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6章 大闘祭
門をくぐって
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森を出発してから数日。途中、町や村などを経由しながら順調に王都への道を踏破する隆人達4人は、現在緩やかな上り坂を進んでいた。
「先程の行商の方の話では、この丘を越えたら王都が見えてくるとのことでしたね」
「そうだね、もう少しかな?」
王都までの距離が縮むにつれて、他の人を見かける機会も増えていき、このころになると街道にもいくつもの人の気配が散り散りとするようになる。先程も馬車を引いた行商の一団と遭遇した。
彼らの言葉によれば王都はもうすぐそことのことであり、その言葉に期待を寄せながら坂道を登っていく。
「てっぺんなのですー!」
ロロノがバッと手を大きく広げるようにしながら最後を駆け上がり飛び跳ねる。そして同時に視界が開ける。ロロノに追いつき丘を抜けた4人の視界にそれは映っていた。
「これは……壁?」
「話には聞いていましたが……ディアラの物とは比べものにならないですね」
「たっかいのです!!」
見上げるほどの高い壁、丘の向こうで見えたのはそんな景色だった。真白い石が積み上げられた壁がかなり遠くまで伸びている。外からの攻撃から内側の王都を守るそれは、これまでディアラや他の町で見てきたものとは別次元のものであった。
「王都の全周を囲む白亜の壁。現国王が築いた、魔物は元より他国の侵略を阻む難攻不落の守りですね。聞いたところによれば八方に関所があってそこを通らねば中に入れないそうです」
よく目を凝らしてみると、高くそびえる壁の数カ所に小さな門のような物があり、そこにたくさんの人が群がっているのが見える。これがティナの言う関所なのだろう。
「とにかく、その関所ってところに行ってみようか」
「そうですね、そこから王都に入れるはずですし」
「たのしみなのですー!」
「あぁ、私も気分が高鳴る」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「並んでるね……」
「先程見えた人混みがまさか入国管理の待機列だったとは……」
遂に目の前に見えた王都への入り口に興奮を抑えきれずラストスパートを駆け抜けた一行だが、その勢いも間も無く鎮圧される。
到着した関所の一つは大量の人が集まり列をなしていた、その種も村人のような者たちを始めとし、見るからに冒険者然とした出で立ちの数人の男女、商人らしき恰幅のよい男、露出の多い女性など様々である。それにも獣人やエルフなど多種族も存在している。かなり面白い絵面である。
そんな者たちが列をなすその先には関所の小さな門があり、そこで騎士達と先頭の者が何やらやり取りをしている。
王都に入る以上その者の身分をはっきりさせる必要があり、関所で入国申請者達の身分を確認しているのだ。
入国検査自体は他の街でもあまり珍しいものではないのだが、流石王都と言うこともありその規模も大きく、また今は大きな祭典の直前ということもありその人数は爆発的に増えているというのも相まってこの大渋滞を生んでいた。
それも一つ一つの団体を念入りにやるのでもちろんそれだけ時間がかかり、列の消化が進む気配は一向に見えない。
「これは、俺たちの番がくるまでしばらくかかりそうだね。もしかしたら今日はここで一泊になるかもしれない」
「そうですね。予想より進行が順調であったのが幸いですね。大闘祭には間に合いそうです」
「お?そこにいるのはもしかして」
予想外の足止めだが、あまり悲観した様子もなく話す隆人達、そこに後ろから声がかけられる。
なんとなく聞き覚えのあるその声に隆人が振り向く。
「やっぱりあの時の馬鹿力のあんちゃんじゃねぇか、俺のこと覚えているかい?」
「?……あぁ、バルディン橋で」
「覚えててくれたか。そうそう、あの時は本当に驚かされたぜ。だが橋を降ろしてくれたおかげでなんとか納期に遅れずに済んだ、ありがとな」
「気にしないでよ、俺たちもあそこを通らなきゃだったからね」
「そう言ってくれるとありがたい。それにしても、見覚えのある3人組の姿をみてもしやとこっちに来てみたが、まさかこんなとこで会えるとはな。あんちゃん達かなり先に行ってたと思ったんだが」
「まぁ、色々あってね。寄り道していたんだよ」
「なるほどな、偶然とは恐ろしいもんだ」
声をかけてきたものの正体は、隆人達がバルディン橋で出会った男であった。巨大な橋を隆人は身体強化のスキルを使って一人で下ろしてみせたのだ。
まさかの再開に2人とも表情がほころぶ。
「リュート、この人は?」
「あぁ、この人はねーー」
この中で唯一この男と初対面のシルヴィアが隆人に尋ねる。このあたりの出来事はあまり話してなかったな、と簡単に説明する。
「えらいべっぴんさんだな。前は見かけなかったが……その耳にその眼、エルフ族かい?」
「うん、俺たちの新しい仲間でね」
「こんな可愛らしい嬢ちゃんが2人もいるのに、更にエルフ族とは全く羨ましいね、俺達の商団にも嬢ちゃん達みたいな娘がいれば士気もあがるってのに」
そう行って後ろを見ながら苦笑いする男。見るとその後ろ少し離れたところにいくつも馬車が控えている。御者席と荷台からこちらを眺めている。その者たちにも見覚えがあり、どうやら以前バルディン橋で往生していた他の面々もいるようである。
この男は商団の一員であり、その商団も馬車や荷車をみると、かなり格式の高い商団だとわかる。
荷台から顔を出していた男達が、隆人達と目が合うとぺこりと頭を下げてくる。隆人も苦笑いしながら手をひらひらと振って応えた。
そしてこちらを振り返った男が、なにやら思いついたとばかりに笑う。
「そうだ、あんちゃん達、大方王都にきてみたがこれからこの長い審査の列に並ぶのに辟易してるってとこだろ?この時期は王都の関所はいつもこんな感じだからな。ちょうどいい、俺について来てくれ」
「ん?わかったよ」
なにやらニヤついた顔でそう話す男に、隆人達は疑問符を浮かべながらついて行く。
疑問符を浮かべたのは商団の他の面々も同様であったが、男がなにやら説明すると、皆納得したように頷いた。
そうして歩き出した商団の後ろを隆人達が追いかける。男はその先頭を進んでいく。
そうして歩くこと少し、商団の歩みが止まる。そこは先程とは別の関所であり、なぜかそこだけは他の関所と違い並んだ者たちが全くいない。それに門も閉まっている。
にも関わらず、守りを固める騎士達は一際多く、警戒度が高い。
到着すると、先頭の馬車の荷台から一人の若者が飛び出し、関所を守る騎士の元へと走って行く。
そして何かを見せながら騎士と話し始めた。
その様子を眺めていた隆人に男が話しかける。
「王都の周りに8つある関所の門のうち、ここ北門だけは特別でな。一部の者達しか通さないんだよ。一般人と一緒に並ばせるわけにはいかない貴族階級の方々や、王国の客人、それに特定の重要な団体専用の入り口ってわけだ」
「へぇ、だから警備も厳重なんだね。じゃあこの商団もその重要な団体の1つなのかな?」
「あぁ、といっても俺たちはその中の一部だけどな。俺たちの組織は王国の下手な貴族よりは力を持ってんだよ」
そうこうしているうちに、使いで出された若者が戻ってくる。そして同時に閉じられていた大きな門が音を立てて開き、騎士達が道を開ける。
「お、開いたみたいだな。んじゃ行くか」
「いいのかい?俺たち部外者が着いていっても」
「構わねえよ。あんちゃん達には世話になったし悪いやつじゃないって事はわかる。これも何かの縁だからな。商人は縁を大事にするもんだぜ?」
まぁ、借りを返すと思ってくれればいい、と快活に笑う男に隆人が好感を持つ。そして再び歩き出した。男が先頭をいく荷車のすぐ後ろに隆人達が付き、商団に挟まれるようにして進む。
そうして隆人達は、ついに王都への門をくぐったのであった。
(やっと王都に到着しました。筆のペースを上げたいのですがなかなかそう上手くはいきませんね)
「先程の行商の方の話では、この丘を越えたら王都が見えてくるとのことでしたね」
「そうだね、もう少しかな?」
王都までの距離が縮むにつれて、他の人を見かける機会も増えていき、このころになると街道にもいくつもの人の気配が散り散りとするようになる。先程も馬車を引いた行商の一団と遭遇した。
彼らの言葉によれば王都はもうすぐそことのことであり、その言葉に期待を寄せながら坂道を登っていく。
「てっぺんなのですー!」
ロロノがバッと手を大きく広げるようにしながら最後を駆け上がり飛び跳ねる。そして同時に視界が開ける。ロロノに追いつき丘を抜けた4人の視界にそれは映っていた。
「これは……壁?」
「話には聞いていましたが……ディアラの物とは比べものにならないですね」
「たっかいのです!!」
見上げるほどの高い壁、丘の向こうで見えたのはそんな景色だった。真白い石が積み上げられた壁がかなり遠くまで伸びている。外からの攻撃から内側の王都を守るそれは、これまでディアラや他の町で見てきたものとは別次元のものであった。
「王都の全周を囲む白亜の壁。現国王が築いた、魔物は元より他国の侵略を阻む難攻不落の守りですね。聞いたところによれば八方に関所があってそこを通らねば中に入れないそうです」
よく目を凝らしてみると、高くそびえる壁の数カ所に小さな門のような物があり、そこにたくさんの人が群がっているのが見える。これがティナの言う関所なのだろう。
「とにかく、その関所ってところに行ってみようか」
「そうですね、そこから王都に入れるはずですし」
「たのしみなのですー!」
「あぁ、私も気分が高鳴る」
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「先程見えた人混みがまさか入国管理の待機列だったとは……」
遂に目の前に見えた王都への入り口に興奮を抑えきれずラストスパートを駆け抜けた一行だが、その勢いも間も無く鎮圧される。
到着した関所の一つは大量の人が集まり列をなしていた、その種も村人のような者たちを始めとし、見るからに冒険者然とした出で立ちの数人の男女、商人らしき恰幅のよい男、露出の多い女性など様々である。それにも獣人やエルフなど多種族も存在している。かなり面白い絵面である。
そんな者たちが列をなすその先には関所の小さな門があり、そこで騎士達と先頭の者が何やらやり取りをしている。
王都に入る以上その者の身分をはっきりさせる必要があり、関所で入国申請者達の身分を確認しているのだ。
入国検査自体は他の街でもあまり珍しいものではないのだが、流石王都と言うこともありその規模も大きく、また今は大きな祭典の直前ということもありその人数は爆発的に増えているというのも相まってこの大渋滞を生んでいた。
それも一つ一つの団体を念入りにやるのでもちろんそれだけ時間がかかり、列の消化が進む気配は一向に見えない。
「これは、俺たちの番がくるまでしばらくかかりそうだね。もしかしたら今日はここで一泊になるかもしれない」
「そうですね。予想より進行が順調であったのが幸いですね。大闘祭には間に合いそうです」
「お?そこにいるのはもしかして」
予想外の足止めだが、あまり悲観した様子もなく話す隆人達、そこに後ろから声がかけられる。
なんとなく聞き覚えのあるその声に隆人が振り向く。
「やっぱりあの時の馬鹿力のあんちゃんじゃねぇか、俺のこと覚えているかい?」
「?……あぁ、バルディン橋で」
「覚えててくれたか。そうそう、あの時は本当に驚かされたぜ。だが橋を降ろしてくれたおかげでなんとか納期に遅れずに済んだ、ありがとな」
「気にしないでよ、俺たちもあそこを通らなきゃだったからね」
「そう言ってくれるとありがたい。それにしても、見覚えのある3人組の姿をみてもしやとこっちに来てみたが、まさかこんなとこで会えるとはな。あんちゃん達かなり先に行ってたと思ったんだが」
「まぁ、色々あってね。寄り道していたんだよ」
「なるほどな、偶然とは恐ろしいもんだ」
声をかけてきたものの正体は、隆人達がバルディン橋で出会った男であった。巨大な橋を隆人は身体強化のスキルを使って一人で下ろしてみせたのだ。
まさかの再開に2人とも表情がほころぶ。
「リュート、この人は?」
「あぁ、この人はねーー」
この中で唯一この男と初対面のシルヴィアが隆人に尋ねる。このあたりの出来事はあまり話してなかったな、と簡単に説明する。
「えらいべっぴんさんだな。前は見かけなかったが……その耳にその眼、エルフ族かい?」
「うん、俺たちの新しい仲間でね」
「こんな可愛らしい嬢ちゃんが2人もいるのに、更にエルフ族とは全く羨ましいね、俺達の商団にも嬢ちゃん達みたいな娘がいれば士気もあがるってのに」
そう行って後ろを見ながら苦笑いする男。見るとその後ろ少し離れたところにいくつも馬車が控えている。御者席と荷台からこちらを眺めている。その者たちにも見覚えがあり、どうやら以前バルディン橋で往生していた他の面々もいるようである。
この男は商団の一員であり、その商団も馬車や荷車をみると、かなり格式の高い商団だとわかる。
荷台から顔を出していた男達が、隆人達と目が合うとぺこりと頭を下げてくる。隆人も苦笑いしながら手をひらひらと振って応えた。
そしてこちらを振り返った男が、なにやら思いついたとばかりに笑う。
「そうだ、あんちゃん達、大方王都にきてみたがこれからこの長い審査の列に並ぶのに辟易してるってとこだろ?この時期は王都の関所はいつもこんな感じだからな。ちょうどいい、俺について来てくれ」
「ん?わかったよ」
なにやらニヤついた顔でそう話す男に、隆人達は疑問符を浮かべながらついて行く。
疑問符を浮かべたのは商団の他の面々も同様であったが、男がなにやら説明すると、皆納得したように頷いた。
そうして歩き出した商団の後ろを隆人達が追いかける。男はその先頭を進んでいく。
そうして歩くこと少し、商団の歩みが止まる。そこは先程とは別の関所であり、なぜかそこだけは他の関所と違い並んだ者たちが全くいない。それに門も閉まっている。
にも関わらず、守りを固める騎士達は一際多く、警戒度が高い。
到着すると、先頭の馬車の荷台から一人の若者が飛び出し、関所を守る騎士の元へと走って行く。
そして何かを見せながら騎士と話し始めた。
その様子を眺めていた隆人に男が話しかける。
「王都の周りに8つある関所の門のうち、ここ北門だけは特別でな。一部の者達しか通さないんだよ。一般人と一緒に並ばせるわけにはいかない貴族階級の方々や、王国の客人、それに特定の重要な団体専用の入り口ってわけだ」
「へぇ、だから警備も厳重なんだね。じゃあこの商団もその重要な団体の1つなのかな?」
「あぁ、といっても俺たちはその中の一部だけどな。俺たちの組織は王国の下手な貴族よりは力を持ってんだよ」
そうこうしているうちに、使いで出された若者が戻ってくる。そして同時に閉じられていた大きな門が音を立てて開き、騎士達が道を開ける。
「お、開いたみたいだな。んじゃ行くか」
「いいのかい?俺たち部外者が着いていっても」
「構わねえよ。あんちゃん達には世話になったし悪いやつじゃないって事はわかる。これも何かの縁だからな。商人は縁を大事にするもんだぜ?」
まぁ、借りを返すと思ってくれればいい、と快活に笑う男に隆人が好感を持つ。そして再び歩き出した。男が先頭をいく荷車のすぐ後ろに隆人達が付き、商団に挟まれるようにして進む。
そうして隆人達は、ついに王都への門をくぐったのであった。
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