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新しい仲間
新しい仲間 ①
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シャリング、ルーセル、コルインは今、目の前にあるものに絶望していた。
そこにはカゴいっぱいに入っているじゃがいもがある。今日の仕事は調理室の手伝いだった。
そこにはニミルという若い女の人がいた。最初の仕事がこのじゃがいもの皮むき。不器用な三人はそれを絶望的な目で見ていた。
そんな四人をさしおいてカナリヤは手際よく向いていっている。
「ほら、リオンネみたいに三人も頑張って!」
ニミルに後押しされ方著を手に持ち皮を向いていった。
「なんで、騎士になるためにこんなことしなきゃいけないんだ…」
小さな声でブツブツとコルインが言う。
「愚痴をこぼすな。聞かれたら大変だぞ」と叱るルーセル。
「ルーセル、皮だけじゃなくて実も切ってるよ」
そんなルーセルにシャリングもツッコミを入れる。ルーセルは慌てて包丁を離し、また慎重に切り始めた。
「カナリヤ凄いな…」
カナリヤは包丁でススーっと皮を切っていく。丁寧だ。他の三人に比べて。
「緑色なんだろう」
コルインがじゃがいもを目つめながら言う。コルインが持っているじゃがいもはあちこちが変色していた。
「それも毒よ」
「ええっ?!じゃあ危ないじゃんか」
「別に少量なら食べても死にはしない」
「…そう言われても…一度毒だと言われたら食べる気失せるんですけど…」
「じゃあ食べなければいいんじゃない?」
冷たく答える。コルインはそんなカナリヤを見てからシャリングに話しかけた。
「最近リオンネ冷たくない?前はもっと元気だっような気がするんだけど」
「さ、さあ?なんでだろうね」
「おい、喋ってないで頑張るぞ。時間内に終わらせなければ」
「いやー、きついなー」
コルインが元の位置に戻っていった。ホッとし自分も作業に取り掛かる。
チラリとカナリヤを見た。確かに最近様子がおかしい。前よりも、怒りが伝わってくるような。
「…なに?」
カナリヤと目があい不機嫌そうに聞いてきた。
「あ、いや、なんでもない」
「なんでもないならジロジロ見ないで」
「ごめんよ‥」
「リオンネ…ってもうそんなに終わったの?!凄い、じゃあ次これお願いしてもいいかしら?」
ニミルが嬉しそうにカナリヤに野菜を渡した。
「分かりました」
「リオンネって皮剥くの旨いけどもともと料理とかしてたの?」
「あ、はい。結構してる方でした」
「ヘェー、偉いね!薬とかにも詳しいの?」
「…いえ、薬はそこまで興味がないので。よく知りません」
それを聞きカナリヤを見た。薬にはカナリヤは興味があるはずだ。それなのになぜ興味ない、なんて嘘を?
「お、おい!誰か!ちょっと来てくれないか!」
思い切りドアを開けた。
「何かあったんですか?」
そこにはカゴいっぱいに入っているじゃがいもがある。今日の仕事は調理室の手伝いだった。
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「ほら、リオンネみたいに三人も頑張って!」
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小さな声でブツブツとコルインが言う。
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「ルーセル、皮だけじゃなくて実も切ってるよ」
そんなルーセルにシャリングもツッコミを入れる。ルーセルは慌てて包丁を離し、また慎重に切り始めた。
「カナリヤ凄いな…」
カナリヤは包丁でススーっと皮を切っていく。丁寧だ。他の三人に比べて。
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「それも毒よ」
「ええっ?!じゃあ危ないじゃんか」
「別に少量なら食べても死にはしない」
「…そう言われても…一度毒だと言われたら食べる気失せるんですけど…」
「じゃあ食べなければいいんじゃない?」
冷たく答える。コルインはそんなカナリヤを見てからシャリングに話しかけた。
「最近リオンネ冷たくない?前はもっと元気だっような気がするんだけど」
「さ、さあ?なんでだろうね」
「おい、喋ってないで頑張るぞ。時間内に終わらせなければ」
「いやー、きついなー」
コルインが元の位置に戻っていった。ホッとし自分も作業に取り掛かる。
チラリとカナリヤを見た。確かに最近様子がおかしい。前よりも、怒りが伝わってくるような。
「…なに?」
カナリヤと目があい不機嫌そうに聞いてきた。
「あ、いや、なんでもない」
「なんでもないならジロジロ見ないで」
「ごめんよ‥」
「リオンネ…ってもうそんなに終わったの?!凄い、じゃあ次これお願いしてもいいかしら?」
ニミルが嬉しそうにカナリヤに野菜を渡した。
「分かりました」
「リオンネって皮剥くの旨いけどもともと料理とかしてたの?」
「あ、はい。結構してる方でした」
「ヘェー、偉いね!薬とかにも詳しいの?」
「…いえ、薬はそこまで興味がないので。よく知りません」
それを聞きカナリヤを見た。薬にはカナリヤは興味があるはずだ。それなのになぜ興味ない、なんて嘘を?
「お、おい!誰か!ちょっと来てくれないか!」
思い切りドアを開けた。
「何かあったんですか?」
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