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白銀の国3
招待状
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シグレはそう言いつつ、ボタンからペーパーナイフを受け取った。
「リビさん、念のためこの手紙は私が開封します。よろしいですね?」
「え、はい。あの、誰からの手紙ですか?」
「〈黄金の国〉ですよ。」
シグレはスパッと封筒の上部分を切り、中を見る。
紙が一枚。
その手紙を取り出すと、シグレは中を開き見る。
え、渡してくれるんじゃないんだ。
向かい合っている私には紙の文字は見ることが出来ない。
シグレはそれを読み終わり、ため息をつく。
「ボタン、ヒサメ様にこのことを報告してください。」
「はい、ただちに。」
ボタンはそう言って部屋の中へ走っていく。
「あの、なんて書いてあるんですか?」
シグレはようやく私に手紙を渡してくれた。
その中身は、招待状だった。
冒頭にありきたりな挨拶があり、ソラと私を国へ招待したいと書かれている。
そうして、迎えをよこすからすぐにでも来て欲しい、とそんな文面だ。
随分と勝手な文面だが、黄金の国ってどこなのだろうか。
そんなことを考えているとザッフィロがシグレに話しかける。
「黄金の国って、宝石が多く取れる国だった、ですよね。ここから西の。」
「ええ、そうです。所持している山から宝石が多く取れることにより豊かな国を築きあげています。この白銀の国や太陽の国よりかは小さな国ですが、有名な国ですよ。白銀が武力で相手を頷かせるなら、黄金は金で相手を黙らせる。昔から、そう言われていますから。」
その解説に私とザッフィロは苦笑いしかできない。
「あの、あまり良くない国ってことですか?」
「はい。お金というものは、持ちすぎても制御できる人ならば良いのですが。その器量がないのなら、適度な量に留めておくべきです。重要なのは価値のあるものに振り回されるのではなく、上手く利用できるほどの人であること。まぁ、お金に限った話ではありませんけどね。」
お金を上手く使える人と使えない人がいる。
それが国のトップの人ならば、問題は山積みだ。
「その国がどうして私とソラを招待するんでしょうか?」
「黄金の国は光の加護を受けている。つまり、目的は十中八九ソラさんでしょうね。彼らは、貴女とソラさんを取り込んで、自分の国の加護の力を強くしたいということなのでしょう。」
「この招待、受けなきゃいけないんでしょうか?」
シグレとザッフィロは顔を見合わせる。
私、何か変なこと言ったかな。
すると、ザッフィロが説明をしてくれる。
「えっと、国からの直接の招待を断ることは基本的にできないんだよ。リビは貴族とかではないし、特別な理由が何かないことには王族の招待は絶対だ。」
「ええ、それだけ国からのこの手紙には効力があるということです。相手に有無を言わさず強制的に従わせる。困った制度ですよね。」
二人の説明に私はそうですか、と頷いた。
現代にも令状とか効力のある紙がある。そういう類と同じというだけの話だ。
「招待は仕方ないとしても、私はソラを渡す気はないですよ。」
「そのことについてはどうなるか分かりません。穏便な話合いになればよいですが、きっとそうはならない。」
「札束で殴られるとかですか?」
「それをされても貴女は動じないでしょう?確かに金を積む可能性は高いとは思いますが。」
そんな話をしていると、またガラス窓の扉が開いた。
それはヒサメで、どこか空気がピリピリとしている気がする。
「要塞の外に黄金の国の騎士が来ている。リビ殿、手紙を見せてもらえないか」
顔を覗かせたヒサメに手紙を渡すと、冷たい表情を浮かべたまま手紙の文字を追う。
「手紙をよこす前から騎士をこちらに行かせていたということか。いくらなんでも準備が良すぎる。それにリビ殿の居場所が知られていたことも引っかかるな。」
「どこから情報を得ているのか調べる必要がありそうですね。情報収集できる兵を集めます。」
シグレはそう言って部屋へと戻る。
ヒサメは手紙を折りたたんで私に返すと同時に口を開いた。
「リビ殿、表で騎士が待っているゆえ出発の準備をしてくれ。正式な手紙をよこされたら無碍にも出来ないしな。職人たちを国へと送り届けてからオレも黄金の国へと行くから。」
そう言われた私は頭にはてなが浮かんでいた。
「え、いや、なんでヒサメ様も来るんです?招待されている者以外入れないのでは?」
「黄金の国がこのタイミングでリビ殿とソラ殿を招待することに違和感がある。まるで図っていたかのような、そんな瞬間だ。嫌な予感しかしない上に、オレは黄金の国を信用していない。それに、己の部下を迎えに行くことに理由なんて必要ないだろう。」
当然のようにさらりと言うヒサメはザッフィロを見る。
「というわけだからザッフィロ殿、帰り支度を頼む。必ず無事に静寂の海に送り届けることを約束しよう。」
「はい、分かりました。」
そうしてザッフィロが扉の取手を掴み、振り返る。
「リビ、気を付けろよ。またな」
「はい、ザッフィロさんもお気をつけて。」
バルコニーにヒサメと残された私も取手を掴む。
「それじゃあ出発準備をしてくるので。」
そうして扉を開けようとすると、ヒサメも扉に手をついた。
「リビ殿、身の安全を第一に行動してくれ。相手が何を要求したとしても、どんな脅迫をしたとしても、命を天秤にかけることだけはするな。」
「…死ぬなってやつですか?」
私の問いに頷くこともなく、ヒサメは後ろから扉を押す。
「キミに何かあればオレが何をするか分からないとでも伝えておく。すぐに追いかけるから、気を付けてな。」
そんな本気か冗談か分からないことを言われた私は騎士の制服からいつもの格好に着替えて、要塞の外に出た。
ソラは何故か私の手を掴んだまま離さない。
そこには白地に金色の刺繍がされた制服を身に纏う黄金の騎士たちが待機していた。
「お待ちしておりましたリビ様、ソラ様。これより、黄金の国まで丁重に送迎させて頂きます。」
騎士は見たところ人間だ。
黄金の国は人間メインの国なのだろうか。
「我々は風魔法で参りましたので、リビ様方も飛んでついてきて頂けますか。」
「はい、分かりました。ソラ、行こうか。」
「キュ!」
ソラに乗って舞い上がると、黄金の国の騎士も絨毯で浮かび上がる。
その絨毯は魔法学校で見たような形状で、風魔法にとってメジャーなのかもしれない。
騎士は全部で10名。
風魔法で移動していることから、多い魔力量を保持していることが分かる。
送迎においてこの人数が多いのかは分からないが、正直ソラなら巻いて逃げられそうだ。
だが、国の正式な招待を逃げると後々どうなるか分からないのでやめておこう。
ソラの周りを囲むようにして飛行する絨毯は、それなりのスピードで進んでいる。
「あの、ここからどのくらいで黄金の国に到着するんですか?」
私が説明してくれた最初の騎士に話しかけると、彼は説明を始めた。
「そうですね、6日ほどでしょうか。休憩をちゃんと取りますのでそのくらいはかかるかと思います。ソラ様が疲れたらすぐにお教えください。」
その騎士は物腰も柔らかく丁寧に教えてくれた。
「突然のご招待に驚かれたことと思います。ですが、前々からリビ様とソラ様のお噂を聞いて国王が会いたいと望んでいらっしゃったのです。ブルームーンドラゴンはこの世界の守り神。そんな神々しい存在と会話をすることができる女性にお目にかかりたいと。我々の国王はミーハーなところが少々ありまして。流行や噂が気になると確かめずにはいられない方なのです。悪い方ではないのですが、今回はこのような形でお連れすることになり申し訳ありません。」
作戦か何かか?と思うほど礼儀正しい騎士に、私は相槌を打つ。
そんなことを今から疑っても仕方がないが、シグレの話を聞いた手前疑心暗鬼になってしまう。
「私は黄金の国の騎士団長を務めております、ローザと申します。何かありましたら私に仰って下さい。」
ローザはそう言ってお辞儀したので、私もお辞儀を返した。
来た時と同じ宿を取るというので私達はそれに従った。
ローザ以外の騎士は私とあまり会話をすることもなく、ただ仕事をしているという感じだ。
ソラは私の側を離れようともしないので少し違和感があった。
ソラは人見知りしないタイプなはずと思っていたので、騎士に対する態度が普段とは違う気がしたのだ。
確かにローザ以外は笑顔を見せることもなく、どことなくこちらに無関心な気がした。
王の命令の送迎であって、私はどこかの国の姫でもないしこんなもんかな。
それに、闇魔法使いを良く思っていない可能性だってある。
そんな風に思いながらあまり言葉を交わすことなく、空を進んでいくのだった。
ここは〈黄金の国〉。
城の石像には宝石がはまっていて、豪華絢爛そんな言葉がよく似合う。
城の入口まで続く橋がかかっていて、その下の方には水が見える。
どうやらこの城は水に囲まれているようだ。
そして私は今、たった一人でその城の地下牢にいる。
※黄金の国は白銀の国から東、と書いていましたが西と訂正致しました。
失礼致しました。
「リビさん、念のためこの手紙は私が開封します。よろしいですね?」
「え、はい。あの、誰からの手紙ですか?」
「〈黄金の国〉ですよ。」
シグレはスパッと封筒の上部分を切り、中を見る。
紙が一枚。
その手紙を取り出すと、シグレは中を開き見る。
え、渡してくれるんじゃないんだ。
向かい合っている私には紙の文字は見ることが出来ない。
シグレはそれを読み終わり、ため息をつく。
「ボタン、ヒサメ様にこのことを報告してください。」
「はい、ただちに。」
ボタンはそう言って部屋の中へ走っていく。
「あの、なんて書いてあるんですか?」
シグレはようやく私に手紙を渡してくれた。
その中身は、招待状だった。
冒頭にありきたりな挨拶があり、ソラと私を国へ招待したいと書かれている。
そうして、迎えをよこすからすぐにでも来て欲しい、とそんな文面だ。
随分と勝手な文面だが、黄金の国ってどこなのだろうか。
そんなことを考えているとザッフィロがシグレに話しかける。
「黄金の国って、宝石が多く取れる国だった、ですよね。ここから西の。」
「ええ、そうです。所持している山から宝石が多く取れることにより豊かな国を築きあげています。この白銀の国や太陽の国よりかは小さな国ですが、有名な国ですよ。白銀が武力で相手を頷かせるなら、黄金は金で相手を黙らせる。昔から、そう言われていますから。」
その解説に私とザッフィロは苦笑いしかできない。
「あの、あまり良くない国ってことですか?」
「はい。お金というものは、持ちすぎても制御できる人ならば良いのですが。その器量がないのなら、適度な量に留めておくべきです。重要なのは価値のあるものに振り回されるのではなく、上手く利用できるほどの人であること。まぁ、お金に限った話ではありませんけどね。」
お金を上手く使える人と使えない人がいる。
それが国のトップの人ならば、問題は山積みだ。
「その国がどうして私とソラを招待するんでしょうか?」
「黄金の国は光の加護を受けている。つまり、目的は十中八九ソラさんでしょうね。彼らは、貴女とソラさんを取り込んで、自分の国の加護の力を強くしたいということなのでしょう。」
「この招待、受けなきゃいけないんでしょうか?」
シグレとザッフィロは顔を見合わせる。
私、何か変なこと言ったかな。
すると、ザッフィロが説明をしてくれる。
「えっと、国からの直接の招待を断ることは基本的にできないんだよ。リビは貴族とかではないし、特別な理由が何かないことには王族の招待は絶対だ。」
「ええ、それだけ国からのこの手紙には効力があるということです。相手に有無を言わさず強制的に従わせる。困った制度ですよね。」
二人の説明に私はそうですか、と頷いた。
現代にも令状とか効力のある紙がある。そういう類と同じというだけの話だ。
「招待は仕方ないとしても、私はソラを渡す気はないですよ。」
「そのことについてはどうなるか分かりません。穏便な話合いになればよいですが、きっとそうはならない。」
「札束で殴られるとかですか?」
「それをされても貴女は動じないでしょう?確かに金を積む可能性は高いとは思いますが。」
そんな話をしていると、またガラス窓の扉が開いた。
それはヒサメで、どこか空気がピリピリとしている気がする。
「要塞の外に黄金の国の騎士が来ている。リビ殿、手紙を見せてもらえないか」
顔を覗かせたヒサメに手紙を渡すと、冷たい表情を浮かべたまま手紙の文字を追う。
「手紙をよこす前から騎士をこちらに行かせていたということか。いくらなんでも準備が良すぎる。それにリビ殿の居場所が知られていたことも引っかかるな。」
「どこから情報を得ているのか調べる必要がありそうですね。情報収集できる兵を集めます。」
シグレはそう言って部屋へと戻る。
ヒサメは手紙を折りたたんで私に返すと同時に口を開いた。
「リビ殿、表で騎士が待っているゆえ出発の準備をしてくれ。正式な手紙をよこされたら無碍にも出来ないしな。職人たちを国へと送り届けてからオレも黄金の国へと行くから。」
そう言われた私は頭にはてなが浮かんでいた。
「え、いや、なんでヒサメ様も来るんです?招待されている者以外入れないのでは?」
「黄金の国がこのタイミングでリビ殿とソラ殿を招待することに違和感がある。まるで図っていたかのような、そんな瞬間だ。嫌な予感しかしない上に、オレは黄金の国を信用していない。それに、己の部下を迎えに行くことに理由なんて必要ないだろう。」
当然のようにさらりと言うヒサメはザッフィロを見る。
「というわけだからザッフィロ殿、帰り支度を頼む。必ず無事に静寂の海に送り届けることを約束しよう。」
「はい、分かりました。」
そうしてザッフィロが扉の取手を掴み、振り返る。
「リビ、気を付けろよ。またな」
「はい、ザッフィロさんもお気をつけて。」
バルコニーにヒサメと残された私も取手を掴む。
「それじゃあ出発準備をしてくるので。」
そうして扉を開けようとすると、ヒサメも扉に手をついた。
「リビ殿、身の安全を第一に行動してくれ。相手が何を要求したとしても、どんな脅迫をしたとしても、命を天秤にかけることだけはするな。」
「…死ぬなってやつですか?」
私の問いに頷くこともなく、ヒサメは後ろから扉を押す。
「キミに何かあればオレが何をするか分からないとでも伝えておく。すぐに追いかけるから、気を付けてな。」
そんな本気か冗談か分からないことを言われた私は騎士の制服からいつもの格好に着替えて、要塞の外に出た。
ソラは何故か私の手を掴んだまま離さない。
そこには白地に金色の刺繍がされた制服を身に纏う黄金の騎士たちが待機していた。
「お待ちしておりましたリビ様、ソラ様。これより、黄金の国まで丁重に送迎させて頂きます。」
騎士は見たところ人間だ。
黄金の国は人間メインの国なのだろうか。
「我々は風魔法で参りましたので、リビ様方も飛んでついてきて頂けますか。」
「はい、分かりました。ソラ、行こうか。」
「キュ!」
ソラに乗って舞い上がると、黄金の国の騎士も絨毯で浮かび上がる。
その絨毯は魔法学校で見たような形状で、風魔法にとってメジャーなのかもしれない。
騎士は全部で10名。
風魔法で移動していることから、多い魔力量を保持していることが分かる。
送迎においてこの人数が多いのかは分からないが、正直ソラなら巻いて逃げられそうだ。
だが、国の正式な招待を逃げると後々どうなるか分からないのでやめておこう。
ソラの周りを囲むようにして飛行する絨毯は、それなりのスピードで進んでいる。
「あの、ここからどのくらいで黄金の国に到着するんですか?」
私が説明してくれた最初の騎士に話しかけると、彼は説明を始めた。
「そうですね、6日ほどでしょうか。休憩をちゃんと取りますのでそのくらいはかかるかと思います。ソラ様が疲れたらすぐにお教えください。」
その騎士は物腰も柔らかく丁寧に教えてくれた。
「突然のご招待に驚かれたことと思います。ですが、前々からリビ様とソラ様のお噂を聞いて国王が会いたいと望んでいらっしゃったのです。ブルームーンドラゴンはこの世界の守り神。そんな神々しい存在と会話をすることができる女性にお目にかかりたいと。我々の国王はミーハーなところが少々ありまして。流行や噂が気になると確かめずにはいられない方なのです。悪い方ではないのですが、今回はこのような形でお連れすることになり申し訳ありません。」
作戦か何かか?と思うほど礼儀正しい騎士に、私は相槌を打つ。
そんなことを今から疑っても仕方がないが、シグレの話を聞いた手前疑心暗鬼になってしまう。
「私は黄金の国の騎士団長を務めております、ローザと申します。何かありましたら私に仰って下さい。」
ローザはそう言ってお辞儀したので、私もお辞儀を返した。
来た時と同じ宿を取るというので私達はそれに従った。
ローザ以外の騎士は私とあまり会話をすることもなく、ただ仕事をしているという感じだ。
ソラは私の側を離れようともしないので少し違和感があった。
ソラは人見知りしないタイプなはずと思っていたので、騎士に対する態度が普段とは違う気がしたのだ。
確かにローザ以外は笑顔を見せることもなく、どことなくこちらに無関心な気がした。
王の命令の送迎であって、私はどこかの国の姫でもないしこんなもんかな。
それに、闇魔法使いを良く思っていない可能性だってある。
そんな風に思いながらあまり言葉を交わすことなく、空を進んでいくのだった。
ここは〈黄金の国〉。
城の石像には宝石がはまっていて、豪華絢爛そんな言葉がよく似合う。
城の入口まで続く橋がかかっていて、その下の方には水が見える。
どうやらこの城は水に囲まれているようだ。
そして私は今、たった一人でその城の地下牢にいる。
※黄金の国は白銀の国から東、と書いていましたが西と訂正致しました。
失礼致しました。
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