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第5章 森王動乱
たまには馬鹿力を
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草を踏みしめ地をかける。風のようにかける足は絡み付こうとする雑草すら置き去りにする。
「ワォォォォォォォォン!!」
少女のかける正面に立つは体長1メートル超ほどの二足歩行の犬。俗にいうコボルトである。
体をところどころ穴があいた皮の鎧で包み、その手には刃こぼれしたサーベルのような物を握っている。
犬は目の前に飛び込んできた少女を得物で叩き潰そうと雄叫びと共に力一杯振り下ろす。
「そんな攻撃、当たりませんよ!?」
「ッガゥ」
華奢な少女の頭がコボルトの一撃によって潰される、その寸前に少女の姿が揺れ、コボルトの得物は少女の頭の横を通過する。
そのまますれ違うように両手に構えた剣を切り上げる。更に、そのまま背後に回り込んだ少女が、剣を横薙ぎに振るう。
少女が剣を振り抜き残心すると同時に剣によって切られた首が地面に落ちた。
「ティナ、これで全部かな?」
「そうですね。ロロノ、そっちはどうですか?」
「ぜんぶたおしたのですー」
少女ーーティナはフッと剣を軽く振り剣についた血を振り払い鞘にしまう。
そして問いかけた先のロロノも元気よく声を上げる。
彼女らの周囲には数十体程のコボルトが転がっていた。
「Dランク魔物のコボルトがこんなにたくさんとは、気づけてよかったですね」
「そうだね。ロロノの鼻と俺の気配探知に複数の反応があったから来てみて正解だったね」
「はい、この群れが村などに向かっていたらと思うとぞっとしますね」
王都に向けて歩を進めていた隆人達は、その道中で何か大勢の気配を掴んだ。気になってそちらへと足を向けたところ、そこにはコボルトが群れをなして草原を歩いていたのだ。
コボルトはDランクで分類される魔物で、耐久力などではオーク等の巨体の魔物には劣るが代わりに高い敏捷性で駆け回り獲物を襲う。またその見た目によらず攻撃力は高く、手に持った武器での攻撃による被害は多い。
そんなコボルトが群れで、しかも人里離れた魔物の巣ではなく、町や村を結ぶ道のすぐそばにいたのだ。Dランク魔物が数十体もいれば村1つ壊滅させるには過剰ですらある。
「それにしてもなんでこんな所にコボルトが群れを作っていたんだろうね」
「そうですね。コボルト達も手負いでしたし、何やら恐慌状態でした。どこかから逃げて来たのではないだろうか?」
「いきなりおそってきたのです!」
「たしかに、俺たちが顔を見せた途端切羽詰まって攻撃してきたからね。魔物は元から人間を襲うもよだけど、コボルト種はそれなりに理性がある魔物に分類されるからね」
「はい、力以上にその賢さがDランクたる所以とも言われていますからね」
基本的に知性のない魔物だが中にはそれなりに頭のいい魔物も存在する。上位のゴブリン種や狼種然りである。高い生存本能を持つ彼らは警戒や群れの意識などを持つ。
そしてコボルトはそんな魔物の一種であり、中でも警戒心の強い魔物である。
人間と出会ってもすぐに襲ってくるような真似はまずしない。力の差があれば逃げるという行動もとるような魔物であるのだ。
そんな魔物が隆人達に遭遇して特攻とは、それほどコボルトが追い詰められていたという事なのだろう。
「うーん、なんか不気味だね」
「そうですね何やら異常事態でも起きているのでしょうか」
「いやな予感なのです?」
一抹の不安を抱えながら、隆人達はササっと死体の処理をして、王都への道へと戻った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「流石にずっと同じ景色だと飽きてくるね」
「そうですね。もう数日は草と森と土の道ですし。……あ、でも確かそろそろ」
「音がきこえるのです!」
シャリエを出発して数日、村で補給をしたり、草むらで野宿したりと過ごしながらひたすらに進んできた。
「音?……ほんとだね。これは、水の流れる音かな」
「流石、獣人のロロノもそうですが隆人様も耳がいいですね。確かもうそろそろ川が見えてくるはずです」
「川?」
「おさかなさんいるのです?」
「はい。そしてその川にはバルディン橋という王都と公都シャリエを結ぶ橋がかかっていると聞きました」
緑一色の光景にそろそろ変化が欲しくなってきたこの旅路で川というのは非常に興味が湧く。
3人の歩調が少しだけ上がった。
「これがバルディン橋か……」
「おっきいのですー」
「確かに大きいんだけど、これさ」
「はい」
「上がってるよね。渡れないよね」
「……はい」
十数分ほど歩いた隆人達はやがてその川に辿りつく。そこは川幅50メートルはありそうな、隆人の前世の地球では大河と呼ばれてもいいものであった。
そしてそこにはティナの言葉通り巨大な橋がかかっており、長さもさることながら、横に広いその橋は馬車の通行なども想定しているのだろう。人が20人ほど手を繋いで広がっても通れるであろうほどであった。
しかし、1つ問題があった。その橋はそのサイズにもかかわらず跳ね橋であり、それが完全に上がっているのだ。片側で30メートル近い橋がそり立っている光景はなかなかにインパクトのあるものであった。
「うーん何かあったのかな?あの、すみません」
「ん?なんだいあんちゃん、ここを通りたいのか?残念だがしばらくは無理そうだよ。その橋は魔力で動かしているんだが、故障しちまったらしくてね」
なんとこの橋自体が魔道具の一種のようで、魔力を使って巨大な橋を上げ下げしているのだ。元となる構造は機械仕掛けの跳ね橋だが、その動力部には魔力が使用されるようになっている。
ファンタジー世界特有の技術に隆人が驚きをみせる。そして確かに奥を見ると、橋の根元のあたりで煙が上がっている。ティナが「天霊眼」を発動し視ると、橋の根元を中心に魔力が乱れていた。どうやら魔道具としての術式の方に問題があったらしい。
「それなら仕方ないか、2人とも少し待っててね。あの橋ちょっと下ろしてくるよ」
「?何するつもりだい?」
「魔力でだめなら力で下ろしてみようかとね」
「こんな大きな橋を人の手で降ろすなんて不可能だよ。大人数十人は必要だ」
「大丈夫、これでも腕力に自信はあってね」
そう言いつつ橋に近づいた隆人は上げ下げをコントロールする棒状の機械を握る。
その棒はがっちりと固定されたかのように動かないが、隆人は更に力を込める。
「身体強化、『剛力』」
隆人の身体をオーラが包み、すぐに収束する。隆人はそのまま力一杯棒を押した。
「よっこいしょっ!」
ギギギギ……
「おいおい、あのあんちゃんなんて馬鹿力だよ」
そして鈍い音を立てながら橋は少しずつ倒れていき、そして完全に降りきった。
(似たような場面が続きますが、少しずつ本章のメインへと近づいていってます)
「ワォォォォォォォォン!!」
少女のかける正面に立つは体長1メートル超ほどの二足歩行の犬。俗にいうコボルトである。
体をところどころ穴があいた皮の鎧で包み、その手には刃こぼれしたサーベルのような物を握っている。
犬は目の前に飛び込んできた少女を得物で叩き潰そうと雄叫びと共に力一杯振り下ろす。
「そんな攻撃、当たりませんよ!?」
「ッガゥ」
華奢な少女の頭がコボルトの一撃によって潰される、その寸前に少女の姿が揺れ、コボルトの得物は少女の頭の横を通過する。
そのまますれ違うように両手に構えた剣を切り上げる。更に、そのまま背後に回り込んだ少女が、剣を横薙ぎに振るう。
少女が剣を振り抜き残心すると同時に剣によって切られた首が地面に落ちた。
「ティナ、これで全部かな?」
「そうですね。ロロノ、そっちはどうですか?」
「ぜんぶたおしたのですー」
少女ーーティナはフッと剣を軽く振り剣についた血を振り払い鞘にしまう。
そして問いかけた先のロロノも元気よく声を上げる。
彼女らの周囲には数十体程のコボルトが転がっていた。
「Dランク魔物のコボルトがこんなにたくさんとは、気づけてよかったですね」
「そうだね。ロロノの鼻と俺の気配探知に複数の反応があったから来てみて正解だったね」
「はい、この群れが村などに向かっていたらと思うとぞっとしますね」
王都に向けて歩を進めていた隆人達は、その道中で何か大勢の気配を掴んだ。気になってそちらへと足を向けたところ、そこにはコボルトが群れをなして草原を歩いていたのだ。
コボルトはDランクで分類される魔物で、耐久力などではオーク等の巨体の魔物には劣るが代わりに高い敏捷性で駆け回り獲物を襲う。またその見た目によらず攻撃力は高く、手に持った武器での攻撃による被害は多い。
そんなコボルトが群れで、しかも人里離れた魔物の巣ではなく、町や村を結ぶ道のすぐそばにいたのだ。Dランク魔物が数十体もいれば村1つ壊滅させるには過剰ですらある。
「それにしてもなんでこんな所にコボルトが群れを作っていたんだろうね」
「そうですね。コボルト達も手負いでしたし、何やら恐慌状態でした。どこかから逃げて来たのではないだろうか?」
「いきなりおそってきたのです!」
「たしかに、俺たちが顔を見せた途端切羽詰まって攻撃してきたからね。魔物は元から人間を襲うもよだけど、コボルト種はそれなりに理性がある魔物に分類されるからね」
「はい、力以上にその賢さがDランクたる所以とも言われていますからね」
基本的に知性のない魔物だが中にはそれなりに頭のいい魔物も存在する。上位のゴブリン種や狼種然りである。高い生存本能を持つ彼らは警戒や群れの意識などを持つ。
そしてコボルトはそんな魔物の一種であり、中でも警戒心の強い魔物である。
人間と出会ってもすぐに襲ってくるような真似はまずしない。力の差があれば逃げるという行動もとるような魔物であるのだ。
そんな魔物が隆人達に遭遇して特攻とは、それほどコボルトが追い詰められていたという事なのだろう。
「うーん、なんか不気味だね」
「そうですね何やら異常事態でも起きているのでしょうか」
「いやな予感なのです?」
一抹の不安を抱えながら、隆人達はササっと死体の処理をして、王都への道へと戻った。
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「流石にずっと同じ景色だと飽きてくるね」
「そうですね。もう数日は草と森と土の道ですし。……あ、でも確かそろそろ」
「音がきこえるのです!」
シャリエを出発して数日、村で補給をしたり、草むらで野宿したりと過ごしながらひたすらに進んできた。
「音?……ほんとだね。これは、水の流れる音かな」
「流石、獣人のロロノもそうですが隆人様も耳がいいですね。確かもうそろそろ川が見えてくるはずです」
「川?」
「おさかなさんいるのです?」
「はい。そしてその川にはバルディン橋という王都と公都シャリエを結ぶ橋がかかっていると聞きました」
緑一色の光景にそろそろ変化が欲しくなってきたこの旅路で川というのは非常に興味が湧く。
3人の歩調が少しだけ上がった。
「これがバルディン橋か……」
「おっきいのですー」
「確かに大きいんだけど、これさ」
「はい」
「上がってるよね。渡れないよね」
「……はい」
十数分ほど歩いた隆人達はやがてその川に辿りつく。そこは川幅50メートルはありそうな、隆人の前世の地球では大河と呼ばれてもいいものであった。
そしてそこにはティナの言葉通り巨大な橋がかかっており、長さもさることながら、横に広いその橋は馬車の通行なども想定しているのだろう。人が20人ほど手を繋いで広がっても通れるであろうほどであった。
しかし、1つ問題があった。その橋はそのサイズにもかかわらず跳ね橋であり、それが完全に上がっているのだ。片側で30メートル近い橋がそり立っている光景はなかなかにインパクトのあるものであった。
「うーん何かあったのかな?あの、すみません」
「ん?なんだいあんちゃん、ここを通りたいのか?残念だがしばらくは無理そうだよ。その橋は魔力で動かしているんだが、故障しちまったらしくてね」
なんとこの橋自体が魔道具の一種のようで、魔力を使って巨大な橋を上げ下げしているのだ。元となる構造は機械仕掛けの跳ね橋だが、その動力部には魔力が使用されるようになっている。
ファンタジー世界特有の技術に隆人が驚きをみせる。そして確かに奥を見ると、橋の根元のあたりで煙が上がっている。ティナが「天霊眼」を発動し視ると、橋の根元を中心に魔力が乱れていた。どうやら魔道具としての術式の方に問題があったらしい。
「それなら仕方ないか、2人とも少し待っててね。あの橋ちょっと下ろしてくるよ」
「?何するつもりだい?」
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「大丈夫、これでも腕力に自信はあってね」
そう言いつつ橋に近づいた隆人は上げ下げをコントロールする棒状の機械を握る。
その棒はがっちりと固定されたかのように動かないが、隆人は更に力を込める。
「身体強化、『剛力』」
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「よっこいしょっ!」
ギギギギ……
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