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第5章 森王動乱
森王
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小高い丘に立ち眼下に広がる草原地帯を眺める隆人。その周囲を今までにないほど濃密な魔力が渦巻いている。
瞳孔は開き、集中力は極限を超える。
魔物達の群れは草原地帯を進み、その最後尾まで全てが草原地帯に姿を見せるとともに隆人の目は大きく見開かれる。
皆の注目が集中する中、隆人は朗々と魔法を紡ぎ出す。いつの間に取り出されたのか、その手には珍しく、いやティナやロロノ達にとっては初めて、杖が握られている。
「〈万象が一。現世遍く吹き、万物を包む大いなる風よ。今こそ其が操り手たる我が声に応えよ。呼び起こすは災嵐、敵を討ち滅ぼす破壊の刃。集束せよ、結実せよ、昇華せよ。天地を貫き全てを喰らう、暴虐の力をここに示せ〉ーー」
超長文詠唱。
高速機動での接近戦を主とする戦闘スタイルとその高レベルのステータスによって、殆どの魔法は無詠唱か詠唱短縮で発動してしまう隆人にとって、フルでの詠唱など滅多に行う事はない。
しかも、現在隆人は「転魔」の効果によって身体能力をMNDのステータスへと転化している為、より魔法制御能力が上がっている。
そんな状態でなお長い詠唱を必要とする。この魔法はそれほど高度な物なのだろう。
そんな魔法が、詠唱の終わりと共に完成する。
「ーー『テンペスト』」
隆人が魔法を唱えるとともに、周囲の雰囲気が変わる。辺りが暗くなり空気が重たく感じる。
鈍い音とが響き、魔物の群れに全方位から強風が吹き付ける。風は魔物の群れの中心でぶつかり合う。
そして次の瞬間。
"ドゴゥゥッッ"
爆発のような音と共に魔物の群れの中心に巨大な竜巻が出現する。まるで天を衝くかのような竜巻にその場にいた魔物達は巻き上げられ、無数の風の刃によって一瞬で切り刻まれる。
それだけに留まらず、竜巻へと吸い込むような強風によって、周囲にいた魔物達までもが竜巻へと巻き込まれていき、すぐに同じ運命をたどる。
それは空を飛ぶものとて例外ではなく。鳥のような魔物や、ハルピュイア達も竜巻へと吸い込まれ消えていく。
更に、竜巻の余波は真空波を生み、直撃を受けた魔物を切り飛ばしながら、辺りの草を地面ごと抉り取っていく。
隆人が生み出した巨大な竜巻はその場にあるもの全てに等しく破壊の風をもたらした。
「これが、リュート様の本気の魔法」
「……まるで天変地異じゃないか。一体どれほどの魔力と制御力を持ってすればこれほどの魔法を現実のものにできるのか。想像もつかない」
「す、すごいのです……」
隆人の魔法をその後ろから見ていたティナ、シルヴィア、ロロノの3人は、皆口を開けたまま呆然と目の前の出来事をみつめている。
隆人の人外さを知らないシルヴィアだけでなく、それなりに隆人の事を知りつつある2人ですら顔を青くしている事からもその驚きは伝わってくる。
「これも耐えきれないか」
「リュート様、杖が」
暴虐を尽くした竜巻が遂に霧散する。同時に隆人の持つ杖に亀裂が走り、すぐさま全体へと広がったのち、砕け散った。
驚くティナに、ひかし持ち主は特に驚いた様子はない。
「うん、この魔法は強力過ぎて杖が耐えきれないんだよ。だから使い捨てにしなきゃいけなくてね」
「使い捨て?だが先程の杖もかなり良質な物に見受けられたぞ?少なくとも我が騎士団の魔法師団の装備より質は上だ」
「迷宮深層産だからね。かなりの業物と言っていいとは思うよ。でもそれくらいの物でないと、そもそも発動前に分解しちゃって使い物にならないんだよ」
あくまで魔法の発動を制御する杖であるが、それはすなわち魔法発動の際、魔力が通るわけでありその圧力に耐えられなければ杖は内部から崩壊する。
魔法使用の為に作られた杖が本来その様な事にはならないのだが、隆人のように途方も無い魔力を持つ者がその大量の魔力を一気に注ぎ込むというのは相当の負荷である。
だからこそ一時的にでも隆人の魔力を受け止められないと使用不可能であるし、仮に魔力を受け止められるほどの杖であっても、膨大な魔力と大魔法発動の負荷によって壊れる為使い捨てにする。
なんとも贅沢な話である。
「リュート様、大陸中の魔法使いから恨まれそうですね」
「そう、だ……ね……」
ティナの冗談に笑う隆人、だがその体が突然崩れ落ちる。
「リュート様!?」
悲鳴のような声をあげながら隆人に近づいたティナが見ると、額には脂汗を浮かべ肩で呼吸をしている。明らかにいつもと違う。
「大丈夫だよ……。ははは、正直魔法は専門外とはいえ、やっぱりこの魔法はMP消費量がとんでもないな。『転魔』のデメリットの身体能力低下に加えて急激なMP枯渇による倦怠感、この感覚には全くと言っていいほど慣れないね」
そう言って、未だ消耗を隠せないまま隆人が笑う。魔法発動に必要なMPとは、血液のような感覚であり、一度に大量に消費すると貧血に近い倦怠感に襲われる。
また、身体強化派生「転魔」は身体能力をMNDにという真逆の転換をする為か発動後しばらくはステータスが半減するというデメリットがあり、それらがまとめて来た為に隆人は急激に弱ったのだ。
隆人ですら様々な制約を揃えた上でやっと放てる魔法、それが先ほどの『テンペスト』という魔法であり、まさに一撃必殺という様である。
「でも、効果はあったんじゃないかな」
「あぁ、あの竜巻で敵の魔物達は半数近くが倒れた。我らにとっては希望にもなり得る一撃だ」
そう言ってシルヴィアが眼下を見下ろす。隆人達3人も同様に視線を向ける。先程まで草原地帯であったそこは今やズタズタになった草むらの上夥しい数の魔物の残骸と塵芥が舞う荒地とかしていた。
「いやぁ、撃ったの自分だけどさ、これは中々えげつないね」
その光景を見て、隆人が苦笑いを浮かべる。元々は群れの中心部だけでも削ってちょっとした牽制になればいいとの考えでの行動であったが、予想以上の威力がでた。
この魔法をこれまで使ったのは迷宮の中だけであり、屋内では竜巻は規模が小さなかった。それを基準にしていた為、まさか屋外でここまでの巨大竜巻になるとは、思ってもみなかったのだ。
なんとも言い難い嬉しい誤算であったが、浮ついた空気感はすぐに帰ることになる。
「何か、いるのです」
塵芥飛ぶ元草原地帯を指差してロロノが言う。直後、塵芥の中から何かの影が飛び出して来た。
「ーーーーー!」
飛び出して来たのは巨体のオーガである。筋骨隆々の肉体に背負った巨大な大剣。
竜巻の中心近くにいたはずにもかかわらず体中に小さな切り傷が付いているがそれだけである。
「まさか!あの魔法をまともに食らって!?」
「かいふくしてるのです」
オーガの体中に付いた傷、それは少しずつ回復が始まっている。恐ろしいまでの生命力である。そんなオーガが、ふと視線を隆人達のいる高地に向ける。
瞬間、4人をゾワリとした感覚が襲う。
「…………森王」
そんな中でシルヴィアがポツリと呟く。その呟きは不思議とよく響いた。
「昔、ひいお爺様ーー先々代里長が言っていのだ。あのオーガは鋼の肉体と無限にも思える生命力、そして高い知性をその身に宿し、この森全ての生命の頂点に立つ存在、もはやオーガとは隔絶した別の存在であると。だからこそひいお爺様は、当時まだ森の魔物を支配して間もない頃の かのオーガに名前を付けた。大森林の王『森王ラルフ』と」
「森王ラルフ……か」
その言葉を噛みしめるように、隆人は再び視線をオーガーー森王ラルフへと向けた。
(章題やっと出てきました、この名前を出すタイミングを悩んだ結果ここに決まりました。これが正解なのかは未だわかりませんが……)
瞳孔は開き、集中力は極限を超える。
魔物達の群れは草原地帯を進み、その最後尾まで全てが草原地帯に姿を見せるとともに隆人の目は大きく見開かれる。
皆の注目が集中する中、隆人は朗々と魔法を紡ぎ出す。いつの間に取り出されたのか、その手には珍しく、いやティナやロロノ達にとっては初めて、杖が握られている。
「〈万象が一。現世遍く吹き、万物を包む大いなる風よ。今こそ其が操り手たる我が声に応えよ。呼び起こすは災嵐、敵を討ち滅ぼす破壊の刃。集束せよ、結実せよ、昇華せよ。天地を貫き全てを喰らう、暴虐の力をここに示せ〉ーー」
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しかも、現在隆人は「転魔」の効果によって身体能力をMNDのステータスへと転化している為、より魔法制御能力が上がっている。
そんな状態でなお長い詠唱を必要とする。この魔法はそれほど高度な物なのだろう。
そんな魔法が、詠唱の終わりと共に完成する。
「ーー『テンペスト』」
隆人が魔法を唱えるとともに、周囲の雰囲気が変わる。辺りが暗くなり空気が重たく感じる。
鈍い音とが響き、魔物の群れに全方位から強風が吹き付ける。風は魔物の群れの中心でぶつかり合う。
そして次の瞬間。
"ドゴゥゥッッ"
爆発のような音と共に魔物の群れの中心に巨大な竜巻が出現する。まるで天を衝くかのような竜巻にその場にいた魔物達は巻き上げられ、無数の風の刃によって一瞬で切り刻まれる。
それだけに留まらず、竜巻へと吸い込むような強風によって、周囲にいた魔物達までもが竜巻へと巻き込まれていき、すぐに同じ運命をたどる。
それは空を飛ぶものとて例外ではなく。鳥のような魔物や、ハルピュイア達も竜巻へと吸い込まれ消えていく。
更に、竜巻の余波は真空波を生み、直撃を受けた魔物を切り飛ばしながら、辺りの草を地面ごと抉り取っていく。
隆人が生み出した巨大な竜巻はその場にあるもの全てに等しく破壊の風をもたらした。
「これが、リュート様の本気の魔法」
「……まるで天変地異じゃないか。一体どれほどの魔力と制御力を持ってすればこれほどの魔法を現実のものにできるのか。想像もつかない」
「す、すごいのです……」
隆人の魔法をその後ろから見ていたティナ、シルヴィア、ロロノの3人は、皆口を開けたまま呆然と目の前の出来事をみつめている。
隆人の人外さを知らないシルヴィアだけでなく、それなりに隆人の事を知りつつある2人ですら顔を青くしている事からもその驚きは伝わってくる。
「これも耐えきれないか」
「リュート様、杖が」
暴虐を尽くした竜巻が遂に霧散する。同時に隆人の持つ杖に亀裂が走り、すぐさま全体へと広がったのち、砕け散った。
驚くティナに、ひかし持ち主は特に驚いた様子はない。
「うん、この魔法は強力過ぎて杖が耐えきれないんだよ。だから使い捨てにしなきゃいけなくてね」
「使い捨て?だが先程の杖もかなり良質な物に見受けられたぞ?少なくとも我が騎士団の魔法師団の装備より質は上だ」
「迷宮深層産だからね。かなりの業物と言っていいとは思うよ。でもそれくらいの物でないと、そもそも発動前に分解しちゃって使い物にならないんだよ」
あくまで魔法の発動を制御する杖であるが、それはすなわち魔法発動の際、魔力が通るわけでありその圧力に耐えられなければ杖は内部から崩壊する。
魔法使用の為に作られた杖が本来その様な事にはならないのだが、隆人のように途方も無い魔力を持つ者がその大量の魔力を一気に注ぎ込むというのは相当の負荷である。
だからこそ一時的にでも隆人の魔力を受け止められないと使用不可能であるし、仮に魔力を受け止められるほどの杖であっても、膨大な魔力と大魔法発動の負荷によって壊れる為使い捨てにする。
なんとも贅沢な話である。
「リュート様、大陸中の魔法使いから恨まれそうですね」
「そう、だ……ね……」
ティナの冗談に笑う隆人、だがその体が突然崩れ落ちる。
「リュート様!?」
悲鳴のような声をあげながら隆人に近づいたティナが見ると、額には脂汗を浮かべ肩で呼吸をしている。明らかにいつもと違う。
「大丈夫だよ……。ははは、正直魔法は専門外とはいえ、やっぱりこの魔法はMP消費量がとんでもないな。『転魔』のデメリットの身体能力低下に加えて急激なMP枯渇による倦怠感、この感覚には全くと言っていいほど慣れないね」
そう言って、未だ消耗を隠せないまま隆人が笑う。魔法発動に必要なMPとは、血液のような感覚であり、一度に大量に消費すると貧血に近い倦怠感に襲われる。
また、身体強化派生「転魔」は身体能力をMNDにという真逆の転換をする為か発動後しばらくはステータスが半減するというデメリットがあり、それらがまとめて来た為に隆人は急激に弱ったのだ。
隆人ですら様々な制約を揃えた上でやっと放てる魔法、それが先ほどの『テンペスト』という魔法であり、まさに一撃必殺という様である。
「でも、効果はあったんじゃないかな」
「あぁ、あの竜巻で敵の魔物達は半数近くが倒れた。我らにとっては希望にもなり得る一撃だ」
そう言ってシルヴィアが眼下を見下ろす。隆人達3人も同様に視線を向ける。先程まで草原地帯であったそこは今やズタズタになった草むらの上夥しい数の魔物の残骸と塵芥が舞う荒地とかしていた。
「いやぁ、撃ったの自分だけどさ、これは中々えげつないね」
その光景を見て、隆人が苦笑いを浮かべる。元々は群れの中心部だけでも削ってちょっとした牽制になればいいとの考えでの行動であったが、予想以上の威力がでた。
この魔法をこれまで使ったのは迷宮の中だけであり、屋内では竜巻は規模が小さなかった。それを基準にしていた為、まさか屋外でここまでの巨大竜巻になるとは、思ってもみなかったのだ。
なんとも言い難い嬉しい誤算であったが、浮ついた空気感はすぐに帰ることになる。
「何か、いるのです」
塵芥飛ぶ元草原地帯を指差してロロノが言う。直後、塵芥の中から何かの影が飛び出して来た。
「ーーーーー!」
飛び出して来たのは巨体のオーガである。筋骨隆々の肉体に背負った巨大な大剣。
竜巻の中心近くにいたはずにもかかわらず体中に小さな切り傷が付いているがそれだけである。
「まさか!あの魔法をまともに食らって!?」
「かいふくしてるのです」
オーガの体中に付いた傷、それは少しずつ回復が始まっている。恐ろしいまでの生命力である。そんなオーガが、ふと視線を隆人達のいる高地に向ける。
瞬間、4人をゾワリとした感覚が襲う。
「…………森王」
そんな中でシルヴィアがポツリと呟く。その呟きは不思議とよく響いた。
「昔、ひいお爺様ーー先々代里長が言っていのだ。あのオーガは鋼の肉体と無限にも思える生命力、そして高い知性をその身に宿し、この森全ての生命の頂点に立つ存在、もはやオーガとは隔絶した別の存在であると。だからこそひいお爺様は、当時まだ森の魔物を支配して間もない頃の かのオーガに名前を付けた。大森林の王『森王ラルフ』と」
「森王ラルフ……か」
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