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第5章 森王動乱
使い古されたネタ
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「あんちゃん、一体何者なんだい?あんな重たい跳ね橋を一人で降ろすなんて」
ズシンという重たい音とともに巨大な跳ね橋が降りる。重量物落下の衝撃で地響きと川の表面が勢いよく波打つ。
「俺?俺はリュート、ただのDランク冒険者だよ」
「Dランク冒険者?あんたの実力ならもっと上かと思ったんだが」
未だ地響きの余韻が残る中、おっかなびっくりという顔をしながら話しかけてくる。
実際、隆人はDランクに収まるものじゃないのだからあながち間違えではないのだが。
「たしかに、冒険者の実力ってのはランクだけで判断できるものじゃねぇからな。その様子なら相当高位の腕力強化系スキルを習得しているようだしな」
「まぁね。さっきもいったけど腕力には自信があるんだ」
隆人はニヤっと笑う。そして、降りた跳ね橋を悠々と渡り始める。同じく笑顔を浮かべて、ティナとロロノがその後に続いた。
「あんちゃん、その先の大森林で最近、魔物の大量発生とか魔力の乱れとか色々とおかしな事が起きてるらしいよ、気をつけるんだぜ?」
「ありがとう!そうさせてもらうよ」
そんな忠告を背に、隆人達は橋を渡り目的地への歩みを更に進めた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「リュート様、まさかあのバルディン橋を下ろしてしまうなんて思いませんでした」
「いやぁ、なんとかなるもんだね」
「さすが!なのです」
橋を越えてからしばらく、3人はニコニコと笑いながら歩を進める。次第に視界が変わっていき、右手側に緑が見えてきた。
「リュート様、右に見えるのが件の大森林です!といってもここから見えているのはほんの入り口なんですけどね。大森林はこのグランザム連合王国の中で最も大きい森林で、あまりの大きさから未だその全ては解明されていません。世界樹が生えている、や妖精の住処がある、龍種がいる、と言った噂が数多く存在します」
「なるほど、たしかにここから俺の視力でも果てが全く見えないね」
「ずーっと緑なのです」
隆人が目を凝らして右手に現れた深い森を見据える。隆人はかなり目はいい方であるがそれでも流石に王国最大の森の端など見えるはずもない、もちろんそれは獣人で隆人より遥かに視力の良いロロノも同等である。
「……それに、異変が起きてるってのは本当みたいだ、何やら森の奥から嫌なものを感じるよ」
「ロロノもいやーなかんじするのです!」
「ギルドの掲示板にあったあれですね?それに橋のところでも同じ話を聞きましたね。確かに魔力の乱れは感じられます」
ここまで色んなところで大森林の異変に関する情報を得てきた。その数々は須く悪いものであったが、実際にそこに訪れてみて、隆人とロロノの鋭い勘が事実だと告げる。ティナも一瞬だけ天霊眼を発動し、魔力視を使って、森林の魔力がおかしい事を感じ取った。
と、そんな事を話していると隆人がピクリと眉を動かす。少し遅れてロロノも反応する。
「……リュートさま、なのです」
「ロロノ、そこは別になのです要らないと思うよ?でもうん、感じたよ。この先で誰か襲われてるみたいだね」
「本当ですか!?2人とも流石の感知能力ですね」
「ロロノがいくのです!」
「うーん。時間がないみたいだし、俺がいくよ。『神速』」
どうやら、この道の先で何者かが襲撃されているらしい。それを察知した隆人がすぐさま身体強化と神速を発動。一気に加速する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「くっ、ここまでか。私には同胞達を助けてくれる者達を集めるという使命があるというのに!」
「「「ブォォォン」」」
豚頭に巨漢の身体、右手には鈍器を持ち巨漢の身体をつぎはぎの服で包む。オークと呼ばれる魔物である。
そんなオークが数体、取り囲むように立っており、その中心には鎧姿の女性が傷だらけで倒れており、オーク達は息を荒くしてその包囲を狭めていく。
「皆の命がけの助力でここまできたというのに、何という不覚!かくなる上は……殺せ!高潔なるエルフの騎士がこれ以上辱めを受けるなどという屈辱を受けるくらいであれば死んだ方がマシだ!」
「「「ブヒィ」」」
ボロボロの身でありながら、その女性は囲むオーク達に対し声を上げる。
既に立ち上がる力もないようであるがその目は死んでおらず、あくまで気丈に振る舞っている。
しかしオークの方はそんな事関係ないようで、囲みを狭めるのをやめ、ニヤニヤといやらしい視線で女性を見下ろす。その視線に嫌な予感を感じたようで女性が顔をしかめる。
そしてオークがその手を、動けない女性へと伸ばす。
「いやいや、まさかこんなところで本物のくっころを見ることになるなんてね……。王道の展開ではあるけど、流石に見過ごせないよ」
「ブヒッ!?」
しかしその手は空を切る。というより、手を伸ばしていたオークが突然崩れ落ちた。
「なっ!?貴様、どこから」
「ちょっと待ってて、話はその後だよ」
「「「ブォォ!」」」
仲間が殺されて、目の前に突然現れた男が脅威だと気づいたオークが隆人に突撃する。
動きの鈍いイメージのあるオークだが、その実Cランクに分類される魔物であり高い耐久力とパワーを有する。しかし隆人にとってそれは大した脅威ではなく、
「よいしょっと」
軽い声とともに隆人は構えたセロをくるりと一閃する。そして周囲を囲むオークの全ての首が飛び、包囲が崩れ去った。
「一丁上がり。大丈夫かい?」
一言つぶやき、隆人が後ろを振り向く。そして女性の元に駆け寄ると、回復をかけてやる。少しだけ動けるようになった女性が身体を起こす。
「どこの誰かわからんが感謝する。私はシルヴィア・クラリアンテ。エルフの騎士団長をしているものだ。我らが主よりとある重要任務を仰せつかり魔物の襲撃をかわしながら森を抜け、ここまで来たのだが追っ手により手負いとなりここまでかと思っておったのだ。貴殿の助力がなければ、私はここで使命も半ばで倒れ、我が一族は滅んでいただろう」
「歩いていたら襲われている気配をつかんでね、助かったならよかったよ。でもまさかエルフとはね、というか、やっぱりエルフは耳がとんがっているんだ」
その女性、シルヴィアは上半身だけ起こしたまま隆人にお礼を述べる、よく見ると耳がとんがっており、エルフの特徴的な耳であった。
ちなみに、エルフ族はこの世界に住む種族の一つであり、耳が長く尖っているのが特徴である。見目麗しい個体が多く、自然を愛し自然の恵みを受けている種族である。長命種であり、300年近く生きると言われている。
そんなエルフであるが、基本的に人里にはあまり近づかず、どこかに存在する隠れ里で主に生活していると言われている。
だからこそそんなエルフがこんなところで、いきなり現れたのだが隆人が驚くのだが。
「それだけ大事なのだ。騎士団長である私が里を出て人里に来なければならないほどの。そして、貴殿の実力、相当のものだとお見受けした。それを見込んで頼みがある」
「頼み?」
突然頭を下げ、頼みを聞いてくれという目の前のシルヴィアというエルフ。隆人は疑問符を浮かべて問い返した。
そしてシルヴィアは再び頭を地面につけるほど下げた。
「我がエルフ族を救ってくれ!」
(新キャラ登場です!ここからやっと本編も大きく進んで行きますよ!
それにしても99話にしてくっころネタとは……)
ズシンという重たい音とともに巨大な跳ね橋が降りる。重量物落下の衝撃で地響きと川の表面が勢いよく波打つ。
「俺?俺はリュート、ただのDランク冒険者だよ」
「Dランク冒険者?あんたの実力ならもっと上かと思ったんだが」
未だ地響きの余韻が残る中、おっかなびっくりという顔をしながら話しかけてくる。
実際、隆人はDランクに収まるものじゃないのだからあながち間違えではないのだが。
「たしかに、冒険者の実力ってのはランクだけで判断できるものじゃねぇからな。その様子なら相当高位の腕力強化系スキルを習得しているようだしな」
「まぁね。さっきもいったけど腕力には自信があるんだ」
隆人はニヤっと笑う。そして、降りた跳ね橋を悠々と渡り始める。同じく笑顔を浮かべて、ティナとロロノがその後に続いた。
「あんちゃん、その先の大森林で最近、魔物の大量発生とか魔力の乱れとか色々とおかしな事が起きてるらしいよ、気をつけるんだぜ?」
「ありがとう!そうさせてもらうよ」
そんな忠告を背に、隆人達は橋を渡り目的地への歩みを更に進めた。
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「リュート様、まさかあのバルディン橋を下ろしてしまうなんて思いませんでした」
「いやぁ、なんとかなるもんだね」
「さすが!なのです」
橋を越えてからしばらく、3人はニコニコと笑いながら歩を進める。次第に視界が変わっていき、右手側に緑が見えてきた。
「リュート様、右に見えるのが件の大森林です!といってもここから見えているのはほんの入り口なんですけどね。大森林はこのグランザム連合王国の中で最も大きい森林で、あまりの大きさから未だその全ては解明されていません。世界樹が生えている、や妖精の住処がある、龍種がいる、と言った噂が数多く存在します」
「なるほど、たしかにここから俺の視力でも果てが全く見えないね」
「ずーっと緑なのです」
隆人が目を凝らして右手に現れた深い森を見据える。隆人はかなり目はいい方であるがそれでも流石に王国最大の森の端など見えるはずもない、もちろんそれは獣人で隆人より遥かに視力の良いロロノも同等である。
「……それに、異変が起きてるってのは本当みたいだ、何やら森の奥から嫌なものを感じるよ」
「ロロノもいやーなかんじするのです!」
「ギルドの掲示板にあったあれですね?それに橋のところでも同じ話を聞きましたね。確かに魔力の乱れは感じられます」
ここまで色んなところで大森林の異変に関する情報を得てきた。その数々は須く悪いものであったが、実際にそこに訪れてみて、隆人とロロノの鋭い勘が事実だと告げる。ティナも一瞬だけ天霊眼を発動し、魔力視を使って、森林の魔力がおかしい事を感じ取った。
と、そんな事を話していると隆人がピクリと眉を動かす。少し遅れてロロノも反応する。
「……リュートさま、なのです」
「ロロノ、そこは別になのです要らないと思うよ?でもうん、感じたよ。この先で誰か襲われてるみたいだね」
「本当ですか!?2人とも流石の感知能力ですね」
「ロロノがいくのです!」
「うーん。時間がないみたいだし、俺がいくよ。『神速』」
どうやら、この道の先で何者かが襲撃されているらしい。それを察知した隆人がすぐさま身体強化と神速を発動。一気に加速する。
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「くっ、ここまでか。私には同胞達を助けてくれる者達を集めるという使命があるというのに!」
「「「ブォォォン」」」
豚頭に巨漢の身体、右手には鈍器を持ち巨漢の身体をつぎはぎの服で包む。オークと呼ばれる魔物である。
そんなオークが数体、取り囲むように立っており、その中心には鎧姿の女性が傷だらけで倒れており、オーク達は息を荒くしてその包囲を狭めていく。
「皆の命がけの助力でここまできたというのに、何という不覚!かくなる上は……殺せ!高潔なるエルフの騎士がこれ以上辱めを受けるなどという屈辱を受けるくらいであれば死んだ方がマシだ!」
「「「ブヒィ」」」
ボロボロの身でありながら、その女性は囲むオーク達に対し声を上げる。
既に立ち上がる力もないようであるがその目は死んでおらず、あくまで気丈に振る舞っている。
しかしオークの方はそんな事関係ないようで、囲みを狭めるのをやめ、ニヤニヤといやらしい視線で女性を見下ろす。その視線に嫌な予感を感じたようで女性が顔をしかめる。
そしてオークがその手を、動けない女性へと伸ばす。
「いやいや、まさかこんなところで本物のくっころを見ることになるなんてね……。王道の展開ではあるけど、流石に見過ごせないよ」
「ブヒッ!?」
しかしその手は空を切る。というより、手を伸ばしていたオークが突然崩れ落ちた。
「なっ!?貴様、どこから」
「ちょっと待ってて、話はその後だよ」
「「「ブォォ!」」」
仲間が殺されて、目の前に突然現れた男が脅威だと気づいたオークが隆人に突撃する。
動きの鈍いイメージのあるオークだが、その実Cランクに分類される魔物であり高い耐久力とパワーを有する。しかし隆人にとってそれは大した脅威ではなく、
「よいしょっと」
軽い声とともに隆人は構えたセロをくるりと一閃する。そして周囲を囲むオークの全ての首が飛び、包囲が崩れ去った。
「一丁上がり。大丈夫かい?」
一言つぶやき、隆人が後ろを振り向く。そして女性の元に駆け寄ると、回復をかけてやる。少しだけ動けるようになった女性が身体を起こす。
「どこの誰かわからんが感謝する。私はシルヴィア・クラリアンテ。エルフの騎士団長をしているものだ。我らが主よりとある重要任務を仰せつかり魔物の襲撃をかわしながら森を抜け、ここまで来たのだが追っ手により手負いとなりここまでかと思っておったのだ。貴殿の助力がなければ、私はここで使命も半ばで倒れ、我が一族は滅んでいただろう」
「歩いていたら襲われている気配をつかんでね、助かったならよかったよ。でもまさかエルフとはね、というか、やっぱりエルフは耳がとんがっているんだ」
その女性、シルヴィアは上半身だけ起こしたまま隆人にお礼を述べる、よく見ると耳がとんがっており、エルフの特徴的な耳であった。
ちなみに、エルフ族はこの世界に住む種族の一つであり、耳が長く尖っているのが特徴である。見目麗しい個体が多く、自然を愛し自然の恵みを受けている種族である。長命種であり、300年近く生きると言われている。
そんなエルフであるが、基本的に人里にはあまり近づかず、どこかに存在する隠れ里で主に生活していると言われている。
だからこそそんなエルフがこんなところで、いきなり現れたのだが隆人が驚くのだが。
「それだけ大事なのだ。騎士団長である私が里を出て人里に来なければならないほどの。そして、貴殿の実力、相当のものだとお見受けした。それを見込んで頼みがある」
「頼み?」
突然頭を下げ、頼みを聞いてくれという目の前のシルヴィアというエルフ。隆人は疑問符を浮かべて問い返した。
そしてシルヴィアは再び頭を地面につけるほど下げた。
「我がエルフ族を救ってくれ!」
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