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第5章 森王動乱
捉えました
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「格の違いを思い知ったか?」
黒き翼をはためかせティナ達4人を見下ろすバイサール。彼の持つ制言のユニークスキルは相手に命令を強制するという凶悪なものであった。
しかし圧倒的な力の差を前に、なおティナ達は戦意を失わない。
再び地を蹴り駆け出す。
「いきます。『蛇』それに『柱』!」
天霊眼を輝かせたティナの元から、小さな蛇状の火が飛ぶ。加えてバイサールの下からは勢いよく火柱が上がる。
超短縮詠唱、もはや詠唱ではなく象形そのものを唱えるだけでそれを魔法として現界させる。
自然の魔力を視覚し、更に隆人との鍛錬によって最近では天霊眼を使わずとも簡易的な聖炎を使えるようになったティナだが、これだけは「天霊眼」無しではできない。意思を形にする魔法、それこそが精霊の魔法で、本来の魔法の姿である。
蛇は追尾性の魔法、火柱は座標固定型の魔法。それにこの速度ならば命令によって操られて同士討ちすることはない。
「なるほど、だが甘い」
「なっ、かわされた」
無軌道に天を泳ぎ迫る複数の蛇と真下より突き上げる柱。その両方をバイサールは曲芸のような飛行で回避する。
爆炎をくぐり抜けながら、ティナに迫る。
「まずお前から死ね」
「『壁』!」
振るわれた暗夜の剣をティナが組んだ聖炎の壁が阻む。黒い魔力と精霊の炎がぶつかり合い火花を散らす。
「ロロノたちもいるのです!」
「忘れてもらっては困るぞ」
拮抗し動きの止めたバイサールに左右から飛びかかるロロノとシルヴィア。
「魔力槍なのです」
「せやっ」
地を踏みしめる2人。息を合わせたかのような同時攻撃。魔力の込められた槍と
「甘いって言ってんだろぉ」
「きゃぁなのです」
「これでも通じぬか」
両者の完璧な連携、しかしそれでもバイサールには通じない。壁とぶつかっていた暗夜の剣を引き、その剣でシルヴィアの抜剣術を受け止める。
更に同時に左手で魔力の塊を放ち、ロロノの魔力槍の一撃と相殺する。
「でも、これで両手は使えませんよ!『ーー」
「汝に命ずる"黙れ"」
「ーーe』んんんっ」
炎弾、そう唱えようとしたティナだが、その寸前にバイサールの制言が発動、魔法名を言うことができない。
「んんんっん!(それなら無詠唱で!)」
「させるかよ」
「かはっ」
無詠唱に切り替えて発動しようとするティナだがそれより一歩早くバイサールの水平蹴りがティナの胴を襲う。
重たい一撃にティナが肺の空気を一気に吐き出しながら一直線に木の一本へと激突する。。
「お前らも一緒に吹き飛べ。『黒渦』」
「「きゃぁぁぁ」」
ティナを蹴り飛ばすと同時、受け止めていた左右の剣と槍。シルヴィアとロロノに向けて、バイサールの両手から膨大な魔力が放たれる。
黒い魔力は渦を成し、2人の体が軽々と吹き飛ぶ。
そんなバイサールの体に、今度は地面から水が溢れ出し絡みつく。
「『水精の縄、邪を縛り封じる鎖』〈水縛〉」
「今度は貴様か、ハイリヒ・バルバロイ」
「動きを封じた、今度こそ仕留めるぞ。『森の裁きーー荊の園』」
先ほどのティナ、シルヴィア、ロロノの攻撃の間に死角へと回り込んでいた里長。「水縛」で動きを封じたバイサールへ、何本もの茨が殺到する。
「確かに、いい線いってるが……ふんっ」
「なっ、水縛があれほど容易く」
「言ったろ?格が違うって」
魔力を内側から放ち、その圧力でもって水縛の魔法を破る。すぐさま横に飛び、襲い来る茨をかわす。いまだ何本か残っているが。
「汝に命ずる"己を攻撃せよ"」
「また体が……そんな事もできるのか」
「同士討ちだってできるんだ。自滅させるのだって俺様には思いのままさ」
そう言ってニヤリと笑うバイサール。方向転換した茨達が里長へと襲いかかる。
何とか飛び退いた里長だが、茨をかわしきれずに切り裂かれ鮮血が舞う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「くぅぅぅ……。声は出せるようですね」
木に叩きつけられたティナが呻きながら起き上がる。先ほどの"黙れ"の制言の効果は既に切れているようである。しかしダメージはかなりのものであり、「天霊眼」と魔法の連続使用でMPの方もかなり消費している。
「念のための予備でしたが、正解でした」
ステータス画面をちらりとみて消耗を確認したティナが装備の内に付けていたポーションを取り出し服用する。ストレージ持ちの隆人が近くにいない時のために数本用意している予備が役に立った。
ちなみに、現在のティナの防具は出会った当時の騎士鎧と 異なり、服系防具を主体とした軽い物である。現在の魔法と剣を織り交ぜた速攻スタイルには軽装備が合うからであるが、それでもかなり質の良いものを選んでいるので、防御力は見た目以上である。
そしてその服は特別製で、内側にアンプルをいくつか入れられるようになっている。もちろん激しい戦闘で破損しないようにされている万端ぷりである。
HPポーションとMPポーションの両方を飲み干しながら、戦況を観察する。
「制言、魔力の込められた声で相手に命令し強制的に行動させる。攻撃にも防御にも、強力なスキルです……。それにあの人自身の実力も相当、先ほどもロロノとシルヴィアの同時攻撃を簡単に捌いて………」
そこまで言葉にしたところで、ティナが違和感を感じる。相手に絶対の命令ができるのであれば、2人の攻撃を受け止める必要などない。いや、そもそも戦闘すら必要がない。それこそ4人を同士討ちさせ自らは高みの見物をしていれば済む話である。
だがしなかった。いやできなかった?
思考を加速させる。記憶をたどりながら違和感を確信へと結実させていく。
「それなら……!」
回復が終わると同時、1つの結論が形になる。
そして再び戦場へと駆け出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「『飛斬』!」
「『森の裁きーー爆種の雨』」
シルヴィアが刀を抜いた状態で数振い。魔力の込められた斬撃の軌跡がそのまま斬撃になり、バイサールへと飛ぶ。
更に、里長が周囲の枝を伸ばしてバイサールを追う。その枝にパッと揃い付いた種子が飛び散りその1つ1つが爆発する。バイサールの姿が爆煙に包まれる。
「暗夜の剣」
爆煙が中心から放たれた黒い魔力の波動によって晴らされる。バイサールが無傷で姿を見せる。
「これでも傷1つつかないとは」
「なんてやつだ」
里長とシルヴィアが息を飲む。すでに2人ともかなりボロボロの体である。
「まだ諦めないのか。全く呆れたものだ」
肩を竦めるような仕草を見せるバイサール。そして両手に魔力を溜め、次の攻撃へ備える里長とシルヴィア2人に向け放つ。
「『聖炎弾』」
飛んできた輝く炎球が魔力弾と激突し弾ける。
「諦めませんよ!エルフの里を救うために」
聖炎とともに飛び出したティナが地を蹴りバイサールへと迫る。
「懲りねえな。命ずる"止まれ"」
「『壁』」
「何?」
飛びかかるティナに制言による静止を命令するバイサール。その直前ティナが天霊眼で聖炎の壁を作る。その大きさはさっきのよりも小さく、ティナの体をギリギリ被さる程度である。
だが、なぜかギアスによる静止は効かず、ティナは動けている。そのまま近くの木に着地する。
「貴方の制言にはいくつか制言があります。1つは対象となる相手の姿を視ている必要があるという事。こうして発動の瞬間に遮るものがあればスキルは無効になります。
そしてもう一つ。」
「はぁぁぁっなのです!」
バイサールの背後に現れる影。ティナに一瞬意識が向いている隙に接近していた。
肉薄し銀羽槍をバイサールへと繰り出す。
「ちぃっ、"止まれ"!」
「うごけない、のです…….」
ロロノが槍を突き出す寸前の姿勢で固まる。一瞬だけ焦りを見せたバイサールが一転して嘲笑を見せる。
「発動句が必要だと思ったか?残念だったな、俺様はMPの余剰使用で発動句を省略できるんだよ」
「いえ、それは想定内です。貴方の魔力の流れからその可能性は感じていましたから。それよりも」
ロロノが制言によって動きを止められる前にティナは動いていた。足場を蹴りバイサールへと急接近する。
「貴方のスキルのもう一つの制限、それは対象が一つのみであるという点。つまり、1人に制言を発動している間は他の対象へは使用不可なこと」
「この獣人を静止している間は他の者を止められない、確かに事実だ。だがお前ごとき俺様の暗夜の剣で……何っ!?」
剣を片手に振り向こうとするバイサール。だがその動きが硬直する。
ー皇族権限ー
「……私も使えるんです、相手の動きを止めるスキル。と言っても止められるのは僅かな時間のみですが、でも今はそれで十分です」
バイサールの目が見開かれる。ティナの皇族権限で相手を拘束できるのは1秒。だがこの戦闘において1秒は大きな意味を有する。
「やっと捉えました。『魔力剣・炎』!!」
聖炎の魔力を帯びた剣がバイサールを切り裂いた。
黒き翼をはためかせティナ達4人を見下ろすバイサール。彼の持つ制言のユニークスキルは相手に命令を強制するという凶悪なものであった。
しかし圧倒的な力の差を前に、なおティナ達は戦意を失わない。
再び地を蹴り駆け出す。
「いきます。『蛇』それに『柱』!」
天霊眼を輝かせたティナの元から、小さな蛇状の火が飛ぶ。加えてバイサールの下からは勢いよく火柱が上がる。
超短縮詠唱、もはや詠唱ではなく象形そのものを唱えるだけでそれを魔法として現界させる。
自然の魔力を視覚し、更に隆人との鍛錬によって最近では天霊眼を使わずとも簡易的な聖炎を使えるようになったティナだが、これだけは「天霊眼」無しではできない。意思を形にする魔法、それこそが精霊の魔法で、本来の魔法の姿である。
蛇は追尾性の魔法、火柱は座標固定型の魔法。それにこの速度ならば命令によって操られて同士討ちすることはない。
「なるほど、だが甘い」
「なっ、かわされた」
無軌道に天を泳ぎ迫る複数の蛇と真下より突き上げる柱。その両方をバイサールは曲芸のような飛行で回避する。
爆炎をくぐり抜けながら、ティナに迫る。
「まずお前から死ね」
「『壁』!」
振るわれた暗夜の剣をティナが組んだ聖炎の壁が阻む。黒い魔力と精霊の炎がぶつかり合い火花を散らす。
「ロロノたちもいるのです!」
「忘れてもらっては困るぞ」
拮抗し動きの止めたバイサールに左右から飛びかかるロロノとシルヴィア。
「魔力槍なのです」
「せやっ」
地を踏みしめる2人。息を合わせたかのような同時攻撃。魔力の込められた槍と
「甘いって言ってんだろぉ」
「きゃぁなのです」
「これでも通じぬか」
両者の完璧な連携、しかしそれでもバイサールには通じない。壁とぶつかっていた暗夜の剣を引き、その剣でシルヴィアの抜剣術を受け止める。
更に同時に左手で魔力の塊を放ち、ロロノの魔力槍の一撃と相殺する。
「でも、これで両手は使えませんよ!『ーー」
「汝に命ずる"黙れ"」
「ーーe』んんんっ」
炎弾、そう唱えようとしたティナだが、その寸前にバイサールの制言が発動、魔法名を言うことができない。
「んんんっん!(それなら無詠唱で!)」
「させるかよ」
「かはっ」
無詠唱に切り替えて発動しようとするティナだがそれより一歩早くバイサールの水平蹴りがティナの胴を襲う。
重たい一撃にティナが肺の空気を一気に吐き出しながら一直線に木の一本へと激突する。。
「お前らも一緒に吹き飛べ。『黒渦』」
「「きゃぁぁぁ」」
ティナを蹴り飛ばすと同時、受け止めていた左右の剣と槍。シルヴィアとロロノに向けて、バイサールの両手から膨大な魔力が放たれる。
黒い魔力は渦を成し、2人の体が軽々と吹き飛ぶ。
そんなバイサールの体に、今度は地面から水が溢れ出し絡みつく。
「『水精の縄、邪を縛り封じる鎖』〈水縛〉」
「今度は貴様か、ハイリヒ・バルバロイ」
「動きを封じた、今度こそ仕留めるぞ。『森の裁きーー荊の園』」
先ほどのティナ、シルヴィア、ロロノの攻撃の間に死角へと回り込んでいた里長。「水縛」で動きを封じたバイサールへ、何本もの茨が殺到する。
「確かに、いい線いってるが……ふんっ」
「なっ、水縛があれほど容易く」
「言ったろ?格が違うって」
魔力を内側から放ち、その圧力でもって水縛の魔法を破る。すぐさま横に飛び、襲い来る茨をかわす。いまだ何本か残っているが。
「汝に命ずる"己を攻撃せよ"」
「また体が……そんな事もできるのか」
「同士討ちだってできるんだ。自滅させるのだって俺様には思いのままさ」
そう言ってニヤリと笑うバイサール。方向転換した茨達が里長へと襲いかかる。
何とか飛び退いた里長だが、茨をかわしきれずに切り裂かれ鮮血が舞う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「くぅぅぅ……。声は出せるようですね」
木に叩きつけられたティナが呻きながら起き上がる。先ほどの"黙れ"の制言の効果は既に切れているようである。しかしダメージはかなりのものであり、「天霊眼」と魔法の連続使用でMPの方もかなり消費している。
「念のための予備でしたが、正解でした」
ステータス画面をちらりとみて消耗を確認したティナが装備の内に付けていたポーションを取り出し服用する。ストレージ持ちの隆人が近くにいない時のために数本用意している予備が役に立った。
ちなみに、現在のティナの防具は出会った当時の騎士鎧と 異なり、服系防具を主体とした軽い物である。現在の魔法と剣を織り交ぜた速攻スタイルには軽装備が合うからであるが、それでもかなり質の良いものを選んでいるので、防御力は見た目以上である。
そしてその服は特別製で、内側にアンプルをいくつか入れられるようになっている。もちろん激しい戦闘で破損しないようにされている万端ぷりである。
HPポーションとMPポーションの両方を飲み干しながら、戦況を観察する。
「制言、魔力の込められた声で相手に命令し強制的に行動させる。攻撃にも防御にも、強力なスキルです……。それにあの人自身の実力も相当、先ほどもロロノとシルヴィアの同時攻撃を簡単に捌いて………」
そこまで言葉にしたところで、ティナが違和感を感じる。相手に絶対の命令ができるのであれば、2人の攻撃を受け止める必要などない。いや、そもそも戦闘すら必要がない。それこそ4人を同士討ちさせ自らは高みの見物をしていれば済む話である。
だがしなかった。いやできなかった?
思考を加速させる。記憶をたどりながら違和感を確信へと結実させていく。
「それなら……!」
回復が終わると同時、1つの結論が形になる。
そして再び戦場へと駆け出した。
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「『飛斬』!」
「『森の裁きーー爆種の雨』」
シルヴィアが刀を抜いた状態で数振い。魔力の込められた斬撃の軌跡がそのまま斬撃になり、バイサールへと飛ぶ。
更に、里長が周囲の枝を伸ばしてバイサールを追う。その枝にパッと揃い付いた種子が飛び散りその1つ1つが爆発する。バイサールの姿が爆煙に包まれる。
「暗夜の剣」
爆煙が中心から放たれた黒い魔力の波動によって晴らされる。バイサールが無傷で姿を見せる。
「これでも傷1つつかないとは」
「なんてやつだ」
里長とシルヴィアが息を飲む。すでに2人ともかなりボロボロの体である。
「まだ諦めないのか。全く呆れたものだ」
肩を竦めるような仕草を見せるバイサール。そして両手に魔力を溜め、次の攻撃へ備える里長とシルヴィア2人に向け放つ。
「『聖炎弾』」
飛んできた輝く炎球が魔力弾と激突し弾ける。
「諦めませんよ!エルフの里を救うために」
聖炎とともに飛び出したティナが地を蹴りバイサールへと迫る。
「懲りねえな。命ずる"止まれ"」
「『壁』」
「何?」
飛びかかるティナに制言による静止を命令するバイサール。その直前ティナが天霊眼で聖炎の壁を作る。その大きさはさっきのよりも小さく、ティナの体をギリギリ被さる程度である。
だが、なぜかギアスによる静止は効かず、ティナは動けている。そのまま近くの木に着地する。
「貴方の制言にはいくつか制言があります。1つは対象となる相手の姿を視ている必要があるという事。こうして発動の瞬間に遮るものがあればスキルは無効になります。
そしてもう一つ。」
「はぁぁぁっなのです!」
バイサールの背後に現れる影。ティナに一瞬意識が向いている隙に接近していた。
肉薄し銀羽槍をバイサールへと繰り出す。
「ちぃっ、"止まれ"!」
「うごけない、のです…….」
ロロノが槍を突き出す寸前の姿勢で固まる。一瞬だけ焦りを見せたバイサールが一転して嘲笑を見せる。
「発動句が必要だと思ったか?残念だったな、俺様はMPの余剰使用で発動句を省略できるんだよ」
「いえ、それは想定内です。貴方の魔力の流れからその可能性は感じていましたから。それよりも」
ロロノが制言によって動きを止められる前にティナは動いていた。足場を蹴りバイサールへと急接近する。
「貴方のスキルのもう一つの制限、それは対象が一つのみであるという点。つまり、1人に制言を発動している間は他の対象へは使用不可なこと」
「この獣人を静止している間は他の者を止められない、確かに事実だ。だがお前ごとき俺様の暗夜の剣で……何っ!?」
剣を片手に振り向こうとするバイサール。だがその動きが硬直する。
ー皇族権限ー
「……私も使えるんです、相手の動きを止めるスキル。と言っても止められるのは僅かな時間のみですが、でも今はそれで十分です」
バイサールの目が見開かれる。ティナの皇族権限で相手を拘束できるのは1秒。だがこの戦闘において1秒は大きな意味を有する。
「やっと捉えました。『魔力剣・炎』!!」
聖炎の魔力を帯びた剣がバイサールを切り裂いた。
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