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第5章 森王動乱
ぶらり里歩き
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隆人達を歓迎する宴は夜遅くまで続き、大きな賑わいを見せた。そして一晩が明ける。
「ふわ……もう朝か。結局ほとんど眠れなかったな」
隆人がベッドの上から窓の外を眺めて伸びを1つする。あれから里長や料理長のシメウ、他にも様々なエルフ達が続々と隆人の、里の救世主となるやもしれぬ者の顔を見に来た。
隆人としても様々なエルフ達と話す機会というのら得難いものであり、この里の事だけでなくエルフという種について、そして逆に隆人について言葉を交わしているうちにどんどんと時間は過ぎていった。
ちなみにティナとロロノはすぐに限界を迎えて、眠気まなこをこすりながら、部屋へと案内されていった。
コンコン
「リュート様?いらっしゃいますか?」
「おはようなのです!」
と、そんなことを考えているとちょうど狙ったかのように隆人のいる部屋の扉がノックされ、外から当人達の声がきこえてくる。
ティナ達の部屋は隆人の部屋の隣であり、里の至る所に伸びる巨木のうちの一本、そのうろにある未使用の一室、宴会の間に里長が手配してくれた。
元より外部からの観光客を想定していないエルフの里には宿泊宿というものが1つもない。なので里長が誰も使用していない部屋を隆人達の滞在している間の仮の宿として提供してくれたのだ。
幸いにも広い規模を持つエルフの里はその大きさに対して、住民たるエルフの数は少ない。その為住居にはかなりの余裕があり隆人達が借りるのになんら支障はなかった。
隆人は外で待つティナ達に少しだけ待つように伝え、ベッドから体を抜け出す。そして着ていた簡易着を脱ぎ、ストレージから外出着を取り出し、そそくさと着替える。
準備を整えたところで扉を開けた。
「2人ともおはよう。昨日はよく眠れたかい?」
「すやすやだったのです!」
「はい、私たちは宴会を早く上がらせてもらえたので。正直、昨日はかなり疲れが溜まっていたので助かりました」
たしかに、昨日は不慣れな森での長時間移動に加えて、里長との謁見、そのまま宴会へと、元々体力の化け物である隆人はともかく、ティナやロロノには心身ともに疲労が蓄積していたのだろう。
昨日、2人がすぐに眠気に襲われたのにはそのような事情もあったのであろう。
「元気になったのであればよかったよ。それじゃあ今日の鍛錬といこうか。人気の少なくてそれなりにスペースがある場所、昨日のうちに里長さんにいい場所を聞いておいたからね」
隆人の行なっている朝の鍛錬。先日その行動がティナとロロノに見つかってからは、一緒に行うようになった。
2人にとってはもっと強くなる機会であるのはもちろんであるが、隆人にとっても2人が実力も増すのはパーティの仲間として必要な事であり、また他人に教える事で自分を客観的に見ることができるという意味でも有意義であると続けている。
時間も2人が参加するので以前の日の出前から太陽が顔を出してからに変更している。
旅の間続けていたその鍛錬を、このエルフの里でも途切れず続けたいと考えた隆人が昨日の宴会の折に里長に手頃な場所がないかどうか相談していたのだ。
「おぉ、お主達か、早起きだな」
「里長さんか、里長さんこそ遅くまで宴会があったのに」
軽く声をかけながら里長がやってくる。
「年寄りは朝が早いのだ。それよりお主達、昨日言っていた鍛錬に向かうのだろう?」
「そのつもりだけど。どうかしたのかな?」
「いや、それが終わったら里を回ってみたらどうかと思ってな。監視達の報告によれば魔物達はまだ近くには来ていないようなのでな。今のうちに里の皆と顔を合わせておくといい」
「……なるほどね、わかったよ、そうさせてもらう」
隆人としても里長の提案は一考の価値があると考える。エルフ族の里は一度通るときにちらりとみてはいるが気になってはいた。
鍛錬の後であれば時間に余裕があるし、里長が大丈夫だというのであれば一時依頼を忘れて里を見て回るのはいい案であるように思えた。
(まぁ、里に愛着を持たせて依頼を反故にさせづらくさせるっていう意味もあるんだろうね)
ある程度、内心に秘められたものも感じながら、隆人も笑顔で頷いた。
「えっと、里長さんに聞いたのはこの辺りだったね」
「確かにここならあまり人もいませんしかなり広いのでちょうどいいですね」
隆人達がやってきたのは里の中央から少し離れた場所にある少々入り組んだところにある窪地であり、里の結界内ではあるがあたりには巨木や建物は見当たらない。
里長の話によれば、昔はここにも一本木が生え人がいたが、場所が場所だけに手が回らず人が寄り付かなくなり、やがて木も枯れてなくなった結果このような場所が生まれたのだそうだ。
「さて、じゃあ始めようか」
「とっくんなのですー」
「まずは素振りからですね」
隆人の言葉を合図に3人が互いに少し距離を取り、素振りを始める。最初は同じ動きを繰り返し、次第に複雑な動きに変化する。基本的な動きからフェイントなどを挟みながらの実践的な動きへとシフトする。
「よし、じゃあいつも通りティナとロロノ2人で組手してみようか」
「「はい」なのです!」
一通り素振りを終えると今度は組手形式で行う。
ティナとロロノがお互いに練習用の木剣と木槍で打ち合うのだ。もちろん木製とは言えまともに当たれば怪我をしかねないので、直撃はしないように寸止めを基本としている。
それでも実践的な試合であり、お互い試行錯誤をしながら攻防を繰り返す。
そしてそこから少し離れたところで隆人はイメージした見えない敵を相手に切り結ぶ。
この時間は相変わらず続けており隆人の鍛錬の根幹を成すものである。
「身体強化っ!」
更に最近では身体強化をも織り交ぜながらに進化している。ここまで来ると流石に危険を感じて組手をしていた2人も手を止め距離を取る。
そして隆人の体捌きに目を凝らしながら参考にできる部分を吸収していくのだ。
「ふぅ……、今日はこのくらいでいいかな」
最後の一撃を空中に決め、隆人が満足そうに鍛錬の終わりを告げる。ここまでが日課として続いているのである。
「さて、鍛錬も終わった事だし、里長さんに言われた通り、このまま少し里の方を散策しようか」
「さんせいなのです!」
「わたしもエルフの生活は気になります」
そうして、休息を挟んだ後、3人は里の散策へと繰り出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「冒険者ギルドはないのは予想してたけど、武器防具屋もないんだね」
「そもそもここでは冒険者という職業もありませんからね」
賑わいを見せる里の市場区画の中を視線を左右に向けては歩みを進めながら、言葉を交わす。
外界との関わりがないエルフ族には冒険者制度というものがない。
それではどうするのかと言うと、武力を必要とする際にはエルフの里の騎士団が派遣され、武力が必要ない場合はお互いの助け合いで問題を解決する。いわばエルフの里というコミュニティ全体が互助団体のような体をなしているのである。
「でも、飲食店などのお店は存在するのですね」
「どれもおいしそうなのです」
「そうですね、見たことのない品も多くてとても興味深いです」
冒険者に対する商売である武器屋防具屋、鍛冶屋などの類は存在しない。騎士団達の装備は団で保有するものであり、手入れなどを担当する団員も存在する。わざわざ里の市場まで来て買い揃える必要などないのだ。
そして買うものが居なければ店が出されないのも当然であろう。
それとは別によろず屋のような形で一般的な狩用の弓矢や簡易的な回復薬を売るお店はちらほらと存在するが、あくまで顧客は里の中のエルフ達でありその需要は予想できる通りである。
RPGで言えばエルフの里はそこにしかない珍しい装備を売るお店があることが多い事もあり、隆人は現実的に納得はしているものの少し落胆気味である。
だが逆に衣や食のお店は充実している。様々な服飾関係のお店や食堂のようなお店が多く立ち並んでいる。
また、肉を売る店や野菜らしきものも売られている。このあたりは他の町と同じような光景である。
硬貨も普通に出回っている。おそらく外に出たエルフ達が持ち帰ったものなのであろうが、硬貨による交渉よりもブツブツ交換による商いが見られた。
どちらかといえば硬貨は現物での交換がすぐにできない時の保険といった感じである。
この里はまさに1つの里で世界が完結しているのである。外からの入手がない以上必要なものは里と森から生み出し、足りないものを交換で補う。そしてお互い協力をする。
その構造形態は隆人にとっても非常に興味深いものであった。
そしてエルフの人達も人当たりがよく、話かければ笑顔を返してくる。隆人達人間族が珍しいというのもあるが、それ以上に種族としての気質があるのだろう。
里を救うという依頼に対する隆人の気持ちが一段と強まったところで、
「魔物だ!魔物が襲撃してきたぞ!」
切羽詰まった声が里中に響き渡った。
(各話タイトルなるべく被らないように考えてはいるのですが、語彙力がたりなくてなかなか浮かばないことが多いんです汗)
「ふわ……もう朝か。結局ほとんど眠れなかったな」
隆人がベッドの上から窓の外を眺めて伸びを1つする。あれから里長や料理長のシメウ、他にも様々なエルフ達が続々と隆人の、里の救世主となるやもしれぬ者の顔を見に来た。
隆人としても様々なエルフ達と話す機会というのら得難いものであり、この里の事だけでなくエルフという種について、そして逆に隆人について言葉を交わしているうちにどんどんと時間は過ぎていった。
ちなみにティナとロロノはすぐに限界を迎えて、眠気まなこをこすりながら、部屋へと案内されていった。
コンコン
「リュート様?いらっしゃいますか?」
「おはようなのです!」
と、そんなことを考えているとちょうど狙ったかのように隆人のいる部屋の扉がノックされ、外から当人達の声がきこえてくる。
ティナ達の部屋は隆人の部屋の隣であり、里の至る所に伸びる巨木のうちの一本、そのうろにある未使用の一室、宴会の間に里長が手配してくれた。
元より外部からの観光客を想定していないエルフの里には宿泊宿というものが1つもない。なので里長が誰も使用していない部屋を隆人達の滞在している間の仮の宿として提供してくれたのだ。
幸いにも広い規模を持つエルフの里はその大きさに対して、住民たるエルフの数は少ない。その為住居にはかなりの余裕があり隆人達が借りるのになんら支障はなかった。
隆人は外で待つティナ達に少しだけ待つように伝え、ベッドから体を抜け出す。そして着ていた簡易着を脱ぎ、ストレージから外出着を取り出し、そそくさと着替える。
準備を整えたところで扉を開けた。
「2人ともおはよう。昨日はよく眠れたかい?」
「すやすやだったのです!」
「はい、私たちは宴会を早く上がらせてもらえたので。正直、昨日はかなり疲れが溜まっていたので助かりました」
たしかに、昨日は不慣れな森での長時間移動に加えて、里長との謁見、そのまま宴会へと、元々体力の化け物である隆人はともかく、ティナやロロノには心身ともに疲労が蓄積していたのだろう。
昨日、2人がすぐに眠気に襲われたのにはそのような事情もあったのであろう。
「元気になったのであればよかったよ。それじゃあ今日の鍛錬といこうか。人気の少なくてそれなりにスペースがある場所、昨日のうちに里長さんにいい場所を聞いておいたからね」
隆人の行なっている朝の鍛錬。先日その行動がティナとロロノに見つかってからは、一緒に行うようになった。
2人にとってはもっと強くなる機会であるのはもちろんであるが、隆人にとっても2人が実力も増すのはパーティの仲間として必要な事であり、また他人に教える事で自分を客観的に見ることができるという意味でも有意義であると続けている。
時間も2人が参加するので以前の日の出前から太陽が顔を出してからに変更している。
旅の間続けていたその鍛錬を、このエルフの里でも途切れず続けたいと考えた隆人が昨日の宴会の折に里長に手頃な場所がないかどうか相談していたのだ。
「おぉ、お主達か、早起きだな」
「里長さんか、里長さんこそ遅くまで宴会があったのに」
軽く声をかけながら里長がやってくる。
「年寄りは朝が早いのだ。それよりお主達、昨日言っていた鍛錬に向かうのだろう?」
「そのつもりだけど。どうかしたのかな?」
「いや、それが終わったら里を回ってみたらどうかと思ってな。監視達の報告によれば魔物達はまだ近くには来ていないようなのでな。今のうちに里の皆と顔を合わせておくといい」
「……なるほどね、わかったよ、そうさせてもらう」
隆人としても里長の提案は一考の価値があると考える。エルフ族の里は一度通るときにちらりとみてはいるが気になってはいた。
鍛錬の後であれば時間に余裕があるし、里長が大丈夫だというのであれば一時依頼を忘れて里を見て回るのはいい案であるように思えた。
(まぁ、里に愛着を持たせて依頼を反故にさせづらくさせるっていう意味もあるんだろうね)
ある程度、内心に秘められたものも感じながら、隆人も笑顔で頷いた。
「えっと、里長さんに聞いたのはこの辺りだったね」
「確かにここならあまり人もいませんしかなり広いのでちょうどいいですね」
隆人達がやってきたのは里の中央から少し離れた場所にある少々入り組んだところにある窪地であり、里の結界内ではあるがあたりには巨木や建物は見当たらない。
里長の話によれば、昔はここにも一本木が生え人がいたが、場所が場所だけに手が回らず人が寄り付かなくなり、やがて木も枯れてなくなった結果このような場所が生まれたのだそうだ。
「さて、じゃあ始めようか」
「とっくんなのですー」
「まずは素振りからですね」
隆人の言葉を合図に3人が互いに少し距離を取り、素振りを始める。最初は同じ動きを繰り返し、次第に複雑な動きに変化する。基本的な動きからフェイントなどを挟みながらの実践的な動きへとシフトする。
「よし、じゃあいつも通りティナとロロノ2人で組手してみようか」
「「はい」なのです!」
一通り素振りを終えると今度は組手形式で行う。
ティナとロロノがお互いに練習用の木剣と木槍で打ち合うのだ。もちろん木製とは言えまともに当たれば怪我をしかねないので、直撃はしないように寸止めを基本としている。
それでも実践的な試合であり、お互い試行錯誤をしながら攻防を繰り返す。
そしてそこから少し離れたところで隆人はイメージした見えない敵を相手に切り結ぶ。
この時間は相変わらず続けており隆人の鍛錬の根幹を成すものである。
「身体強化っ!」
更に最近では身体強化をも織り交ぜながらに進化している。ここまで来ると流石に危険を感じて組手をしていた2人も手を止め距離を取る。
そして隆人の体捌きに目を凝らしながら参考にできる部分を吸収していくのだ。
「ふぅ……、今日はこのくらいでいいかな」
最後の一撃を空中に決め、隆人が満足そうに鍛錬の終わりを告げる。ここまでが日課として続いているのである。
「さて、鍛錬も終わった事だし、里長さんに言われた通り、このまま少し里の方を散策しようか」
「さんせいなのです!」
「わたしもエルフの生活は気になります」
そうして、休息を挟んだ後、3人は里の散策へと繰り出した。
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「冒険者ギルドはないのは予想してたけど、武器防具屋もないんだね」
「そもそもここでは冒険者という職業もありませんからね」
賑わいを見せる里の市場区画の中を視線を左右に向けては歩みを進めながら、言葉を交わす。
外界との関わりがないエルフ族には冒険者制度というものがない。
それではどうするのかと言うと、武力を必要とする際にはエルフの里の騎士団が派遣され、武力が必要ない場合はお互いの助け合いで問題を解決する。いわばエルフの里というコミュニティ全体が互助団体のような体をなしているのである。
「でも、飲食店などのお店は存在するのですね」
「どれもおいしそうなのです」
「そうですね、見たことのない品も多くてとても興味深いです」
冒険者に対する商売である武器屋防具屋、鍛冶屋などの類は存在しない。騎士団達の装備は団で保有するものであり、手入れなどを担当する団員も存在する。わざわざ里の市場まで来て買い揃える必要などないのだ。
そして買うものが居なければ店が出されないのも当然であろう。
それとは別によろず屋のような形で一般的な狩用の弓矢や簡易的な回復薬を売るお店はちらほらと存在するが、あくまで顧客は里の中のエルフ達でありその需要は予想できる通りである。
RPGで言えばエルフの里はそこにしかない珍しい装備を売るお店があることが多い事もあり、隆人は現実的に納得はしているものの少し落胆気味である。
だが逆に衣や食のお店は充実している。様々な服飾関係のお店や食堂のようなお店が多く立ち並んでいる。
また、肉を売る店や野菜らしきものも売られている。このあたりは他の町と同じような光景である。
硬貨も普通に出回っている。おそらく外に出たエルフ達が持ち帰ったものなのであろうが、硬貨による交渉よりもブツブツ交換による商いが見られた。
どちらかといえば硬貨は現物での交換がすぐにできない時の保険といった感じである。
この里はまさに1つの里で世界が完結しているのである。外からの入手がない以上必要なものは里と森から生み出し、足りないものを交換で補う。そしてお互い協力をする。
その構造形態は隆人にとっても非常に興味深いものであった。
そしてエルフの人達も人当たりがよく、話かければ笑顔を返してくる。隆人達人間族が珍しいというのもあるが、それ以上に種族としての気質があるのだろう。
里を救うという依頼に対する隆人の気持ちが一段と強まったところで、
「魔物だ!魔物が襲撃してきたぞ!」
切羽詰まった声が里中に響き渡った。
(各話タイトルなるべく被らないように考えてはいるのですが、語彙力がたりなくてなかなか浮かばないことが多いんです汗)
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