魔王グリフィンが提案してくれた。
確かに彼ならば任せても大丈夫だろう。
「魔王さまならたぶん大丈夫ですー」
「グリフィンさまならきっと大丈夫ですー」
配下の吸血鬼たちも声を揃えて言う。
心配しなくても大丈夫か?
なんだかんだでこの三人の戦闘能力は高かったりする。
セツカが強すぎて比較にならないだけなのだ。
「お願いしてもよろしいですか?」
「はい。お任せを!」
こうしてグリフィンに戦場を任せ、スレイは胸騒ぎのする方へと向かうことに。
スレイが去ったあと、二人の吸血鬼は心配そうにグリフィンを見つめる。
「大丈夫ですかー? 魔王さまー?」
「もしかして、スリザリさまを?」
顔に出てしまっていたのかとグリフィンは焦る。
そして二人を心配させまいといつもの調子に戻り、自信満々に宣言するのだった。
「わぁーっはっは! 魔王は最強なのだぞ? 我やスリザリが負けるわけがなかろう!! お前ら失礼だぞ?」
「えーいつもセツカさまに負けてるジャーン」
「えー毎日セツカさまに泣かされてるジャーン」
「ち、ちがっ! あれは目の汗!! それよりお前ら働け!! さあ散った散った!」
グリフィンにシッシと追い払われ戦場に向かう吸血鬼たち。
二人がいなくなったことを確認すると、大きなため息をつく。
「……大丈夫だろうなスリザリ。どういうつもりだ?」
至って真面目な顔で遠くを見つめる。
胸騒ぎがするのはグリフィンも同じであった。
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「空中に座して極大魔法を連発。卑怯ですがとても効率が良い敵です。アレは厄介ですよ?」
「フン。大したことがない。敵に近づかれるのが怖いのでああして空に逃げているのではないか?」
「だといいのですが。スリザリ様、どうやって引き摺り下ろせばいいと思います?」
「直接あちらに伺おう」
フワリとスリザリの身体が浮く。
膨大な魔力を使った浮遊魔法だ。アリエルの手をとったスリザリは空中に彼女をいざなう。
「エスコートは任せてくれたまえ」
「どうぞよしなに」
__戦いがはじまった。
オォォォオオオオオオン…………。
敵の攻撃が間近に迫る。
口の中がしゃりしゃりするような感覚に襲われるアリエル。極度の緊張感のせいで胃から何かがせりあがってきそうだ。
本当は空を飛びたくなかったのは内緒にしておく。スリザリが手を繋いでくれていることが嬉しかったからだ。
敵はこちらを一撃で撃ち落とせる極大魔法を持っている。そしてそれを無制限に使える。
本当に勝てるのだろうか?
一人なら諦めていたかもしれない。いつものように顔に張り付いたような微笑みを浮かべる。
この微笑みを美しいと褒めてくれる人間は大勢いた。
だけと、本当は笑っていなかったことに気付いてくれたのはたった二人だけ。
そのうち一人がこうして律儀に自分に付き合ってくれている。
やはり、セツカ様はすごいです。
もし彼に合わなかったら、スリザリの気持ちを斜に構えて無碍にしていたかもしれないのだ。
「来るぞアリエル」
「はい」
「心配するな。私がいる」
「……はい」
優しいな、気づいているのですね。
アリエルは自分が怯えていることがスリザリに筒抜けだと悟る。しかし、不思議とそれすら嬉しい。
昔なら他人に弱みなど決して見せることはせず、虚勢を張ってでも自分の立場を守った。
今は背中を抱いて押してくれる人が一人でもいれば、立場なんてどうでも良いとさえ思える。
(セツカ様。私は変われたでしょうか?)
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汚れた人間が白くなれるとは思わない。
犯した罪が消えるなんて考えてはいない。
しかしセツカ様は私を生かした。
スリザリ様はこんな私を好きだと言ってくれる。
何かしないと。なんでもいい、私のできることを。
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迫る敵の極大魔法に対し、ゴテゴテした装飾のされた杖を振るアリエル。
悪の魔法使いは迷いを捨てて敵と対峙する。
最愛の人と共に。
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