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第5章 森王動乱
胸を貸してあげるよ
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早朝、まだ陽が遠くの山から頭を出したばかりの刻に、青い風が空を切る。
なにかが豪速で振るわれる音が絶えず繰り返される。よく耳を澄ますと、ほんの微かにではあるが地面の草とが擦れる音が混ざっている。
その中心、隆人は目にも留まらぬ速度で地を蹴り、身を翻し剣を振るう。右手に握られたセロと左手に握られた氷河の剣が空中に青い線を無数に描く。
ほぼ無音で超速剣舞が開かれる。
迷宮都市では日課にしていたイメージトレーニングでの修練。自分の想像で生み出した仮想敵との真剣勝負。
より高みを目指すその修練は、しかしディアラを出発してからはその修練も行えなかった。
シャリエへの旅路では「蒼翼」のメンバーが常にいた為に、そしてシャリエについてからは朝はずっと牢屋にいた為に修練などする場合ではなかった。というかそんな事をすれば牢屋が壊れる。
そんなこんなで、かれこれディアラ以来の修練であった。
しかしそんな久々の修練も終わりを告げる。凄まじい速度で飛び回る隆人が、突然ピタリとその動きを止める。
剣を納め、軽く着地した。
「ごめんね、起こしちゃったかな?」
振り返らずに呟く。いつのまにか隆人の後ろには2つの人影があった。
「いえ、少し早く起きてしまっただけですよ。そしたら何か動体の気配がありましたので」
「ピン!ときたのです」
どうやら、朝早く修練する隆人の気配をティナとロロノは察知したのだろう。
「うーん、気配も音も消していたつもりだったんだけど、それに野営場からかなり距離はあるはずなんだよね。甘かったかな」
事実、隆人は修練の間、音と気配を消していた。魔窟たる大迷宮の底で磨き抜かれた隆人の隠形。
身体の動き、揺れ、筋肉の力加減すら完璧に支配する事で衝撃を吸収する体術は生み出す音を消し、気配を探る術を高めた隆人はまた自らの気配を消すことをもこなす。
その本気の隠形は常人相手であれば視認するその瞬間まで存在を悟らせない程のものである。
流石に修練の音消し程度に本気の隠形は使ってはいないが、それに近しい程度には使用している。それをティナとロロノは破ったのである。
「リュート様、こんな時間に修練ですか」
「まぁね」
照れ臭そうに隆人が笑う、あまり努力している姿を見せない隆人にとって、修練の姿を見られるのは少々気恥ずかしさがあるものであった。
「今度からは私たちも誘っていただけませんか?」
「ロロノもやりたいのです」
「……まぁ、知られちゃったなら仕方ないよね。わかったよ、今度からはみんなでやろうか」
隆人の言葉にティナとロロノがガッツポーズする。
そんな姿を横目にニヤリと笑う。
「さて、それはそうと2人とも、せっかくだから1つ提案があるんだけど」
「提案、ですか?」
「うん、せっかくだから"手合わせ"してみない?」
隆人のニヤリ笑いにはいつも無茶が投げられると察しているティナが嫌な予感を体現するかの顔を見せるが、隆人の言葉はいい意味でも悪い意味でも予想外であった。
「2人も強くなったしね、一度試合ってみるのもありだと思うんだよ。ティナの新しい力もきになるからね」
「そうですね……たしかに私も今の自分の力を確かめたいとは思っていました。いい機会なのかもしれませんね。ロロノはどうですか?」
「ロロノもやりたいのです!ティナさま!」
隆人の手合わせの提案に、ティナもロロノも好印象を見せる。
「よし、じゃあ決まりだね!さぁ2人とも準備して、胸を貸してあげるよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「俺は身体強化は使わないよ。流石にそれは公正にかけるからね。あと武器はこれを使う。『放出』」
そう言って隆人がセロを戻し、ストレージから白い短剣、熊爪の短剣を出す。
「リュート様、ユニークスキルも愛剣も使わないとは流石にこちらが有利過ぎではありませんか?」
「そう思うのはいいけれど、油断していると一瞬で試合が決まっちゃうよ」
「む、いいですよ!そこまで言うなら本気で行きますからね!行きますよ、ロロノ」
「はいなのです」
隆人の言葉にむっとした表情を見せたティナが、精霊剣を構える。ロロノも銀羽槍を構えて、ティナの少し前に立つ。
「そうだ、何か目標があった方がいいよね。俺に一太刀入れられたら、2人にこれをあげよう」
そう言って隆人がストレージから何かを取り出す。それは肉塊であった。
見るからに美味しそうな肉である。
「リュート様、それは?」
「巨飛竜の霜降り肉だよ。この前の戦いで少しだけ取れたんだ。飛竜の肉は格別でね、あの巨飛竜のとなればその味は果たしてどうだろうね」
ゴクリとティナとロロノの喉がなる。かなり食にこだわりも持つ隆人がそこまでいう程の肉、相当に美味いのだと容易に想像がつく。
褒美としてはこれ以上ない程に2人をかき立てた。
「よし、やる気上がったみたいだね。じゃあ試合と行こうか」
「絶対負けませんよ!」
「おにくなのです」
隆人の言葉で更にやる気の出したロロノが、地面を蹴り試合の開幕を告げる。
今や速度だけであれば素の隆人にすら届くロロノがその健脚で隆人に迫る。ご丁寧に銀羽槍には魔力を流し魔力槍の状態である。
「うおっと、ロロノも上がったステータスに身体が慣れてきたみたいだね、特訓の時より更に速くなってるよ」
「リュートさまかくごなのです!」
ロロノの攻め立てるよつな槍術を、隆人がその場から動く事なく熊爪の短剣で受ける。
まともに受ければ短剣の方が折れるような武器の力を、威力を分散させる事で迫合いを見せる。
「相手はロロノだけではありませんよ!」
「むっ」
「くるんなのです」
間断なく繰り出される隆人への槍の一撃、しかしその一撃が1つ、欠ける。これまでの攻撃そのものをフェイントとして、ロロノの裏からティナが精霊剣を構えた状態で飛び出す。
その攻撃に反応してみせた隆人が、脇から抜け出るような体のひねりと共に短剣を繰り出す。
精霊剣の振り上げを紙一重を見切ってかわし、その剣の腹を短剣でうちすえる。
「『炎弾』!」
「『エアバレッド』」
隆人とティナの周囲で爆炎。ティナが攻撃を弾かれると同時に発動した無詠唱での炎弾を、同じく無詠唱で発動した隆人のエアバレッドが迎撃したのだ。
高レベルの2人を相手にしながらも、襲いくる魔法を正確に撃ち抜く。普段あまり魔法は使用しない隆人だがその技量は揺るがない。
「〈風よ〉『ウインドカッター』」
「!っ『魔力剣・爆』」
さらに追撃のように繰り出された隆人のウインドカッターをティナが魔力を流した精霊剣でもって打ち据える。
流した少量の魔力をウインドカッターの着弾と同時に爆発させ相殺する。
そのまま余波の勢いを利用してティナが後退する。追いかけようとする隆人を、ロロノが牽制し抑える。
「やはりお強いですねリュート様。私も遠慮している場合ではないようですね。いきます!『天霊眼』!」
ティナが声を上げると共に、その眼が輝いていく。そしてまるで魔力が服を纏うかのように濃密に絡みついていく。
「リュート様、本番はここからですよ!」
(予定には無かったティナロロノ対隆人の手合わせですが、急遽差し込ませて頂きました。
7時投稿でもすぐにしおりを移動してくれる方もいるようでとても嬉しいです)
なにかが豪速で振るわれる音が絶えず繰り返される。よく耳を澄ますと、ほんの微かにではあるが地面の草とが擦れる音が混ざっている。
その中心、隆人は目にも留まらぬ速度で地を蹴り、身を翻し剣を振るう。右手に握られたセロと左手に握られた氷河の剣が空中に青い線を無数に描く。
ほぼ無音で超速剣舞が開かれる。
迷宮都市では日課にしていたイメージトレーニングでの修練。自分の想像で生み出した仮想敵との真剣勝負。
より高みを目指すその修練は、しかしディアラを出発してからはその修練も行えなかった。
シャリエへの旅路では「蒼翼」のメンバーが常にいた為に、そしてシャリエについてからは朝はずっと牢屋にいた為に修練などする場合ではなかった。というかそんな事をすれば牢屋が壊れる。
そんなこんなで、かれこれディアラ以来の修練であった。
しかしそんな久々の修練も終わりを告げる。凄まじい速度で飛び回る隆人が、突然ピタリとその動きを止める。
剣を納め、軽く着地した。
「ごめんね、起こしちゃったかな?」
振り返らずに呟く。いつのまにか隆人の後ろには2つの人影があった。
「いえ、少し早く起きてしまっただけですよ。そしたら何か動体の気配がありましたので」
「ピン!ときたのです」
どうやら、朝早く修練する隆人の気配をティナとロロノは察知したのだろう。
「うーん、気配も音も消していたつもりだったんだけど、それに野営場からかなり距離はあるはずなんだよね。甘かったかな」
事実、隆人は修練の間、音と気配を消していた。魔窟たる大迷宮の底で磨き抜かれた隆人の隠形。
身体の動き、揺れ、筋肉の力加減すら完璧に支配する事で衝撃を吸収する体術は生み出す音を消し、気配を探る術を高めた隆人はまた自らの気配を消すことをもこなす。
その本気の隠形は常人相手であれば視認するその瞬間まで存在を悟らせない程のものである。
流石に修練の音消し程度に本気の隠形は使ってはいないが、それに近しい程度には使用している。それをティナとロロノは破ったのである。
「リュート様、こんな時間に修練ですか」
「まぁね」
照れ臭そうに隆人が笑う、あまり努力している姿を見せない隆人にとって、修練の姿を見られるのは少々気恥ずかしさがあるものであった。
「今度からは私たちも誘っていただけませんか?」
「ロロノもやりたいのです」
「……まぁ、知られちゃったなら仕方ないよね。わかったよ、今度からはみんなでやろうか」
隆人の言葉にティナとロロノがガッツポーズする。
そんな姿を横目にニヤリと笑う。
「さて、それはそうと2人とも、せっかくだから1つ提案があるんだけど」
「提案、ですか?」
「うん、せっかくだから"手合わせ"してみない?」
隆人のニヤリ笑いにはいつも無茶が投げられると察しているティナが嫌な予感を体現するかの顔を見せるが、隆人の言葉はいい意味でも悪い意味でも予想外であった。
「2人も強くなったしね、一度試合ってみるのもありだと思うんだよ。ティナの新しい力もきになるからね」
「そうですね……たしかに私も今の自分の力を確かめたいとは思っていました。いい機会なのかもしれませんね。ロロノはどうですか?」
「ロロノもやりたいのです!ティナさま!」
隆人の手合わせの提案に、ティナもロロノも好印象を見せる。
「よし、じゃあ決まりだね!さぁ2人とも準備して、胸を貸してあげるよ」
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「俺は身体強化は使わないよ。流石にそれは公正にかけるからね。あと武器はこれを使う。『放出』」
そう言って隆人がセロを戻し、ストレージから白い短剣、熊爪の短剣を出す。
「リュート様、ユニークスキルも愛剣も使わないとは流石にこちらが有利過ぎではありませんか?」
「そう思うのはいいけれど、油断していると一瞬で試合が決まっちゃうよ」
「む、いいですよ!そこまで言うなら本気で行きますからね!行きますよ、ロロノ」
「はいなのです」
隆人の言葉にむっとした表情を見せたティナが、精霊剣を構える。ロロノも銀羽槍を構えて、ティナの少し前に立つ。
「そうだ、何か目標があった方がいいよね。俺に一太刀入れられたら、2人にこれをあげよう」
そう言って隆人がストレージから何かを取り出す。それは肉塊であった。
見るからに美味しそうな肉である。
「リュート様、それは?」
「巨飛竜の霜降り肉だよ。この前の戦いで少しだけ取れたんだ。飛竜の肉は格別でね、あの巨飛竜のとなればその味は果たしてどうだろうね」
ゴクリとティナとロロノの喉がなる。かなり食にこだわりも持つ隆人がそこまでいう程の肉、相当に美味いのだと容易に想像がつく。
褒美としてはこれ以上ない程に2人をかき立てた。
「よし、やる気上がったみたいだね。じゃあ試合と行こうか」
「絶対負けませんよ!」
「おにくなのです」
隆人の言葉で更にやる気の出したロロノが、地面を蹴り試合の開幕を告げる。
今や速度だけであれば素の隆人にすら届くロロノがその健脚で隆人に迫る。ご丁寧に銀羽槍には魔力を流し魔力槍の状態である。
「うおっと、ロロノも上がったステータスに身体が慣れてきたみたいだね、特訓の時より更に速くなってるよ」
「リュートさまかくごなのです!」
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精霊剣の振り上げを紙一重を見切ってかわし、その剣の腹を短剣でうちすえる。
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「『エアバレッド』」
隆人とティナの周囲で爆炎。ティナが攻撃を弾かれると同時に発動した無詠唱での炎弾を、同じく無詠唱で発動した隆人のエアバレッドが迎撃したのだ。
高レベルの2人を相手にしながらも、襲いくる魔法を正確に撃ち抜く。普段あまり魔法は使用しない隆人だがその技量は揺るがない。
「〈風よ〉『ウインドカッター』」
「!っ『魔力剣・爆』」
さらに追撃のように繰り出された隆人のウインドカッターをティナが魔力を流した精霊剣でもって打ち据える。
流した少量の魔力をウインドカッターの着弾と同時に爆発させ相殺する。
そのまま余波の勢いを利用してティナが後退する。追いかけようとする隆人を、ロロノが牽制し抑える。
「やはりお強いですねリュート様。私も遠慮している場合ではないようですね。いきます!『天霊眼』!」
ティナが声を上げると共に、その眼が輝いていく。そしてまるで魔力が服を纏うかのように濃密に絡みついていく。
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