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6章 大闘祭
開会式
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「よし、ここでいいだろう」
ドサっと音を立てて座るスティング。
ここは王都の大通りにある一件の食堂。場所を移そうというスティングの提案でぶらりと回る中で見つけた腰を落ち着かせる場所である。
まだ日も高くなっていないため人もまばらである。周囲を見回し、注文した食事が届いたところでスティングがテーブルになにやら加工された石のような物を置く。
するとあたりの空気が変わる。
「これは防音結晶。魔道具の一種でな、一定空間内の音を外に漏らさないようにしてくれる。こんな風に聞かれたらまずい会話をするときの必需品とも言えるものだ」
その言葉を皮切りにするようにおもむろにスティングが口を開く。
「先に言っておくが、シャリエ家での一件についてはもう知っている。大変だったようだな」
神妙な顔つきで語られたそれは隆人達を少し驚かせるものであった。
「情報が早いね、まだ日もそれほど経ってないはずだけど」
「シャリエ家から手紙が渡されてきてな。ほら、クリスティーナの時と同様にお抱えの冒険者達がギルドに直接届けにきたんだよ。まぁ俺はある意味事情を知る唯一の外部人だからな、事前に口止めをするのは当たり前と言えるが」
スティングはクリスティーナ=シャリエ家令嬢という事を知る数少ない人間である。依頼の際にギルドを通す都合で知っただけである。
だがティナがただの一般人クリスティーナとなった以上万が一の事を考えてすぐに根回しが入るのは至極当然の事である。
「だが手紙だと、事件があった事、クリスティーナが死亡という形でシャリエ公爵家から追放され、現在のクリスティーナはシャリエ家とは関係のない一般人にであるしか書いてなくてな、せっかくだから当事者の話を聞かせてくれ。もちろん、言えない事は隠してくれて構わない」
「なるほど、それがさっき言ってた話って訳だね」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ーーなるほど、襲撃にAランク冒険者の異形化、そして魔族か。かなりのおおごとだったようだな」
「まぁね、魔族の方は別件で見たものとかから推測しただけだけど、多分間違いないと思う」
「そうか、この事は早くギルドに伝えて対処しなければいけないな」
苦い顔をするスティング。魔族と聞き状況の深刻さをすぐに理解したのであろう。今すぐにでも立ち上がってギルドに向かおうとするが、隆人がその必要はないと先を制す。
「大丈夫だよスティングさん。この件についてはアゾートさんが冒険者ギルドに通してくれるらしいからね」
「アゾート会長が?たしかにあの人ならギルド上層部へのツテもあるからな、事の重大性も理解しているはずだし、おそらくもうギルドには話は行っていて動き出していると見ていいな。大闘祭が終わりと共に情報の裏取り等本格的に動き出すか」
そう言ってほぅと一息つくスティング。
「それにしても、それだけ大きな出来事がありながら平然としてる君達は本当にとんでもないな。実力もそうだが、肝が座っているというか……」
一息ついたかと思えばすぐに苦笑い。スティングの多種面相にティナが笑みを浮かべる。
「そうですね、リュート様といると騒動には尽きませんから」
「いっつもおおいそがしなのです!」
「ずっと何かしらには巻き込まれてたからね。平和だったのは各地の移動時間くらいだし」
そう言って笑い合う隆人達四人。気づけばスティングも共に笑いの輪の中に入っている。
「それで、大闘祭が終わったらどうするんだ?また旅立つのか?」
「うん、もっと世界中見てみたいからね」
「そうか。なら一つギルドマスターとしてアドバイスだ。『暁の風』の所属が解除されているだろう?再登録するとは思うが、所属を王都にしておくとこの先色々と入国審査で不便がないだろう、特に他国に行くときはな」
「へぇ」
感嘆を吐く隆人、ちょうど最近パーティの所属について考えていたこともありその情報は非常に有用である。
「ーーそれと、所属が違っても何処へいようと、お前達はディアラの冒険者だ。だからたまには帰って来てくれよ?俺も、ディアラの奴らも待ってるからな」
「うん。もちろん。遠くないうちにまた向かうよ」
その言葉にスティングが口元を大きく歪ませて、今日一番のいい笑顔を見せる。
「そうか、そう言ってくれると嬉しい。それで大闘祭は……無差別級の予選は明後日からだったな?頑張ってくれよ。全力で応援するからな」
「うん、ありがとう、スティングさん」
最後に強く握手を交わして、その場は解散となった。
そして、翌日。
『さぁ!今年もこの季節がやってまいりました!!熱気渦巻く戦いの祭典、大闘祭の季節がっ!!!』
闘技場に集まった隆人達、そこに響き渡る拡張されたような大きな声。
『今年も実況はこの私、マイクが務めさせていただきます!!』
どうやら闘技場全体に響く声は、会場の一角、上部にある大きな窓の空いた部屋から聞こえてくるようである。
「あそこには音を増幅する魔道具が置いてあるそうですよ。なんでも大闘祭の開催に際してある転生者がこれだけは譲れないと開発したと」
「なるほどね、しかも実況者の名前がマイクとは、たしかに適任だ」
『それではまず、我らが国王陛下に開会の挨拶をしてもらいましょう!』
マイクの言葉により闘技場最上部のベランダのような場所から人が現れる。左右に男女を率いながら豪奢な服を着飾った壮年の男。
「皆の者。よくぞここに集った。己が力を振り絞り、存分に試合ってくれ。例年に劣らぬ素晴らしき武勇を期待する。アトラス・グランザムの名において、大闘祭の開催をここに宣言する」
ワァァァァァァァ
その男、アトラス・グランザム国王陛下による開会の言葉に会場が湧く。
「あれが……この国の王」
ふと隆人が呟く。開会の言葉、その一瞬しか顔を出さなかったがその男はまさに王という名に相応しい威厳を持っていた。武力とは違う、"覇気"とも言うべきその圧に隆人ですら息を飲んだ程である。
大国の王というものの一端を感じる。
隣では全くそんな事を考える余裕もない者が顔を青白くさせているが。
「リュート様、いよいよですね……」
「そうだね、でも俺たちの予選は明日。今日は職別級の予選なんだろ?今から緊張するのは早すぎないかい?」
「そうだぞ、ティナ。気を高めるのはいいがこれから一日そうでは身が持たん」
「ティナさま、しんこきゅう、なのです」
「……わかってはいるのですが、開会宣言を聞くと。……スーハー」
ロロノに促されるようにティナが何度か深呼吸をする。それで多少は落ち着けたようで顔にも生気が戻っている。
「まぁ気持ちはわかるよ、でも大闘祭は文字通り祭だ、せっかくなら楽しまないとね!」
「……ふふ、そうですね」
無邪気に笑う隆人。子供のようなその表情を見てティナの緊張も和らぐ。
「ステイン?無差別級の予選は明日ですよ?今からそんな緊張する必要はないでしょう」
「グリンジャーさん!お、俺は緊張なんかっ!」
「はぁ……。ほら、アンジュ達が出るのですから私たちが応援しましょう」
一方では完全にガチガチになっているステインをたしなめる。
己が力に自信を持つたくさんの者達がそれぞれに強い想いを抱える中、大闘祭は開幕した。
(難産……手が止まっているときほど時間の流れが早く感じるんですよね
冒頭違和感感じたかもしれませんが、書く都合で前話の最後を大きく変えています)
ドサっと音を立てて座るスティング。
ここは王都の大通りにある一件の食堂。場所を移そうというスティングの提案でぶらりと回る中で見つけた腰を落ち着かせる場所である。
まだ日も高くなっていないため人もまばらである。周囲を見回し、注文した食事が届いたところでスティングがテーブルになにやら加工された石のような物を置く。
するとあたりの空気が変わる。
「これは防音結晶。魔道具の一種でな、一定空間内の音を外に漏らさないようにしてくれる。こんな風に聞かれたらまずい会話をするときの必需品とも言えるものだ」
その言葉を皮切りにするようにおもむろにスティングが口を開く。
「先に言っておくが、シャリエ家での一件についてはもう知っている。大変だったようだな」
神妙な顔つきで語られたそれは隆人達を少し驚かせるものであった。
「情報が早いね、まだ日もそれほど経ってないはずだけど」
「シャリエ家から手紙が渡されてきてな。ほら、クリスティーナの時と同様にお抱えの冒険者達がギルドに直接届けにきたんだよ。まぁ俺はある意味事情を知る唯一の外部人だからな、事前に口止めをするのは当たり前と言えるが」
スティングはクリスティーナ=シャリエ家令嬢という事を知る数少ない人間である。依頼の際にギルドを通す都合で知っただけである。
だがティナがただの一般人クリスティーナとなった以上万が一の事を考えてすぐに根回しが入るのは至極当然の事である。
「だが手紙だと、事件があった事、クリスティーナが死亡という形でシャリエ公爵家から追放され、現在のクリスティーナはシャリエ家とは関係のない一般人にであるしか書いてなくてな、せっかくだから当事者の話を聞かせてくれ。もちろん、言えない事は隠してくれて構わない」
「なるほど、それがさっき言ってた話って訳だね」
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「ーーなるほど、襲撃にAランク冒険者の異形化、そして魔族か。かなりのおおごとだったようだな」
「まぁね、魔族の方は別件で見たものとかから推測しただけだけど、多分間違いないと思う」
「そうか、この事は早くギルドに伝えて対処しなければいけないな」
苦い顔をするスティング。魔族と聞き状況の深刻さをすぐに理解したのであろう。今すぐにでも立ち上がってギルドに向かおうとするが、隆人がその必要はないと先を制す。
「大丈夫だよスティングさん。この件についてはアゾートさんが冒険者ギルドに通してくれるらしいからね」
「アゾート会長が?たしかにあの人ならギルド上層部へのツテもあるからな、事の重大性も理解しているはずだし、おそらくもうギルドには話は行っていて動き出していると見ていいな。大闘祭が終わりと共に情報の裏取り等本格的に動き出すか」
そう言ってほぅと一息つくスティング。
「それにしても、それだけ大きな出来事がありながら平然としてる君達は本当にとんでもないな。実力もそうだが、肝が座っているというか……」
一息ついたかと思えばすぐに苦笑い。スティングの多種面相にティナが笑みを浮かべる。
「そうですね、リュート様といると騒動には尽きませんから」
「いっつもおおいそがしなのです!」
「ずっと何かしらには巻き込まれてたからね。平和だったのは各地の移動時間くらいだし」
そう言って笑い合う隆人達四人。気づけばスティングも共に笑いの輪の中に入っている。
「それで、大闘祭が終わったらどうするんだ?また旅立つのか?」
「うん、もっと世界中見てみたいからね」
「そうか。なら一つギルドマスターとしてアドバイスだ。『暁の風』の所属が解除されているだろう?再登録するとは思うが、所属を王都にしておくとこの先色々と入国審査で不便がないだろう、特に他国に行くときはな」
「へぇ」
感嘆を吐く隆人、ちょうど最近パーティの所属について考えていたこともありその情報は非常に有用である。
「ーーそれと、所属が違っても何処へいようと、お前達はディアラの冒険者だ。だからたまには帰って来てくれよ?俺も、ディアラの奴らも待ってるからな」
「うん。もちろん。遠くないうちにまた向かうよ」
その言葉にスティングが口元を大きく歪ませて、今日一番のいい笑顔を見せる。
「そうか、そう言ってくれると嬉しい。それで大闘祭は……無差別級の予選は明後日からだったな?頑張ってくれよ。全力で応援するからな」
「うん、ありがとう、スティングさん」
最後に強く握手を交わして、その場は解散となった。
そして、翌日。
『さぁ!今年もこの季節がやってまいりました!!熱気渦巻く戦いの祭典、大闘祭の季節がっ!!!』
闘技場に集まった隆人達、そこに響き渡る拡張されたような大きな声。
『今年も実況はこの私、マイクが務めさせていただきます!!』
どうやら闘技場全体に響く声は、会場の一角、上部にある大きな窓の空いた部屋から聞こえてくるようである。
「あそこには音を増幅する魔道具が置いてあるそうですよ。なんでも大闘祭の開催に際してある転生者がこれだけは譲れないと開発したと」
「なるほどね、しかも実況者の名前がマイクとは、たしかに適任だ」
『それではまず、我らが国王陛下に開会の挨拶をしてもらいましょう!』
マイクの言葉により闘技場最上部のベランダのような場所から人が現れる。左右に男女を率いながら豪奢な服を着飾った壮年の男。
「皆の者。よくぞここに集った。己が力を振り絞り、存分に試合ってくれ。例年に劣らぬ素晴らしき武勇を期待する。アトラス・グランザムの名において、大闘祭の開催をここに宣言する」
ワァァァァァァァ
その男、アトラス・グランザム国王陛下による開会の言葉に会場が湧く。
「あれが……この国の王」
ふと隆人が呟く。開会の言葉、その一瞬しか顔を出さなかったがその男はまさに王という名に相応しい威厳を持っていた。武力とは違う、"覇気"とも言うべきその圧に隆人ですら息を飲んだ程である。
大国の王というものの一端を感じる。
隣では全くそんな事を考える余裕もない者が顔を青白くさせているが。
「リュート様、いよいよですね……」
「そうだね、でも俺たちの予選は明日。今日は職別級の予選なんだろ?今から緊張するのは早すぎないかい?」
「そうだぞ、ティナ。気を高めるのはいいがこれから一日そうでは身が持たん」
「ティナさま、しんこきゅう、なのです」
「……わかってはいるのですが、開会宣言を聞くと。……スーハー」
ロロノに促されるようにティナが何度か深呼吸をする。それで多少は落ち着けたようで顔にも生気が戻っている。
「まぁ気持ちはわかるよ、でも大闘祭は文字通り祭だ、せっかくなら楽しまないとね!」
「……ふふ、そうですね」
無邪気に笑う隆人。子供のようなその表情を見てティナの緊張も和らぐ。
「ステイン?無差別級の予選は明日ですよ?今からそんな緊張する必要はないでしょう」
「グリンジャーさん!お、俺は緊張なんかっ!」
「はぁ……。ほら、アンジュ達が出るのですから私たちが応援しましょう」
一方では完全にガチガチになっているステインをたしなめる。
己が力に自信を持つたくさんの者達がそれぞれに強い想いを抱える中、大闘祭は開幕した。
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