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第2章 魔姫の救済
第6話 文化祭の開始
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文化祭が始まった。八百万学園の文化祭という事で来場者がとても多い。
「和葉、何から周りますか?」
「うーん、どこでもいいよ。」
という事で連れてこられたのはあの男だらけのメイドカフェである。頼んだのは愛情を込めたオムライスだ。
「お待たせしました。」
持ってきたのは、マッチョの大男のメイドだった。
「では、はァァァ!!美味しくなぁれ!!!ラブを注入!!!はァァァ!!!」
その勢いだけで気絶しそうな勢いだ。
「はい、和葉あーん。」
「あむ。え、クソうめぇ。」
あのメイドたちが作ったとは思えない。
「作ったのは女子生徒に見たいですね。」
せめて逆にしろよ・・・
俺の心の叫びは誰にも届かなった。
「カグヤにおばけ屋敷連れてってあげたいんだ。」
「分かりました!そろそろ劇の準備しないといけないので先帰ってますね。」
「おう。」
という事でおばけ屋敷にやってきた。
「楽しみじゃの!」
「あぁ。」
この無邪気な笑顔がとても可愛い。本当に神かどうか疑いたくなるが・・・
「早く行くのじゃ!」
この笑顔は神と呼べるくらい可愛い。
「ぎゃあああ!!!」
とてもビビってる。カグヤは怖い物好きだがビビリだ。
「ゔぅ、怖いのじゃあ!!!」
「よしよし。」
頭を撫でてやると頬真っ赤に染める。そんな事されると意識しちゃうじゃないか・・・
「じゃあ俺も劇の準備するがカグヤはどうする?」
「妾は和葉の中で寝とくのじゃ。」
「分かった。」
「おまたせ。あれ?義治は?」
「それが・・・」
着付けの前にお腹が痛いといい出てったという。やばいぞ、あと5分で開始だ。
「くそっ仕方ない、もしもの時は考えよう。」
結局終盤に差し掛かったが義治は戻ってこなかった。仕方ない。ちょうど垂れ幕が掛かったので義治の衣装をもらう。
いよいよ、人間の王子に戻る場面だ。俺は誰にも聞こえないように魔法を唱えた。唱えた魔法は「衣装変換」と空間魔法、あと髪の毛の色を銀髪に変えた。
ここであえての眩い光を演出する。
大歓声が巻き起こった。
「よかったぁ。成功したよ。」
こうして無事に劇は終わった。
ちなみに義治は昨日食べた牡蠣が当たって今病院に搬送中だ。すぐ帰ってくるだろう。
いよいよ有志発表だ。
「行ってきます!」
「行ってこい!」
エリーは着替えたらしいが俺は着替えていない。ほかの人がいうには今の俺は本当の王子みたいだ。銀髪銀眼に白の衣装が合わさりそう見えるらしい。だからみんなこれで出ろという。
てか自分で自分を王子みたいって言うの滅茶苦茶反吐が出そうだ。
エリーと俺は元々趣味でギターを弾けたので全部一人での演出だ。
「ーー♪」
エリーが歌うとすごい歓声があがる。
「「「「「「「ウォォォォォォォ!!!!」」」」」」」
パチパチパチ!!!!!!!!!
エリーの番が終わった。
「良かったぞ!」
「良かったです。和葉も頑張ってください!」
俺は歌い始めた。エリーの時と違い歓声などは起きない。やっぱり下手なのかな・・・
落ち込みながら歌い、終わると一人、また一人と拍手が巻き起こる。それもスタンディング・オベーションと言うやつだ。
「良かった・・・」
下手くそ!!どっか行け!!とか言われたら立ち直れなかった。
「か、かっこよかったです!」
エリーが頬染めそう言ってくる。なんだか最近この光景が多すぎて夢を見てるみたいだ。今までこんな生活なかったからな・・・
その時・・
バリィィィーーン!!!!
色々なものが割れる音がした。
「何事だ!!」
「我は魔族を指揮っている者だ。世界侵略を開始する。」
もう現れたか・・・
「アル!観客を結界で守れ!!」
「分かりました。」
「ヘラクレス!!日本各地を周って魔族の被害を抑えてきてくれ!!」
「了解だ!!」
学園に来ている魔族は100人程、しかし、その1個体が人間の10倍程だ。
まぁ俺には関係ないが。
「死ね。」
「え?」
魔族の指揮官の胸には穴が空いている。俺の手にあるものは奴の心臓だ。
「空間魔法「空間切除」だ。俺と敵の間の空間を一時的に切除する。だからお前と俺の間はゼロ距離に等しい。」
「な、んて、奴だ。」
魔族は死んでいった。
「名前も分からなかったな。」
俺はそう呟き、観客の避難に移った。
side.アルダ
遂に来た!我々魔族が世界を侵略する時が!!
「我は魔族を指揮っている者だ。世界侵略を開始する。」
俺には相対してる奴が聖霊と英霊を呼び出した。
(何だ!アイツ!十二聖霊に英雄の頂を呼び出しただと!?それにあいつらはその中で1番強い奴らだ。)
だがアイツは命令した後1人になった。
(ふん、1人なら雑魚同然だな。)
「死ね。」
「え?」
俺は自分の胸に違和感を感じた。何故だ?あるはずの物がない。
奴が今の事について説明をし始めた。それを聞き俺が思ったのは、
「な、んて、奴だ。」
死の間際に思い出したのはある1つの話。3年前に伝説の魔人、『サレルノ』が狂人化させられ、暴走したのを食い止めた1人の男がいた。確か、
『虚無の還元者』
そして俺は目を閉じた。
side out.
「和葉、何から周りますか?」
「うーん、どこでもいいよ。」
という事で連れてこられたのはあの男だらけのメイドカフェである。頼んだのは愛情を込めたオムライスだ。
「お待たせしました。」
持ってきたのは、マッチョの大男のメイドだった。
「では、はァァァ!!美味しくなぁれ!!!ラブを注入!!!はァァァ!!!」
その勢いだけで気絶しそうな勢いだ。
「はい、和葉あーん。」
「あむ。え、クソうめぇ。」
あのメイドたちが作ったとは思えない。
「作ったのは女子生徒に見たいですね。」
せめて逆にしろよ・・・
俺の心の叫びは誰にも届かなった。
「カグヤにおばけ屋敷連れてってあげたいんだ。」
「分かりました!そろそろ劇の準備しないといけないので先帰ってますね。」
「おう。」
という事でおばけ屋敷にやってきた。
「楽しみじゃの!」
「あぁ。」
この無邪気な笑顔がとても可愛い。本当に神かどうか疑いたくなるが・・・
「早く行くのじゃ!」
この笑顔は神と呼べるくらい可愛い。
「ぎゃあああ!!!」
とてもビビってる。カグヤは怖い物好きだがビビリだ。
「ゔぅ、怖いのじゃあ!!!」
「よしよし。」
頭を撫でてやると頬真っ赤に染める。そんな事されると意識しちゃうじゃないか・・・
「じゃあ俺も劇の準備するがカグヤはどうする?」
「妾は和葉の中で寝とくのじゃ。」
「分かった。」
「おまたせ。あれ?義治は?」
「それが・・・」
着付けの前にお腹が痛いといい出てったという。やばいぞ、あと5分で開始だ。
「くそっ仕方ない、もしもの時は考えよう。」
結局終盤に差し掛かったが義治は戻ってこなかった。仕方ない。ちょうど垂れ幕が掛かったので義治の衣装をもらう。
いよいよ、人間の王子に戻る場面だ。俺は誰にも聞こえないように魔法を唱えた。唱えた魔法は「衣装変換」と空間魔法、あと髪の毛の色を銀髪に変えた。
ここであえての眩い光を演出する。
大歓声が巻き起こった。
「よかったぁ。成功したよ。」
こうして無事に劇は終わった。
ちなみに義治は昨日食べた牡蠣が当たって今病院に搬送中だ。すぐ帰ってくるだろう。
いよいよ有志発表だ。
「行ってきます!」
「行ってこい!」
エリーは着替えたらしいが俺は着替えていない。ほかの人がいうには今の俺は本当の王子みたいだ。銀髪銀眼に白の衣装が合わさりそう見えるらしい。だからみんなこれで出ろという。
てか自分で自分を王子みたいって言うの滅茶苦茶反吐が出そうだ。
エリーと俺は元々趣味でギターを弾けたので全部一人での演出だ。
「ーー♪」
エリーが歌うとすごい歓声があがる。
「「「「「「「ウォォォォォォォ!!!!」」」」」」」
パチパチパチ!!!!!!!!!
エリーの番が終わった。
「良かったぞ!」
「良かったです。和葉も頑張ってください!」
俺は歌い始めた。エリーの時と違い歓声などは起きない。やっぱり下手なのかな・・・
落ち込みながら歌い、終わると一人、また一人と拍手が巻き起こる。それもスタンディング・オベーションと言うやつだ。
「良かった・・・」
下手くそ!!どっか行け!!とか言われたら立ち直れなかった。
「か、かっこよかったです!」
エリーが頬染めそう言ってくる。なんだか最近この光景が多すぎて夢を見てるみたいだ。今までこんな生活なかったからな・・・
その時・・
バリィィィーーン!!!!
色々なものが割れる音がした。
「何事だ!!」
「我は魔族を指揮っている者だ。世界侵略を開始する。」
もう現れたか・・・
「アル!観客を結界で守れ!!」
「分かりました。」
「ヘラクレス!!日本各地を周って魔族の被害を抑えてきてくれ!!」
「了解だ!!」
学園に来ている魔族は100人程、しかし、その1個体が人間の10倍程だ。
まぁ俺には関係ないが。
「死ね。」
「え?」
魔族の指揮官の胸には穴が空いている。俺の手にあるものは奴の心臓だ。
「空間魔法「空間切除」だ。俺と敵の間の空間を一時的に切除する。だからお前と俺の間はゼロ距離に等しい。」
「な、んて、奴だ。」
魔族は死んでいった。
「名前も分からなかったな。」
俺はそう呟き、観客の避難に移った。
side.アルダ
遂に来た!我々魔族が世界を侵略する時が!!
「我は魔族を指揮っている者だ。世界侵略を開始する。」
俺には相対してる奴が聖霊と英霊を呼び出した。
(何だ!アイツ!十二聖霊に英雄の頂を呼び出しただと!?それにあいつらはその中で1番強い奴らだ。)
だがアイツは命令した後1人になった。
(ふん、1人なら雑魚同然だな。)
「死ね。」
「え?」
俺は自分の胸に違和感を感じた。何故だ?あるはずの物がない。
奴が今の事について説明をし始めた。それを聞き俺が思ったのは、
「な、んて、奴だ。」
死の間際に思い出したのはある1つの話。3年前に伝説の魔人、『サレルノ』が狂人化させられ、暴走したのを食い止めた1人の男がいた。確か、
『虚無の還元者』
そして俺は目を閉じた。
side out.
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