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6章 大闘祭
夜道で
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「思ったより遅くなっちゃったね」
王都の街路、日も暮れて暗くなりつつあり、人気も薄くなり始めた中を一人歩く隆人。それでも王都だけあり喧騒は止まず、隆人は少し急ぎ足でかけていく。
時は遡りトーマス商会を後にした隆人達は当初の予定通り王都の冒険者ギルド、グランザム連合王国にある全てのギルドの中心、本部へと足を運んだ。
といってもその目的は、新たに仲間になったシルヴィアの冒険者登録をするためである。冒険者ギルドに登録をして初めて、「暁の風」の一員として迎えられる。ある種通過儀礼のようなものである。
ーーとはいえ、冒険者登録の手続き自体は大して難しいものではなく、事故が起こる心配もない。あくまで単純作業である。
結論を言うと、シルヴィアの冒険者ギルドへの登録はつつがなく終了した。それこそ問題という問題は全くと言っていいほど発生する事なく、シルヴィアは新たにFランク冒険者としての身分を得、隆人達パーティメンバーとして記録された。
ちなみに、王都に着いたという事でシルヴィアだけでなく、隆人達3人も冒険者カードを更新した。身分証明書としての役割も持つ冒険者カードは安全上定期的に更新する必要があるが、その手続きも大した手間ではなく、すぐに済む。
前回冒険者カードを更新したのは公都シャリエを出発するときであり、あれ以降冒険者としてギルドを経由した依頼は一つも受けてない。
一応大森林の一件は体裁を整える意味で冒険者として指名依頼の形で受注したが、それはあくまで非公式な依頼である。そのため今回はパーティメンバーのランクがあがるというイベントは無かった。
新たにFランクのシルヴィアが加入したが、これでパーティメンバーのランクはC、D、E、そしてFである。その為パーティランクもDのまま据え置き、あまり変化のない更新であった。
ーー本来はそれが普通なのだが。
何か特出する事があるとすれば、隆人達「暁の風」の所属が、迷宮都市ディアラから外れていたという事くらいだろう。おそらくオズワルドの呼び出しを受けて出発した段階で、シャリエ公爵家の手で外されたのだと思われる。前回の更新時には既に所属は消えていたのだろうが、今になって気づいた。
再びディアラに所属を指定する事も出来たが、これから世界中を回ることを考えて一度保留することにした。
そうして冒険者ギルドでの用を終えた隆人達だったが、思いのほか時間に余裕ができた、なので宿に向かうまでの時間を自由時間にする事に決めたのであった。
4人にとって初めての王都、グランザム連合王国の中心都市はやはりたくさんの魅力に溢れており、せっかくだから少し回るのもいいのではないか、というシルヴィアの言葉がきっかけである。
そして、夕食までには宿に向かうとして、各々が自由に王都へと繰り出したのである。ちなみにしっかりしているとは言えまだ幼いロロノはティナと一緒に行動している。
そんなこんなで、久々の単独行動で王都を巡っていた隆人だったのだが。
「流石王都、どこのお店も美味しい物がたくさんだったね、つい時間を忘れてしまったよ」
歩きながら隆人がそう呟き苦笑いを浮かべる。自由時間を利用して隆人はいくつかの食事処を廻っていた。食べ物巡りは今や隆人の趣味と言えるほどになりつつある。
もちろん行けたのは広い王都のほんの一区画ではあるがそれでもたくさんの食事処に出会った隆人は、興味の湧くままその数々に手を出した。
そして気づけば辺りは暗くなり始めていたのである。
「もうすぐ日暮れ、夕食どきだね、これなら何とか間に合いそうかな」
隆人が手元にある紙を見ながら言う。実は隆人達の今夜泊まる宿を提供した来たのはアゾートである。隆人達がまだ今宵の寝床を決めてないと聞くや否や、有無を言わせず自分のおすすめを推してきたのだ。そしていつのまにか宿泊予約がされていたのだ。隆人の紙にはその宿の場所が地図状に描かれている。
辺りは暗くなり始めているがまだ夕食の時間には間に合う、隆人の足取りも急いではいるが焦ってはいない。
そんな中、『それ』はいた。
「ん?」
早歩きのような速度で進んでいた隆人が突如その足を止める。そしてその視線をある一方へと向けた。
「あの人……」
隆人の視線の先にはボロ布のようなフード付きの外套を被った人がゆっくりと歩いている。外套のせいで男女の判別はできない。だが少し身なりが貧しいがそれ以外に特におかしい点もなく、ただの旅人にしか思えない。しかし
「おかしい……。気配が静かすぎる」
何の変哲もないその姿、それが逆に隆人に警戒心を抱かせる。ゆったりと歩いていながらもその実全くと言って隙のない進み、この距離でもわかる無駄の無い体捌き。にも関わらず、その者から感じられる気配は穏やか、いや無に近い。まるで波一つない海のようである。
その違和感が隆人の足をその者の進む後ろへと続かせた。
それから数分、隆人は音や気配を消しながらその外套の者の後ろを少し遠くからつける。隆人の知覚能力と身体技術をフルに使い、相手に知覚されないであろう距離からゆっくりと追いかける。
外套の者はゆったりだが止まることなく一直線に王都を進む。やがて路地に入り人気が完全に消える。そして外套の者が立ち止まった。そして振り返る。
「おい。何の用だ、小僧?ずっと付いてきやがって」
ビクン
隆人が肩を揺らす。振り向いた外套の者は気配を断ち隠れる隆人の方を向いている。
声から男だとはわかったが、暗がりのせいでフードの中は伺えず顔は見えない。だがその目は隆人の方を見つめているのだと理解できた。
「参ったな、見つかったね」
「関心しねえな、気配を消してひとの後ろを尾行するたぁ」
姿を現した隆人に、外套の男が不機嫌そうに言葉をこぼす。隆人の方は軽い口調であるがその内心では焦りを浮かべていた。
何せ尾行は隆人の全力の隠形である。もちろん本職の高ランク斥候には及ばないが、気配を完全に操る技術と、無音での移動、それをこの距離で見破られたのだから。
そんな隆人の内心を、知らずに外套の男が言葉を続ける。
「まぁ悪気があった訳ではないみたいだし咎めはしないが、ちょいとお仕置きしとくか、な」
「ーーっ!」
隆人の身体が突然ピシリと強張る。今外套の男から放たれたのは「殺気」である。
軽い口調とは裏腹にその殺気は恐ろしい程に鋭利である。今まで幾多の殺気をその身に受けた隆人ですらその動きを止めてしまうほどに。
「(今、斬られた……?)」
一瞬の硬直から解放された隆人が、自ら身体を触る。先程の殺気、あまりに洗練されたそれは、まるで胴が切り裂かれたかのような錯覚すら抱かせたのだ。もちろん現実は斬られてはおらず痛みもない。
戦慄を露わにする隆人と対する外套の男はこちらも驚愕をにじませる。
「驚いたぜ、並みの奴ならこれで意識を失うか一目散に逃げるかなんだが。何ともないたぁ小僧、思ったよりやるみたいだな」
「お褒めに預かりどうも」
賞賛を送る外套の男に、隆人が皮肉げな表情でもって返す。男から感じる圧倒的な余裕と、それを裏付けるに値する先程感じた殺気。飄々としているがこの者が相当な修羅場をくぐってきたのだと理解させられる。
光の加減で一瞬だけ見えた男の口元が愉しげに歪む。
「正直、あまり乗り気じゃなかったんだがな。小僧には期待が持てそうだ。他にも何人か面白そうな奴がいるみたいだし、これは久しぶりに戻ってきたのは正解だったみたいだぜ」
「……何のことかな?」
「なんでもねぇよ。それより、小僧も大闘祭に出るんだろ?じゃあそれまでしばしの別れだ」
唐突に男が隆人に背を向けその場を後にする。隆人を逃さぬと追いかけようとするが、次の瞬間にはその姿は幻のように消えていった。
まるで嵐のようにかけていったその男。
「なんだったんだろう、一体」
取り残されたような隆人の呟きが闇に響いた。
(今回、雑に展開するわ地の文ばっかりだわで見づらいかもしれません……意味深なキャラが出ましたがお察しの通り今章に大きく関わってきます)
王都の街路、日も暮れて暗くなりつつあり、人気も薄くなり始めた中を一人歩く隆人。それでも王都だけあり喧騒は止まず、隆人は少し急ぎ足でかけていく。
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といってもその目的は、新たに仲間になったシルヴィアの冒険者登録をするためである。冒険者ギルドに登録をして初めて、「暁の風」の一員として迎えられる。ある種通過儀礼のようなものである。
ーーとはいえ、冒険者登録の手続き自体は大して難しいものではなく、事故が起こる心配もない。あくまで単純作業である。
結論を言うと、シルヴィアの冒険者ギルドへの登録はつつがなく終了した。それこそ問題という問題は全くと言っていいほど発生する事なく、シルヴィアは新たにFランク冒険者としての身分を得、隆人達パーティメンバーとして記録された。
ちなみに、王都に着いたという事でシルヴィアだけでなく、隆人達3人も冒険者カードを更新した。身分証明書としての役割も持つ冒険者カードは安全上定期的に更新する必要があるが、その手続きも大した手間ではなく、すぐに済む。
前回冒険者カードを更新したのは公都シャリエを出発するときであり、あれ以降冒険者としてギルドを経由した依頼は一つも受けてない。
一応大森林の一件は体裁を整える意味で冒険者として指名依頼の形で受注したが、それはあくまで非公式な依頼である。そのため今回はパーティメンバーのランクがあがるというイベントは無かった。
新たにFランクのシルヴィアが加入したが、これでパーティメンバーのランクはC、D、E、そしてFである。その為パーティランクもDのまま据え置き、あまり変化のない更新であった。
ーー本来はそれが普通なのだが。
何か特出する事があるとすれば、隆人達「暁の風」の所属が、迷宮都市ディアラから外れていたという事くらいだろう。おそらくオズワルドの呼び出しを受けて出発した段階で、シャリエ公爵家の手で外されたのだと思われる。前回の更新時には既に所属は消えていたのだろうが、今になって気づいた。
再びディアラに所属を指定する事も出来たが、これから世界中を回ることを考えて一度保留することにした。
そうして冒険者ギルドでの用を終えた隆人達だったが、思いのほか時間に余裕ができた、なので宿に向かうまでの時間を自由時間にする事に決めたのであった。
4人にとって初めての王都、グランザム連合王国の中心都市はやはりたくさんの魅力に溢れており、せっかくだから少し回るのもいいのではないか、というシルヴィアの言葉がきっかけである。
そして、夕食までには宿に向かうとして、各々が自由に王都へと繰り出したのである。ちなみにしっかりしているとは言えまだ幼いロロノはティナと一緒に行動している。
そんなこんなで、久々の単独行動で王都を巡っていた隆人だったのだが。
「流石王都、どこのお店も美味しい物がたくさんだったね、つい時間を忘れてしまったよ」
歩きながら隆人がそう呟き苦笑いを浮かべる。自由時間を利用して隆人はいくつかの食事処を廻っていた。食べ物巡りは今や隆人の趣味と言えるほどになりつつある。
もちろん行けたのは広い王都のほんの一区画ではあるがそれでもたくさんの食事処に出会った隆人は、興味の湧くままその数々に手を出した。
そして気づけば辺りは暗くなり始めていたのである。
「もうすぐ日暮れ、夕食どきだね、これなら何とか間に合いそうかな」
隆人が手元にある紙を見ながら言う。実は隆人達の今夜泊まる宿を提供した来たのはアゾートである。隆人達がまだ今宵の寝床を決めてないと聞くや否や、有無を言わせず自分のおすすめを推してきたのだ。そしていつのまにか宿泊予約がされていたのだ。隆人の紙にはその宿の場所が地図状に描かれている。
辺りは暗くなり始めているがまだ夕食の時間には間に合う、隆人の足取りも急いではいるが焦ってはいない。
そんな中、『それ』はいた。
「ん?」
早歩きのような速度で進んでいた隆人が突如その足を止める。そしてその視線をある一方へと向けた。
「あの人……」
隆人の視線の先にはボロ布のようなフード付きの外套を被った人がゆっくりと歩いている。外套のせいで男女の判別はできない。だが少し身なりが貧しいがそれ以外に特におかしい点もなく、ただの旅人にしか思えない。しかし
「おかしい……。気配が静かすぎる」
何の変哲もないその姿、それが逆に隆人に警戒心を抱かせる。ゆったりと歩いていながらもその実全くと言って隙のない進み、この距離でもわかる無駄の無い体捌き。にも関わらず、その者から感じられる気配は穏やか、いや無に近い。まるで波一つない海のようである。
その違和感が隆人の足をその者の進む後ろへと続かせた。
それから数分、隆人は音や気配を消しながらその外套の者の後ろを少し遠くからつける。隆人の知覚能力と身体技術をフルに使い、相手に知覚されないであろう距離からゆっくりと追いかける。
外套の者はゆったりだが止まることなく一直線に王都を進む。やがて路地に入り人気が完全に消える。そして外套の者が立ち止まった。そして振り返る。
「おい。何の用だ、小僧?ずっと付いてきやがって」
ビクン
隆人が肩を揺らす。振り向いた外套の者は気配を断ち隠れる隆人の方を向いている。
声から男だとはわかったが、暗がりのせいでフードの中は伺えず顔は見えない。だがその目は隆人の方を見つめているのだと理解できた。
「参ったな、見つかったね」
「関心しねえな、気配を消してひとの後ろを尾行するたぁ」
姿を現した隆人に、外套の男が不機嫌そうに言葉をこぼす。隆人の方は軽い口調であるがその内心では焦りを浮かべていた。
何せ尾行は隆人の全力の隠形である。もちろん本職の高ランク斥候には及ばないが、気配を完全に操る技術と、無音での移動、それをこの距離で見破られたのだから。
そんな隆人の内心を、知らずに外套の男が言葉を続ける。
「まぁ悪気があった訳ではないみたいだし咎めはしないが、ちょいとお仕置きしとくか、な」
「ーーっ!」
隆人の身体が突然ピシリと強張る。今外套の男から放たれたのは「殺気」である。
軽い口調とは裏腹にその殺気は恐ろしい程に鋭利である。今まで幾多の殺気をその身に受けた隆人ですらその動きを止めてしまうほどに。
「(今、斬られた……?)」
一瞬の硬直から解放された隆人が、自ら身体を触る。先程の殺気、あまりに洗練されたそれは、まるで胴が切り裂かれたかのような錯覚すら抱かせたのだ。もちろん現実は斬られてはおらず痛みもない。
戦慄を露わにする隆人と対する外套の男はこちらも驚愕をにじませる。
「驚いたぜ、並みの奴ならこれで意識を失うか一目散に逃げるかなんだが。何ともないたぁ小僧、思ったよりやるみたいだな」
「お褒めに預かりどうも」
賞賛を送る外套の男に、隆人が皮肉げな表情でもって返す。男から感じる圧倒的な余裕と、それを裏付けるに値する先程感じた殺気。飄々としているがこの者が相当な修羅場をくぐってきたのだと理解させられる。
光の加減で一瞬だけ見えた男の口元が愉しげに歪む。
「正直、あまり乗り気じゃなかったんだがな。小僧には期待が持てそうだ。他にも何人か面白そうな奴がいるみたいだし、これは久しぶりに戻ってきたのは正解だったみたいだぜ」
「……何のことかな?」
「なんでもねぇよ。それより、小僧も大闘祭に出るんだろ?じゃあそれまでしばしの別れだ」
唐突に男が隆人に背を向けその場を後にする。隆人を逃さぬと追いかけようとするが、次の瞬間にはその姿は幻のように消えていった。
まるで嵐のようにかけていったその男。
「なんだったんだろう、一体」
取り残されたような隆人の呟きが闇に響いた。
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