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組織の調査1
失恋にもならず
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「証明するのが難しい犯罪は山ほどあるということですね。この世界は魔法があるから、猶更でしょうか。」
「どうだろうな。魔法が万能というわけではないし、その痕跡が残らない訳ではない。そう考えると、ドクヘビはどうして操った者を毒殺するのだろうな。可能性としては、自死に繋がる行動をさせようとすると魔法が解けてしまうとかだろうか。そうならないためには、毒ということを隠し、それが己にとって有利になる魔法薬とでも銘打っておけば、飲ませることはできるか。」
「それって、魔法をかけられる側が毒と認識していなければ問題ないということですか。人を操る魔法って強力で怖いって思ってたんですけど、そうなると話が変わってくるような気がします。魔法をかける相手に嘘をついて毒を飲むように仕向けているのだとしたら、相手を操っているのではなく、相手にその行動をとるように仕向ける魔法ってことになるんじゃないでしょうか。」
相手を完全に操ることが出来るのだとしたら、死に方はなんでもいいはずだ。
刃物で死んでも、ロープで死んでも、溺れて死んでもいいはずなのに何故そうしないのか。
「一理あるな。強力な魔法ほど、決まりの中でしか使えないこともある。しかし、奴らはどうして蛇の毒という共通の毒を使うのか。これではまるで、組織の存在を知らしめるような行動だ。それにも関わらず、くそ親父の調査がさほど進んでいないのはどういうことだ。」
「それは、ザラ王だったからでは?」
私がそう言うと、ヒサメは頭を抱える。
「それもそうだ。どうせ力にものを言わせ横暴な調査を命じていたに違いない。恐れられている狼がさらに恐怖の対象になっていたことだろう。知っていることがあったとしても、教えるのを拒むくらいに。それに、この世界の国同士はあまり交流がない。昔よりはマシだろうが、己の故郷を出るものは少ないし、同じ種族から離れたがる奴もそういないだろう。それによって、情報を共有するという仕組みが出来上がっていないわけだ。ドクヘビが短期間に移動を繰り返しているのなら、商人などに成りすませば怪しまれず国同士を移動できるのかもしれないな。」
国王がヒサメに変わったことにより交流できる国を増やしているとのことだが、やはり国同士の交流はメジャーではないということか。
「太陽の国はいろんな種族の人がいるので、国同士の交流もさかんだと思っていたのですが違うのでしょうか。」
「太陽の国は、闇魔法の差別を法で禁止している。それゆえに、さまざまな種族が暮らしやすい。太陽の国は大きいゆえに、それだけの者を受け入れることができるが、それは個々だからだ。民の生活を守ろうとする制度はあっても、大勢の移民を受け付ける制度はない。国同士の交流によって、大勢の国規模の者を受け入れなくてはならない状況は困るということだ。今現在太陽の国とも交流を図っているが、それに応じてくれるのは白銀の国がそれなりの大きさであり、移民の可能性がないからだろう。」
現代においても他の国に住むにはビザが必要だったはずだ。
詳しくは知らないけど仕事をするときや、滞在する日数によって申請しなければいけなかったはず。
私自身も日本という国を出たことがないから、己の故郷を出ないというのは納得だ。
「情報共有が少ないという割には、ドラゴンを連れている私の噂は広がるのが速いですね。」
「この国の守り神であるドラゴン、というのが大きいだろうが、今は手紙屋や記者が昔より多い。それに、制度の変化によって国への入りやすさが段違いだ。商人の行き来もしやすくなっているということだな。」
そう考えると、本当に転移する時代が100年前じゃなくて良かったと思う。
どう考えても処刑されていたに違いない。
「国同士の情報共有がしやすくなるのはいいことですね。私の情報も徐々にバレつつあるのは困りますが、その分ドクヘビの情報を手に入れやすくなるかもしれません。」
「そうだな、物事には良い面も悪い面もある。だからこそ、どのように利用するかが重要だ。困ることを予測して行動することも必要だしな。リビ殿はそれを踏まえて鍛錬することだ。」
「頑張ります・・・。」
私が自信がなさそうにそう答えれば、ヒサメは椅子から立ち上がった。
「少し休憩しよう。飲み物を買ってくるからここで待っていてくれ。」
「え、私が行ってきますよ、ヒサメ様を行かせたらシグレさんに怒られそうですし」
立ち上がろうとするのを制されて見上げれば、ヒサメが柔く微笑む。
「そんなことで怒るような側近はいない。すぐそこだ、座ってろ。」
公園の中にはいくつかお店あり、今いる場所からも見えていた。
私はそんなヒサメの後ろ姿を眺めながら、いいのかなぁと座りなおす。
国王に飲み物買わせるなんて、無礼者なのでは。
側近も連れていない国王だと考えると、今私は戦力の一人に数えられているのではと緊張してくる。
騎士の制服を借りている手前、今私はヒサメの部下(仮)ということだ。
ヒサメ様の方が強いのは分かっているけど、守られてばかりでは駄目だ。
そうやって気合を入れなおしながら、でも私は今国王をぱしらせていると考えると複雑だ。
そんなことを考えていると、後ろから声をかけられた。
「リビ、だよな。太陽の国に戻ってたんだな。」
振り向けばそこにはヴィントが立っていて、私は驚きつつ立ち上がった。
「ヴィントさん!お疲れ様です」
「ああ、リビもお疲れ様。そんな恰好をしているから、声をかけていいのか迷ったよ。」
紺色の騎士の服を着ている私は普段の装いとは大きく違う。
「実は今ヒサメ様と仕事をしていまして、騎士の服を借りているんです。」
「そうなのか。その制服を人間が着ているのを初めて見たな。もしかして、白銀の国初、なんじゃないか?」
そう言われて私の中でさらに緊張感が増した。
説明いらずになるからと貸してもらった騎士の服だが、よく考えれば貴重なことなのでは。
「よく似合ってる。顔色も以前より全然良くなったな」
ヴィントにそう言われ、私の心臓は大きく跳ねる。
以前の私は植物ばかりを食べていて血色もさほど良くなかった。
魔法の特徴のおかげで死ぬことはないけど、栄養は確実に偏っていたのだろう。
今はちゃんと植物以外も食べるようにしているし、化粧品も買ったし、生活が変わってきている。
少しずつでも私はヴィントさんの隣を胸をはって歩けるくらいの女性に。
「ヒサメ様は、リビに騎士の制服を着せるくらい信頼しているんだな。前も思ったんだが、かなり大切にされているようで安心した。」
「信頼、というか、共通の友のおかげというか」
はじめはフブキの命の恩人ということから始まった。
信頼されているかどうかは分からないが、信頼されていたら嬉しいと思うようにはなっている。
「相手は獣人だが種族の違いは誤差だからな。国王っていうのが一番のハードルかもしれないが、ヒサメ様なら守ってくれるだろうし」
「あ、あの!何か勘違いしてませんか?私とヒサメ様はそんな関係じゃ、ないですよ」
私はヴィントの言葉を遮るように発言していた。
するとヴィントは首を傾げて、笑いかける。
「そうなのか?でも、リビはヒサメ様のことが好きなんだろう?」
その問いに心臓が軋む音がした。
私はぎこちなく首を横に振って、笑顔を作る。
「そんなんじゃ、ないですよ。私はヒサメ様にとって仕事相手みたいなものですし」
「俺から見れば、ヒサメ様もリビもお互いに相手を信頼しているように見えるけどな。それに、好きになったら駄目だと考えてるのならそれは間違いだと思うぞ。相手が獣人であれ人間であれ、相手の立場が上であれ、好意を寄せることは自由だと思う。俺はリビがどんな恋をしても応援するから。」
優しい言葉なはずなのに、その言葉がこんなにも鋭利な刃になるとは思いもしなかった。
この世界に来た私を否定せずに認めてくれた彼はきっと考えたこともないのだろう。
己が私に好かれていることなど微塵も浮かばないということだろう。
私が貴方を好きだと知ったら、変わらずに応援してくれるのかな。
そんな思いがよぎるのに、私の口から彼に好きだと言う勇気はない。
「ありがとうございます。でも、私が好きなのは他の人ですから」
精一杯の言葉にヴィントはいつもと変わらない笑顔を見せてくれる。
「そうだったのか、すまない早とちりしちゃったな。でも、リビのことを応援しているのは本当だから。リビは努力家だし、行動力もある。人にもドラゴンにも優しくて、温かい。好きな人がそれをちゃんと見ててくれればいいな。」
「そうですね、そうだと、嬉しいです」
声が震えないようにしなくちゃ。
言葉を絞り出して答えたとき、後ろから声がかかる。
「リビ殿」
こちらに歩いてきたヒサメは何故か花束を持っていて、その花束を私に渡してきた。
「持っていろ。」
そう言ったヒサメはヴィントに射抜くような視線を向けた。
「騎士殿、リビ殿は連れて行くが良いか」
そう問われたヴィントはきれいな敬礼する。
「はい、問題ありません。」
「問題ない、か。惜しむ顔が見たかったのだがな」
そのヒサメの小さな呟きがヴィントに聞こえていたかどうか分からない。
「どうだろうな。魔法が万能というわけではないし、その痕跡が残らない訳ではない。そう考えると、ドクヘビはどうして操った者を毒殺するのだろうな。可能性としては、自死に繋がる行動をさせようとすると魔法が解けてしまうとかだろうか。そうならないためには、毒ということを隠し、それが己にとって有利になる魔法薬とでも銘打っておけば、飲ませることはできるか。」
「それって、魔法をかけられる側が毒と認識していなければ問題ないということですか。人を操る魔法って強力で怖いって思ってたんですけど、そうなると話が変わってくるような気がします。魔法をかける相手に嘘をついて毒を飲むように仕向けているのだとしたら、相手を操っているのではなく、相手にその行動をとるように仕向ける魔法ってことになるんじゃないでしょうか。」
相手を完全に操ることが出来るのだとしたら、死に方はなんでもいいはずだ。
刃物で死んでも、ロープで死んでも、溺れて死んでもいいはずなのに何故そうしないのか。
「一理あるな。強力な魔法ほど、決まりの中でしか使えないこともある。しかし、奴らはどうして蛇の毒という共通の毒を使うのか。これではまるで、組織の存在を知らしめるような行動だ。それにも関わらず、くそ親父の調査がさほど進んでいないのはどういうことだ。」
「それは、ザラ王だったからでは?」
私がそう言うと、ヒサメは頭を抱える。
「それもそうだ。どうせ力にものを言わせ横暴な調査を命じていたに違いない。恐れられている狼がさらに恐怖の対象になっていたことだろう。知っていることがあったとしても、教えるのを拒むくらいに。それに、この世界の国同士はあまり交流がない。昔よりはマシだろうが、己の故郷を出るものは少ないし、同じ種族から離れたがる奴もそういないだろう。それによって、情報を共有するという仕組みが出来上がっていないわけだ。ドクヘビが短期間に移動を繰り返しているのなら、商人などに成りすませば怪しまれず国同士を移動できるのかもしれないな。」
国王がヒサメに変わったことにより交流できる国を増やしているとのことだが、やはり国同士の交流はメジャーではないということか。
「太陽の国はいろんな種族の人がいるので、国同士の交流もさかんだと思っていたのですが違うのでしょうか。」
「太陽の国は、闇魔法の差別を法で禁止している。それゆえに、さまざまな種族が暮らしやすい。太陽の国は大きいゆえに、それだけの者を受け入れることができるが、それは個々だからだ。民の生活を守ろうとする制度はあっても、大勢の移民を受け付ける制度はない。国同士の交流によって、大勢の国規模の者を受け入れなくてはならない状況は困るということだ。今現在太陽の国とも交流を図っているが、それに応じてくれるのは白銀の国がそれなりの大きさであり、移民の可能性がないからだろう。」
現代においても他の国に住むにはビザが必要だったはずだ。
詳しくは知らないけど仕事をするときや、滞在する日数によって申請しなければいけなかったはず。
私自身も日本という国を出たことがないから、己の故郷を出ないというのは納得だ。
「情報共有が少ないという割には、ドラゴンを連れている私の噂は広がるのが速いですね。」
「この国の守り神であるドラゴン、というのが大きいだろうが、今は手紙屋や記者が昔より多い。それに、制度の変化によって国への入りやすさが段違いだ。商人の行き来もしやすくなっているということだな。」
そう考えると、本当に転移する時代が100年前じゃなくて良かったと思う。
どう考えても処刑されていたに違いない。
「国同士の情報共有がしやすくなるのはいいことですね。私の情報も徐々にバレつつあるのは困りますが、その分ドクヘビの情報を手に入れやすくなるかもしれません。」
「そうだな、物事には良い面も悪い面もある。だからこそ、どのように利用するかが重要だ。困ることを予測して行動することも必要だしな。リビ殿はそれを踏まえて鍛錬することだ。」
「頑張ります・・・。」
私が自信がなさそうにそう答えれば、ヒサメは椅子から立ち上がった。
「少し休憩しよう。飲み物を買ってくるからここで待っていてくれ。」
「え、私が行ってきますよ、ヒサメ様を行かせたらシグレさんに怒られそうですし」
立ち上がろうとするのを制されて見上げれば、ヒサメが柔く微笑む。
「そんなことで怒るような側近はいない。すぐそこだ、座ってろ。」
公園の中にはいくつかお店あり、今いる場所からも見えていた。
私はそんなヒサメの後ろ姿を眺めながら、いいのかなぁと座りなおす。
国王に飲み物買わせるなんて、無礼者なのでは。
側近も連れていない国王だと考えると、今私は戦力の一人に数えられているのではと緊張してくる。
騎士の制服を借りている手前、今私はヒサメの部下(仮)ということだ。
ヒサメ様の方が強いのは分かっているけど、守られてばかりでは駄目だ。
そうやって気合を入れなおしながら、でも私は今国王をぱしらせていると考えると複雑だ。
そんなことを考えていると、後ろから声をかけられた。
「リビ、だよな。太陽の国に戻ってたんだな。」
振り向けばそこにはヴィントが立っていて、私は驚きつつ立ち上がった。
「ヴィントさん!お疲れ様です」
「ああ、リビもお疲れ様。そんな恰好をしているから、声をかけていいのか迷ったよ。」
紺色の騎士の服を着ている私は普段の装いとは大きく違う。
「実は今ヒサメ様と仕事をしていまして、騎士の服を借りているんです。」
「そうなのか。その制服を人間が着ているのを初めて見たな。もしかして、白銀の国初、なんじゃないか?」
そう言われて私の中でさらに緊張感が増した。
説明いらずになるからと貸してもらった騎士の服だが、よく考えれば貴重なことなのでは。
「よく似合ってる。顔色も以前より全然良くなったな」
ヴィントにそう言われ、私の心臓は大きく跳ねる。
以前の私は植物ばかりを食べていて血色もさほど良くなかった。
魔法の特徴のおかげで死ぬことはないけど、栄養は確実に偏っていたのだろう。
今はちゃんと植物以外も食べるようにしているし、化粧品も買ったし、生活が変わってきている。
少しずつでも私はヴィントさんの隣を胸をはって歩けるくらいの女性に。
「ヒサメ様は、リビに騎士の制服を着せるくらい信頼しているんだな。前も思ったんだが、かなり大切にされているようで安心した。」
「信頼、というか、共通の友のおかげというか」
はじめはフブキの命の恩人ということから始まった。
信頼されているかどうかは分からないが、信頼されていたら嬉しいと思うようにはなっている。
「相手は獣人だが種族の違いは誤差だからな。国王っていうのが一番のハードルかもしれないが、ヒサメ様なら守ってくれるだろうし」
「あ、あの!何か勘違いしてませんか?私とヒサメ様はそんな関係じゃ、ないですよ」
私はヴィントの言葉を遮るように発言していた。
するとヴィントは首を傾げて、笑いかける。
「そうなのか?でも、リビはヒサメ様のことが好きなんだろう?」
その問いに心臓が軋む音がした。
私はぎこちなく首を横に振って、笑顔を作る。
「そんなんじゃ、ないですよ。私はヒサメ様にとって仕事相手みたいなものですし」
「俺から見れば、ヒサメ様もリビもお互いに相手を信頼しているように見えるけどな。それに、好きになったら駄目だと考えてるのならそれは間違いだと思うぞ。相手が獣人であれ人間であれ、相手の立場が上であれ、好意を寄せることは自由だと思う。俺はリビがどんな恋をしても応援するから。」
優しい言葉なはずなのに、その言葉がこんなにも鋭利な刃になるとは思いもしなかった。
この世界に来た私を否定せずに認めてくれた彼はきっと考えたこともないのだろう。
己が私に好かれていることなど微塵も浮かばないということだろう。
私が貴方を好きだと知ったら、変わらずに応援してくれるのかな。
そんな思いがよぎるのに、私の口から彼に好きだと言う勇気はない。
「ありがとうございます。でも、私が好きなのは他の人ですから」
精一杯の言葉にヴィントはいつもと変わらない笑顔を見せてくれる。
「そうだったのか、すまない早とちりしちゃったな。でも、リビのことを応援しているのは本当だから。リビは努力家だし、行動力もある。人にもドラゴンにも優しくて、温かい。好きな人がそれをちゃんと見ててくれればいいな。」
「そうですね、そうだと、嬉しいです」
声が震えないようにしなくちゃ。
言葉を絞り出して答えたとき、後ろから声がかかる。
「リビ殿」
こちらに歩いてきたヒサメは何故か花束を持っていて、その花束を私に渡してきた。
「持っていろ。」
そう言ったヒサメはヴィントに射抜くような視線を向けた。
「騎士殿、リビ殿は連れて行くが良いか」
そう問われたヴィントはきれいな敬礼する。
「はい、問題ありません。」
「問題ない、か。惜しむ顔が見たかったのだがな」
そのヒサメの小さな呟きがヴィントに聞こえていたかどうか分からない。
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