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第4章 一通の手紙と令嬢の定め
公都シャリエ
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(グランザム連合王国では爵位は公爵>侯爵>伯爵>子爵>男爵の五段階で、いくつかの例外を除いてこの順に強い力を有していると言われています)
「うわっ、これは……予想以上だね」
「おっきいのですー」
馬車の窓から外を眺めながら、ロロノと隆人は感嘆の声を発っする。検問を「蒼翼」の顔パスで通過し、高い城壁の中にある巨大な扉をくぐった先に、シャリエ公爵領の公都が広がる。
外界と繋がる大門から一直線に続く街道。その両脇にはたくさんの店々が所狭しと詰め込まれている。そのどれもがほかに負けじと店員が声を張り上げている。
一目で活気があることがわかる。迷宮都市ディアラも確かに相当栄えていたが、この公都はそれを大きく上回る。ざっと見回しても規模だけで倍はあるだろう。
その景観は壮大で反映を映していた。
「本当ですね。私もこの街を見たのは一度だけ、しかも夜だったので。昼間はこんなにも栄えているんですね」
ティナが自嘲気味につぶやく。ティナがこの街に住んでいた頃はほぼ軟禁に近いほどの箱入り娘で街に出たことなど殆ど無く、唯一自分の意思で外に出た時は夜。しかも家出中で暗闇の隠れながら駆け抜けたので、周囲など見る余裕もなかったのだ。
ティナにとっては故郷でありながら初めてくる街のような不思議な感覚になっているのだろう。
「少しいいか?」
「はい、なんでしょうか」
と、そんな会話を交わしている隆人達3人のいる荷台に、外から男が1人顔を出してくる。隆人、というよりティナの護衛でありBランクパーティ「蒼翼」のリーダーである。
基本的に、彼がこちら側との窓口役をやっている。
「これからのことについてだ。とりあえず公都には着いたが、クリスティーナ様達にはこのまままっすぐシャリエ公爵邸へと向かってもらう。既にオズワルド様には早馬でこちらの到着時間は伝えているので、ほぼ待たずに謁見となるだろう」
「……わかりました」
正直言えばこのまま下りて街で散策したいというのがティナ始め3人の共通の気持ちである。これまでに無い大都市に3人の気持ちは上がっていた。
しかし、流石にそんな理由でティナの父親を待たせるわけには行かないし、今回この街を訪れたのは観光の為ではない。むしろこれからが大一番なのだ。
ティナはこれから待つ展開を覚悟しゴクリと息を飲む。そこに隆人が近づき、肩に手を置いて笑う。
「大丈夫だよ、親御さんを説得に行くだけ。戦争するわけじゃないんだからね。サクッと終わらせてその後この街の散策でもしよう!」
「はい……そうですね!ありがとうございます」
そして気持ちを入れ直したティナが頷いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ここに来るのも久しぶりです……」
「それじゃあ、俺たちはここまでだ。すぐに迎えの人が来るから、その人について行ってくれ」
「わかりました。ありがとうございました」
街道を進むこと数分、ひときわ大きな邸宅に突き当たる。この公都は、迷宮を中央として円形に広がっていたディアラとは違って整然とした構造の街であり、真ん中を貫くような太い街道から外に外に広がるような構造をしている。一軒一軒の区画もしっかりと管理されているようで格子状に張り巡らされている。
そしてその街道を真っ直ぐに進むと目の前に見えてくるのが公爵であるシャリエ家の邸宅。この都市、ひいてはこの領地の中心である。
何やら前世で似たような構造があったような。隆人はそんな既視感すら覚えた。
ともかく、公都とは名実ともにシャリエ公爵家を中心とした大都市なのである。
「お久しぶりでございます。クリスティーナ様」
「あっ!じぃや!久しぶりですね」
「クリスティーナ様のご帰還心より嬉しく思います。それと人前でじぃやはやめて下さいませんか?」
「じぃやは相変わらず堅苦しいのですね」
3人が馬車から下りてすぐに、邸宅の門が開き中から老紳士然とした風貌の男がやってくる。
老紳士はすぐ近くまでくるとこちらに一礼する。その所作は驚くほど洗練されていた。
「後ろのお二方が連絡にあったクリスティーナ様のお連れの方々ですね。私めはセバス。このシャリエ公爵家の執事をさせていただいております」
「はじめましてセバスさん。俺は隆人といいます」
「ロロノなのです」
こちらに向け再び頭を下げる老紳士ーーセバスに、隆人とロロノが挨拶を返す。
どうやらセバスはシャリエ公爵家に仕える執事らしい。なるほど、そう考えれば確かに先ほどの洗練された所作にも納得がいく。
更によく観察するとその挙動一つ一つに隙がない。セバス自身もかなりの手練れであるのだろう。おそらく有事の際には公爵にとって信頼できる戦力になるのだろう。
しかし実力を隠す老執事、しかも名前がセバスとは、偶然なのであろうが、生前色々なサブカルチャーを見ていた隆人には覚えがありすぎて思わず苦笑いする。
「それでは皆様、旦那様が執務室でお待ちです。案内致します」
「お願いしますね、じぃや」
そんな隆人をよそに、セバスは先導するように邸宅へと入っていく。ティナがその後につづき、隆人とロロノが更にその後ろを追いかけた。
邸宅の中は流石とも言える調度品の数々であり、廊下に飾られた物でさえ、美術的観察力のほぼ皆無の隆人ですら一目で高級品だとわかる。
何度かメイドともすれ違った。皆、所作が磨き抜かれており、隆人は歩きながら何度も驚きを浮かべていた。
「ここが執務室です。中で旦那様がお待ちです。くれぐれも粗相のないように」
「はい。行こうか、2人とも」
セバスに通された3人は建物の中の部屋の一つへと案内された。この中にティナのお父さんがいる。隆人も流石に緊張した面持ちである。
トントン
「旦那様、クリスティーナ様とお連れ様が参られました」
「……通してくれ」
「失礼します」
中から響く厳かな声、しかし臆することなく3人は中に入っていく。
「クリスティーナ。久しぶりだな」
「……はい。お父様」
ドアを開けると中には壮年の男性がソファに座っていた。その男性はこちらに目を向けるとティナに視線を合わせ口を開く。
ティナも答えるが、その挨拶は家族再開の温かみとは程遠いものであった。
「5年間も家を出て何をしていた、と言いたいところだがまずその前に」
「?」
「お前たち!この者達を捕らえよ!」
バタン!と扉が勢いよく開き、数人の屈強な男たちが中に入ってくる。そしてその男達はティナのすぐ後ろで立っていた隆人とロロノをそのまま捕らえたのであった。
「うわっ、これは……予想以上だね」
「おっきいのですー」
馬車の窓から外を眺めながら、ロロノと隆人は感嘆の声を発っする。検問を「蒼翼」の顔パスで通過し、高い城壁の中にある巨大な扉をくぐった先に、シャリエ公爵領の公都が広がる。
外界と繋がる大門から一直線に続く街道。その両脇にはたくさんの店々が所狭しと詰め込まれている。そのどれもがほかに負けじと店員が声を張り上げている。
一目で活気があることがわかる。迷宮都市ディアラも確かに相当栄えていたが、この公都はそれを大きく上回る。ざっと見回しても規模だけで倍はあるだろう。
その景観は壮大で反映を映していた。
「本当ですね。私もこの街を見たのは一度だけ、しかも夜だったので。昼間はこんなにも栄えているんですね」
ティナが自嘲気味につぶやく。ティナがこの街に住んでいた頃はほぼ軟禁に近いほどの箱入り娘で街に出たことなど殆ど無く、唯一自分の意思で外に出た時は夜。しかも家出中で暗闇の隠れながら駆け抜けたので、周囲など見る余裕もなかったのだ。
ティナにとっては故郷でありながら初めてくる街のような不思議な感覚になっているのだろう。
「少しいいか?」
「はい、なんでしょうか」
と、そんな会話を交わしている隆人達3人のいる荷台に、外から男が1人顔を出してくる。隆人、というよりティナの護衛でありBランクパーティ「蒼翼」のリーダーである。
基本的に、彼がこちら側との窓口役をやっている。
「これからのことについてだ。とりあえず公都には着いたが、クリスティーナ様達にはこのまままっすぐシャリエ公爵邸へと向かってもらう。既にオズワルド様には早馬でこちらの到着時間は伝えているので、ほぼ待たずに謁見となるだろう」
「……わかりました」
正直言えばこのまま下りて街で散策したいというのがティナ始め3人の共通の気持ちである。これまでに無い大都市に3人の気持ちは上がっていた。
しかし、流石にそんな理由でティナの父親を待たせるわけには行かないし、今回この街を訪れたのは観光の為ではない。むしろこれからが大一番なのだ。
ティナはこれから待つ展開を覚悟しゴクリと息を飲む。そこに隆人が近づき、肩に手を置いて笑う。
「大丈夫だよ、親御さんを説得に行くだけ。戦争するわけじゃないんだからね。サクッと終わらせてその後この街の散策でもしよう!」
「はい……そうですね!ありがとうございます」
そして気持ちを入れ直したティナが頷いた。
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「ここに来るのも久しぶりです……」
「それじゃあ、俺たちはここまでだ。すぐに迎えの人が来るから、その人について行ってくれ」
「わかりました。ありがとうございました」
街道を進むこと数分、ひときわ大きな邸宅に突き当たる。この公都は、迷宮を中央として円形に広がっていたディアラとは違って整然とした構造の街であり、真ん中を貫くような太い街道から外に外に広がるような構造をしている。一軒一軒の区画もしっかりと管理されているようで格子状に張り巡らされている。
そしてその街道を真っ直ぐに進むと目の前に見えてくるのが公爵であるシャリエ家の邸宅。この都市、ひいてはこの領地の中心である。
何やら前世で似たような構造があったような。隆人はそんな既視感すら覚えた。
ともかく、公都とは名実ともにシャリエ公爵家を中心とした大都市なのである。
「お久しぶりでございます。クリスティーナ様」
「あっ!じぃや!久しぶりですね」
「クリスティーナ様のご帰還心より嬉しく思います。それと人前でじぃやはやめて下さいませんか?」
「じぃやは相変わらず堅苦しいのですね」
3人が馬車から下りてすぐに、邸宅の門が開き中から老紳士然とした風貌の男がやってくる。
老紳士はすぐ近くまでくるとこちらに一礼する。その所作は驚くほど洗練されていた。
「後ろのお二方が連絡にあったクリスティーナ様のお連れの方々ですね。私めはセバス。このシャリエ公爵家の執事をさせていただいております」
「はじめましてセバスさん。俺は隆人といいます」
「ロロノなのです」
こちらに向け再び頭を下げる老紳士ーーセバスに、隆人とロロノが挨拶を返す。
どうやらセバスはシャリエ公爵家に仕える執事らしい。なるほど、そう考えれば確かに先ほどの洗練された所作にも納得がいく。
更によく観察するとその挙動一つ一つに隙がない。セバス自身もかなりの手練れであるのだろう。おそらく有事の際には公爵にとって信頼できる戦力になるのだろう。
しかし実力を隠す老執事、しかも名前がセバスとは、偶然なのであろうが、生前色々なサブカルチャーを見ていた隆人には覚えがありすぎて思わず苦笑いする。
「それでは皆様、旦那様が執務室でお待ちです。案内致します」
「お願いしますね、じぃや」
そんな隆人をよそに、セバスは先導するように邸宅へと入っていく。ティナがその後につづき、隆人とロロノが更にその後ろを追いかけた。
邸宅の中は流石とも言える調度品の数々であり、廊下に飾られた物でさえ、美術的観察力のほぼ皆無の隆人ですら一目で高級品だとわかる。
何度かメイドともすれ違った。皆、所作が磨き抜かれており、隆人は歩きながら何度も驚きを浮かべていた。
「ここが執務室です。中で旦那様がお待ちです。くれぐれも粗相のないように」
「はい。行こうか、2人とも」
セバスに通された3人は建物の中の部屋の一つへと案内された。この中にティナのお父さんがいる。隆人も流石に緊張した面持ちである。
トントン
「旦那様、クリスティーナ様とお連れ様が参られました」
「……通してくれ」
「失礼します」
中から響く厳かな声、しかし臆することなく3人は中に入っていく。
「クリスティーナ。久しぶりだな」
「……はい。お父様」
ドアを開けると中には壮年の男性がソファに座っていた。その男性はこちらに目を向けるとティナに視線を合わせ口を開く。
ティナも答えるが、その挨拶は家族再開の温かみとは程遠いものであった。
「5年間も家を出て何をしていた、と言いたいところだがまずその前に」
「?」
「お前たち!この者達を捕らえよ!」
バタン!と扉が勢いよく開き、数人の屈強な男たちが中に入ってくる。そしてその男達はティナのすぐ後ろで立っていた隆人とロロノをそのまま捕らえたのであった。
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