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第5章 森王動乱
黒衣の扇動者
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隆人とラルフによる戦闘。異次元で行われるその戦闘に、魔力弾による横槍が入れられる。
そして不快げな声と共にその魔力弾が放たれた方向から、黒衣の人影が現れた。周囲の者たちの視線がそちらに集中する。
隆人だけは正面のラルフに視線を向けて警戒を怠っていないが。
しかし森王ラルフは先程までとは打って変わり、その動きを止めている。
「黒装束!?まさか、成人の儀の時の!」
その姿を見て、ティナが叫ぶ。そして、同時に蘇る記憶。先日、レティシアの森にて突如現れた全身を真っ黒な装束に包んだ男が、怪物と化したガイルの肉塊を掻っ攫っていった。
隆人達も抵抗したが、隆人が既に身体強化・Ⅶの発動後で相当に動きが鈍っていたとはいえ、精霊の魔法を得たティナにロロノ、隆人の3人がかりでも全く相手にならなかった。
しかも、その男はティナの姉であったエリザベートを五年前に殺害した仇である可能性もある。そんな男と同じ黒装束の男を前に警戒心を露わにする。
「ティナさま、この人はちがうのです」
「ロロノ?違うとは」
「このまえの人とこのくろい人、においが別人なのです」
ティナの隣にいたロロノが真剣な顔で首を振る。獣人特有の高い嗅覚でにおいを判別したのだろう。ちらりとティナが隆人を見ると、彼も気配で同様の事を感じたのであろう。視線をラルフに向けたまま頷く。
そして視線はそのまま口を開いた。
「何者なのかな?いきなり攻撃してくるなんて、味方ではないようだけど」
「……何者だと?それはこちらの台詞だ。このバイサール様の邪魔をしやがって、お前達がいなければ今頃エルフ族と霊樹アトムは滅びていたはずだったのだ」
バイサールと名乗ったその男が吐き捨てるように言う。そして苛立ちを見せながらその黒衣を脱ぎ捨てる。
「その姿……まさか、貴様は魔族か!」
淡い赤色の肌に頭には二本の角、背中には悪魔を連想させる黒い翼、纏っていた黒き衣の中にあったその者は人型でありながら、およそ普通の人間とはかけ離れたその姿。エルフ族や獣人族も人間族とは少し違った外見をしているが、そんな比ではない。もっと禍々しい何か。
そんな姿に、里長が驚きを発する。
「馬鹿な、貴様ら魔族は遥か太古に我々エルフや精霊、人間族らの手によって完全に絶滅したはずなのだぞ!」
「その通りだ、流石長命なエルフ族だけあってよく知っている。我ら魔族は忌々しい多種族によって滅ぼされた。だが完全にじゃない。魔族はその存在を隠しながら力を蓄え続けていた」
周囲にいる全ての者を睨みつけながらバイサールが話す。その目その声に並々ならない怨恨が込められている。
「しかしそれもまもなくだ。もうすぐこの世界は闇に染まる。先ずは手始めに邪魔な世界樹の枝であるこの霊樹アトムとそれを護るエルフ族を滅ぼすのだ。その為にこの大森林の王たる怪物を何重にもかけた隷属魔法で自我を奪い従わせ、エルフ族の里を襲わせたのだからな」
バイサールから語られた言葉。今この第森林で起きている森王の凶変と率いられた魔物によるエルフ族の里への襲撃、その全てがこのバイサールによって、魔族によって仕組まれたものであるという事実。
それはこの場にいるもの達にとっては驚愕に値するものであった。
「何をしている、"早くその男を殺せ"」
「ーーーーー!!」
「くっ、また動き出したねっ」
バイサールがラルフに命を下す。するとそれまで一時動きを止めていたラルフが再び動きだす。
隆人もすかさず反応し、青いオーラをたなびかせながらラルフを迎え撃つ。既に先程までの傷は自己修復と「ヒール」によって双方共に回復済みであり、完全な仕切り直しでの戦闘再開である。
「バイサール、と言ったな」
「ん?」
すぐ近くで爆風や魔力が吹き荒れる中、里長が鋭い声を発する。
「お主が、この全ての惨状の元凶、なのだな」
「そうだと言っただろう。だからどうした?」
「……許しがたい。同胞と自然の、命を奪った報いを受けよ。貴様を滅する!『森の裁き』」
里長が怒りの形相と共に式句を唱える。すると森がざわりと蠢く。そしてバイサールの近くにあった木々から枝が伸び、彼を突き刺す。
しかしバイサールは寸前でその身を翻し、枝から逃れていた。
「エルフの族長、英雄ハイリヒ・バルバロイ。計画では一応警戒していたが、木々を操るスキルか、中々に面白いものを持ってんな」
「余裕でいられるのも、今のうちだ魔族」
里長とバイサールとの間にも戦闘の気配が漂う。その様子をみた隆人が、ラルフとの戦闘を継続しながら、声を上げる。
「ティナ、ロロノ。森王ラルフは俺に任せて、2人は里長と一緒にあのバイサールって魔族の方を頼んだよ!」
「リュートさま……わかったのです!」
「里長様、私たちも微力ながらお手伝いさせてもらいます」
「お主達か、感謝する。君達も戦ってくれるのであれば心強い」
ティナとロロノの参戦に、里長が喜びを見せる。バイサールは強者、それは里長も既に理解している。ここでティナやロロノという強力な戦力が自らに助力してくれるというのは非常に心強い。
「里長様、私も僭越ながら助力させていただきます」
「おぉ、シルヴィア騎士団長もか」
さらにもう一つの声、エルフの騎士団であるティナが名乗りをあげたのだ。
「カイルク、騎士団の後の指揮は任せる。皆を安全な距離まで後退させてくれ」
「ですか、シルヴィア団長と里長様を置いて逃げるなどできるわけないでしょう」
「今はそんなことを言っている場合ではない。それに、みてみろ」
シルヴィアがカイルクの視線を誘導する。そちらをみると、茂る木の間から魔物たちの姿が見えた。
ラルフの登場とともにぱったりと途絶えた魔物の進行だが、再び動きだしたようである。
「魔物の進行が再開した。副団長と騎士団にはそっちを任せたい。里を守護してくれ」
「……わかりました。騎士団は私が預かります、団長、ご武運を」
うむ、とシルヴィアが頷き、カイルクがエルフ達に指示を飛ばす。
戦闘の激化に浮き足立っていた兵士達もカイルクの指示のもと、素早く戦闘の中心地からは距離を取りつつ、各隊が魔物へと対応していく。
それをみて満足げに笑ったシルヴィアが、里長の隣へと並びバイサールに視線を向ける。
「他の魔物達は騎士団に任せて、我々であのバイサールという魔族を倒しましょう」
「無論、森の平穏を乱したその行い、必ず贖わせようぞ」
「魔族……実物を見るのは初めてですが、エルフの皆様のために、負けられません」
「うでがなるのですー」
戦意と魔力をみなぎらせながら、4人8つの瞳がしっかりとバイサールを見据える。
「ふん、たかだか4人。有象無象がいくら集まろうとこの魔将バイサール様と『制言』の敵ではない」
バイサールは背中の黒い翼を広げ、宙へと浮かぶ。赤みがかった瞳を、眼下に並ぶ4人に向ける。
すぐ横では隆人とラルフの戦いも激しく繰り広げられている。既に隆人も「氷河の剣」を出し、二刀対大剣一本の戦いへとシフトしている。
入り乱れる青い線と白い線がぶつかり合い火花を散らしている。
エルフと魔物の激突、その戦況はまた新たな段階へと展開していく。
(異世界モノでありながら隆人の影響か肉弾戦の多い印象のあるのが密かな悩みです…….。バイサールはちょっとこれまでと違うタイプな敵になっています)
そして不快げな声と共にその魔力弾が放たれた方向から、黒衣の人影が現れた。周囲の者たちの視線がそちらに集中する。
隆人だけは正面のラルフに視線を向けて警戒を怠っていないが。
しかし森王ラルフは先程までとは打って変わり、その動きを止めている。
「黒装束!?まさか、成人の儀の時の!」
その姿を見て、ティナが叫ぶ。そして、同時に蘇る記憶。先日、レティシアの森にて突如現れた全身を真っ黒な装束に包んだ男が、怪物と化したガイルの肉塊を掻っ攫っていった。
隆人達も抵抗したが、隆人が既に身体強化・Ⅶの発動後で相当に動きが鈍っていたとはいえ、精霊の魔法を得たティナにロロノ、隆人の3人がかりでも全く相手にならなかった。
しかも、その男はティナの姉であったエリザベートを五年前に殺害した仇である可能性もある。そんな男と同じ黒装束の男を前に警戒心を露わにする。
「ティナさま、この人はちがうのです」
「ロロノ?違うとは」
「このまえの人とこのくろい人、においが別人なのです」
ティナの隣にいたロロノが真剣な顔で首を振る。獣人特有の高い嗅覚でにおいを判別したのだろう。ちらりとティナが隆人を見ると、彼も気配で同様の事を感じたのであろう。視線をラルフに向けたまま頷く。
そして視線はそのまま口を開いた。
「何者なのかな?いきなり攻撃してくるなんて、味方ではないようだけど」
「……何者だと?それはこちらの台詞だ。このバイサール様の邪魔をしやがって、お前達がいなければ今頃エルフ族と霊樹アトムは滅びていたはずだったのだ」
バイサールと名乗ったその男が吐き捨てるように言う。そして苛立ちを見せながらその黒衣を脱ぎ捨てる。
「その姿……まさか、貴様は魔族か!」
淡い赤色の肌に頭には二本の角、背中には悪魔を連想させる黒い翼、纏っていた黒き衣の中にあったその者は人型でありながら、およそ普通の人間とはかけ離れたその姿。エルフ族や獣人族も人間族とは少し違った外見をしているが、そんな比ではない。もっと禍々しい何か。
そんな姿に、里長が驚きを発する。
「馬鹿な、貴様ら魔族は遥か太古に我々エルフや精霊、人間族らの手によって完全に絶滅したはずなのだぞ!」
「その通りだ、流石長命なエルフ族だけあってよく知っている。我ら魔族は忌々しい多種族によって滅ぼされた。だが完全にじゃない。魔族はその存在を隠しながら力を蓄え続けていた」
周囲にいる全ての者を睨みつけながらバイサールが話す。その目その声に並々ならない怨恨が込められている。
「しかしそれもまもなくだ。もうすぐこの世界は闇に染まる。先ずは手始めに邪魔な世界樹の枝であるこの霊樹アトムとそれを護るエルフ族を滅ぼすのだ。その為にこの大森林の王たる怪物を何重にもかけた隷属魔法で自我を奪い従わせ、エルフ族の里を襲わせたのだからな」
バイサールから語られた言葉。今この第森林で起きている森王の凶変と率いられた魔物によるエルフ族の里への襲撃、その全てがこのバイサールによって、魔族によって仕組まれたものであるという事実。
それはこの場にいるもの達にとっては驚愕に値するものであった。
「何をしている、"早くその男を殺せ"」
「ーーーーー!!」
「くっ、また動き出したねっ」
バイサールがラルフに命を下す。するとそれまで一時動きを止めていたラルフが再び動きだす。
隆人もすかさず反応し、青いオーラをたなびかせながらラルフを迎え撃つ。既に先程までの傷は自己修復と「ヒール」によって双方共に回復済みであり、完全な仕切り直しでの戦闘再開である。
「バイサール、と言ったな」
「ん?」
すぐ近くで爆風や魔力が吹き荒れる中、里長が鋭い声を発する。
「お主が、この全ての惨状の元凶、なのだな」
「そうだと言っただろう。だからどうした?」
「……許しがたい。同胞と自然の、命を奪った報いを受けよ。貴様を滅する!『森の裁き』」
里長が怒りの形相と共に式句を唱える。すると森がざわりと蠢く。そしてバイサールの近くにあった木々から枝が伸び、彼を突き刺す。
しかしバイサールは寸前でその身を翻し、枝から逃れていた。
「エルフの族長、英雄ハイリヒ・バルバロイ。計画では一応警戒していたが、木々を操るスキルか、中々に面白いものを持ってんな」
「余裕でいられるのも、今のうちだ魔族」
里長とバイサールとの間にも戦闘の気配が漂う。その様子をみた隆人が、ラルフとの戦闘を継続しながら、声を上げる。
「ティナ、ロロノ。森王ラルフは俺に任せて、2人は里長と一緒にあのバイサールって魔族の方を頼んだよ!」
「リュートさま……わかったのです!」
「里長様、私たちも微力ながらお手伝いさせてもらいます」
「お主達か、感謝する。君達も戦ってくれるのであれば心強い」
ティナとロロノの参戦に、里長が喜びを見せる。バイサールは強者、それは里長も既に理解している。ここでティナやロロノという強力な戦力が自らに助力してくれるというのは非常に心強い。
「里長様、私も僭越ながら助力させていただきます」
「おぉ、シルヴィア騎士団長もか」
さらにもう一つの声、エルフの騎士団であるティナが名乗りをあげたのだ。
「カイルク、騎士団の後の指揮は任せる。皆を安全な距離まで後退させてくれ」
「ですか、シルヴィア団長と里長様を置いて逃げるなどできるわけないでしょう」
「今はそんなことを言っている場合ではない。それに、みてみろ」
シルヴィアがカイルクの視線を誘導する。そちらをみると、茂る木の間から魔物たちの姿が見えた。
ラルフの登場とともにぱったりと途絶えた魔物の進行だが、再び動きだしたようである。
「魔物の進行が再開した。副団長と騎士団にはそっちを任せたい。里を守護してくれ」
「……わかりました。騎士団は私が預かります、団長、ご武運を」
うむ、とシルヴィアが頷き、カイルクがエルフ達に指示を飛ばす。
戦闘の激化に浮き足立っていた兵士達もカイルクの指示のもと、素早く戦闘の中心地からは距離を取りつつ、各隊が魔物へと対応していく。
それをみて満足げに笑ったシルヴィアが、里長の隣へと並びバイサールに視線を向ける。
「他の魔物達は騎士団に任せて、我々であのバイサールという魔族を倒しましょう」
「無論、森の平穏を乱したその行い、必ず贖わせようぞ」
「魔族……実物を見るのは初めてですが、エルフの皆様のために、負けられません」
「うでがなるのですー」
戦意と魔力をみなぎらせながら、4人8つの瞳がしっかりとバイサールを見据える。
「ふん、たかだか4人。有象無象がいくら集まろうとこの魔将バイサール様と『制言』の敵ではない」
バイサールは背中の黒い翼を広げ、宙へと浮かぶ。赤みがかった瞳を、眼下に並ぶ4人に向ける。
すぐ横では隆人とラルフの戦いも激しく繰り広げられている。既に隆人も「氷河の剣」を出し、二刀対大剣一本の戦いへとシフトしている。
入り乱れる青い線と白い線がぶつかり合い火花を散らしている。
エルフと魔物の激突、その戦況はまた新たな段階へと展開していく。
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