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6章 大闘祭
おまけ設定集 登場人物紹介その2
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(以前4章の半ばごろにやった人物紹介の2です。前回軽い気持ちでやるといったのにいざだそうとすると編集の嵐でほぼ一から書く感じになってしまいました(後悔)
モブキャラは一部抜きました
例のごとく飛ばしていただいて構いません)
トニの村
村人の女性
隆人達に盗賊の存在を話すか戸惑ったが、盗賊の討伐によって村の生活も戻り彼らにとても感謝している。
村人の少年
皆が盗賊の話を躊躇う中、無邪気さゆえか隆人にその話をし、結果的に解決のきっかけを作った。
盗賊団「蛇」参加の盗賊(たくさん)
王国中に傘下を抱える盗賊団のその傘下の一つで、トニの村西の小さな森を根城に、トニを経由しディアラへ向かう商隊や食料を漁っていた。練度は高かったが隆人達の敵ではなくまとめて瞬殺され、現在は鉱山奴隷として強制労働が課されている。
リーダー格の男
「蛇」傘下の大男で、その体に見合う大きなサーベルを武器として扱うが、隆人に速攻でサーベルを斬られ、その後他の盗賊団員と共に倒される。
仲間と同様にギルドに連行されたが、仲間たち以上に重い罪が重なり手配されていた為、彼らとは別のより過酷な労働が課されている。
シャリエ公爵領
オズワルド・グランザム・シャリエ
グランザム連合王国に数多くいる貴族の中でも王族に次ぐ権力を有する三大公爵家の一つで武家の名家、シャリエ公爵家の現当主にして、ティナことクリスティーナ・グランザム・シャリエの実の父。自らも国軍を指揮する立場にあり、武に優れた名手と言われ、また治めているシャリエ公爵領の治安も高いことから評判がいい。
かなり頑固な人物で貴族を他民より優れたものとする貴族至上主義の持ち主。また短気な性格で普段からセバスに忠告を受けている。ティナとサリム王太子殿下との婚約を結んだ本人で、シャリエ家発展のための政略結婚であるというだけでなく、王太子と結婚するのがティナの幸せだと疑っていなかった。その為家出しディアラという冒険者の街で冒険者をしていたティナに対し失望感を見せる。
上記の性格ゆえか冒険者を軽んじており、お金で動く下賤な存在と考えている。また多くのお抱え冒険者を有しており、中には不利益な情報をもつ為にお抱えの名目で監視下に置いているものもいる。隆人達も同様にするつもりであったが一蹴され激昂した。
長年の付き合いであるセバスに対しては高い信頼を抱き、立場は違えど素直な言葉を交わせる親友のような間柄である。
長女エリザベートの死に対する発言でティナに激怒される。また捕らえた隆人達を人質に使う事も厭わない目的のためなら手段を選ばぬ一面がある。
霧の森での一件の後、ティナが本心から冒険者を志している事を悟り、自分の考えを曲げた。公爵家当主としての立場と責任ゆえ態度には出さぬとも少なからず親子としての情はあるようで、勘当のような形で家を出たティナに最後の言葉をかけた。
また、「雷神の怒り」の裏切りに何か背後を感じてセバスに調査させている。
セバス
シャリエ家に長く仕える老執事であり、シャリエ家先代当主の代から仕えており、オズワルドの盟友。年齢的にはセバスの方がかなり上だがお互いに高い信頼を寄せている。また実力的にもかなりの手練れで、洗練された挙動は隆人から見ても隙がない。特に隠密を得意とし、全力の隠密は一般人相手なら隣に立たれても気配に気づかせない程である。その技術力はAランク冒険者の斥候にすら劣らないとオズワルドからお墨付きを得ている。
ティナも幼き頃から「じぃや」と呼び慕っており、セバスもティナの事を実の孫のように可愛がっている。その為ティナが逃げられるように様々に手を回し、隆人達が脱走するきっかけを作った。その事でオズワルドから厳罰を受ける事を覚悟していたが、そうはならなかった。
エリザベート・グランザム・シャリエ
故人。ティナの姉でありシャリエ家長女。ティナからエリザ姉様と呼ばれ慕われており、サリム王太子の本来の婚約相手。ティナはその死に深く悲しみ家出のきっかけとなった。6年前、婚姻の前に行われた成人の儀で魔物に襲われ命を落としたと考えられていたが実は魔族の手によって仕組まれた死であった事が判明する。
魔法使いではないが魔力適正が非常に高く、成人の儀で精霊を辞任していたことが後に語られる。
レティシア・シャリエ
故人。グランザム連合王国の建国にも関わった、武力と知恵とを持つ英傑で、精霊剣を振るい数々の敵を倒したと言われている。現在御伽噺にも登場するほどの人物である。
シャリエ家が公爵になるまで発展したきっかけとなって人物でレティシアの森の名前にも使われている。「穴」の存在する森の中心部を外敵から守る為に賢者に穴の魔力を利用した霧の結界を依頼した。
霧の森の精霊とは親しい間柄であったようで、ティナと同じ「天眼」の類いを有していた事が精霊によって語られる。
シャリエ家が有するお抱え冒険者
Bランクパーティ「蒼翼」
傭兵のような男4人のパーティでオズワルドのお抱えの中でもかなりの実力を持つ。
リーダーの男
憮然としており、必要な事のみ話す寡黙な性格。トニでは休憩時間に盗賊を一つ壊滅させた隆人達に呆れる様子を見せた。
斥候の男
「蒼翼」の一員で普段は斥候役であるが、高い弓の技術を有し、ティナの護衛中には遠距離で揺れる馬上からの精密な弓撃を行なった。
魔法使いの男
「蒼翼」の一員で魔法使い。ティナの護衛中には遠距離への魔法攻撃を行った。
Aランクパーティ「雷神の怒り」
シャリエ家の抱える冒険者パーティの中で最大戦力であり、シャリエ家の荒事を担当する。ティナの成人の儀における護衛として同行するが、実は裏切っており霧の森でティナとオズワルドの捕縛を計画する。
ガイル
「雷神の怒り」のリーダーであり、筋骨隆々な大男。荒事慣れしており、得物である巨大な斧を高い膂力と技術によって振り回し、Aランク屈指の実力者と言われている。
何年もシャリエ家の最高戦力としてオズワルドに従っていたが、それは高い金銭を支払うからであり、より多くの報酬を出す者がいた為にオズワルドを裏切った。
戦いに自尊心と自負を抱いており力と金にしか興味がないと考えている。
ティナとの戦いもリューの支援もあり優位に進めていたが、「天霊眼」に目覚め精霊の魔法を使うティナに押されると共に苛立ちを見せる。
黒装束の男から受け取った力を得られる錠剤を過剰に摂取し異形と化し、圧倒的な暴力でもってティナを圧倒するも、トドメを刺す寸前で現れた隆人によって止められる。その後肉体崩壊し不死身のごとく再生力を持つ完全な化け物となって隆人達を攻め立てるが、「身体強化・Ⅶ」状態となった隆人に歯が立たず「魔力剣・天轟破断」によって肉塊に成り果てる。その後ティナ達の攻撃を受けるが、突如現れた黒装束の男に魔族化のサンプルとして回収される。
リュー
「雷神の怒り」の斥候でAランク冒険者。近接戦闘だけでなく毒を塗った暗器の投擲での奇襲を得意とする。周囲の死角に身を隠しながら縦横無尽に移動し正確かつ絶妙な攻撃でガイル達を支援する。
荒くれのようなガイルとは真逆で丁寧で冷静な男だが、自らの行いが悪辣だと自覚しつつ依頼であれば躊躇わない意志を持つ。
黒装束の男から受け取った錠剤を怪しく思っており、過剰服用しようとしたガイルを止めようとするも、魔族化したガイルに吹き飛ばされ気絶する。
魔法使いの女
「雷神の怒り」の魔法使いでBランク冒険者。魔法使いでありながら最低限の近接技能を持ち、小剣と魔法攻撃の複合によって複数人を相手取り離脱者を妨害する戦いを見せたが、俊敏性があり近接の得意な相性の悪いロロノにすぐに捕縛された。
エルフの隠れ里
里長/ハイリヒ・バルバロイ
大森林の奥地に人知れず存在するエルフ族の里を治める長であり、里の中央に位置する世界樹の分体たる霊樹アトムを守る者。元はその武でエルフ族を救った英雄で、多種族にもその名を知る者がいる。その実力は現役を退いて久しい現在でも高く、相対した隆人を驚かせた。魔物との戦いでは劣勢の中参戦し、カイルクの窮地を救う。その後のバイサールとの戦闘でも活躍を見せた。
木々を操るユニークスキル「森の裁き」を所持しており、枝を伸ばし突き刺して攻撃するだけでなく、大量の荊を敵の周囲から生やしたり、枝から爆発する種子をばら撒く攻撃など多岐にわたる派生を持つ。また高い練度の水魔法を使う。
基本的に長命種であるエルフの中でも超高齢であり、シルヴィアの曽祖父アルバートルとも既知である。エルフの中でも化け物と言われている。
シルヴィアからは騎士団長になる以前はハイリヒおじさんと呼ばれていた。
カイルク・バルバロイ
里長ハイリヒの孫でエルフ騎士団の副団長。シルヴィアが里を発ったことで新団長に任命された。騎士団の参謀役を担っており、騎士団の作戦や指揮を担当している。騎士団の一部からは親(祖父)の七光りと思われておりその事を密かに気にしている。
しかしその実力も確かであり、素早い移動で撹乱しながらの両短剣や小道具を利用してAランクの魔物2体を相手取る程である。
現在は団長として皆を纏め騒動の事後処理に追われている。
デネル
エルフ騎士団第三隊の隊長。大剣を使う。目の前でカレラとベルワイスがやられ、一撃を大剣で止めるも力の差で圧倒される。
カレラ
エルフ騎士団第四隊の隊長。お淑やかな女性でステッキを持つ魔法使い。目の前でベルワイスが殺され、敵襲の号を上げようとしたが、その寸前で縦に切り裂かれた。
ベルワイス
エルフ騎士団第六隊の隊長。弓を使う。自信家であり、カイルク副団長の下につく事に納得していなかった派のエルフだが、突如現れたラルフの一撃により首を刎ねられ即死する。
モーロ
里の周囲を監視していた小隊の一つの隊長。魔物の奇襲を察知するも数で押されてたいたところを隆人に助けられる。小隊の練度は高く、カイルクからの評価は高い。
シメウ
料理長をしているエルフの少年、の見た目だが年齢は100歳を超えている。料理の腕は確かで隆人達をうならせた。
アルバートル・クラリアンテ
シルヴィアの曽祖父であり、エルフの里の先先代里長。ラルフに名をつけた本人であり、里長になる以前にハイリヒと共に命を救われた経験がある。
かなりの強者であったらしく、シルヴィアが武に憧れるきっかけを作った人物。
モブキャラは一部抜きました
例のごとく飛ばしていただいて構いません)
トニの村
村人の女性
隆人達に盗賊の存在を話すか戸惑ったが、盗賊の討伐によって村の生活も戻り彼らにとても感謝している。
村人の少年
皆が盗賊の話を躊躇う中、無邪気さゆえか隆人にその話をし、結果的に解決のきっかけを作った。
盗賊団「蛇」参加の盗賊(たくさん)
王国中に傘下を抱える盗賊団のその傘下の一つで、トニの村西の小さな森を根城に、トニを経由しディアラへ向かう商隊や食料を漁っていた。練度は高かったが隆人達の敵ではなくまとめて瞬殺され、現在は鉱山奴隷として強制労働が課されている。
リーダー格の男
「蛇」傘下の大男で、その体に見合う大きなサーベルを武器として扱うが、隆人に速攻でサーベルを斬られ、その後他の盗賊団員と共に倒される。
仲間と同様にギルドに連行されたが、仲間たち以上に重い罪が重なり手配されていた為、彼らとは別のより過酷な労働が課されている。
シャリエ公爵領
オズワルド・グランザム・シャリエ
グランザム連合王国に数多くいる貴族の中でも王族に次ぐ権力を有する三大公爵家の一つで武家の名家、シャリエ公爵家の現当主にして、ティナことクリスティーナ・グランザム・シャリエの実の父。自らも国軍を指揮する立場にあり、武に優れた名手と言われ、また治めているシャリエ公爵領の治安も高いことから評判がいい。
かなり頑固な人物で貴族を他民より優れたものとする貴族至上主義の持ち主。また短気な性格で普段からセバスに忠告を受けている。ティナとサリム王太子殿下との婚約を結んだ本人で、シャリエ家発展のための政略結婚であるというだけでなく、王太子と結婚するのがティナの幸せだと疑っていなかった。その為家出しディアラという冒険者の街で冒険者をしていたティナに対し失望感を見せる。
上記の性格ゆえか冒険者を軽んじており、お金で動く下賤な存在と考えている。また多くのお抱え冒険者を有しており、中には不利益な情報をもつ為にお抱えの名目で監視下に置いているものもいる。隆人達も同様にするつもりであったが一蹴され激昂した。
長年の付き合いであるセバスに対しては高い信頼を抱き、立場は違えど素直な言葉を交わせる親友のような間柄である。
長女エリザベートの死に対する発言でティナに激怒される。また捕らえた隆人達を人質に使う事も厭わない目的のためなら手段を選ばぬ一面がある。
霧の森での一件の後、ティナが本心から冒険者を志している事を悟り、自分の考えを曲げた。公爵家当主としての立場と責任ゆえ態度には出さぬとも少なからず親子としての情はあるようで、勘当のような形で家を出たティナに最後の言葉をかけた。
また、「雷神の怒り」の裏切りに何か背後を感じてセバスに調査させている。
セバス
シャリエ家に長く仕える老執事であり、シャリエ家先代当主の代から仕えており、オズワルドの盟友。年齢的にはセバスの方がかなり上だがお互いに高い信頼を寄せている。また実力的にもかなりの手練れで、洗練された挙動は隆人から見ても隙がない。特に隠密を得意とし、全力の隠密は一般人相手なら隣に立たれても気配に気づかせない程である。その技術力はAランク冒険者の斥候にすら劣らないとオズワルドからお墨付きを得ている。
ティナも幼き頃から「じぃや」と呼び慕っており、セバスもティナの事を実の孫のように可愛がっている。その為ティナが逃げられるように様々に手を回し、隆人達が脱走するきっかけを作った。その事でオズワルドから厳罰を受ける事を覚悟していたが、そうはならなかった。
エリザベート・グランザム・シャリエ
故人。ティナの姉でありシャリエ家長女。ティナからエリザ姉様と呼ばれ慕われており、サリム王太子の本来の婚約相手。ティナはその死に深く悲しみ家出のきっかけとなった。6年前、婚姻の前に行われた成人の儀で魔物に襲われ命を落としたと考えられていたが実は魔族の手によって仕組まれた死であった事が判明する。
魔法使いではないが魔力適正が非常に高く、成人の儀で精霊を辞任していたことが後に語られる。
レティシア・シャリエ
故人。グランザム連合王国の建国にも関わった、武力と知恵とを持つ英傑で、精霊剣を振るい数々の敵を倒したと言われている。現在御伽噺にも登場するほどの人物である。
シャリエ家が公爵になるまで発展したきっかけとなって人物でレティシアの森の名前にも使われている。「穴」の存在する森の中心部を外敵から守る為に賢者に穴の魔力を利用した霧の結界を依頼した。
霧の森の精霊とは親しい間柄であったようで、ティナと同じ「天眼」の類いを有していた事が精霊によって語られる。
シャリエ家が有するお抱え冒険者
Bランクパーティ「蒼翼」
傭兵のような男4人のパーティでオズワルドのお抱えの中でもかなりの実力を持つ。
リーダーの男
憮然としており、必要な事のみ話す寡黙な性格。トニでは休憩時間に盗賊を一つ壊滅させた隆人達に呆れる様子を見せた。
斥候の男
「蒼翼」の一員で普段は斥候役であるが、高い弓の技術を有し、ティナの護衛中には遠距離で揺れる馬上からの精密な弓撃を行なった。
魔法使いの男
「蒼翼」の一員で魔法使い。ティナの護衛中には遠距離への魔法攻撃を行った。
Aランクパーティ「雷神の怒り」
シャリエ家の抱える冒険者パーティの中で最大戦力であり、シャリエ家の荒事を担当する。ティナの成人の儀における護衛として同行するが、実は裏切っており霧の森でティナとオズワルドの捕縛を計画する。
ガイル
「雷神の怒り」のリーダーであり、筋骨隆々な大男。荒事慣れしており、得物である巨大な斧を高い膂力と技術によって振り回し、Aランク屈指の実力者と言われている。
何年もシャリエ家の最高戦力としてオズワルドに従っていたが、それは高い金銭を支払うからであり、より多くの報酬を出す者がいた為にオズワルドを裏切った。
戦いに自尊心と自負を抱いており力と金にしか興味がないと考えている。
ティナとの戦いもリューの支援もあり優位に進めていたが、「天霊眼」に目覚め精霊の魔法を使うティナに押されると共に苛立ちを見せる。
黒装束の男から受け取った力を得られる錠剤を過剰に摂取し異形と化し、圧倒的な暴力でもってティナを圧倒するも、トドメを刺す寸前で現れた隆人によって止められる。その後肉体崩壊し不死身のごとく再生力を持つ完全な化け物となって隆人達を攻め立てるが、「身体強化・Ⅶ」状態となった隆人に歯が立たず「魔力剣・天轟破断」によって肉塊に成り果てる。その後ティナ達の攻撃を受けるが、突如現れた黒装束の男に魔族化のサンプルとして回収される。
リュー
「雷神の怒り」の斥候でAランク冒険者。近接戦闘だけでなく毒を塗った暗器の投擲での奇襲を得意とする。周囲の死角に身を隠しながら縦横無尽に移動し正確かつ絶妙な攻撃でガイル達を支援する。
荒くれのようなガイルとは真逆で丁寧で冷静な男だが、自らの行いが悪辣だと自覚しつつ依頼であれば躊躇わない意志を持つ。
黒装束の男から受け取った錠剤を怪しく思っており、過剰服用しようとしたガイルを止めようとするも、魔族化したガイルに吹き飛ばされ気絶する。
魔法使いの女
「雷神の怒り」の魔法使いでBランク冒険者。魔法使いでありながら最低限の近接技能を持ち、小剣と魔法攻撃の複合によって複数人を相手取り離脱者を妨害する戦いを見せたが、俊敏性があり近接の得意な相性の悪いロロノにすぐに捕縛された。
エルフの隠れ里
里長/ハイリヒ・バルバロイ
大森林の奥地に人知れず存在するエルフ族の里を治める長であり、里の中央に位置する世界樹の分体たる霊樹アトムを守る者。元はその武でエルフ族を救った英雄で、多種族にもその名を知る者がいる。その実力は現役を退いて久しい現在でも高く、相対した隆人を驚かせた。魔物との戦いでは劣勢の中参戦し、カイルクの窮地を救う。その後のバイサールとの戦闘でも活躍を見せた。
木々を操るユニークスキル「森の裁き」を所持しており、枝を伸ばし突き刺して攻撃するだけでなく、大量の荊を敵の周囲から生やしたり、枝から爆発する種子をばら撒く攻撃など多岐にわたる派生を持つ。また高い練度の水魔法を使う。
基本的に長命種であるエルフの中でも超高齢であり、シルヴィアの曽祖父アルバートルとも既知である。エルフの中でも化け物と言われている。
シルヴィアからは騎士団長になる以前はハイリヒおじさんと呼ばれていた。
カイルク・バルバロイ
里長ハイリヒの孫でエルフ騎士団の副団長。シルヴィアが里を発ったことで新団長に任命された。騎士団の参謀役を担っており、騎士団の作戦や指揮を担当している。騎士団の一部からは親(祖父)の七光りと思われておりその事を密かに気にしている。
しかしその実力も確かであり、素早い移動で撹乱しながらの両短剣や小道具を利用してAランクの魔物2体を相手取る程である。
現在は団長として皆を纏め騒動の事後処理に追われている。
デネル
エルフ騎士団第三隊の隊長。大剣を使う。目の前でカレラとベルワイスがやられ、一撃を大剣で止めるも力の差で圧倒される。
カレラ
エルフ騎士団第四隊の隊長。お淑やかな女性でステッキを持つ魔法使い。目の前でベルワイスが殺され、敵襲の号を上げようとしたが、その寸前で縦に切り裂かれた。
ベルワイス
エルフ騎士団第六隊の隊長。弓を使う。自信家であり、カイルク副団長の下につく事に納得していなかった派のエルフだが、突如現れたラルフの一撃により首を刎ねられ即死する。
モーロ
里の周囲を監視していた小隊の一つの隊長。魔物の奇襲を察知するも数で押されてたいたところを隆人に助けられる。小隊の練度は高く、カイルクからの評価は高い。
シメウ
料理長をしているエルフの少年、の見た目だが年齢は100歳を超えている。料理の腕は確かで隆人達をうならせた。
アルバートル・クラリアンテ
シルヴィアの曽祖父であり、エルフの里の先先代里長。ラルフに名をつけた本人であり、里長になる以前にハイリヒと共に命を救われた経験がある。
かなりの強者であったらしく、シルヴィアが武に憧れるきっかけを作った人物。
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