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6章 大闘祭
王都グラン
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「はぁぁぁぁぁ……」×4
関所の門を通り抜けた隆人達から溜息が漏れる。それも4人全くの同時に。
壁の向こうに広がっていたのは、広大な土地にどこまでも広がる街並み、そしてその中央に座すように立つ壁と同じ白亜の巨大な城。その景観はまさにファンタジーというべきものであり、荘厳で圧倒的。
今までにも迷宮都市ディアラを始めとした様々な大都市と呼べる街をみてきた隆人達であったが、そのどれともそもそもの"格"が違うのだと直感する。
そこから感じられる威圧感とも似た感覚が、4人に感嘆の溜息を吐かせたのであった。
「おっきいおしろなのですー!!」
「城下町もとても広いです!ディアラが一体何個入るのでしょうか」
「これが人間族の都……すごいなこれ程とは」
「予想以上だね、これを観れただけでも王都に来た甲斐があったってものだよ」
一拍の後に我に返った4人が口々に感動の言葉を口にする。その溢れるセリフが彼らの高まった興奮を真に示す。
「そうか、あんちゃん達王都に入るのは初めてか。それなら驚くのも無理はないな。初めてのやつらは皆必ずと言っていいほどあんちゃん達みたいな反応をするんだよ」
門をくぐるや否や歓喜の声を上げる隆人達の様子を、近くにいた男が快活な笑い声をあげる。どうやらこのような反応したのは隆人達が始めてではないようで、むしろ恒例行事のようなものなのだろう。
「それで、あんちゃん達はこれからどうするつもりなんだ?まぁ、この時期に王都にくる冒険者の目的なんて一つしかねぇけどな」
「はい!その年の一番を決める祭典『大闘祭』!この為に王都に来たのですから!もちろんそれだけではありませんが」
男の言葉に笑みを浮かべて答えるティナ、対照的に他の3人のノリはあまり変動がない。
「そうでしたね。隆人様達には現地に着いたら説明するという話でした。大闘祭、それは年に一度開催される祭りで、王国中から腕に自信がある者達が王都に集ってその実力を競い合う行事なんです!私も実際観に来たのは初めてなので楽しみなんです」
「その年の一番を決める、ね。たしかにそれは面白そうだ。まぁ大体予想はついてたけど」
何せ、大"闘"祭である。文字から既になんとなく祭りの概要は理解できる。それに王都を目指す途中、そして関所の辺りに近づくにつれて屈強な冒険者らしき者達がちらほらと出会えるようになり、現在門をくぐった中では、穏やかな街の風景の中に不自然な程に殺気立った冒険者達が溢れている。……まるでこれから戦場にでも赴くかのように。それだけの情報があればほぼ確定であった。
半分以上はティナの乗りに付き合っていただけである。
ティナの方も本来であればもっと早く到着していたはずが色々とあり、ここまで流れてしまったがゆえになんともバツが悪い。
お互い一瞬苦笑いを浮かべるが、やはりイベントそのものが楽しみである事は事実で、やがて息ぴったりに笑顔へと変わる。つられて周りの皆も笑い出した。
「おぉ、行商部の皆さん。帰ったようですね」
「会長!いらしていたんですか」
なにやら謎空気感が生まれた中、隆人達の背後から突然新たな声が投げられる。笑いあっていた男と行商の仲間たちがその声に一斉にぴしりと背筋を伸ばす。
会長、と呼ばれたその声に、隆人達は聞き覚えるあるように思え、その方向へと振り返る。
「おや、リュート様ではないですか!それにティナ様にロロノ様も。まさか王都でまたこうして『暁の風』の皆様にお会いする事ができるとは、縁とは不思議なものです」
「アゾートさん!そういえばもうすぐ王都に戻るって言ってたね」
振り向いたそこにいたのはアゾート・トーマス。トーマス商会の会長である。そして隆人達とも色々と縁の深い人物である。
隆人達がディアラにいた頃、日銭を得るために素材を売る当てを探してきたトーマス商会にいた彼と出会った。商人としての姿と感性に隆人はとても好感をいだき、そしてアゾートの方も面白い素材を持ち込んできた隆人という不思議な顧客に興味を抱いた。ディアラに滞在する日程を延長してまで隆人に関わる事を選んだ。
そんな具合で、ディアラで生活していく上での有用な情報や広い人脈を持つアゾートは隆人達にとって非常に大きな助けとなった。隆人の愛剣"セロ"が完成するきっかけになって人物でもある。
商人と顧客という関係ではありながら、お互いに興味深い人物として強く記憶に残っていた。
隆人達がディアラを発つ日にも門の前に見送りに来ていた。その時、そろそろ王都に戻ると言っていた事を隆人が思い出す。
「会長、もしかしてこの青年達は会長のお知り合いなのですか?」
「えぇ。彼らとはディアラで知り合いましてね。非常に面白い方々ですよ」
おずおずと恐れ多いといった様子で尋ねる行商の男にアゾートが笑みを浮かべ答える。
そこには明確な上下関係を感じる。
「もしかして、この行商が所属している巨大な組織って」
「はい、トーマス商会です。彼らには全国を周りながら販売を行うと同時に、その地域特有の商品を買い付けてもらったり、地方の情報を集めたりしてもらっているのですよ」
男が言っていた「下手な貴族よりも力を持つ組織。それこそがトーマス商会であった。大きな商会とは聞いていたが、それをより強く実感し驚きを見せる隆人達。
「皆さん元は実力のある冒険者で安心して任せられるのです」
「そんな、我々のようなただの冒険者崩れが生活していけるのも会長のおかげです」
アゾートの高い評価を聞き、恐縮しきりに、だが嬉しさもにじませながら男が答える。
「と、我々の話はこれくらいにして。リュート様、せっかくですのでこれから我が商会にいらっしゃいませんか?元々この後行商部の皆さんも本部に向かい色々と報告してもらう事になっていますし。ここで再会できたのも何かの縁、ディアラを発ってからの話を聞かせてください。リュート様の事ですから、ディアラを出発してからも、平坦な日々なんて事はなかったのでしょう?」
見透かしたかのようにいうアゾート。彼はスティングからは、隆人達はディアラをでて旅するとしか聞いておらず、シャリエ家の事は知らないはずである。いや、彼の人脈と立場を考えれば知っていてもおかしくはないのだが。
だが発せられたこの言葉は、アゾートという人間が隆人をトラブルメーカーとして高く見積もっているという証拠でもあろう。
「構わないよ、せっかくだからね。大闘祭のエントリーは明日にもできるみたいだし」
アゾートの頼みを快く承諾する隆人。シャリエ家の一件や大森林での騒動は公にできない事だらけではあるがその辺りはボカしつつ話せば良いし、大森林で入手した素材や霊樹の葉を騒ぎにせずに流すにはアゾートの力を借りるのが最も安全であり、何より様々な方面に太いパイプを持つ彼なら魔族の情報などをギルドの上層部などに繋いでくれるかもしれない。そんな打算もあっての返答である。
そんな隆人の後ろ、ティナ達に並ぶ形で立っていたシルヴィアは、先程から黙ったままじっとアゾートを見つめている。その眼がよく見ると淡く輝いている。
どうやら翡翠眼を使い、アゾートを観察しているようである。
「どう?シルヴィア」
「あぁ。悪性はないようだ」
「まぁ胡散臭くはあるからね。心配するのもわかる。でもアゾートさんは悪い人ではないよ。むしろ一流の商人として、情報の有用性とその危険性を誰よりも知っているといってもいいからね」
笑いながらそういう隆人にシルヴィアが警戒心を下げる。たしかにアゾートという男はいかにも胡散臭いという感じがする為、シルヴィアが怪しんだのも納得がいく。そして翡翠眼の「看破」でももってこの者が悪側の者ではないのだと理解した。
「その方は、エルフ族のようですね。いやぁいい眼を持っている。リュート様達の新たな仲間ですかな?私の商会にも何名かエルフはいますが、そこまでの輝きを持つ翡翠眼は初めてですよ」
そう言って朗らかに笑うアゾートはそのまま続ける。
「心配せずともリュート様は何か秘密を漏らすようなヘマはいたしませんよ。それに逆に何か打算すら考えていると思いますよ」
「まぁね。ちょうどいいところに、と思っているのはアゾートさんだけではないからね」
「はははっ、やはり貴方は本当に面白い方です。ては行きましょうか、我が商会はこちらです」
(ここまで遅れてしまい申し訳ないです汗。特に何があるわけではないがペースが進まない病()次回は早く投稿したいですが実生活の方もありなんとも言えないです……)
関所の門を通り抜けた隆人達から溜息が漏れる。それも4人全くの同時に。
壁の向こうに広がっていたのは、広大な土地にどこまでも広がる街並み、そしてその中央に座すように立つ壁と同じ白亜の巨大な城。その景観はまさにファンタジーというべきものであり、荘厳で圧倒的。
今までにも迷宮都市ディアラを始めとした様々な大都市と呼べる街をみてきた隆人達であったが、そのどれともそもそもの"格"が違うのだと直感する。
そこから感じられる威圧感とも似た感覚が、4人に感嘆の溜息を吐かせたのであった。
「おっきいおしろなのですー!!」
「城下町もとても広いです!ディアラが一体何個入るのでしょうか」
「これが人間族の都……すごいなこれ程とは」
「予想以上だね、これを観れただけでも王都に来た甲斐があったってものだよ」
一拍の後に我に返った4人が口々に感動の言葉を口にする。その溢れるセリフが彼らの高まった興奮を真に示す。
「そうか、あんちゃん達王都に入るのは初めてか。それなら驚くのも無理はないな。初めてのやつらは皆必ずと言っていいほどあんちゃん達みたいな反応をするんだよ」
門をくぐるや否や歓喜の声を上げる隆人達の様子を、近くにいた男が快活な笑い声をあげる。どうやらこのような反応したのは隆人達が始めてではないようで、むしろ恒例行事のようなものなのだろう。
「それで、あんちゃん達はこれからどうするつもりなんだ?まぁ、この時期に王都にくる冒険者の目的なんて一つしかねぇけどな」
「はい!その年の一番を決める祭典『大闘祭』!この為に王都に来たのですから!もちろんそれだけではありませんが」
男の言葉に笑みを浮かべて答えるティナ、対照的に他の3人のノリはあまり変動がない。
「そうでしたね。隆人様達には現地に着いたら説明するという話でした。大闘祭、それは年に一度開催される祭りで、王国中から腕に自信がある者達が王都に集ってその実力を競い合う行事なんです!私も実際観に来たのは初めてなので楽しみなんです」
「その年の一番を決める、ね。たしかにそれは面白そうだ。まぁ大体予想はついてたけど」
何せ、大"闘"祭である。文字から既になんとなく祭りの概要は理解できる。それに王都を目指す途中、そして関所の辺りに近づくにつれて屈強な冒険者らしき者達がちらほらと出会えるようになり、現在門をくぐった中では、穏やかな街の風景の中に不自然な程に殺気立った冒険者達が溢れている。……まるでこれから戦場にでも赴くかのように。それだけの情報があればほぼ確定であった。
半分以上はティナの乗りに付き合っていただけである。
ティナの方も本来であればもっと早く到着していたはずが色々とあり、ここまで流れてしまったがゆえになんともバツが悪い。
お互い一瞬苦笑いを浮かべるが、やはりイベントそのものが楽しみである事は事実で、やがて息ぴったりに笑顔へと変わる。つられて周りの皆も笑い出した。
「おぉ、行商部の皆さん。帰ったようですね」
「会長!いらしていたんですか」
なにやら謎空気感が生まれた中、隆人達の背後から突然新たな声が投げられる。笑いあっていた男と行商の仲間たちがその声に一斉にぴしりと背筋を伸ばす。
会長、と呼ばれたその声に、隆人達は聞き覚えるあるように思え、その方向へと振り返る。
「おや、リュート様ではないですか!それにティナ様にロロノ様も。まさか王都でまたこうして『暁の風』の皆様にお会いする事ができるとは、縁とは不思議なものです」
「アゾートさん!そういえばもうすぐ王都に戻るって言ってたね」
振り向いたそこにいたのはアゾート・トーマス。トーマス商会の会長である。そして隆人達とも色々と縁の深い人物である。
隆人達がディアラにいた頃、日銭を得るために素材を売る当てを探してきたトーマス商会にいた彼と出会った。商人としての姿と感性に隆人はとても好感をいだき、そしてアゾートの方も面白い素材を持ち込んできた隆人という不思議な顧客に興味を抱いた。ディアラに滞在する日程を延長してまで隆人に関わる事を選んだ。
そんな具合で、ディアラで生活していく上での有用な情報や広い人脈を持つアゾートは隆人達にとって非常に大きな助けとなった。隆人の愛剣"セロ"が完成するきっかけになって人物でもある。
商人と顧客という関係ではありながら、お互いに興味深い人物として強く記憶に残っていた。
隆人達がディアラを発つ日にも門の前に見送りに来ていた。その時、そろそろ王都に戻ると言っていた事を隆人が思い出す。
「会長、もしかしてこの青年達は会長のお知り合いなのですか?」
「えぇ。彼らとはディアラで知り合いましてね。非常に面白い方々ですよ」
おずおずと恐れ多いといった様子で尋ねる行商の男にアゾートが笑みを浮かべ答える。
そこには明確な上下関係を感じる。
「もしかして、この行商が所属している巨大な組織って」
「はい、トーマス商会です。彼らには全国を周りながら販売を行うと同時に、その地域特有の商品を買い付けてもらったり、地方の情報を集めたりしてもらっているのですよ」
男が言っていた「下手な貴族よりも力を持つ組織。それこそがトーマス商会であった。大きな商会とは聞いていたが、それをより強く実感し驚きを見せる隆人達。
「皆さん元は実力のある冒険者で安心して任せられるのです」
「そんな、我々のようなただの冒険者崩れが生活していけるのも会長のおかげです」
アゾートの高い評価を聞き、恐縮しきりに、だが嬉しさもにじませながら男が答える。
「と、我々の話はこれくらいにして。リュート様、せっかくですのでこれから我が商会にいらっしゃいませんか?元々この後行商部の皆さんも本部に向かい色々と報告してもらう事になっていますし。ここで再会できたのも何かの縁、ディアラを発ってからの話を聞かせてください。リュート様の事ですから、ディアラを出発してからも、平坦な日々なんて事はなかったのでしょう?」
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だが発せられたこの言葉は、アゾートという人間が隆人をトラブルメーカーとして高く見積もっているという証拠でもあろう。
「構わないよ、せっかくだからね。大闘祭のエントリーは明日にもできるみたいだし」
アゾートの頼みを快く承諾する隆人。シャリエ家の一件や大森林での騒動は公にできない事だらけではあるがその辺りはボカしつつ話せば良いし、大森林で入手した素材や霊樹の葉を騒ぎにせずに流すにはアゾートの力を借りるのが最も安全であり、何より様々な方面に太いパイプを持つ彼なら魔族の情報などをギルドの上層部などに繋いでくれるかもしれない。そんな打算もあっての返答である。
そんな隆人の後ろ、ティナ達に並ぶ形で立っていたシルヴィアは、先程から黙ったままじっとアゾートを見つめている。その眼がよく見ると淡く輝いている。
どうやら翡翠眼を使い、アゾートを観察しているようである。
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「まぁ胡散臭くはあるからね。心配するのもわかる。でもアゾートさんは悪い人ではないよ。むしろ一流の商人として、情報の有用性とその危険性を誰よりも知っているといってもいいからね」
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「その方は、エルフ族のようですね。いやぁいい眼を持っている。リュート様達の新たな仲間ですかな?私の商会にも何名かエルフはいますが、そこまでの輝きを持つ翡翠眼は初めてですよ」
そう言って朗らかに笑うアゾートはそのまま続ける。
「心配せずともリュート様は何か秘密を漏らすようなヘマはいたしませんよ。それに逆に何か打算すら考えていると思いますよ」
「まぁね。ちょうどいいところに、と思っているのはアゾートさんだけではないからね」
「はははっ、やはり貴方は本当に面白い方です。ては行きましょうか、我が商会はこちらです」
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