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Erweckender Moment
13章
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2日も更新できなくてすいません。
何か言い訳しようかとも思ったんですけどこれ読んでる人少ないので別にいいかなと思いました。
まぁですが少しは読んでくれる人がいるので正直に言います。
頭が回りませんでした。
────────────────────────
今日は本戦2日目である。
涼はサクラに勝ったため学院序列暫定3位である。しかし、負けたらその順位は奪われる。ここで問題になってくるのが涼が倒した相手がセクステットという事だ。
前言ったように、セクステットに勝てるものはいなかった。その歴史を涼が塗り替えたのだ。
本日行われる本戦の他に、涼をセクステットに迎えるかどうかの話し合いも並行して行われている。
「今日の相手は天崎先輩だっけ?」
天崎春夜は十二神家、天崎家の次期当主である。春夜という名前だが男である。しかも身長190cmオーバーで筋肉ゴリラという言葉を体現したような男だ。
そんな見た目とは裏腹に、趣味は裁縫と料理である。最近はスイーツ作りにはまっているらしい。
「涼もドンマイって感じだけど私なんかもう負け確定だよー。」
涼はそう言えば凪沙が相手だったというのを思いだしたようだ。
「でも代表入りは確定だろ?」
「そーなんだけどさー。」
「まぁとにかく俺は絶対勝たないといけないんだ。」
山下を倒すことが一先ずの優先事項である涼はここで話負けるわけにはいかないと思っている。
「何か変わったね。」
「え、何が?」
「いや、わかんないならいいの。」
涼は本当に分かってないようだ。後にそのせいで身を滅ぼしかける事になる。
「さぁいよいよ本戦2日目の幕開けです!実況は私、昨日全く実況ができてなかった山田咲です!」
「解説は私山田さんと同じく、昨日全く解説できなかったアリシア・ドミナーです。」
確かに試合に集中しすぎて気づかなかったが、実況していなかった。
1試合目はマークとサラの試合だった。勿論サラの勝利である。
2試合目は凪沙と遥の試合だ。
「これは『特異点』と『十二神家』の戦い!楽しみです!」
「貴方に勝てるなど自惚れるほど私は強くありません。なので、胸を借りるつもりで行きます!」
「うん!私も胸を貸すつもりで行くよ。」
「それでは、始め!!」
2人は始まりの合図とともに瞬時に近づく。
目で追えない速度で打ち合う2人。周りは呆気に取られ黙ったままである。
「これは次元が違う!今までの試合とは明らかに違うぞ!!」
「来薙さんは雷で速度をあげ、神崎さんはドルイドで身体能力を底上げさせて速く動いているようですね。私もギリギリ動ける速度です。」
学院長もこの異次元な戦いを視認できることも驚きであるがこの人たちと渡り合えることが、学院長の強さを物語っている。
「流石だね。」
「凪沙先輩こそ。私はそれほどでもないですよ。それに私より涼の方が伸び代ありますしね。」
「そうかなぁ。まあいいや!もっとこの試合を楽しもうよ!」
「はい!」
凪沙はギアをあげるため、刀を捨てた。
「やっぱり素手の方がいいなぁ。」
「今更ですけど凪沙先輩って、戦闘狂ですよね!!」
「そんなこと、無いよ!!」
凪沙は素手なのに刀を弾いている。恐らくドルイドで守っているのだろう。
「そろそろ決めようか。遥ちゃんもう体力限界でしょ?」
「バレてましたか。お願いします!」
「うん!」
2人はドルイドを高め、練り始める。
「神崎流剣術奥伝、『神鳴』!!」
「雷神よ。今我の身に宿れ。『トール・ナックル』!!」
辺りは雷電でよく状況が見えない。最後に立っていたのは、
「はぁ、やるね遥ちゃん。ここまでやられたの久しぶりだよ。」
凪沙だった。負傷はしているが何とか立っている。
対する遥は気を失っているようだ。
「そこまで!!勝者、来薙凪沙!!」
次の試合は山下と雨夜である。
「へぇ、君がサーシャをやったんだ。」
「ヒヒ、それがどうした?」
「君クソだね。」
「ヒヒ、言われ慣れてるよ。」
「それでは、始め!!」
「はぁ!!」
「フフ、」
今までの試合を見てきて感じたことは、山下の闇の扱いがうまくなっている事だ。しかし、雨夜には一切きいていない。
「この程度かい?もっとボクを本気にさせてよ。」
天道雨夜は小柄の女の子である。しかし、カノジョは守りが得意である。雨夜は1人で核兵器や一万人の能力者による攻撃をも受け止めることが出来る。
そんな彼女に付いた二つ名は、『守護神』である。
ちなみにドミナー家の『西の守護神』とは治安、武力の意味で守っているという意味で、雨夜の『守護神』とは全く別物である。
「ちっ、クソ!!」
「なんだい?もしかして諦めるのかい?」
「うがぁーーー!!」
「そんな獣みたいな呻き声を挙げてもどうにもならないよ?まぁ今回はボクが降参するけどね。」
「天道雨夜の降参により、勝者、山下春木!!」
みんな降参したことに驚いているが、これは妥当な判断だろう。
確かに雨夜は守りに特化しているため、攻撃は受けない。しかし、攻撃はそこまで得意ではないためこのままだと勝負がつかなくなるところであったのだ。
「君の事は多分期待のルーキー君が倒してくれるからね。」
「ちっ、またあいつのことかァ!!!!」
不意打ちで雨夜に襲い掛かる。
「『アイギスの聖盾』」
「うがぁ!」
「少し眠ろうか。」
強制的に眠らされた山下。
「まぁまずは春夜に勝たないといけないけどねー。」
そう言ってここを後にしたのであった。
何か言い訳しようかとも思ったんですけどこれ読んでる人少ないので別にいいかなと思いました。
まぁですが少しは読んでくれる人がいるので正直に言います。
頭が回りませんでした。
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今日は本戦2日目である。
涼はサクラに勝ったため学院序列暫定3位である。しかし、負けたらその順位は奪われる。ここで問題になってくるのが涼が倒した相手がセクステットという事だ。
前言ったように、セクステットに勝てるものはいなかった。その歴史を涼が塗り替えたのだ。
本日行われる本戦の他に、涼をセクステットに迎えるかどうかの話し合いも並行して行われている。
「今日の相手は天崎先輩だっけ?」
天崎春夜は十二神家、天崎家の次期当主である。春夜という名前だが男である。しかも身長190cmオーバーで筋肉ゴリラという言葉を体現したような男だ。
そんな見た目とは裏腹に、趣味は裁縫と料理である。最近はスイーツ作りにはまっているらしい。
「涼もドンマイって感じだけど私なんかもう負け確定だよー。」
涼はそう言えば凪沙が相手だったというのを思いだしたようだ。
「でも代表入りは確定だろ?」
「そーなんだけどさー。」
「まぁとにかく俺は絶対勝たないといけないんだ。」
山下を倒すことが一先ずの優先事項である涼はここで話負けるわけにはいかないと思っている。
「何か変わったね。」
「え、何が?」
「いや、わかんないならいいの。」
涼は本当に分かってないようだ。後にそのせいで身を滅ぼしかける事になる。
「さぁいよいよ本戦2日目の幕開けです!実況は私、昨日全く実況ができてなかった山田咲です!」
「解説は私山田さんと同じく、昨日全く解説できなかったアリシア・ドミナーです。」
確かに試合に集中しすぎて気づかなかったが、実況していなかった。
1試合目はマークとサラの試合だった。勿論サラの勝利である。
2試合目は凪沙と遥の試合だ。
「これは『特異点』と『十二神家』の戦い!楽しみです!」
「貴方に勝てるなど自惚れるほど私は強くありません。なので、胸を借りるつもりで行きます!」
「うん!私も胸を貸すつもりで行くよ。」
「それでは、始め!!」
2人は始まりの合図とともに瞬時に近づく。
目で追えない速度で打ち合う2人。周りは呆気に取られ黙ったままである。
「これは次元が違う!今までの試合とは明らかに違うぞ!!」
「来薙さんは雷で速度をあげ、神崎さんはドルイドで身体能力を底上げさせて速く動いているようですね。私もギリギリ動ける速度です。」
学院長もこの異次元な戦いを視認できることも驚きであるがこの人たちと渡り合えることが、学院長の強さを物語っている。
「流石だね。」
「凪沙先輩こそ。私はそれほどでもないですよ。それに私より涼の方が伸び代ありますしね。」
「そうかなぁ。まあいいや!もっとこの試合を楽しもうよ!」
「はい!」
凪沙はギアをあげるため、刀を捨てた。
「やっぱり素手の方がいいなぁ。」
「今更ですけど凪沙先輩って、戦闘狂ですよね!!」
「そんなこと、無いよ!!」
凪沙は素手なのに刀を弾いている。恐らくドルイドで守っているのだろう。
「そろそろ決めようか。遥ちゃんもう体力限界でしょ?」
「バレてましたか。お願いします!」
「うん!」
2人はドルイドを高め、練り始める。
「神崎流剣術奥伝、『神鳴』!!」
「雷神よ。今我の身に宿れ。『トール・ナックル』!!」
辺りは雷電でよく状況が見えない。最後に立っていたのは、
「はぁ、やるね遥ちゃん。ここまでやられたの久しぶりだよ。」
凪沙だった。負傷はしているが何とか立っている。
対する遥は気を失っているようだ。
「そこまで!!勝者、来薙凪沙!!」
次の試合は山下と雨夜である。
「へぇ、君がサーシャをやったんだ。」
「ヒヒ、それがどうした?」
「君クソだね。」
「ヒヒ、言われ慣れてるよ。」
「それでは、始め!!」
「はぁ!!」
「フフ、」
今までの試合を見てきて感じたことは、山下の闇の扱いがうまくなっている事だ。しかし、雨夜には一切きいていない。
「この程度かい?もっとボクを本気にさせてよ。」
天道雨夜は小柄の女の子である。しかし、カノジョは守りが得意である。雨夜は1人で核兵器や一万人の能力者による攻撃をも受け止めることが出来る。
そんな彼女に付いた二つ名は、『守護神』である。
ちなみにドミナー家の『西の守護神』とは治安、武力の意味で守っているという意味で、雨夜の『守護神』とは全く別物である。
「ちっ、クソ!!」
「なんだい?もしかして諦めるのかい?」
「うがぁーーー!!」
「そんな獣みたいな呻き声を挙げてもどうにもならないよ?まぁ今回はボクが降参するけどね。」
「天道雨夜の降参により、勝者、山下春木!!」
みんな降参したことに驚いているが、これは妥当な判断だろう。
確かに雨夜は守りに特化しているため、攻撃は受けない。しかし、攻撃はそこまで得意ではないためこのままだと勝負がつかなくなるところであったのだ。
「君の事は多分期待のルーキー君が倒してくれるからね。」
「ちっ、またあいつのことかァ!!!!」
不意打ちで雨夜に襲い掛かる。
「『アイギスの聖盾』」
「うがぁ!」
「少し眠ろうか。」
強制的に眠らされた山下。
「まぁまずは春夜に勝たないといけないけどねー。」
そう言ってここを後にしたのであった。
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